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「Kiroってどうなの?」 リアルな使い勝手と最新の料金ガイド
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ヤマダ(北野)
October 15, 2025
Technology
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「Kiroってどうなの?」 リアルな使い勝手と最新の料金ガイド
ヤマダ(北野)
October 15, 2025
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Transcript
Azure x AWS x Google Cloud コミュニティ本音トーク! 「Kiroってどうなの?」 リアルな使い勝手と最新の料金ガイド 2025/10/15
ヤマダ(北野 涼平) 所属: JAWS-UG 神戸 趣味: LT、プリン、読書 好きなサービス:
Figma、AWS Step Functions、Kiro 最近の出来事: 今日、仮免を取りました!(人生2回目)
本日のゴール
Kiroが何かを説明できる!
Agenda Kiroとは 1 既存プロジェクトへの対応 2 Agent Hooks 3 他サービスとの比較 4
実際にチーム開発で使ってみた話 5 最新の料金形態 6
Kiroとは
Kiroとは Kiroは「仕様駆動開発」の新しいIDE 上流工程から開発を支援する 従来のAIとは違い「何を作るか」という仕様や計画からサポート 「仕様駆動開発(Spec-driven development)」を提唱 Kiroの生成物 設計書(structure.md) 技術設計書(tech.md) タスクリスト
ソースコード
Kiroとは
Kiroとは Kiroがもたらす価値とは AI設計書ベースになるので、仕様認識の齟齬を解消 オンボーディグの効率化 レビューの品質向上 雑務の自動化 ドキュメントの品質維持 癒し(ステアリング) この仕様書って メンテされてるのかな....
Kiroって結局なに?
Kiroは手も動かす「プロジェクトマネージャー」 これまでのAIは「プログラマー」
Kiroとは Kiroがしてくれることの核とは 設計図(仕様)を作る 要望に基づいた技術設計書やタスクリストを自動生成 チーム全員にタスクを共有でき、手戻りや無駄な議論を減らす 設計図通りにコードを生成する AIが上記の仕様書をもとにコードを自動生成 ドキュメントを最新に保つ コードを変更しても、関連ドキュメントは自動で更新 →「チームの計画と認識共有」を実現する新しい開発AI
既存プロジェクトへの対応
既存プロジェクトへの対応 既存プロジェクトでもKiroにおまかせ 複雑なプロジェクト構造の「見える化」 Kiroを導入することでプロジェクト全体をスキャンし、ファイル構造やコンポーネ ント間の依存関係を整理した設計概要書を作成。また、フレームワークやライブラ リなどのパターンを分析して技術設計書も自動生成。 既存コードを基にした開発支援 バグ修正や機能追加の指示にも、既存のパターンを理解した上でお作法に沿った修 正案を提案。特定のコンポーネントを指定したリファクタリングなども楽々対応。
既存プロジェクトへの対応 オンボーディングもKiroにおまかせ 新メンバーを即戦力に 従来の開発では大量のドキュメント確認やメンバーへの質問を繰り返すことで徐々 にプロジェクトに馴染んでいく必要があった。Kiroを使用することでAIが生成した 一貫性のある設計概要書を確認することで時短可能。 これまでのAIと比べると開発者の立ち位置は「監督」に近くなっている。 (こんなにすごいIDEに新メンバーとか必要あるのか?) Kiroはあくまでも「価値のある仕事」に集中するためのツールである。
Agent Hooks
Agent Hooks Kiroのエージェント性 Kiroは指示を待つだけのAIではない! Kiroには「Agent Hooks」という機能があります。 これは開発の作業に応じて 「ファイルを保存したらテストを自動更新する」
「Gitコミット前にドキュメントを自動生成する」 といった行動を自動化できます。 「IF-THEN」ルールを設定(チームで共有) ドキュメントの更新やテストの自動生成など
Agent Hooks 雑務を自動で片付ける「Agent Hooks」 <メリット> 地味で面倒だった大事な雑務から解放される! MCPサーバーによって、タスクツールや他クラウドサービスとも容易に連携が可能 つまり、Kiroは指示されたことを実行して終わるだけでなく、ドキュメントなどを常に 最新の状態に保つ仕組みまで提供してくれます。
他サービスとの比較
他サービスとの比較 「使いわけ」を意識する サービス名 開発フェーズ 主な目的 役割のイメージ Kiro 上流・中流(企画、設計、タ スク分割など) チームの生産性向上
品質保証の土台 プロジェクトマネージャー Amazon Q Developer インフラ・AWS連携 AWSクラウド環境 での効率化 AWSコンサルタント GitHub Copilot 下流(コーディング、IDE内) 個人のタイピング 負荷の軽減 タイピングアシスタント
他サービスとの比較 例えばこんな使い方 Kiroに機能要件を投げて、設計書やタスクリストを作成 作成されたタスクの中で、AWSのリソース構成などに関する疑問をAmazon Qに聞く コードを書く必要がある際の助手としてCopilotに補完してもらう コードが完成したらAgent Hooksによって自動的に関連するドキュメントの更新やテ ストを最新化する
実際にチーム開発で 使ってみた話
実際にチーム開発で使ってみた話 こんな感じで使いました。 社内の人とKiroのハッカソンに出たい!(満員で参加できなかった) 3人チームで、メンバーはインフラ2人・開発1人 Kiroは全員未経験で一緒に開発するのもはじめて Kiroは無料利用枠を使用予定(そもそも料金もそこまで定まってなかった時期)
実際にチーム開発で使ってみた話 やってみて感じた不安 タスク(開発)の消化実感がない スキルを忘れてしまいそうで怖い コスト/リクエスト消費の「ブラックボックス感」 →「スペック生成」「タスク実行」でそれぞれリクエスト消費が異なる。 どういった実行がどちらに判定されるのかが分かりづらかった。 →Kiroが設計・タスク分割・実装を自動で完了させるため、 「手を動かした感」が減り、「貢献している実感」もない。
→Git操作やAWSの設定など、定型作業をKiroに任せることで楽にはなるが、いつか 開発スキル自体を失ってしまいそうで怖い。
実際にチーム開発で使ってみた話 やってみて感じた不安:解消編 タスク(開発)の消化実感がない スキルを忘れてしまいそうで怖い コスト/リクエスト消費の「ブラックボックス感」 →価値の変化を認める。これからは「レビュー」を価値の中心に。 「コードを書くこと」より「品質や設計の担保」を評価する。 →Kiroに「休日」を設定。例えば月に1度はデプロイやGit操作を手動でやる。 それくらいの時間を確保するだけのインパクトがKiroにはある。 →料金形態の変更によってより分かりやすくなりました!
最新の料金形態
最新の料金形態 まずは料金表を見てみる プラン名 料金(月額) クレジット数(月間) 主な機能 対象ユーザー Free $0 50クレジット
基本的な機能や概念の試用 個人学習 Pro $20 1,000クレジット Agent Hooksなどの高度な機能 本格的な個人開発 Pro+ $40 2,000クレジット クレジット量増加 小規模チーム Power $200 10,000クレジット Kiroが中心の大規模開発 大規模プロジェクト
最新の料金形態 ヤマダの意見 とりあえず触ったことない方はFreeプランで十分体験できる Agent Hooks等の高度な機能がFreeプランで使用できるのか分からなかった →どっちみち50クレジットではすぐに枯渇するので実質使えないと予想 クレジットは繰り越されない →使い切ったらオンデマンド的に使用できるので少なめのプランを選ぶ ユーザー単位での課金(※まだクレジットのチーム共有機能がない) →たとえばリーダーに全てのスペックファイルを作ってしまうとその人だけ枯渇
してしまうのかも。ドライバーはこまめに変える意識が必要。
まとめ
Kiroは指示を待つだけではない、新しい形のIDE AIによるコード補完機能が出てきた時くらいの驚きはある 既存プロジェクトやチーム開発で真価を発揮する 「仕様駆動開発」の概念を広めた功労者 Kiroじゃなくても仕様はファイル化してAIに読んでもらう考え方が大事 料金プランはここ2〜3ヶ月で何度か変わりつつ、まだ定着していない アイコンが妙にかわいい Kiroってどうなの?リアルな意見
ご清聴ありがとうございました