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Transcript
%sの話 NV (@nvsofts)
自己紹介 名前:NV ◦ Twitter: @nvsofts 個人サークル「えぬえす工房」代表 ◦ https://www.ns-koubou.com/ ◦ 最近は市販機器をハックする同人誌を書いています
普段は都内にあるセキュリティ会社でIoTセキュリティなどをやっています
%s
お察しの通り 今回は、sprintf()などで使用する書式文字列である”%s”に関する話です
これ、IoT関係あるの??
これ、IoT関係あるの?? あります!
これ、IoT関係あるの?? あります! 実は特定の使われ方で見かけることがあるからです ◦ 何度も見かけているので、偶然ではないはずです
使われ方 1. どこかから入力を取ってくる 2. 入力と書式文字列を元にsprintf()系関数でコマンドを作成する 3. 作成したコマンドをsystem()関数で実行する
コード例 ARM Linuxで、以下のコードをコンパイルした際のアセンブリコードを見る int main(int argc, char *argv[]) { char
buf[1024]; if (argc != 2) { return 1; } snprintf(buf, sizeof(buf), "cp %s data", argv[1]); system(buf); return 0; }
アセンブリコード
アセンブリコード
アセンブリコード
プログラムの動作 引数に与えられたファイル名をdataというファイル名でコピーする 例:/etc/hoge.datをdataというファイル名でコピーする $ ./test /etc/hoge.dat
これって・・・ 脆弱性あるのでは?って思った人
これって・・・ 脆弱性あるのでは?って思った人 → 正解!
これって・・・ 脆弱性あるのでは?って思った人 → 正解! OSコマンドインジェクションの脆弱性があります
脆弱性を突く 例えば、こういうコマンドにしたら? $ ./test '; echo Hello!; /bin/true '
脆弱性を突く 例えば、こういうコマンドにしたら? $ ./test '; echo Hello!; /bin/true ' 実際に実行されるコマンドは
cp ; echo Hello!; /bin/true data となる
なんでこんなのがあるのか? (独断と偏見が多分に入っています)
なんでこんなのがあるのか? (独断と偏見が多分に入っています) → C言語を「すごいシェルスクリプト」として使っている可能性? ◦ 組み込みLinuxを「面倒なことをやってくれるやつ」的な扱いをしている? ◦ 単にコマンドを実行する用途にsystem()関数を使うあたり、そういう感じがする
なんでこんなのがあるのか? (独断と偏見が多分に入っています) → C言語を「すごいシェルスクリプト」として使っている可能性? ◦ 組み込みLinuxを「面倒なことをやってくれるやつ」的な扱いをしている? ◦ 単にコマンドを実行する用途にsystem()関数を使うあたり、そういう感じがする → sprintf()系関数は入門者でも知っているくらい有名
◦ とりあえずこれ使えばやりたいことを実現できる、的な考え?
対策 入力をサニタイズする ◦ 一般的な対策
対策 入力をサニタイズする ◦ 一般的な対策 そもそもsystem()関数を使わない ◦ system()関数はシェルを通すため、’;’などのシェルで意味を持つ文字が使える ◦ fork()してexec()するならそういうことはない ◦
もちろん、/bin/sh –c ~をexec()したらダメ ◦ 加えて、想定外の文字種が入っていないかの検査もするべき
まとめ sprintf()系関数とsystem()関数の組み合わせは、脆弱性を生む可能性 が高い 実行ファイルの文字列を”%s”などで検索すると、脆弱性が見つかるかも? ◦ 今回はこれが言いたかった