Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
見えづらい活動の成果の伝え方は日頃からめちゃくちゃ悩んでるけど、実際こんな取り組みをしな がら...
Search
KAKEHASHI
PRO
October 09, 2024
Technology
5
2.9k
見えづらい活動の成果の伝え方は日頃からめちゃくちゃ悩んでるけど、実際こんな取り組みをしな がら温度感を合わせにいってるよ / Conveying Hard-to-See Results
エンジニア組織の成果を伝えたい!経営層や非エンジニア組織との会話、どうしてる?
https://d-plus.connpass.com/event/331345/
での登壇資料です
KAKEHASHI
PRO
October 09, 2024
Tweet
Share
More Decks by KAKEHASHI
See All by KAKEHASHI
やっぱり余白が大切だった話
kakehashi
PRO
7
2.9k
貧民的プログラミングのすすめ
kakehashi
PRO
2
460
目標と時間軸 〜ベイビーステップでケイパビリティを高めよう〜
kakehashi
PRO
8
1.4k
人はなぜISUCONに夢中になるのか
kakehashi
PRO
6
2k
データ資産をシームレスに伝達するためのイベント駆動型アーキテクチャ
kakehashi
PRO
2
1k
アジャイルチームが変化し続けるための組織文化とマネジメント・アプローチ / Agile management that enables ever-changing teams
kakehashi
PRO
3
4.6k
チームが毎日小さな変化と適応を続けたら1年間でスケール可能なアジャイルチームができた話 / Building a Scalable Agile Team
kakehashi
PRO
3
520
知らない景色を見に行こう チャンスを掴んだら道が開けたマネジメントの旅 / Into the unknown~My management journey~
kakehashi
PRO
13
5.4k
KAKEHASHI Company Deck / Company Deck
kakehashi
PRO
4
5k
Other Decks in Technology
See All in Technology
日本MySQLユーザ会ができるまで / making MyNA
tmtms
1
350
移行できそうでやりきれなかった 10年超えのシステムを葬るための戦略
ryu955
2
200
ClineにNext.jsのプロジェクト改善をお願いしてみた / 20250321_reacttokyo_LT
optim
1
1.3k
Dapr For Java Developers SouJava 25
salaboy
1
130
Engineering Managementのグローバルトレンド #emoasis / Engineering Management Global Trend
kyonmm
PRO
6
980
Restarting_SRE_Road_to_SRENext_.pdf
_awache
0
160
グループポリシー再確認
murachiakira
0
160
スケールアップ企業のQA組織のバリューを最大限に引き出すための取り組み
tarappo
4
910
Explainable Software Engineering in the Public Sector
avandeursen
0
360
Amazon GuardDuty Malware Protection for Amazon S3を使おう
ryder472
2
100
OPENLOGI Company Profile
hr01
0
61k
React Server Componentは 何を解決し何を解決しないのか / What do React Server Components solve, and what do they not solve?
kaminashi
6
1.2k
Featured
See All Featured
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
6
320
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.5k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
22
2.6k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.5k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
Side Projects
sachag
452
42k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
45
14k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
462
33k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.4k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
511
110k
Transcript
日本の医療体験を、しなやかに。 © KAKEHASHI Inc. 2024/10/09 エンジニア組織の成果を伝えたい!経営層や非エンジニア組織との会話、どうしてる? 株式会社 カケハシ 松本 明紘
見えづらい活動の成果の伝え方は日頃からめちゃ くちゃ悩んでるけど、実際こんな取り組みをしな がら温度感を合わせにいってるよ
自己紹介 もっち(@mottyzzz) 松本 明紘 株式会社 カケハシ(2023年2月〜) • AI在庫管理、新規事業 • バックエンドに軸足を置くテックリード
最近 • 仕事中も歩くようにしたことで 運動の習慣ができてきた
日本の医療体験を、 しなやかに。 カケハシは、調剤薬局DXを入り口に 日本の医療システムの再構築を目指す ヘルステックスタートアップ
カケハシの5つのプロダクト 2024年9月でリリース三周年 🎉🎉🎉
<本日のテーマ> エンジニア組織の成果を伝えたい! 経営層や非エンジニア組織との会話、 どうしてる?
とある成果の共有の1シーン エンジニア 誰か 事業課題とサービス(運用)課題の不一致 ずっと手作業だった運用を自動化し て、40時間/月の作業時間をゼロにし ました! それによって、大きくコスト削減でき ました!🎉🎉🎉 いまは売上向上のための
事業スケールの方が大事 だから、他のことに時間 使ってほしかったなあ。 いいね あれ、あんまり 喜んでもらえな かったな、、、
事前にお互いの持つ課題への共感ができていたら エンジニア 誰か 事業課題とサービス(運用)課題の一致 ずっと手作業だった運用を自動化し て、40時間/月の作業時間をゼロにし ました! それによって、機能開発に当てられる 時間が増えました!🎉🎉🎉 いま新規ユーザーの獲得のための機能
追加をどんどんやっていきたかったか ら、とても助かります!!!!
課題への共感
課題への共感 • 成果を伝えるということ以前に「課題への共感」を大事に している • 「課題への共感」=「課題を自分ごととして受け止めても らえている状態」 • 成果が上手に伝わるとき=課題への共感が得られていて、 それが解決できたとき
課題への共感 • 認知 → 理解 → 納得 → 共感 ◦
理解や納得はもちろん大事で、論理性や定量化は必要 ◦ 共感には関係性やストーリーテリングも大事になってくる。一緒に働い ている感覚、同じ方向を向いて進んでいるという実感できる状態 ◦ 共感までしてもらえると、その人自身が他にも広げてくれる ◦ 特に大きな組織になればなるほど、同じ課題や成果を他の人が説明しな ければいけないシーンが出てくる ◦ エンジニアも技術課題を共感してもらうために、また、組織課題や事業 課題に共感するために一歩踏み出す必要がある
AI在庫管理の主なコミュニケーションパス ドメインリード エンジニアリング マネージャ ソフトウェアエンジニア プロダクトマネージャ デザイナー CTO カスタマーサクセス 経営陣
色んな視点での課題 ドメインリード エンジニアリング マネージャ ソフトウェアエンジニア プロダクトマネージャ デザイナー CTO カスタマーサクセス プロダクトの
技術課題 組織課題 プロダクト 課題 ユーザー 課題 顧客課題 事業課題 プロダクト間をまたがった 技術課題 エンジニア全体の 組織課題 経営課題 開発プロセ スの課題 サービス 課題 経営陣
「課題への共感」づくりのための取り組み 1. コンテキストを合わせる ◦ お互いの視点での課題が変換できるようにしていく 2. ロールを超えた関係性の醸成 ◦ 相手を知り、お互いの仕事に興味を持つ ◦
お互いが大事にしていることを知る 3. 課題の分かりやすさを向上させていく ◦ とはいえ、課題の認知・理解・納得も大事であるため、影響範囲 や影響度なども整理するのも大事
1.コンテキストを合わせる
職能チームからマトリックス型チームへの変換 [参考]https://speakerdeck.com/kakehashi/streamlining-product-validation-in-growth-phase • 技術課題の解決も機能開発と同じ土俵で実施判断する • 開発ロードマップも一緒に見ることでの将来の技術課題の早期発見
見えづらい技術課題の取り組みを 全体ミーティングで紹介 • 技術的負債を本棚で例えたり • ライブラリアップデートを 車のメンテナンスに例えたり • 一般的な話もする
2.ロールを超えた関係性の醸成
バックエンドとフロントエンドとデザイナーの 苦しみを共有する会 デザイナー ソフトウェアエンジニア • 開発の難易度をラフに早めに確認 現状、設定項目も各機能の画面内 に配置しているものが多い。画面 内の情報過多になっていくので、 設定画面を作りたいが開発観点だ
と何か困りますか? 遅いAPIの速度改善をSQLのチューニングや 処理の改善で進めてきたけどこれ以上は難 しくなってきました。 画面のこの部分のフィルタ条件、こんな風 に変えるのって難しいですかね?
バックエンドとフロントエンドとデザイナーの 苦しみを共有する会 デザイナー ソフトウェアエンジニア • 開発のよりより進め方の確認や、困っていること(苦しみ)の共有 デザインの確認は開発着手したタ イミングで見せた方がいい?あま り早いとそれはそれでコスト上 がっちゃいますかね?
XX在庫金額とかYY在庫金額とか本 当難しい。
カスタマーサクセスとエンジニアの 温度感を合わせて行く会 カスタマーサクセス ソフトウェアエンジニア • 働く上で普段考えていることの確認 開発側の人々って、普段プロダク ト開発に対してどういう風に考え てるんだろうなとか気になってた りします。
ユーザーからよく問い合わせが来るものでAI在 庫管理では対応できないものとして割り切って いる内容があれば聞いてみたいですmm (もしか すると簡単に解決できるものがあるかもしれな いので)
カスタマーサクセスとエンジニアの 温度感を合わせて行く会 カスタマーサクセス ソフトウェアエンジニア • プロダクトをよりよくしていくためには何ができそうかの会話 どういう情報を渡したら実装が早くなるとか ありますか? (背景として、開発しなければいけない機能が 沢山ある中で、よりスピーディーに開発を進
めるために必要な情報などがないかを知りた い) お客様はXXX機能を使いこなせてますか? 割と実装が複雑なため、お客様が使いこな せなさそうと感じています。
3.課題の分かりやすさを向上させていく
「空雨傘」による技術的負債の整理 • 「空雨傘」のフレームワーク ◦ 空:空が曇っている(事実) ◦ 雨が降りそうだ(解釈や見解) ◦ 傘を持っていこう(判断と行動) 空
backendではこれまでAPIのテストはMedium Testを中心に作成してきた。CI/CDでのテスト実行時間が 10分以 上かかっている。 雨 (技術課題)待ち時間が長くなることで生産性が遅くなっている。機能追加の継続とテストの拡充の中で、さらにテ スト時間やCI/CDの時間が増えていってしまう。 (開発プロセスの課題)その結果、バグの発見までの時間や、障害対応時の hotfixまでの時間も長くなってしま う。 (ユーザー課題)復旧時間に時間がかかることで軽微な修正であったとしてもユーザーが利用できない時間が長 くなっていってしまう。復旧時間が長くなると影響を受けるユーザーも多くなってしまう。 傘 細かな分岐や仕様の網羅的な確認はテスト時間の短い Small Testに分解していく。 それによりMedium Testの 数を減らし、テスト時間やCI/CDの時間を減らしていく
データ分析による解釈の精度を高める
リスクアセスメントにより、優先度を定量化する [参考]https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/01gl_20230707.pdf
まとめ • 成果が伝わりやすい状態を作るために「課題への共感」を 大事にしている ◦ コンテキストを合わせて課題をお互いの視点に変換できるように する ◦ ロールを超えた関係性を醸成し、お互いの仕事に興味を持つ ◦
そういった関係に甘えず、技術課題自体を分かりやすくすること も忘れずに取り組んでいる • そんなに上手に進まないシーンももちろんあるので、都度 悩みながらも会話しながら進めている