Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
納得感を注入した スキルマップの作り方 / cxe-2023-02-16
Search
missasan
February 16, 2023
Technology
0
310
納得感を注入した スキルマップの作り方 / cxe-2023-02-16
納得感を注入した スキルマップの作り方 / cxe-2023-02-16
https://customer-x-engineer.connpass.com/event/272570/
missasan
February 16, 2023
Tweet
Share
More Decks by missasan
See All by missasan
テクニカルサポートを プロダクトの強みにする Mackerel CREの取り組み / cre-event-2022-2-24
missasan
0
2.5k
ユーザー課題を解決しプロダクトを成功に導く方法とCREの役割 / july-tech-festa-2021-7-18
missasan
2
2k
最高のテックタッチはプロダクト改善にあり 〜中級CSのためのVoC(顧客の声)活用のすゝめ〜 / btob-cs-lt-vol7-20210527
missasan
2
3.4k
Customer Reliability Engineer ー エンジニアとの信頼関係をつくる仕事
missasan
2
7.8k
カスタムダッシュボードで月次レポート作ってみた
missasan
0
1.8k
Mackerel CRE チームの KPI
missasan
0
260
Other Decks in Technology
See All in Technology
アノテーション作業書作成のGood Practice
cierpa0905
PRO
1
370
2025/10/27 JJUGナイトセミナー WildFlyとQuarkusの 始め方
megascus
0
110
How Fast Is Fast Enough? [PerfNow 2025]
tammyeverts
2
220
激動の時代を爆速リチーミングで乗り越えろ
sansantech
PRO
1
230
kotlin-lsp の開発開始に触発されて、Emacs で Kotlin 開発に挑戦した記録 / kotlin‑lsp as a Catalyst: My Journey to Kotlin Development in Emacs
nabeo
2
230
20251029_Cursor Meetup Tokyo #02_MK_「あなたのAI、私のシェル」 - プロンプトインジェクションによるエージェントのハイジャック
mk0721
PRO
6
2.3k
OpenCensusと歩んだ7年間
bgpat
0
310
AI時代の発信活動 ~技術者として認知してもらうための発信法~ / 20251028 Masaki Okuda
shift_evolve
PRO
1
130
東京大学「Agile-X」のFPGA AIデザインハッカソンを制したソニーのAI最適化
sony
0
180
AWSが好きすぎて、41歳でエンジニアになり、AAIを経由してAWSパートナー企業に入った話
yama3133
2
220
[Journal club] Thinking in Space: How Multimodal Large Language Models See, Remember, and Recall Spaces
keio_smilab
PRO
0
110
AIとの協業で実現!レガシーコードをKotlinらしく生まれ変わらせる実践ガイド
zozotech
PRO
2
260
Featured
See All Featured
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.7k
Context Engineering - Making Every Token Count
addyosmani
8
330
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
35
3.2k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
38
2.9k
Designing for humans not robots
tammielis
254
26k
A better future with KSS
kneath
239
18k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
697
190k
How Fast Is Fast Enough? [PerfNow 2025]
tammyeverts
2
220
Side Projects
sachag
455
43k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.5k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
666
130k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.3k
Transcript
納得感を注入した スキルマップの作り方 2023.2.16 Customer系エンジニア座談会 はてな CREチーム 三浦(id:missasan / @mur_ms_)
SaaS型サーバー監視サービス 「Mackerel」 すぐにはじめられて、チー ムで知見を共有しながら運 用改善ができるツール ▪ 導入が簡単 ▪ 直感的なUI/UX ▪
クラウド時代の運用を アシスト
Mackerelの仕組み
事業状況と従業員数 2022年7月期 通期決算説明会資料 株式会社はてな エンジニア採用資料
▪ Customer Reliability Engineer ▪ 日本語に直訳すると「顧客信頼性エンジニア」 ▪ 2016年にGoogleが提唱した ▪ はてな
では、2017年に Mackerel チームで発足 プロダクトを導入・活用するユーザーの課題解決をミッションとするエンジニア CREのミッション 5 CREのミッション 顧客に寄り添い、顧客が抱える真の課題にフォーカスし、 その課題を技術を軸として顧客と共に解決を図る
チーム内での立ち位置 Mackerelチーム セールス ビジネス マーケ 開発 アプリケーションエンジニア SRE デザイナ カスタマーサクセス
テクニカルサポート CRE 6
課題の解決方法 ▪ 2つのアプローチ 方法 特性 テクニカルサポート かゆいところに手が届くエフォートレスなサポート プロダクト内の「サポートチームへ連絡」から問い合わせがあったも のに回答する トラブルシュートから実装提案まで幅広い問い合わせがある
カスタマーサクセス 課題の背景まで深く理解した中長期的な支援 ユーザーのMackerelの導入・活用を支援する オンラインMTGなどで、お客さまのシステム構成やサーバー監視にお ける課題をヒアリングし、Mackerelで実現できる解決策を提案 実現に向けて継続した支援を行う 7 課題に対して適切な打ち手を選択し、心地よいタイミングと速度で提供する
CREチームの体制 member kmuto member カスタマーサクセス テクニカルサポート 2/1〜 11/16〜 missasan member
CREはオープンワールドゲーム
CREはオープンワールドゲーム ▪ 大まかな目的が決まっているだけ ▪ そこに至る間に何をするかはあなた次第 ▪ どう楽しんでもいい CREのミッション 顧客に寄り添い、顧客が抱える真の課題にフォーカスし、 その課題を技術を軸として顧客と共に解決を図る
大まかな目的 ↓
オープンワールドの注意点 ▪ 導線の設定が難しい ▪ 難易度の調整が難しい ▪ 飽きさせないことが難しい チームからは 「スキルアップしている実感がほしい」 「興味あることの勉強はするけど偏りがでちゃう」
「日々を過ごすだけだと体系的な知識が身につかない」 などの声が
わかりやすい攻略本はない
何かヒントになるものが欲しい 例:実績解除システム、スキルマップ
ないなら作る、それがオープンワールド
まず最初にやったこと=メンバーにヒアリング メンバーが今スキルアップについて感じていることを話し合う 個人のやる気におまかせする以外に 仕事時間にも学べる仕組み作りがし たい (実際のscrapboxより)
頭の中身を全部出すためにブレスト 体系的な知識というのを作ってみた くて、とにかくたくさん出すことか らはじめた
ほんとうにたくさん出た(汗
クローズアップ
出てきた感想 ▪ いっぱいありすぎて選べない ▪ 優先度がわからない ▪ 各項目と日々の業務とのつながりがイメージしにくい
目的との接続に整理し直し Go, Scala みたいな技術要素の羅列から「〜できる」「力」のようなCREに必要な能力の 形とその理由とに書き換えていった 大項目 CREが持っていたい 能力 能力が必要となる 理由
グルーピング再
ドキュメントにまとめた (一部抜粋)
これをオンボーディングメニューにまとめた 3つの軸と実績解除システム 問い合わせに 精度高く回答できる 運用の道標を 提案できる プロダクトに フィードバックできる ☑ ☑
☑ ☑ ☑ ☑ ☑ ☑ ☑
教訓:スキルマップは技術要素の集まりじゃない 得たい能力となぜそれを得たいのかの集合である ↓ 納得感
そしてわれわれは最初の地図を手にした つづく...
ここからはバックアップ
カスタマージャーニーと課題の例 27 導入 活用 拡大 約3ヶ月 約1年 Mackerelによる監視・運用の設 計・導入 Mackerelを中心にした障害対応
の実施 本格的な運用開始 Mackerelの応用機能の活用 DevOps・SREプラクティスの導 入 Mackerelを用いた監視・運用ノウ ハウを複数事業・部署に展開 新しいアーキテクチャへの導入 素早い導入 最適な設計の模索 チームでの知見共有 障害対応時間の短縮 運用コストの削減(自動化) システム改善への適切なフィー ドバック 大規模な導入による管理の煩雑 化 スピード感とガバナンスのバラ ンス 課題 CRE は フェーズ・課題にあった支援を提供 フェーズ
Mackerelを取り巻く要素 自社の アプリケーション ユーザーのシステム環境 クラウド サーバー監視 業界のトレンド その他周辺技術