Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
DBプラットフォームの変遷 - ベアメタル、VM、そしてコンテナへ
Search
tzkoba
May 20, 2020
Technology
6
5.1k
DBプラットフォームの変遷 - ベアメタル、VM、そしてコンテナへ
2020/5/20、Infra Study Meetup#2のLT資料です。
tzkoba
May 20, 2020
Tweet
Share
More Decks by tzkoba
See All by tzkoba
The State of Distibuted Database In Japan
tzkoba
1
1.3k
#CloudNativeDB NewSQLへの誘い
tzkoba
4
3.3k
Cloud Native時代のデータベース
tzkoba
13
15k
2020年DBプラットフォーム (超個人的)5大ニュース
tzkoba
0
1.2k
PostgreSQLプラットフォームの徹底比較(コンテナからクラウドまで)
tzkoba
6
10k
Kubernetesでストレージ?そもそも何に使えるの?
tzkoba
0
1.2k
データ損失を回避しよう 各DBの機能比較
tzkoba
3
2k
昨今のデータデバイス(アーカイブ編)
tzkoba
3
1.6k
理解して拡げる分散システムの基礎知識
tzkoba
21
11k
Other Decks in Technology
See All in Technology
OPENLOGI Company Profile for engineer
hr01
1
26k
3D生成AIのための画像生成
kosukeito
2
620
地に足の付いた現実的な技術選定から魔力のある体験を得る『AIレシート読み取り機能』のケーススタディ / From Grounded Tech Choices to Magical UX: A Case Study of AI Receipt Scanning
moznion
2
520
Oracle Base Database Service 技術詳細
oracle4engineer
PRO
7
63k
クラウドネイティブ環境の脅威モデリング
kyohmizu
2
400
genspark_presentation.pdf
haruki_uiru
1
240
LangfuseではじめるAIアプリのLLMトレーシング
codenote
0
140
10分で学ぶ、RAGの仕組みと実践
supermarimobros
0
910
[新卒向け研修資料] テスト文字列に「うんこ」と入れるな(2025年版)
infiniteloop_inc
4
14k
TanStack Start 技術選定の裏側 / Findy-Lunch-LT-TanStack-Start
iktakahiro
0
110
Part2 GitHub Copilotってなんだろう
tomokusaba
2
750
newmo の創業を支える Software Architecture と Platform Engineering
110y
1
390
Featured
See All Featured
It's Worth the Effort
3n
184
28k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1370
200k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
42
7.5k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
49
7.8k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
54
13k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.6k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
183
22k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
31
1.2k
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
60k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
8
700
Transcript
DBプラットフォームの変遷 - ベアメタル、VM、そしてコンテナへ - Infra Study Meetup #2 , 5/20
@tzkb
2 最近やっていること • July Tech Festa 2019 “Cloud Native開発者のための Database
with Kubernetes” • NewSQL関連のブログ投稿 “2020年現在のNewSQLについて” “NewSQLコンポーネント詳解” + =∞
3 1. 時は流れて - 2000年以降のDBプラットフォーム - 2. ベアメタルの時代 - 物理サーバ,
UNIX - 3. Exadataの衝撃 - 専用サーバという浪漫 - 4. VMの時代 - VM HAのとりこ - 5. そしてコンテナへ - 変化を求められるDBMS - アジェンダ
4 時は流れて - 2000年以降のDBプラットフォーム - 2000 2020 2010 2005 2015
HW: ベアメタル OS: UNIX DBMS: 商用DB ベアメタル Linux 商用DB/OSS-DB 仮想マシン Linux 商用DB/OSS-DB コンテナ OSS-DB VMware vSphere 4 Red Hat Enterprise Linux 5 Docker Kubernetes PostgreSQL 8 1. Oracle Exadata
5 ベアメタルの時代 - 物理サーバ,Unix - 2. • ハードウェアとOSはセットでベンダから買う時代。 • OracleなどのDBMSはオープンを標榜、様々なOSに対応していた。
• 巨大なDBサーバを数台並べて、HA構成。 • その後ダウンサイジングされたが、システム内で最も高価なのが、 DBサーバとストレージ。 2000年当時の サーバ室に並べられた IBM RS6000 SPが2台と ストレージのセット。 それぞれ冷蔵庫以上の大きさ。 ※画像出典 http://www.computinghistory.org.uk/det/6535/IBM-RS-6000-SP2-Type-7025/
6 Exadataの衝撃 - 専用サーバという浪漫 - 3. • DB専用機 Oracle Exadataが2008年に登場。
• 汎用的なサーバとOS、ストレージを選んで購入していた、DBエンジニアに 衝撃を与える。 • 「何もしなくても速い!」 (注)それまでに比べると、、、 • 国内でもInsight QubeというDBアプライアンスが開発・発売された。 今では当たり前の - カタログ見て簡単に選べる - すぐ使える(電源を入れれば) - 面倒な設定不要(それまでに比べれば) を実現。DBエンジニアの浪漫であり、 最終兵器だった。 ※画像出典 https://blog.oracle-ninja.com/2011/06/08/exadata-x2-8-installation-pics/
7 VMの時代 - VM HAのとりこ - 4. • VMへの適応はDBは時間を要した。 •
理由はパフォーマンス。仮想化のオーバーヘッドを避ける傾向が強かった。 • vSphere 4以降、流れが変わってきた印象。HW性能が上がってきたことに 加え、仮想化による運用上のメリットを無視できなくなる。 • Active-Standbyだけでなく、Primary-Secondaryなどの構成も可能に。 P S S 【PostgreSQLのReplication】 【共有Diskを用いたVM HA】
8 そしてコンテナへ - 変化を求められるDBMS - 5. • コンテナ、Kubernetesへの対応もVM時代と同様、DBは遅れている印象。 • 太い帯域、低いレイテンシがDBサーバの足回りには必要?
• やっぱりDBは急に落ちては困るし、勝手に落とされても困る? • コンテナ、Kubernetesのコンセプトと合わないのでは? operator -0 -1 -2 postgres snapshot 【NewSQL with Kubernetes】 【Kubernetes Operatorパターン】
9 まとめ ベアメタル->VMと技術の進歩にDBは確実に追随してきた。 今はクラウドのManaged Serviceを使うのが便利な時代。 しかし、DBのプラットフォームはコンテナ、そして Kubernetes
へ移っていくことは確実。 DBMSの進化もそれを後押しする。 DB with Kubernetes、やっていきましょう。
10 Questions? @tzkb @tzkoba