が、資源管理とその前提となる資源調査・評価に必要な人員体制と予算の強化は十分に図られず、 そのために取組が大きく遅れています。 [参考資料6] • また、日本周辺は世界有数の恵まれた漁場であるにも関わらず、漁業が魅力的で持続可能な産業と なっていないことも大きな課題です。 3 こうした中で、日本の食文化と食料安全保障にとって不可欠な水産資源の回復と、持続 可能な海、漁業や流通構造の確立に向けて、私たちChefs for the Blue(シェフス・ フォー・ザ・ブルー)は次の提言を行います。 背景・問題意識(2) 一般社団法人 Chefs for the Blue
おける資源保全の国際合意を急ぐこと。 4. 世界有数の恵まれた漁場や固有の魚食文化・技術を有する我が国の漁業・水産業やマーケットの ポテンシャルを活かし、補助金に依存せずとも採算のとれる「魅力ある産業構造の構築に向けた 漁業の将来ビジョン」を描くこと。 5. 持続可能な国産水産物の普及に向けて、事業者や消費者が持続可能な水産物を購入する判断の参 考となるよう、トレーサビリティの推進や、水産物の資源状況・生産状況に関する情報の発信体制 強化を図ること。 一般社団法人 Chefs for the Blue シェフによる水産資源の回復に向けた提言