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宣言やガイドを示したってよくならない!スクラムチームが回るようにするためにはきっかけが必要だ!

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October 04, 2025

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Transcript

  1. © 2022 KDDI 3 阿部 成美 Career History ・2014 KDDI入社

    ・2017 auノートアジャイル開発(POサポート) -サービスレコメンドシステム ・2018.10~ au PAY for BIZアプリ担当 自己紹介 ストレングス ファインダー 調和性、公平性、回復試行、原点思考、責任感
  2. © 2022 KDDI 6 アプリとビジネス部門の悩みと開発部門のニーズが一致し、アジャイル開発へ転換 アプリをWFからアジャイル開発へ 開発部門のニーズ モビコムとau PAYのアジャイル開発 アジャイル開発拡大対象のプロダクトを

    探していた ビジネス部門の悩み アプリ品質やデリバリに難あり 品質 -受入試験で多数の不具合 -リリース後の障害発覚 デリバリ -開発着手が最速1か月 -リリースは四半期に1回 モビコム×KDDIのアジャイル開発へ転換
  3. © 2022 KDDI 7 スピード アジャイル内製化することで最短で 1週間間隔でのアプリリリースを実現 品質 au PAYやPontaポータル開発で培った

    知見やプロセスから品質向上させ安定した サービス提供を実現 コスト クロスプラットフォーム採用や クロスファンクショナル体制から 効率的な開発を実現 アジャイルによる高速PDCAサイクルから利用者に寄り添ったプロダクトに磨き込み アジャイル開発で目指す姿 開発部門からも改善を提案しアプリの価値を最大化させる
  4. © 2022 KDDI 8 巻き取りアプリ開発 2024/09 2025/03 ・リリース済みアプリのバックエンド フロントネイティブアプリを 1から開発

    ・WFで開発とサービス主管は 仕様確認で打ち合わせするくらい 巻き取りリリース ・巻き取りアプリをリリース 巻き取り中に発見された残課題はPBIリストへ DEV PO SM PO2名(他PJ兼任と阿部) POサポート4名 1名 アジャイルスタート ・前年度まで私がアプリのビジネス部門担当兼開発担当 POに就任 アジャイルスタート ブリッジSE1名 PM1名 開発3名 テックリード1名 開発サポート2名
  5. © 2022 KDDI 9 本来の趣旨に添わないイベント・活動になっている スクラムしてみたけど… リファイメント 理想:POが目指したいユーザーストーリー語り、開発と一緒に何を作るかを決める 現実:POは欲しい機能を話し、開発は説明された機能の疑問点を聞く スプリントプランニング

    理想:スプリントのゴールを決め、次スプリントでやるPBIを決める 現実:なんとなく重要度が高そうなPBIを次スプリントへ入れる会 スプリントレビュー 理想:ステークホルダーからFBを受ける会 現実:スクラムチームのレビュー会 レトロスペクティブ 理想:チームみんなでやる 現実:チームみんなでは意見が出ないのでPO/POサポートと開発と別々にレトロ
  6. 部署名 13 巻き取りアプリ開発 2024/09 2025/03 ・リリース済みアプリのバックエンド フロントネイティブアプリを 1から開発 ・WFで開発とサービス主管は 仕様確認で打ち合わせするくらい

    巻き取りリリース ・巻き取りアプリをリリース 巻き取り中に発見された残課題はPBIリスト へ 体制見直し POをサービス主管で1名専任してもらう方針へ転換 転機が訪れる 自分の思考 ・プロダクトの価値を高めるより ・チーム全体の成長を高める方に興味がある ・SMの経験は今後のキャリア形成にも役立つ →SM引継ぎを決意 DEV PO SM PO1名 POサポート2名 阿部 ブリッジSE1名 PM1名 開発3名 テックリード1名 開発サポート2名 2025/07 更に・・・ステークホルダーがイベントに参加!
  7. © 2022 KDDI 19 きっかけづくり2:個を知る/知ってもらう ①ドラッカー風エクササイズ開催 ②Check-in導入 ・簡単なテーマでアイスブレイク -最近見た映画は? -朝派?夜派?

    -暑いときの過ごし方は? 個人の考え方の違いやモンゴルと日本の文化の違いが垣間見えたり ・自分の性格や趣味、価値観などをそれぞれ書く ・書き手への共感や深堀質問をコメント ・書き手へのチーム内での期待値を書く 暑いとき の過ごし 方は?
  8. © 2022 KDDI 22 実は… スプリントレビュー用の事前準備が大変 -レビュー用のドキュメントを毎回作成 -何を見せるかも含めてブリッジSEが考えてた スプリントレビューの成果の見せ方を変えよう -レビュー用ドキュメントはやめて

    スプリントバックログリストを使おう -見せるものは動くアプリor動画にしよう -レビューのスピーカーは対象のPBIによって変える ブリッジSE 生まれた変化:問題が共有され、ジブンゴト化で考え行動する流れができる
  9. © 2022 KDDI 26 生まれた変化:あまり発言していなかったメンバーから本音が引き出せた 実は… もっとユーザーストーリーを聞きたい -このPBIがお店の人にとってどんな「良い」に繋がるかを知りたい -作るときのモチベーションになる -今のPBIのフォーマットではその項目がないので抜けがち

    PBIでユーザストーリーを必ず書くフォーマットにしよう -PBIをつくるときにユーザストーリーを必ずかけるようにしよう -どんなフォーマットが良いかはチームで聞き取りして変えていこう 開発者