Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
QA for Green Engineer
Search
optim
February 15, 2021
Technology
0
660
QA for Green Engineer
Bizチーム内20新卒同士で行った勉強会の資料
optim
February 15, 2021
Tweet
Share
More Decks by optim
See All by optim
Vue.jsを用いて数万の農地データ情報を数秒で表示させるまでのカイゼンの軌跡
optim
1
79
Metabaseを使ったコスト可視化とコスト最適化への道 / sre-cost-visualization
optim
0
460
新卒がアプリをEKSにデプロイした話 / sre-newcomer-deploy-app-to-eks
optim
1
250
Rustのイテレーター完全制覇 / domination-of-the-rust-iterators
optim
3
2.9k
JaSSTnano20210615
optim
0
1.3k
大規模IoTシステムにおけるキャパシティプランニングの実践 / capacity-planning-iot
optim
0
520
ProductionReadyと開発プロセス改善
optim
0
150
Terraform活用事例 / Terraform Use Cases
optim
1
240
TechNight20200929.pdf
optim
1
510
Other Decks in Technology
See All in Technology
グイグイ系QAエンジニアでやっていくよ!
____rina____
0
770
サービス開発におけるVue3とTypeScriptの親和性について
tsukuha
10
1.8k
Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure(ExaDB-D) UI スクリーン・キャプチャ集
oracle4engineer
PRO
2
1.7k
LINEヤフーのウェブアクセシビリティ
lycorptech_jp
PRO
2
180
開発スピードの維持向上を支える、テスト設計の 漸進的進化への取り組み / Continuous Test Design Development for Speed of Product Development
ropqa
0
180
iThome2024 Wailing Wall of Enterprise Security
notsurprised
0
300
cgroup v2 で何が変わったのか / TechFeed Experts Night #28
tenforward
2
160
シンプルなHITL機械学習と様々なタスクにおけるHITL機械学習
naohachi89
0
320
Laboratories in Science and Technology: Deep Neural Networks
keio_smilab
PRO
3
160
Oracle Base Database Service 技術詳細
oracle4engineer
PRO
5
38k
多言語化対応における TypeScript の型定義を通して開発のしやすさについて考えた / TSKaigi TypeScript Multilingualization
nabeliwo
2
390
知識と実践を紡ぐGenAI / Connecting Knowledge and experience with GenAI
aki_moon
2
180
Featured
See All Featured
Scaling GitHub
holman
457
140k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
21
4k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
245
20k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
267
39k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
217
8.6k
Embracing the Ebb and Flow
colly
80
4.2k
The Language of Interfaces
destraynor
151
23k
What's new in Ruby 2.0
geeforr
338
31k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
PRO
18
7k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
51
8.7k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
320
37k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
408
22k
Transcript
QA for Green Engineer Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
⽬的 Bizチーム内のお互いの専⾨領域への理解を深める。 アウトプットの場を増やす。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
⽬的の⽬的 お互いへの理解を深めて、更に協⼒しやすいチームにしていきたい。 アウトプット駆動で成⻑したい。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
⽬次 1. 今⽇のゴール 2. QAとは 3. テストレベル︓ソフトウェアテストの段階 4. テストタイプ︓品質特性 Bizチーム勉強会_2021_0107
OPTiM Corp.
今⽇のゴール QAの責務・ミッションが分かる ソフトウェアテストのざっくりした区分が分かる 品質特性を知る Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
QA? Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
Quality Assuarance : 品質保証 ユーザー視点で、プロダクトの品質を保証する。 仕様通りに動くことを確かめる、だけではない。 プロダクトの品質を向上させるためにできること全てを⾏う。 実装側成果物のプロダクトだけではなく、開発プロセスそのものも対象。 DevOps, Agileなどのソフトウェア開発の枠組みとQAは⼀⼼同体。
QAも含めてのソフトウェア開発⼿法。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
Quality Assuarance : 品質保証 ユーザー視点で、プロダクトの品質を保証する。 仕様通りに動くことを確かめる、ではない。 プロダクトの品質を向上させるためにできること全てを⾏う。 実装側成果物のプロダクトだけではなく、開発プロセスそのものも対象。 DevOps, Agileなどのソフトウェア開発の枠組みとQAは⼀⼼同体。
QAも含めてのソフトウェア開発。 QAの取り組みのうち、今回はソフトウェアテストを取り上げる。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
今⽇のゴール QAの責務・ミッションが分かる QAの責務︓プロダクトの品質を保証し、品質向上のためにできることを全て やる QAのミッション︓プロダクトの品質向上 ソフトウェアテストのざっくりした区分が分かる 品質特性を知る Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
⼯程に応じたテスト区分が存在する。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
⽤語︓テストレベル 意味 ⼯程によるテストの分類(ex.要件定義->システムテスト)を、テストレベルと呼 ぶ。 ⼯程=レベルに応じた⽬的、適切なアプローチがある。 意義 テストをマネジメントするために機能する。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
単体テスト(コンポーネントテスト) 個別にテスト可能なコンポーネントに焦点を当てる。 ⽬的 コンポーネント品質の積み上げ ⽋陥の早期検出 対象 コンポーネント,ユニット,モジュール データ構造,クラス コードを実装した開発担当者が⾏う。 派⽣->テスト駆動開発
Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
統合テスト コンポーネント間,システム間の相互処理に焦点を当てる。 ⽬的 インターフェース品質の積み上げ インターフェース⾃体、またはコンポーネント,システムの⽋陥の検出 対象 データベース API,インターフェース コンポーネント統合テスト︓実装者が⾏う。 システム統合テスト︓テスト担当者が⾏う。
派⽣->継続的インテグレーション Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
システムテスト システムが実現する機能的・⾮機能的振る舞いに焦点を当てる。 ⽬的 システムが完成し、期待通りに動作することの妥当性確認 システムの機能的・⾮機能的振る舞いが仕様通りであることの検証 対象 アプリケーション ハードウェア,ソフトウェアを含むシステム全体 テスト担当者が⾏う。 ユースケースの把握・理解、仕様の妥当性が重要。
派⽣->W字モデル Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
受け⼊れテスト システムやプロダクト全体の振る舞いや能⼒に焦点を当てる。 ⽬的 システムが完成し、期待通りに動作することの妥当性確認 システムの機能的・⾮機能的振る舞いが仕様通りであることの検証 受け⼊れられるかどうかが問題。⽋陥を⾒つけることは⽬的ではない。 システムテストとの違い 受け⼊れる⼈がいる。 システムを実際に使うユーザー,運⽤担当者 派⽣->実例マッピング
Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
今⽇のゴール QAの責務・ミッションが分かる QAの責務︓プロダクトの品質を保証し、品質向上のためにできることを全て やる QAのミッション︓プロダクトの品質向上 ソフトウェアテストのざっくりした区分が分かる 開発⼯程による区分がある 品質特性を知る Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM
Corp.
⽬的に応じたテスト区分が存在する。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
⽤語︓テストタイプ 意味 ⽬的によるテストの分類(ex.機能の品質特性(正確性など)をテストする->機能テス ト)を、テストタイプと呼ぶ。 意義 ⽬的に合わせてテストを選択するために機能する。 テストレベルの中で、更に具体的な分類として機能する。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
機能テスト ⽬的 機能の品質特性、例えば完全、正確および適切であることなどを評価する。 プロダクトが「何を」すべきか ex)Wi-Fiを禁⽌する設定を割り当てたら、Wi-Fiが禁⽌されるかどうか。 機能要件を網羅することが必要 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
⾮機能テスト ⽬的 ⾮機能の品質特性、例えば信頼性、性能効率性、セキュリティ、互換性、使 ⽤性などを評価する。 プロダクトが「どのように」振る舞うべきか ex)Wi-Fiを禁⽌する設定を割り当てたら、同期完了と同時にWi-Fiが禁⽌されるかどう か。 開発側だけでなく、ときには企画も巻き込んで「どうあるべきか」を深堀する Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM
Corp.
ホワイトボックステスト ⽬的 システムの内部構造や実装に基づいてテストを導出し、カバレッジを基にテ ストが⼗分かを評価する。 ソースコードレベルでの網羅を担保する Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
変更関連のテスト 確認テスト ⽬的 テストにより⾒つかった⽋陥が修正された後、その⽋陥が確実に修正された ことを確認する。 ex)Wi-Fi禁⽌機能の⽋陥の修正後、Wi-Fi禁⽌機能を使えるかどうか。 リグレッションテスト ⽬的 コードの⼀部に対して⾏った変更が、他の部分に意図せず影響を与えていな いかを確認する。
ex)Wi-Fi禁⽌機能の⽋陥の修正が、Bluetooth禁⽌機能に影響を与えていない かどうか。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
今⽇のゴール QAの責務・ミッションが分かる QAの責務︓プロダクトの品質を保証し、品質向上のためにできることを全て やる QAのミッション︓プロダクトの品質向上 ソフトウェアテストのざっくりした区分が分かる 開発⼯程による区分がある ⽬的=担保したい事柄による区分がある 品質特性を知る Bizチーム勉強会_2021_0107
OPTiM Corp.
深追い︓テストタイプ -> 品質特性 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
⽤語︓品質特性 意味 ソフトウェアの品質を評価する基準を、品質特性と呼ぶ。 品質モデルによって体系付けられる。 製品品質モデル・利⽤時の品質モデル・データ品質モデル 意義 品質作り込みの指標となり、品質観点の洗い出しをしやすくする。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
信頼性(reliability) 明⽰された時間帯で,明⽰された条件下に,システム,製品⼜は構成要素が明⽰され た機能を実⾏する度合い 成熟性(maturity) 通常の運⽤操作の下で,システム,製品⼜は構成要素が信頼性に対するニー ズに合致している度合い 可⽤性(availability) 使⽤することを要求されたとき,システム,製品⼜は構成要素が運⽤操作可 能及びアクセス可能な度合い Bizチーム勉強会_2021_0107
OPTiM Corp.
信頼性(reliability) 明⽰された時間帯で,明⽰された条件下に,システム,製品⼜は構成要素が明⽰され た機能を実⾏する度合い 障害許容性(fault tolerance) ハードウェア⼜はソフトウェア障害にもかかわらず,システム,製品⼜は構 成要素が意図したように運⽤操作できる度合い 回復性(recoverability) 中断時⼜は故障時に,製品⼜はシステムが直接的に影響を受けたデータを回 復し,システムを希望する状態に復元することができる度合い
Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
⽤語︓品質特性 ISO/IEC25010で標準化されている。 とても沢⼭ある。 重要なポイント プロダクト・要件ごとに適切な指標を⾒定め、都度⽬的を認識した上で⽤いてい くこと 実装が完了してから品質特性を上げていくのは⼤変なので、上流⼯程から考慮に ⼊れていくこと この観点を持って要件レビューに⼊っていくことがQAの仕事 Bizチーム勉強会_2021_0107
OPTiM Corp.
今⽇のゴール QAの責務・ミッションが分かる QAの責務︓プロダクトの品質を保証し、品質向上のためにできることを全て やる QAのミッション︓プロダクトの品質向上 ソフトウェアテストのざっくりした区分が分かる 開発⼯程による区分がある ⽬的=担保したい事柄による区分がある 品質特性を知る 品質特性︓ソフトウェアの品質を評価する基準
要件定義・設計段階で考えるのが超⼤事。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
テストを作るための武器がある。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
⽤語︓テスト技法 意味 テストケースを作成したり選択したりするための技法=アルゴリズムを、テスト技 法と呼ぶ。 意義 効率的にテストを作成するために機能する。 カバレッジ(=網羅率)を導出するための指標として機能する。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
ご清聴ありがとうございました。 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
参考1 JSTQB関連資料 http://jstqb.jp/dl/JSTQB-glossary.V2.3.J02.pdf http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_Version2018V31.J02.pdf ISO/IEC 25010関連資料 https://www.ipa.go.jp/files/000045962.pdf http://kikakurui.com/x25/X25010-2013-01.html Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM
Corp.
参考2 V字モデル,W字モデルの説明 https://www.qbook.jp/column/20180427_626.html テスト分類について https://www.slideshare.net/krsna_crespo/ss-11144954 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.
おまけ 今回のスライドは、marpを使ってみ ました。 https://marp.app/ https://qiita.com/tomo_makes/it ems/aafae4021986553ae1d8 Bizチーム勉強会_2021_0107 OPTiM Corp.