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スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計

Recruit
October 07, 2024

スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計

2024/10/08に、Flutter技術構成を紐解く クロスプラットフォーム開発の裏側で発表した、koji-1009の資料です。

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October 07, 2024
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  1. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 Wakamiya Koji (@koji-1009/@D_R_1009) • Flutter歴そろそろ6年目 • Android

    (9年)とiOS (6年)のモバイル畑育ち • 6月に息子が生まれました! 可愛い! • SNS ◦ GitHub/Zenn: @koji-1009 ◦ X(Twitter): @D_R_1009
  2. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 • 2020年4月ごろにAndroid、iOSのネイティブアプリとしてリリース • 生徒の進路選択をサポートするアプリ ◦ 適性診断機能 ◦

    学校検索、資料請求機能 ◦ オープンキャンパス検索、予約機能 • 進路選択のDX化を支援 スタディサプリ for SCHOOLのこれまで
  3. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 • Androidは2023年8月、iOSは2023年12月にFlutter化 • 開発と運用の効率化が目的 ◦ “やりたいこと”に対するリソースの不足 ◦

    プラットフォーム最適であるが故の“仕様差分” スタディサプリ for SCHOOLのこれまで Blog: https://blog.studysapuri.jp/entry//entry/2024/06/05/for-school-flutter-replace Android、iOSアプリをFlutterでリプレース!
  4. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 • Add-to-appで一部機能をFlutterで置き換えるところからスタート ◦ Flutterのスキルをつけつつ、開発を止めない ◦ Add-to-appのコードはFlutter化した際に利用 •

    1年強の期間を経て、Flutter化を完遂 ◦ Flutter版の機能はネイティブ版相当に スタディサプリ for SCHOOLのこれまで Blog: https://blog.studysapuri.jp/entry//entry/2024/06/05/for-school-flutter-replace
  5. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 • Vue.jsからFlutter Webに更新 • モバイル版の開発チームがWeb版も対応予定 ◦ モバイルとソースコードを90%以上共通化

    • 2024年度末から本格的に運用予定 • 開発チームが全ての利用環境をサポートする ◦ 学校ではWeb版の利用シーンが多い スタディサプリ for SCHOOLのこれから Flutter WebによるWeb版を提供
  6. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 • Repository layer ◦ Repository Provider •

    Logic Layer ◦ Logic Provider ◦ Logic Notifier • Consumer Widget 設計上のシンプルさ レイヤー分割
  7. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 • 単方向データフロー (UDF) を意識する • App StateとEphemeral

    Stateを分割する ◦ Riverpodで管理するのはApp Stateのみ ◦ Widgetの状態はStatefulWidgetで管理する 設計上のシンプルさ
  8. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 • 共通化するべきUIは共通化する ◦ 全体を通して共通化するべきものを共通化する • StatelessWidgetをできるだけ利用する ◦

    “便利”でもStatefulなWidgetは共通化しない ◦ UDFを意識していればConsumerWidgetは(ギリギリ)運用可能 ◦ Tap時の処理などはFunctionにして外部から注入する Widgetのシンプルさ
  9. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 • ChangeNotifier & ListenableBuilderと仕組みが同じ ◦ ListenableをProvider /

    Notifierに拡張している ◦ “必要な時”に“必要なWidget”が再描画される • Consumer系のWidgetは、全てStatefulWidgetの継承クラス ◦ Riverpodの仕組みとFlutterの仕組みを接続しやすい Riverpodのいいところ
  10. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 • Logicの記述に関してはChangeNotifierより優秀 ◦ 別のChangeNotifierを監視するのは難しい ◦ Riverpodは別のProviderを容易に監視できる •

    記述力の高さが実装に与える影響が大きい ◦ 複数のApp Stateを参照したProviderを作成できる ◦ あるApp Stateを初期値とし、 ユーザー操作により更新される一時的なNotifierが作成できる Riverpodのいいところ
  11. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 • シンプルな構造を目指す ◦ 構造がシンプルであれば、コードが多くても問題になりにくい ◦ コード量が問題になるのであれば、モジュール分割を •

    複雑さを隠蔽しない ◦ “複雑なこと”をシンプルな手法で愚直に実現する ◦ Riverpodの標準的な振る舞いをベースにして設計する Riverpodのいいところを活かす
  12. #Flutter_findy スタサプ ForSCHOOLアプリのシンプルな設計 • 書きやすく、レビューしやすい構造にする ◦ 開発者の負担を増やさないことが、安定した実装に繋がる ◦ 理解しやすい構造は、新規メンバーにもうれしい •

    Flutterは“十二分に”すごい ◦ 普通に書けば、求める速度のアプリができる ◦ Hot Reloadをはじめ、開発の手が止まらない工夫が随所に • OS差分やスマートフォンの機能を使うのは控えめに ◦ pluginがあっても、期待通りとは限らない…… 私たちの知見