Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

ソフトウェアにおける「捨てやすさ」の探求

Sponsored · Your Podcast. Everywhere. Effortlessly. Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.

 ソフトウェアにおける「捨てやすさ」の探求

Avatar for Yutaka Kamei

Yutaka Kamei

July 19, 2025
Tweet

More Decks by Yutaka Kamei

Other Decks in Programming

Transcript

  1. 「捨てる」ことを目指す開発 • 「未来永劫使うわけではない」とい う前提で機能を考える • 時代や状況の変化で前提が簡単 に崩れることを受け入れる • 「あとで捨てられる機能」として導入 することで、心理的なハードルが下

    がる • 「捨てる」対象が明確になり、確実 に捨てられる • Slack は Glitch というゲームからピボットし た ◦ https://www.johnnyrodgers.is/the-death-of- glitch-the-birth-of-slack/ • YouTube は最初は出会いを促すサービス だった ◦ https://en.wikipedia.org/wiki/History_of_Yo uTube Copeさんの “Stop treating code as an asset” に近い考えかもしれません
  2. プラグインの話 — 「土台」自体も「捨てる」 • プラグインの仕組みは「捨てる」のに便 利だが、その「土台」を最初からつくらな い • 一度「土台」を作ると、将来より良い方法 が見つかっても置き換えが難しいのでな

    るべく「土台」自体も「捨てられる」ように しておきたい • 高価な決定を先送りし、「捨てる」ことで オプションを購入する ◦ オプションの行使は先送りに
  3. 「作り直し」の奨励と学びの蓄積 • 「捨てる」ことを目指すことは、必然的 に「作り直し」を奨励する • これは「車輪の再発明」に見えるかも しれないが、そうではない • 「捨てる」「作り直す」を繰り返すこと で、その過程での学びが蓄積される

    • 関わったメンバーの経験がアップ デートされ、技量が向上する ちなみに、Copeさんはオープニングキーノートで “Move the rework to analysis” と言い、 Set-Based Design の文脈で作りなおせと言っていました