Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
弥生の品質保証体制の紹介と取り組み / Introduction and initiatives of Yayoi's QA system
Search
yayoi_dd
March 24, 2023
Technology
1
4.8k
弥生の品質保証体制の紹介と取り組み / Introduction and initiatives of Yayoi's QA system
弥生株式会社 もくテク
弥生品質を支えるQAエンジニアの取り組み(2022/06/16)
https://mokuteku.connpass.com/event/247676/
yayoi_dd
March 24, 2023
Tweet
Share
More Decks by yayoi_dd
See All by yayoi_dd
CDKでの自動構築が超簡単で感動した話(超初心者向け) / Automated construction using CDK was easy, impressed
yayoi_dd
0
330
IaCがない環境でインフラ担当じゃない人がAWS触ってみた話 / I tried using AWS in an environment without IaC
yayoi_dd
0
310
CDKの実装のススメ方 / How to proceed with CDK implementation
yayoi_dd
1
310
AWS初心者が苦労してCDKカスタムリソースを作った話 / AWS beginners struggled to create CDK custom resources
yayoi_dd
1
320
AWS CDK 経験者が CDK for Terraform 使ってみた / I tried using CDK for Terraform
yayoi_dd
1
320
Terraform v1.7のTest mocking機能の紹介 / Introducing the Test mocking feature of Terraform v1.7
yayoi_dd
2
740
先人の教えに背いてCDKのスタックを分割した男の末路 / The fate of the man who split the CDK stack
yayoi_dd
1
340
re:Invent2023 参加報告 / reInvent2023 participation report
yayoi_dd
0
2.6k
re:Invent 振り返り / Looking back at reinvent
yayoi_dd
0
2.6k
Other Decks in Technology
See All in Technology
VSCodeの拡張機能を作っている話
ebarakazuhiro
1
400
Google Cloud Next '24でブログを10本書いた方法と勉強会を沸かせた方法
yasumuusan
0
290
ServiceNow Knowledge Learning Rise up
manarobot
0
210
KubeConにproposalを送りたい人へのアドバイス
sat
PRO
3
250
APIファーストなプロダクトマネジメントの実践 〜SaaSus Platformでの例〜 / "Practicing API-First Product Management - An Example with SaaSus Platform
oztick139
0
100
「スニダン」開発組織の構造に込めた意図 ~組織作りはパッションや政治ではない!~
rinchsan
3
570
[新卒向け研修資料] テスト文字列に「うんこ」と入れるな(2024年版)
infiniteloop_inc
4
15k
JSON攻略法.pdf
miyakemito
8
5k
TechFeed Experts Night#27 〜 フロントエンドフレームワーク最前線 (Svelte)
baseballyama
1
510
web-application-security
matsuihidetoshi
0
170
レガシーをぶっ壊せ。AEONで始めるDevRelの話 / Qiita Night 2024-2-22
aeonpeople
3
1.3k
生成AIの変革の時代に、直近1年で直面した課題とその解決策
ktc_wada
0
140
Featured
See All Featured
Code Review Best Practice
trishagee
55
15k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
36
2.1k
RailsConf 2023
tenderlove
4
540
Web development in the modern age
philhawksworth
202
10k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
24
2k
The Mythical Team-Month
searls
216
42k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
11
4.5k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1356
200k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
345
19k
Optimizing for Happiness
mojombo
370
69k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
74
5.7k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
501
140k
Transcript
弥生株式会社 開発本部 春田 優子 © 2022 Yayoi Co., Ltd. All
rights reserved. 弥生の品質保証組織の紹介と取り組み 2022年06月16日(木)
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. アジェンダ
はじめに ・自己紹介 弥生の品質保証組織の紹介 ・開発チームの紹介 ・品質に関わる人たちの紹介 ・体制の良い点悪い点 課題と取り組み ・ここ数年の課題 ・横のつながり作りのための取り組み
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 自己紹介
名前 ・春田優子(はるたゆうこ) やっていること • 新規サービスのQL(クオリティリーダー) • 品質系ポジションの採用など
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. プロダクトやシステムごとに開発チームがあります 基幹システム
製品・サービス 新規サービス CRM 課金 システム (クラウドアプリケーション) サービス A サービス B サービス C サービス D
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 1つの開発チームの中の登場人物 PM
テクニカル リーダー (TechL) クオリティ リーダー (QL) エンジニア テスター PM、TechL、QLの3ロールのメンバ ーでチームを回しています • PMはプロジェクト全体のリード • TechLは技術面のリード • QLは品質面のリード • いわゆる「QAエンジニア」 QLは開発チームのメンバーとして品 質保証計画を作ったり推進したり 製品Aの開発チーム
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 開発チームを品質面で支援するチームもあります PM
テクニカル リーダー (TechL) クオリティ リーダー (QL) エンジニア テスター PMO QA テスト管理 チーム横断の品質管理 ・プロセス策定、教育 ・分析、モニタリング テスト支援 ・テスターアサイン ・テスト実行の支援 開発チームを支援 製品Aの開発チーム
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. チーム構成の強み
QLと開発メンバーがOneチーム • プロダクトやプロジェクトの情報共有が容易 • 開発メンバーとのコミュニケーションも密 • 開発と伴走してる感じ PM テクニカル リーダー (TechL) クオリティ リーダー (QL) エンジニア テスター
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. チーム構成の弱み
他のチームのQLメンバーとのつながり弱い • 他のシステムってどうやって操作するの? • 自分のシステムとどんなかかわりがあるの? • 他のチームの状況は? • どんな取り組みやってるの? 製品Aチーム QL 製品Bって どうやって動 かすの? 新規サービスっ てどんな取り組 みやってる?
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. ここ数年、弱みを何とかしないとまずい状況になってきた
新規サービスの開発が立ち上がってきた 複数のプロダクトがつながったサービスとしてお客さまへ価値提供 新規サービスの場合、課金システムなど社内システムも影響する QLに求められるニーズが変わってきた 複数のプロダクトやシステムがつながったサービスとしての品質を考える場面が増えてきた 他のチームやプロダクトのことも知っておかないと困る状況に テスト計画立てられない 課題 開発チーム内の縦のつながりに加えて、開発チーム間の横のつながりが必要になってきた
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 横のつながりをつくる取り組み QL横ぐしのチームを作りました
メンバー 各チームのQLメンバー(現在11名) 何やるか? 週1回共有と交流のMTG チームの取り組みや障害共有 勉強会に参加してきたよ みんなに質問 Slackで交流 製品Aチーム 製品Bチーム 社内システムC チーム 新規サービスD チーム QLメンバーは各チームで業務をしつつ、 QLチーム内でコミュニケーションを 取りやすくなる
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 初の試みなので工夫をしました
スモールスタート 全員必ず話すこと、必ず参加すること、みたいな頑張らないとできないルールは作らない 継続してこそ効果が表れるため、続けられなさそうなことはやらない 定量的な成果を最初から狙わない この方針は組織長とも合意しておいた ある程度ネタは準備 集まるだけの場にしないように準備は必要 3か月に1回振り返りを行い軌道修正する 初めての試みなので、状況見て変えていけるという枠組みを回すことは必要 実際の改善につながる 変えていけると思えることが参加メンバーの安心感につながる
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 始めて1年以上経って、うまくいっています 当初狙っていた効果は得られている
ちょっとした質問や共有がしやすくなった プロジェクトの仕事をするために、話しやすい土壌づくりになった 新しくQLとして入社された方のサポートにも一役買っている
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. まとめ
チームやコミュニケーションの形は、周りからのニーズや発生した課題に応じて変えるもの 正解はなく、今の弥生の状況にベストなものにできているか(しようとしているか)が一番大事 別の環境で成功したやり方でも、今の弥生で成功するとは限らない 今の弥生の状況でうまくいっているだけであって、今後も同じやり方でうまくいくとは思っていない 状況が変われば、仕事がしやすい形に変えていく