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AIは精算業務をどう変える? 自律型エージェントが実現する未来のワークフロー / RAKUS ...

AIは精算業務をどう変える? 自律型エージェントが実現する未来のワークフロー / RAKUS AI Meetup-1

RAKUS AI Meetup
https://rakus.connpass.com/event/355576/

タイトル:AIは精算業務をどう変える?自律型エージェントが実現する未来のワークフロー
登壇:石田 浩章|AIエージェント開発課 課長

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Rakus_Dev

July 01, 2025
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Transcript

  1. AIエージェント開発課 ⽯⽥ 浩章 Hiroaki ISHIDA 経歴とか - ⼊社前は、⼤⼿SIerにてPMやITコンサルやUXデザイナー 「Agile開発×Global開発 」(11年以上)

    - ベトナム(ハノイ)に3.5年移住 - 副業で⽇本やベトナムの⼤学/⼤学院での⾮常勤講師経験 - 情報⼯学やプロジェクトマネージメント - デザインシンキングを⽤いたビジネスデザイン講座   自己紹介 社歴 2024年 10⽉⼊社 - 楽楽電⼦保存開発チームの管理職 2025年 5⽉ - AIエージェント開発課の管理職(兼務
  2. 設⽴以前に「新組織」⽴ち上げに四苦⼋苦 - チームメンバー集め → 本⼈や上⻑と相談 → 社内調整 → 引き継ぎ -

    全員でのキックオフできたは5⽉16⽇ 4⽉は年間計画を⽴てて新しいスタートを切った季節 これから⽴てた⽬標に向かって⼒いっぱい踏み出した状態 4⽉中旬に、突如AIエージェント開発の打診 9 ヤバ
  3. 不明瞭なAIエージェント像をLEAN開発で発⾒ 14 どの業務? 何の課題? 機能や画⾯は? どう解決? 営業戦略 (事業部) 開発とリリース(開発チーム) 作りながら聞きながら学びながら

    ⽴ち上げ1週間⽬からモックアップ作成 製品要求定義(製品管理課‧PdM) ビジネス要求策定 (プロダクト戦略部) モックアップ プロトタイプ 社内レビュー会 顧客ヒアリング 当社の従来の開発プロセス 縦割りによるウォーターフォール型開発
  4. チームメンバー全員で臨むオールラウンド型組織 16 例: UX/UIデザインの議論 - 基本的に全員参加 - フィードバックや意⾒を全員 で読む -

    AIエージェント像について全 員で意⾒出し 例: プロトタイプのレビュー会実施 - ⼈を集める⼈ - UI/UXデザインする⼈ - プロトタイプをつくる⼈ - 実機の準備をする⼈
  5. 私達が使っている主なAIツール - Claude Code + Claude Maxプラン - ChatGPT Enterpriseプラン

    - Miro + AI機能 - Google Workspace + Gemini - VScode + GitHub Copilot - Roo Code - Cursor トリAIズム志向 = とりあえずAIを使ってみようというスタンス ⾜りないリソースをトリAIズム志向で突破 18 アイ 5⼈でやるのは難しい... とりあえずAIツールからはじめよう AIツールを使って業務効率化しよう AIエージェントと並⾏作業を⾏なうことで、6⼈⽬や7⼈⽬のチームメンバーを獲得
  6. どのような価値を提供するのか? • 「楽楽精算」での精算情報⼊⼒の⼿間の軽減 • 領収書‧クレジットカード明細紐づけ⼿続きからの解放 • 明細分割などの、繰り返し業務の⾃動化 どうやって解決するのか? • 領収書‧クレカ利⽤明細‧過去情報を元にした推論

    • ルールベースの⾃動化プロセス • 既存アプリから独⽴したUI/UXの提供 • まずはスマートフォンユーザーを対象に 現在の想定しているエージェント機能 「経費精算」における「領収書」を元にした「申請⽀援」機能 我々の進む道 20
  7. 発⾜1ヶ⽉過ぎて 現在は全部で12ある検証サイクルで⾔えばまだ2つ⽬ 4段階12サイクルを想定 • PoC版: プロトタイプによるAIエージェントのあるべき姿を⾒つけ出す # => イマココ •

    α版: 社内データ基盤との接続やAIエージェントフレームワークを⾒つけ出す • β版: 既存データや顧客ごとの運⽤ルールに照らし合わせて価値を⾼める • γ版: 実際の顧客へ提供開始し、スケーラビリティを検証する 私達の現在地 21 スピード感と⼀体感を作るために「達成状況や時期感」フェーズを共有
  8. 発⾜1ヶ⽉過ぎて 現在は全部で12ある検証サイクルで⾔えばまだ2つ⽬ 具体的な成果物や活動 • プロトタイプを 3つ作成 ◦ 1ワークフローあたり10ページ程度を作成 • 社内レビュー会を

    12回開催 ◦ PJスタート後2⽇に1度実施 • お客様ヒアリングを開始 ◦ 今⽇時点で29社ほどからご意⾒ 私達の現在地 22 開発から営業までが⼀気通貫のチームが作り出すスピード感
  9. 発⾜1ヶ⽉過ぎて 現在は全部で12ある検証サイクルで⾔えばまだ2つ⽬ 具体的な成果物や活動 • プロトタイプを 3つ作成 ◦ 1ワークフローあたり10ページ程度を作成 • 社内レビュー会を

    12回開催 ◦ PJスタート後2⽇に1度実施 • お客様ヒアリングを開始 ◦ 今⽇時点で29社ほどからご意⾒ 私達の現在地 23 開発から営業までが⼀気通貫のチームが作り出すスピード感 お客様A ここまで楽になるのかと思うと、すごいな という印象を持ちました。 逆に、これ(AIエージェント)ができる予定 なのであれば、これができてから導入する のでもいいのでは? と感じました。
  10. 発⾜1ヶ⽉過ぎて 現在は全部で12ある検証サイクルで⾔えばまだ2つ⽬ 具体的な成果物や活動 • プロトタイプを 3つ作成 ◦ 1ワークフローあたり10ページ程度を作成 • 社内レビュー会を

    12回開催 ◦ PJスタート後2⽇に1度実施 • お客様ヒアリングを開始 ◦ 今⽇時点で29社ほどからご意⾒ 私達の現在地 24 開発から営業までが⼀気通貫のチームが作り出すスピード感 お客様B 弊社の従業員のITリテラシーも高く、 今後ベータ版がリリースされる際の一部の ユーザー向けのテスト対象に立候補したい です
  11. リリースに向けた動き • 年末に向けてクローズド版の提供 ◦ 現在は11⽉頃から参加企業を募集 ◦ 提供は12⽉以降提供開始 • 段階的リリース ◦

    12⽉以降段階的に提供 ◦ 順次提供企業の拡⼤ • AIエージェント対応ワークフローや機能の拡⼤ ◦ 経費精算以外にも、出張精算や交通費精算など 今後の展望 25