Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
スクラムマスターの悩みどころを赤裸々に告白します
Search
Sho Nagata
January 24, 2023
Technology
1
1.5k
スクラムマスターの悩みどころを赤裸々に告白します
Sho Nagata
January 24, 2023
Tweet
Share
More Decks by Sho Nagata
See All by Sho Nagata
30→150人のエンジニア組織拡大に伴うアジャイル文化を醸成する役割と取り組みの変化
nagata03
0
480
チームスローガンとその設計意図
nagata03
0
430
0→1フェーズのプロダクト開発のリアル
nagata03
0
270
SmartHRにおけるスクラムマスターへの道
nagata03
0
320
競技プログラミングにチャレンジ!
nagata03
0
400
1年間Rubyを使って印象的だったあれこれ
nagata03
0
440
Railsのコードを読んでみる vol.1
nagata03
0
390
コードを見る!書く!見てもらう!で爆速ステップアップ!!
nagata03
1
2.6k
プログラミング歴半年のRubyistがGoを学び始めて戸惑った点
nagata03
1
890
Other Decks in Technology
See All in Technology
技術的負債を正しく理解し、正しく付き合う #phperkaigi / PHPerKaigi 2025
shogogg
7
1.7k
空が堕ち、大地が割れ、海が涸れた日~もしも愛用しているフレームワークが開発停止したら?~ #phperkaigi 2025
77web
2
990
大規模プロジェクトにおける 品質管理の要点と実践 / 20250327 Suguru Ishii
shift_evolve
0
260
Go の analysis パッケージで自作するリファクタリングツール
kworkdev
PRO
1
370
Reactを段階的に覗いてみる
ytaisei
2
940
Tirez profit de Messenger pour améliorer votre architecture
tucksaun
1
120
ペアプログラミングにQAが加わった!職能を超えたモブプログラミングの事例と学び
tonionagauzzi
1
130
RAGの基礎から実践運用まで:AWS BedrockとLangfuseで実現する構築・監視・評価
sonoda_mj
0
420
BCMathを高速化した一部始終をC言語でガチ目に解説する / BCMath performance improvement explanation
sakitakamachi
2
1.2k
caching_sha2_passwordのはなし
boro1234
0
210
Amazon Q Developer 他⽣成AIと⽐較してみた
takano0131
1
120
LINE Notify互換のボットを作った話
kenichirokimura
0
170
Featured
See All Featured
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1030
460k
BBQ
matthewcrist
88
9.5k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1369
200k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.7k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
28
1.6k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
53
5.4k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
51
3.1k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
666
120k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
160
15k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
462
33k
Transcript
スクラムマスターの悩みどころを 赤裸々に告白します 2023.01.24 Tue. ディップ×Cookpad×SmartHR「開発現場のリアルを話す会」 長田 翔 SmartHR プロダクトエンジニアグループ&アジャイル推進室
• 長田 翔 / Sho Nagata • 株式会社SmartHR • ウェブアプリケーションエンジニア、アジャイル推進室メンバー
• :@s_naga03 自己紹介
SmartHRの紹介
SmartHRの紹介
SmartHRの紹介
• スクラムマスターがどんなことで悩んでいるのか • そこから見えてくるSmartHRならではの組織課題 今日のテーマ
• SmartHRではスクラムマスターのようにチームや組織を見れる・ア クションを起こせる人を増やすために、スクラムマスターの役割をあ えて交代制で回す取り組みをしています → 交代制スクラムマスター 背景
• 「交代制スクラムマスター」の詳細 ◦ 組織のさらなるカイゼンを。SmartHRの「交代制スクラムマスター」制度 のお話 - SmartHR Tech Blog •
スクラムマスターがおこなってきた取り組み ◦ 歴代のスクラムマスターがやってきた取り組みを解剖してみる - SmartHR Tech Blog 背景
• スクラムマスターがどんなことで悩んでいるのか • そこから見えてくるSmartHRならではの組織課題 今日のテーマ
スクラムマスターとしての振る舞い フロー効率・クロスファンクショナル 開発プロセス リファインメント レトロスペクティブ プロダクトバックログ チームの理想像・目標 バリューストリームマップ スプリントレビュー タイムボックス
スクラムマスターが悩んでいること 改善活動の管理・コミット コミュニケーション 体制変更時の取り組み MTGの進め方 心理的安全性 デイリースクラム スクラムイベント全般 完成の定義 プロダクトビジョン・OKR 中長期の振り返り モブプロ ビジネスサイドとの関わり インセプションデッキ 意思決定 ツール etc. ※交代制スクラムマスターのMTGで「気になっていること」として挙げられた内容をカテゴライズしたもの
スクラムマスターとしての振る舞い フロー効率・クロスファンクション 開発プロセス リファインメント レトロスペクティブ プロダクトバックログ チームの理想像・目標 バリューストリームマップ スプリントレビュー タイムボックス
スクラムマスターが悩んでいること 改善活動の管理・コミット コミュニケーション 体制変更時の取り組み MTGの進め方 心理的安全性 デイリースクラム スクラムイベント全般 完成の定義 プロダクトビジョン・OKR 中長期の振り返り モブプロ ビジネスサイドとの関わり インセプションデッキ 意思決定 ツール etc. ※交代制スクラムマスターのMTGで「気になっていること」として挙げられた内容をカテゴライズしたもの
• フロー効率 ◦ 1つの機能を着想からいかに早くリリースできるか ◦ ⇔ リソース効率(ただし二元論ではない) フロー効率とクロスファンクション
• フロー効率 ◦ 1つの機能を着想からいかに早くリリースできるか ◦ ⇔ リソース効率(ただし二元論ではない) • クロスファンクション ◦
機能横断型 ◦ エンジニアリング、デザイン、QAなど複数の職能やその視点を持つこと ◦ SmartHRにおけるクロスファンクショナル実践例 - SmartHR Tech Blog フロー効率とクロスファンクション
フロー効率を上げることやクロスファンクション化は いずれも「顧客へ届ける価値の最大化」を目的とした目標 フロー効率とクロスファンクション
フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
• フロー効率の向上をどうやって計測すればいいか フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
• フロー効率の向上をどうやって計測すればいいか ◦ 定量的に測るのは難しい フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
• フロー効率の向上をどうやって計測すればいいか ◦ 定量的に測るのは難しい ◦ 指標の一つとして「複数のフィーチャー開発の並列度」 フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
• フロー効率の向上をどうやって計測すればいいか ◦ 定量的に測るのは難しい ◦ 指標の一つとして「複数のフィーチャー開発の並列度」 ◦ バリューストリームマップを使って振り返るなど フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
• QAやデザインタスクにストーリーポイントをつけるべきか フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
• QAやデザインタスクにストーリーポイントをつけるべきか ◦ チームのメンバー体制やクロスファンクショナル度にもよる フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
• QAやデザインタスクにストーリーポイントをつけるべきか ◦ チームのメンバー体制やクロスファンクショナル度にもよる ◦ スプリントタスクを消化するメンバーのタイムボックスを使って取り組 むのであれば、他のタスクと同様につけたほうが吉 フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
• QAやデザインタスクにストーリーポイントをつけるべきか ◦ チームのメンバー体制やクロスファンクショナル度にもよる ◦ スプリントタスクを消化するメンバーのタイムボックスを使って取り組 むのであれば、他のタスクと同様につけたほうが吉 ◦ 一時的なやり方として、ポイントはつけずに見積もり時間だけ出すな ども
フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
• フロー効率・クロスファンクションの理解を深めるためには フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
• フロー効率・クロスファンクションの理解を深めるためには ◦ 啓蒙活動を継続していく必要がある ▪ アジャイル推進室では希望するチームにフロー効率やクロスファンク ションなどについて説明する機会をとっています フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
• フロー効率・クロスファンクションの理解を深めるためには ◦ 啓蒙活動を継続していく必要がある ▪ アジャイル推進室では希望するチームにフロー効率やクロスファンク ションなどについて説明する機会をとっています ◦ 目的を見失わないように ▪
フロー効率やクロスファンクション化は目的ではない フロー効率・クロスファンクションに関する悩み
以上、スクラムマスターが悩んでいることから見えてくる SmartHRならではの組織課題の一端でした ご清聴ありがとうございました