Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
悩ましきインシデント管理 みてねのケース / Incident management is a...
Search
kohbis
July 31, 2024
Technology
860
2
Share
悩ましきインシデント管理 みてねのケース / Incident management is a tough
[HRMOS (BizReach)x みてね(MIXI)] SREのお悩みぶっつけ合いLT大会
https://mixi.connpass.com/event/323752/
kohbis
July 31, 2024
More Decks by kohbis
See All by kohbis
Kubernetes環境周りの責任範囲をいい機会なので考える / Taking the Opportunity to Clarify Kubernetes Responsibilities
kohbis
2
360
『家族アルバム みてね』におけるAmazon EKSコストとの向き合い方 / Optimizing Amazon EKS Costs: The FamilyAlbum Case
kohbis
3
1.6k
潜在的課題探索活動の近況報告 / Exploration of latent challenges
kohbis
2
140
いま、あらためて考えてみるアカウント管理 with IaC / Account management with IaC
kohbis
3
1k
〜『世界中の家族のこころのインフラ』を目指して”次の10年”へ〜 SREが導いたグローバルサービスの信頼性向上戦略とその舞台裏 / Towards the Next Decade: Enhancing Global Service Reliability
kohbis
4
6.4k
Grafana MCP serverでなんかし隊 / Try Grafana MCP server
kohbis
0
930
Custom Prometheus Exporterによる オブザーバビリティ拡張 / Extending observability with Custom Prometheus Exporter
kohbis
1
250
データベースで見る『家族アルバム みてね』の変遷 / The Evolution of Family Album Through the Lens of Databases
kohbis
5
1.5k
SREコミュニティイベントとわたし / Me and SRE community events
kohbis
2
300
Other Decks in Technology
See All in Technology
暗黙知について一歩踏み込んで考える - 暗黙知の4タイプと暗黙考・暗黙動へ
masayamoriofficial
0
1.8k
Digitization部 紹介資料
sansan33
PRO
1
7.3k
名刺メーカーDevグループ 紹介資料
sansan33
PRO
0
1.1k
NgRx SignalStore: The Power of Extensibility
rainerhahnekamp
0
230
[OpsJAWS 40]リリースしたら終わり、じゃなかった。セキュリティ空白期間をAWS Security Agentで埋める
sh_fk2
3
170
The Journey of Box Building
tagomoris
4
230
プロンプトエンジニアリングを超えて:自由と統制のあいだでつくる Platform × Context Engineering
yuriemori
0
230
Introduction to Sansan, inc / Sansan Global Development Center, Inc.
sansan33
PRO
0
3k
LLM とプロンプトエンジニアリング/チューターを定義する / LLMs and Prompt Engineering, and Defining Tutors
ks91
PRO
0
410
2026年、知っておくべき最新 サーバレスTips10選/serverless-10-tips
slsops
12
4.9k
みんなで作るAWS Tips 100連発 (FinOps編)
schwrzktz
1
250
え!?初参加で 300冊以上 も頒布!? これは大成功!そのはずなのに わいの財布は 赤字 の件
hellohazime
0
150
Featured
See All Featured
Ten Tips & Tricks for a 🌱 transition
stuffmc
0
98
A Soul's Torment
seathinner
6
2.6k
<Decoding/> the Language of Devs - We Love SEO 2024
nikkihalliwell
1
190
Technical Leadership for Architectural Decision Making
baasie
3
320
Accessibility Awareness
sabderemane
0
99
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
75
12k
DBのスキルで生き残る技術 - AI時代におけるテーブル設計の勘所
soudai
PRO
64
53k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
55
3.3k
Building Adaptive Systems
keathley
44
3k
Efficient Content Optimization with Google Search Console & Apps Script
katarinadahlin
PRO
1
490
Digital Projects Gone Horribly Wrong (And the UX Pros Who Still Save the Day) - Dean Schuster
uxyall
0
1.1k
Writing Fast Ruby
sferik
630
63k
Transcript
悩ましき インシデント管理 @kohbis [HRMOS (BizReach)x みてね(MIXI)] SREのお悩みぶっつけ合いLT大会 2024/07/31
About Me Kohei SUGIMOTO 株式会社MIXI 2022/04 ~『家族アルバム みてね』 SRE X
: @kohbis 2/16 SRE NEXT 2024はMIXIのスポンサーブースにもぜひお越しください!!!
Agenda 1. 「インシデント管理」とは 2. 『家族アルバム みてね』におけるインシデント対応フロー(ざっくり) 3. 悩ましきその①〜④ 4. まとめ
3/16
「インシデント管理」とは • 「インシデント」とは ◦ 「アクシデント(事故)」が発生する前の状況 ◦ 今回は「サービスにおける定義(アラート閾値など)から逸脱した状態」とする SRE本 14章『インシデント管理』より ※1
• “効率的なインシデント管理は、インシデントによって引き起こされる混乱を制限し、 できる限り早く通常の運用に復帰させるための鍵” • “インシデント管理のスキルとプラクティスは、熱意ある個々人のエネルギーを正しい 方向に向けるために存在する” 4/16 ※1 https://www.oreilly.co.jp/books/9784873117911/
『家族アルバム みてね』におけるインシデント対応フロー(ざっくり) 5/16 完了 終息宣言 恒久対応/振り返り 対応 主に暫定対応 切り戻し/緩和 調査
アラート確認 エスカレーション 検知 PagerDuty/Slack オンコール制度については 『家族アルバム みてね』を支えるオンコールエンジニア制度
悩ましきその①
悩ましきその① ランブックの作成・整備不足 理想 • 頻繁に発生する対応はランブック • アラートメッセージにランブックURLがリンクされている 現実 • アラート内容を確認して、慣例的な対処療法
• 「あれ、どこにあったっけ」と社内ドキュメントを検索 できていること • 対応手順の整備は順次実施 • 一部はランブックURLがリンクされている 7/16
悩ましきその②
悩ましきその② 原因調査・特定までの手段が属人的 理想 • 誰が対応してもまず確認するべきもの(ログやメトリクス)が決まっている • 原因となった変更が即座に特定できる 現実 • 「何を確認するか」「どう捉えるか」が属人的
• 都度関連していそうなリポジトリの変更や開発チームに確認 できていること • 一部は手順化されている • 「すぐにエスカレーション」が根付いており (場合によっては)即座に担当チームがロールバック 9/16
悩ましきその③
悩ましきその③ インシデントコマンダー不在 理想 • インシデントコマンダー(「作業」せずに「意思決定」することが役割)が旗振り • ウォールーム(対応指揮室)で統制 現実 • Slackのアラート通知チャンネルでそのまま会話してしまいがち
• 何度目かの「あれ、いま誰がなにやってるんでしたっけ?」 できていること • 最低限決まっていること(エスカレーションなど)は実施 • 作業、確認作業について順次Slackに投稿 • (誰かが言い出せば)対応専用のSlackチャンネルを作成 11/16
悩ましきその④
悩ましきその④ ポストモーテム作成が後回し 理想 • ライブインシデント状況ドキュメントが作成されている • インシデントの対応内容からポストモーテムが(自動)生成される 現実 • とにかく暫定対応が優先されて後回し
• 対応が落ち着いた、完全復旧待ちの時間で作成 できていること • テンプレートが全体に共有され、随時改善 • SREチームだけでなく(インシデントの規模に関わらず) ポストモーテムを書く文化が根付いている 13/16
まとめ
まとめ • 『家族アルバム みてね』の場合、対処療法になっている部分が多い。 • インシデント対応中は復旧が最優先。 明確に場を作らなければ振り返らない • このスライド作成時にチーム内にヒアリングしてあらためて出てきた課題もあった •
あくまでも「できる限り早く通常の運用に復帰させる」(再掲)ことが前提 • インシデント管理フローを改善することによるさらなるメリット ◦ 新メンバーのキャッチアップ/SREチーム以外への移譲 ◦ ランブック作成/整備 恒久対応/自動復旧 やっていき!!!(たい...) 15/16
None