Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

自社サービス開発企業のサポート業務改善 / Support department improv...

自社サービス開発企業のサポート業務改善 / Support department improvements for SaaS company

「ジャバ'25 4月度」でのLT資料です
https://kanjava.connpass.com/event/350832/

【参考書籍】
データモデリングでドメインを駆動する
https://www.amazon.co.jp/dp/4297140101/

tunemage

April 22, 2025
Tweet

More Decks by tunemage

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 自己紹介 • つねまげ(@tunemage) • 現職、SaaSベンダー勤務(SRE ->ユーザーサポート) • 主業務の傍らkintoneやPowerAutomate等も触る • 今でも現役のプログラマー/社内SEと言い張る

    • 前職、製造業企業に勤務(情報システム) • 同僚の休職により一時「ひとり情シス」状態に • 主業務の合間に、経理部門や事業部門の依頼でExcel VBA開発 • 販売管理システム開発・IPOプロジェクト・ セキュリティ・AD管理・各種SaaS管理・PC等の 発注・購買etc • それ以前(SE/プログラマー) • ERP開発・ 教育システム開発・スマホアプリetc • フリーランスも少し
  2. 背景 • 現チームはいわゆるカスタマーサクセス的な部門 • ユーザーサポート業務などが中心 • 業務改善の目的 • 転記などの 単純作業工数を削減

    • 確認漏れや対応漏れのリスクを軽減 →現在契約のあるの各種ツール(Slack App・kintone・ PowerAutomate等)を用いて業務改善したい
  3. 事例1. メール連絡の自動化 • 課題 • AWSのアラートを確認して、お客様にメール連絡 • 都度テンプレートからメールを作って宛先を入力してといった業務が 発生 ※重大ミスは発生していないがチェックに気力と時間を消費する(認知負荷)

    • 対応 • メールボックスの受信をトリガーに、PowerAutomateから MicrosoftGraphAPIのOutlookの下書き作成を行う • 自動送信ではなく下書き作成に留める事でイレギュラー業務に対応
  4. 事例3. ステータス変更時のSlack通知 • 課題 • kintoneステータス変更時に適切なチャンネルに連絡したい • kintone標準のSlack通知機能はメッセージ内容や宛先を柔軟に指定で きない •

    プロセス管理のステータス変更イベントごとに異なるメッセージを送 りたい • 対応 • kintoneのカスタムJSから、SlackのIncomingWebhookを叩く • kintone の別アプリに、ステータスとテンプレートと宛先チャンネル の組み合わせを保持する • →JavaScriptのメンテナンスを減らす(テーブル駆動のDSL)
  5. まとめ・所感 • 柔軟性 • イレギュラー業務にも対応できるよう配慮 • 全体性 • 自部門以外にも効果が波及するよう設計 •

    容易性 • Slack・Outlook・kintoneなど既存ツールを活用 →自社のサービスや文化と調和した業務改善が できるのも自社サービス企業の強みの1つ 皆さんのご意見もお聞かせください