Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
アジャイルなチームへの道 - はじめの一歩 -
Search
Sakamoto Keisuke
May 12, 2021
Technology
1
3.7k
アジャイルなチームへの道 - はじめの一歩 -
Sakamoto Keisuke
May 12, 2021
Tweet
Share
More Decks by Sakamoto Keisuke
See All by Sakamoto Keisuke
Agile Japan 2022 北陸サテライト 小さな変化から始めるアジャイル
motikoma
1
600
モブプロをやってみて「作業工程を分担する」という固定観念から脱出した話
motikoma
1
2.1k
職能割りからプロダクト割りのチーム運営へ
motikoma
1
1.6k
新規プロダクト開発の流れ
motikoma
0
1.4k
成果を出す販売施策を立案するためのUXデザインワークショップ
motikoma
0
110
ユーザー中心設計を取り入れたアプリの開発
motikoma
0
1.2k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Kiroから考える AIコーディングツールの潮流
s4yuba
4
660
ホリスティックテスティングの右側も大切にする 〜2つの[はか]る〜 / Holistic Testing: Right Side Matters
nihonbuson
PRO
0
570
【2025 Japan AWS Jr. Champions Ignition】点から線、線から面へ〜僕たちが起こすコラボレーション・ムーブメント〜
amixedcolor
1
120
Amazon Q Developerを活用したアーキテクチャのリファクタリング
k1nakayama
2
180
データ基盤の管理者からGoogle Cloud全体の管理者になっていた話
zozotech
PRO
0
330
【CEDEC2025】現場を理解して実現!ゲーム開発を効率化するWebサービスの開発と、利用促進のための継続的な改善
cygames
PRO
0
720
AI人生苦節10年で会得したAIがやること_人間がやること.pdf
shibuiwilliam
1
270
家族の思い出を形にする 〜 1秒動画の生成を支えるインフラアーキテクチャ
ojima_h
1
330
反脆弱性(アンチフラジャイル)とデータ基盤構築
cuebic9bic
2
160
私とAWSとの関わりの歩み~意志あるところに道は開けるかも?~
nagisa53
1
160
AIのグローバルトレンド 2025 / ai global trend 2025
kyonmm
PRO
1
120
alecthomas/kong はいいぞ
fujiwara3
6
1.4k
Featured
See All Featured
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
44
2.4k
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
The Invisible Side of Design
smashingmag
301
51k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.5k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
70
11k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
351
21k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
223
9.9k
Making Projects Easy
brettharned
117
6.3k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
130
19k
Embracing the Ebb and Flow
colly
86
4.8k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
49
2.9k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
231
18k
Transcript
1 アジャイルなチームへの道 はじめの一歩 プロジェクトマネジメント Tips LT会 vol.2 2021/5/12 - Sakamoto
Keisuke (@motikoma)
1.自己紹介 経歴 - 2013年ヴォラーレ株式会社 (現:ナイル株式会社) に入社。Webアプリ開発のディレクションを担当。 - 2016年に合同会社DMM.comに入社。 UXリサーチャー, プロダクトオーナーとして従事。
- 2018年に同グループの合同会社EXNOAに転籍。 エンジニアに転身。大規模スクラムを経験。 - 2021年3月に株式会社POLに入社。 LabBaseの開発を担当。 坂本 圭佑 職種:エンジニア @motikoma
2.新チームへのジョイン, 新プロジェクトの開始 • リモートワーク • スプリント開発(1週間) • 継続的な振り返り • メンバーが自発的にプロダク
トの改善施策を提案 • 困りごとを助け合う文化 メンバーのモチベーション高いし、相談しやすい良いチームだ...! 開発の進め方については伸び代がありそう 新規プロジェクトが始まるタイミングでやり方を提案してみよう! プロダクト マネージャー デザイナー エンジニア チームリーダー (エンジニア)
3.これまでの開発の進め方 プロダクトバックログが小さな価値単位で構成されていない • スプリントごとに価値を提供する意識が薄くなりがち → 価値を提供するまでの時間が長いと、価値の検証が遅くなる スプリントゴール(目標)が設定されていない • チームではなく、自分にアサインされたチケットの完了に目を向けがち →
スプリントバックログにWIP状態のチケットが残っていても、プロダクト バックログから担当者がアサインされていないチケットを取ってしまう
4.実施したこと プロダクトバックログを価値単位(ユーザーストーリー形式)で検討 → 直近やることは抽象度を操作してスプリント内で完成できる粒度に調整する 棒グラフで自社データを表 示することができる プロダクトバックログ(作業単位) プロダクトバックログ(価値単位) 分析ページのUI実装 分析ページのAPI実装
期間指定で自社データを比 較することができる 円グラフで自社データを表 示することができる ・ ・ ・ ・ ・ ・ 地域指定で自社データを比 較することができる
4.実施したこと スプリントゴールの導入 「自社データを棒グラフで期間 比較することができる」 協力してユーザーストーリーを 完成させていくぞ! ※スウォーミング スプリントバックログ 棒グラフで自社データを表 示することができる
期間指定で自社データを比 較することができる 地域指定で自社データを比 較することができる UI実装 API実装 ユーザーストーリー 作業 スプリントゴール ・ ・ ・ ・ ・ ・
5.所感 ユーザーストーリーを採用すると小さな価値単位で反復的に検証しやすくなった • 従来よりも開発者間の認識齟齬が発覚するタイミングが早くなった • 「どこまで完成したのか明確で開発しやすい」by メンバー スプリントゴールを設定すると自然な形でスウォーミングしやすくなった • スプリントゴール達成に向けて、メンバー間のコミュニケーションが増加
• 個人ではなくチームとして取り組む意識が高まった
まとめ ユーザーストーリーとスプリントゴールを導入することで、 小さな価値単位で反復的に検証しやすくなり、 自然にスウォーミングできるようになった。 その結果、プロジェクトの不確実性を前倒しで減少させることができた。 アジャイルなチームへの道は まだまだこれからだ!
最後に POLのメンバーが note にてテックノートを書いています。 是非ご覧ください!
最後に ご清聴いただきありがとうございました!