Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
dependabotを導入して失敗した話
Search
K1mu21
March 18, 2025
Technology
0
89
dependabotを導入して失敗した話
めぐろLT#25の資料
K1mu21
March 18, 2025
Tweet
Share
More Decks by K1mu21
See All by K1mu21
Rust勉強会1回目の資料
k1mu21
0
43
ギャレトレ勉強会
k1mu21
0
30
リプレイスでやったこと
k1mu21
1
47
Cloudflareいいぞ
k1mu21
1
88
静的解析ツールを導入した話
k1mu21
1
180
WebGLを触ってみよう
k1mu21
1
46
GoのAirを使ってみた話
k1mu21
0
89
学生から社会人1年目を通して
k1mu21
2
220
データベースで沼った話
k1mu21
0
62
Other Decks in Technology
See All in Technology
Amazon CloudWatch Application Signals ではじめるバーンレートアラーム / Burn rate alarm with Amazon CloudWatch Application Signals
ymotongpoo
5
270
ソフトウェア開発現代史: "LeanとDevOpsの科学"の「科学」とは何か? - DORA Report 10年の変遷を追って - #DevOpsDaysTokyo
takabow
0
170
Micro Frontends: Necessity, Implementation, and Challenges
rainerhahnekamp
0
310
Creating Awesome Change in SmartNews
martin_lover
1
210
アプリケーション固有の「ロジックの脆弱性」を防ぐ開発者のためのセキュリティ観点
flatt_security
40
16k
AWSLambdaMCPServerを使ってツールとMCPサーバを分離する
tkikuchi
1
1.4k
プロダクト開発におけるAI時代の開発生産性
shnjtk
2
180
改めて学ぶ Trait の使い方 / phpcon odawara 2025
meihei3
1
540
Startups On Rails 2025 @ Tropical on Rails
irinanazarova
0
240
はてなの開発20年史と DevOpsの歩み / DevOpsDays Tokyo 2025 Keynote
daiksy
5
1.3k
似たような課題が何度も蘇ってくるゾンビふりかえりを撲滅するため、ふりかえりのテーマをフォーカスしてもらった話 / focusing on the theme
naitosatoshi
0
360
大規模サービスにおける カスケード障害
takumiogawa
3
790
Featured
See All Featured
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
178
52k
Designing for humans not robots
tammielis
252
25k
Scaling GitHub
holman
459
140k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
32
2.2k
Fireside Chat
paigeccino
37
3.4k
Code Review Best Practice
trishagee
67
18k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
270
27k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
5
520
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
522
39k
It's Worth the Effort
3n
184
28k
Transcript
dependaBotを入れて 失敗した話
Who? • 木村宗吾(K1mu21) ◦ 株式会社ラクーンホールディングス技術戦略部 • バックエンド(+フロントエンド+CI/CD…) ◦ 業務ではJava,PHP ◦
趣味ではGo • 趣味 ◦ ライブ ◦ サウナ • X ◦ @detunote
皆さんライブラリの更新ってどうやってます? 3分で考えた結果、あるなら以下かなーと思っています • dependabotで更新を検知 • 更新があったら手動で頑張る • CVEがでたらそれだけ対応 • 放置...
ウチはどうだったか 正直言うと最後の状態でした • 入れたら放置されてるという状況でかなりよくない状況でした ◦ 原因の一端に、入れた方が最後まで面倒を見る運用方法なのもあると思っている ▪ チーム移動などするとじゃあ面倒を誰が見るのか ▪ ライブラリ更新を検知する仕組みがないので更新の有無を知れない
• SREの方も問題視していた
ライブラリ更新の仕組みを考えた 何があれば楽に更新できるかなと考えた結果、取り合えずDependabotを導入してみ ました • dependabotを使えば自動でライブラリの更新を検知できる • 自動でPRを作ってくれるのでMergeボタンポチで終わり ◦ 誰でもアップデートができるシステムにしたい •
みんな使ってるから信頼できる
よかった点 • ライブラリ更新が自動で検知できるようになった点 • Mergeボタン押すだけでライブラリの更新ができるようになった点 • 導入や、設定がめちゃくちゃ簡単だった点
失敗だった点 gitlabで動くdependabotはGroupsキーが使えないので、1ライブラリに1PR作成されま す • biome.jsonなどの更新ができない! ◦ 毎回ブランチ更新するのだるい • しばらく放置するとPRが大量生産される •
↑大コンフリクト祭りの始まり(次ページ) ◦ 頭おかしなる • Slackに大量のPR作成通知が送信! ◦ うるさい
祭りの詳細
流石にこれは誰もアップデート作業したくないよなぁ... • と導入した自分が実際に感じてました • 上司が通知がうるさくてslack通知が来ないようにしてしまいました • 同期にアップデート作業をお願いして祭りの被害者になってもらった所、終わった 時にはいい顔はされませんでした 多分上司と同期は心の中で自分のことを殴っててもおかしくなさそう ユルシテ...
今は 今はRenovateというツールに乗り換えてアップデートの仕組みを見直し中です 問題点だったPRが分かれている点や、biome.jsonなどのファイルも自動更新してくれ るようになったので大分やりやすくなったはず... 実際に一つのリポジトリのバージョンをjava21とかにしましたが、結構好印象 強いて言うならセキュリティ問題が発生した時にそれ用のPRを作ってくれないのが Dependabotより微妙な点
ついでに(時間あれば) EOLわかるような仕組みってRenovateにない?って上司にいわれてなさそうだったの で自前でスクリプト書いて作りました (ちゃんとしたの導入するとなると金かかりそうだったので...) 自動でソレっぽいのをIssueにあげるようにしたので何もないよりいいはず...
簡単に gitlab https://libraries.io/ このライブラリの 情報ほちい これが最新版の情報や! 最新版の更新1年以上ない じゃん! Issue作ったし確認しろよ!
まとめ ライブラリの検知などができるようになったのでdependabot入れてよかった 導入する前にツールに関してもうちょっと調べるべきだった 作業を楽にするために自動化することで、色々な人がその作業できるようになると言う メリットが一番大きいなと感じました GitHub使いてえ