Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
それ、AWS Step Functionsで置き換えれん?
Search
ヤマダ(北野)
April 27, 2025
Technology
0
14
それ、AWS Step Functionsで置き換えれん?
ヤマダ(北野)
April 27, 2025
Tweet
Share
More Decks by ヤマダ(北野)
See All by ヤマダ(北野)
「Kiroってどうなの?」 リアルな使い勝手と最新の料金ガイド
yamada_r
0
75
まずはマネコンでちゃちゃっと作ってから、それをCDKにしてみよか。
yamada_r
3
260
カップラーメンタイマーで感じる生成AIの進化
yamada_r
0
6
Amazon Lexに感じる無限の可能性
yamada_r
0
42
JAWS DAYS 2025 re:Chrees 広報担当の振り返り
yamada_r
0
130
はじめてのすくらむ
yamada_r
0
11
新米CBの自己紹介
yamada_r
0
9
Amplify StudioとFigmaで遊ぶ
yamada_r
0
11
Lambda Layerを作る時に沼った話
yamada_r
0
9
Other Decks in Technology
See All in Technology
巨大モノリスのリプレイス──機能整理とハイブリッドアーキテクチャで挑んだ再構築戦略
zozotech
PRO
0
290
LINEギフト・LINEコマース領域の開発
lycorptech_jp
PRO
0
370
LINEスキマニ/LINEバイトにおけるバックエンド開発
lycorptech_jp
PRO
0
370
生成AIシステムとAIエージェントに関する性能や安全性の評価
shibuiwilliam
0
140
AWS Media Services 最新サービスアップデート 2025
eijikominami
0
110
DDD x Microservice Architecture : Findy Architecture Conf 2025
syobochim
12
4.2k
Progressive Deliveryで支える!スケールする衛星コンステレーションの地上システム運用 / Ground Station Operation for Scalable Satellite Constellation by Progressive Delivery
iselegant
1
210
AI エージェントを評価するための温故知新と Spec Driven Evaluation
icoxfog417
PRO
2
710
.NET 10のASP. NET Core注目の新機能
tomokusaba
0
120
アジャイル社内普及ご近所さんマップを作ろう / Let's create an agile neighborhood map
psj59129
1
140
身近なCSVを活用する!AWSのデータ分析基盤アーキテクチャ
koosun
0
4k
雲勉LT_Amazon Bedrock AgentCoreを知りAIエージェントに入門しよう!
ymae
2
210
Featured
See All Featured
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
97
6.4k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
273
27k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4.1k
Designing for humans not robots
tammielis
254
26k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
231
22k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
9
980
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
34k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
370
20k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
140
34k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
333
24k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
3k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
52
5.7k
Transcript
2025/4/27 アイレット株式会社 アジャイル事業部 IoTセクション 第160回 雲勉 それ、AWS Step Functions で置き換えれん?
2 自己紹介 名前:北野 涼平(ヤマダ) 所属:アジャイル事業部 IoTS IoTBG 趣味:LT、プリン、読書 愛S:Figma、AWS Fault
Injection Service プロフィール
3 AWS Lambda 使ってますか?
4 AWS Lambda 使ってますか? • サーバーレス • サーバーを管理することなく、高可用性と耐障害性を実現 • 組み込みのログ記録・モニタリング機能
• スケーリング • 従量課金制 →色々あると思います AWS Lambda を使うメリット
5 デメリットはあるのか?
6 AWS Lambda 使ってますか? • プログラミング言語の知識が必要 • 高い専門性 • ランタイムのサポート廃止(Python3.9も2025年11月廃止予定)
• 複数の AWS Lambda を使用する場合は複雑になる • 実行時間の上限 →中でもランタイムのサポートは思っているより早いです AWS Lambda を使うデメリット
7 なるべくなら使いたくない…!
8 AWS Step Functions に 置き換えられないか考えてみよう!
9 アジェンダ • AWS Step Functions を採用するメリットについて • JSONata について
• 実際に使ってみた話 今回お話すること • 細かい設定値 • プロンプトなど 話さないこと
10 AWS Step Functions とは
11 AWS Step Functions とは • AWS提供のマネージドサービス • ワークフローとして各サービスを連携できる •
非常に多くのサービスに対応 <北野の偏見> Map処理したい時とか、 複雑な処理分岐にしか使ってはいけないのでは? AWS Step Functions とは ソンナコトナイヨ!
12 AWS Step Functions とは • 処理の可視化 • ワークフローがとっても視覚的! •
プログラミング言語の知識がなくても見れる(?) • ちょっとした処理は JSONata が吸収 • 自動スケーリング • ランタイムのサポートを気にしなくていい! • 非同期処理を作りやすい • AWS Lambda や Amazon API Gateway の タイムアウトから解放 AWS Step Functions のメリット
13 実際に使ってみる
14 実際に使ってみる 構成図 実行時間に一抹の不安
15 実際に使ってみる 構成図 APIのレスポンスはすぐ来る
16 実践
17 実践 • フローが目で見える • 関連サービスがわかりやすい 処理の可視化(ワークフロー)
18 実践 • JSONata でちょっとした処理を吸収 • プロンプトを工夫したり、結果を入れる際の一手間など 処理の可視化(JSONata)
19 実践 JSONata とは • AWS Step Functions には2024年11月に追加 •
JSONデータの軽量クエリおよび変換言語 • JSONオブジェクトの複雑なデータ操作が可能 • フローの中間ステートが不必要になった! 処理の可視化(JSONata)
20 実践 • エラーによって細かく制御が可能 • Amazon DynamoDB でエラーが あったら Fail
、なければ API 呼び出しが視覚的 処理の可視化(エラーハンドリング) タイムアウトなどのエラーに よって分岐を指定できる
21 実践 処理の可視化(エラーハンドリング) 通ってきた処理が色づく アクションをクリック して原因を究明
22 実践 • アクションを選択 • AWS Lambda の時のように 言語を気にしない ランタイムのサポート
23 実践 • curl で API を実行 • わざわざ書くほどのことでもないが、Slack に通知がきた
• 生成AIなど、実行時間を予測しづらい時に◎ 非同期処理
24 まとめ
25 まとめ • 多くのサービスに対応し、処理の分岐も作りやすい • ワークフローを視覚的に表現 • エラーハンドリングも見やすく、原因調査もしやすい • 生成AIとの相性がよい
• 非同期処理 • Amazon Bedrock アクションも豊富 • 簡単な処理は JSONata が吸収 • プログラム風だが、慣れれば簡単(?) AWS Step Functions を使ってみた
26 まとめ もちろん AWS Lambda や別のアプローチのほうが良い場合も ありますが、AWS Step Functions を使用するメリットを理解
し、採用を検討してみてください。 私は並行処理や AWS Lambda を複数扱うためでしか使わない 方がいいのかなと思っていました。実際に触ってみるとワー クフローは視覚的であり、アクションも豊富でむしろ簡単な 処理にこそ向いているのではと思ってほどです! AWS Step Functions を使ってみた
27 まとめ お話したこと • AWS Step Functions を採用するメリットについて • JSONata
について • 実際に使ってみた話 今回作成した構成について、 アイレットメディアにて詳細に記事にしようと思います! AWS Step Functions を使ってみた
28 ありがとうございました!