Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
DBアクセスを伴う自動テストを書くときのプラクティス/Practices When Writ...
Search
yukana
September 26, 2024
Programming
1
44
DBアクセスを伴う自動テストを書くときのプラクティス/Practices When Writing Automated Tests with DB Access
yukana
September 26, 2024
Tweet
Share
More Decks by yukana
See All by yukana
Gradleよくわからんから脱する/Gradle Getting Started
yukana
0
39
Nice to haveな気づきに向き合う / Facing Nice to Have Awareness
yukana
1
27
ユニットテスト実行を 45% 高速化した Repository テスト戦略 / Repository Test Strategy Speeds up Unit Test
yukana
5
1.6k
Other Decks in Programming
See All in Programming
責務と認知負荷を整える! 抽象レベルを意識した関心の分離
yahiru
2
450
Software Architecture
hschwentner
6
2.1k
SpringBoot3.4の構造化ログ #kanjava
irof
2
990
時計仕掛けのCompose
mkeeda
1
300
楽しく向き合う例外対応
okutsu
0
120
AIの力でお手軽Chrome拡張機能作り
taiseiue
0
170
Pulsar2 を雰囲気で使ってみよう
anoken
0
240
動作確認やテストで漏れがちな観点3選
starfish719
6
1k
CSS Linter による Baseline サポートの仕組み
ryo_manba
1
100
WebDriver BiDiとは何なのか
yotahada3
1
140
Amazon ECS とマイクロサービスから考えるシステム構成
hiyanger
2
560
XStateを用いた堅牢なReact Components設計~複雑なClient Stateをシンプルに~ @React Tokyo ミートアップ #2
kfurusho
1
900
Featured
See All Featured
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
45
9.4k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
Being A Developer After 40
akosma
89
590k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.4k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
47
5.2k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
158
23k
KATA
mclloyd
29
14k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
193
16k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
133
33k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
Transcript
DBアクセスを伴う結合テストを 書くときのプラクティス BABY JOB株式会社 第8回社内LT 2024/09/26 西牧 佑哉
大事なこと • テストの環境を本番とできるだけ合わせる ◦ テストの環境が本番と違っていると結果を信頼しづらくなる 2
テスト用DBのスキーマファイルを手動で管理しない 3
想定しているケース • DBの変更履歴をマイグレーションファイルで管理している • テスト用DBのセットアップのためにスキーマファイルを用意している 4
手動管理のデメリット • マイグレーションファイルの内容に合わせて変更するのが面倒 • ミスがあっても気づきづらい 5
どうするか? • スキーマファイルを用意しない ◦ テスト実行前にマイグレーションする • 自動生成する(ダンプする) ◦ マイグレーションに時間がかかる場合に有効 ◦
マイグレーション後に必ずスキーマファイルが生成/更新される仕組みにしておくと常に最新 に保てる 6
インメモリDBを使用しない 7
想定しているケース • ローカルではDockerで立てたDBを使用して開発している • テストではSQLiteやH2のようなインメモリDBを使用している 8
インメモリDBを使用するメリデメ • メリット ◦ セットアップが簡単 • デメリット ◦ 本番環境やローカルでの動作確認時と異なる挙動をする可能性がある ▪
つまり、テスト結果を信頼しづらい 9
どうするか? • ローカルや本番と同じDBを使用する ◦ Testcontainersを使うと簡単にできる! 10
テストの準備、実行、検証を 同一トランザクション上で行わない 11
想定しているケース • テスト実行時の挙動 1. トランザクション開始 a. 準備(テスト用のデータのインサート) b. 実行(例:何らかの保存処理) c.
検証(例:DBからデータを取得して保存した内容の確認) 2. ロールバック 12
同一トランザクションで行うメリデメ • メリット ◦ テスト終了後にロールバックしてテストデータの後始末ができる • デメリット ◦ 本番では準備、実行、検証が同一トランザクション上で行われない ▪
つまり、テストと本番でやっていることが異なる 13
どうするか? • 各フェーズごとにトランザクションを分ける • テストデータの後始末はテスト前に行うようにする ◦ 他のテストに依存せずに、確実にクリーンアップできる 14
参考 • 単体テストの考え方/使い方 15
まとめ • テスト用DBのスキーマファイルを手動で管理しない • インメモリDBを使用しない • テストの準備、実行、検証を同一トランザクション上で行わない 16