Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
SUZURI DX 2023
Search
Yuta Kurotaki
December 05, 2023
Technology
0
180
SUZURI DX 2023
SUZURIのDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組み
https://developers.gmo.jp/developersday/?session=40093&access=x
Yuta Kurotaki
December 05, 2023
Tweet
Share
More Decks by Yuta Kurotaki
See All by Yuta Kurotaki
CTO Night & Day 2024 Product Feedback Lunch
kurotaky
1
140
ゼロからわかるリザバーコンピューティング
kurotaky
1
1.4k
How GitHub Copilot Transforms Development Productivity
kurotaky
18
13k
The story of repairing my junk keyboard with The kinT keyboard controller
kurotaky
0
1.6k
DevRel_Japan CONFERENCE 2023
kurotaky
1
1.9k
ctoa-wakate-01-company-introduction
kurotaky
0
290
Ethereum for Ruby
kurotaky
2
1.9k
NFTコンテンツでオリジナルグッズ作成を支える技術
kurotaky
1
170
SIG-BTI-2022-kickoff
kurotaky
0
280
Other Decks in Technology
See All in Technology
クラウド開発の舞台裏とSRE文化の醸成 / SRE NEXT 2025 Lunch Session
kazeburo
1
300
関数型プログラミングで 「脳がバグる」を乗り越える
manabeai
2
210
AWS CDK 入門ガイド これだけは知っておきたいヒント集
anank
3
290
PO初心者が考えた ”POらしさ”
nb_rady
0
220
united airlines ™®️ USA Contact Numbers: Complete 2025 Support Guide
flyunitedhelp
1
440
American airlines ®️ USA Contact Numbers: Complete 2025 Support Guide
airhelpsupport
0
390
マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI
oracle4engineer
PRO
3
970
【LT会登壇資料】TROCCO新コネクタ「スマレジ」を活用した直営店データの分析
kazari0425
1
110
敢えて生成AIを使わないマネジメント業務
kzkmaeda
2
470
freeeのアクセシビリティの現在地 / freee's Current Position on Accessibility
ymrl
2
240
NewSQLや分散データベースを支えるRaftの仕組み - 仕組みを理解して知る得意不得意
hacomono
PRO
3
190
OSSのSNSツール「Misskey」をさわってみよう(右下ワイプで私のOSCの20年を振り返ります) / 20250705-osc2025-do
akkiesoft
0
170
Featured
See All Featured
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
329
21k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
35
6.7k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
42
7.4k
Code Review Best Practice
trishagee
69
19k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
271
21k
BBQ
matthewcrist
89
9.7k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
207
24k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
179
9.8k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
77
9.5k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
8
700
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.4k
Transcript
SUZURIのDXへの取り組み
⿊瀧悠太 オ リ ジ ナ ル グ ッ ズ 作
成 ・ 販 売 サ ー ビ ス 「SUZURI」のシニアエンジニアリングリード、 2012年4⽉GMOペパボ株式会社⼊社。 ウェアラブルデバイスやブロックチェーン技 術に関する研究開発を⾏う。趣味は⾳楽鑑賞、 ドラム演奏。 SNSアカウント: @kurotaky GMOペパボ株式会社 SUZURI事業部 シニアエンジニアリングリード GMOインターネットグループ デベロッパーエキスパート
オリジナルグッズ 作成・販売サービス 「SUZURI」
None
None
None
• オリジナルグッズ: 1990万点以上 • オリジナルグッズを販売しているクリエイター: 70万⼈ • 会員数: 150万⼈ どのくらいの⼈がSUZURIを使っているのか
DX
DX(デジタルトランスフォーメーション) https://cto-a.org/about
DX Criteria DX Criteria (v202104)/企業のデジタル化とソフトウェア活⽤のためのガイドライン https://dxcriteria.cto-a.org/ 1. チーム 2. システム
3. データ駆動 4. デザイン思考 5. コーポレート テーマが「チーム」の場合のカテゴリとチェックリスト項⽬
None
DX Criteria アセスメントシート
過去の実施結果 DX Criteriaの実践とその活⽤について - Pepabo Tech Portal https://tech.pepabo.com/2020/02/19/dx-criteria/ テーマが「データ」の 点数が低い
クライテリアの例 • 顧客の⾏動履歴データを分析可能な形で保存しており、その割合が顧客 全体の7割を超えているか。 • データ集計・可視化等のためのBIツールを導⼊しており、エンジニア以 外でも使うことができているか。 • マーケティングのオペレーションの業務の割合と企画・戦略の業務割合 を棚卸しして、⾃動化・最適化のためのリソースを割いているか。
データ駆動
Bigfoot
• 事業運営で⽣じたデータを収集・ 分析・活⽤するための機能をもっ たGMOペパボ社内で運⽤している プラットフォーム • データに基づく⾃動的な意思決定 の⽀援が実現可能 Bigfoot https://developers.gmo.jp/28532/
Bigfootの構成 Vertex AI Matching Engine と CLIP を使って EC サービスの類似画像検索機能を作る
https://speakerdeck.com/zaimy/development-of-similar-image-search-function-for-ec-services-using-vertex-ai-matching-engine-and-clip?slide=6 SUZURIの注⽂情報,⾏動ログなどを収集 データ分析
Bigfootを活⽤してデジタル化を⽬指す 顧客接点のデジタル化 プロセスのデジタル化 サービス全体のデジタル化 必要なデータをあつめる • WebアプリケーションのDB • GA4 (Google
Analytics 4) のイベント • お問い合わせのデータ ⼈間とAIの意思決定を⽀援する • レコメンドエンジンによるAIの意思決定 • BIツールでのダッシュボード作成 • バンディットによるA/Bテスト
SUZURIにおける Bigfoot活⽤
データを集める ユーザー SUZURI Bigfoot AI ⼈間 モバイル アプリ Webブラウザ 広告
リアル イベント BigQuery Looker Studio レコメンド エンジン SUZURIを閲覧 顧客との接点から⾏動ログを集める
データを活⽤する ユーザー SUZURI Bigfoot AI ⼈間 モバイル アプリ Webブラウザ 広告
リアル イベント BigQuery Looker Studio レコメンド エンジン 必要なデータセットを作成、施策の評価やレコメンドに使⽤する 広告配信の コントロール 新しい提案 欲しいものに 出会える レコメンド イベントの企画
👏👏👏 今年の新卒⼊社メンバーもOJT中に データ活⽤を推進しました︕ https://tech.pepabo.com/2023/09/08/data-infrastructure-team-ojt/
• Looker Studioを使って可視化 • バンディットによるA/Bテストの実施 • レコメンドエンジンの構築 • 広告経由の流⼊元把握 •
類似画像検索 • Four Keys の活⽤ 少しずつデータ活⽤できるようになってきた
2022年のデータエンジニアリング研修より Looker Studioを使って可視化 GMOペパボエンジニア研修2022 データエンジニアリング研修 Day1 https://github.com/pepabo/training/blob/master/data-and-machine-learning/2022/data_engineering/day1_data_enginnering_overview.pdf データ活⽤に向けたメンバーの リテラシー向上
SUZURIのTシャツで利⽤可能 類似画像検索 Vertex AI Matching Engine と CLIP を使って EC
サービスの類似画像検索機能を作る https://speakerdeck.com/zaimy/development-of-similar-image-search-function-for-ec-services-using-vertex-ai-matching-engine-and-clip Vertex AI Matching Engine と CLIP を使って 2 週間で EC サービスの類似画像推薦機能を作る https://tech.pepabo.com/2023/06/13/suzuri-similar-image-recommendation/
可視化からアクションへ Four Keys エンジニアの活動情報からFour Keysを集計、可視化した話 https://tech.pepabo.com/2022/01/06/four-keys-dashboard/ • Four Keysを定期的に確認し、 改善のアクションを考える
• プルリクエストのマージまでに 時間がかかったものや早かった ものを可視化
Bigfootとのコラボレーション を⽣み出すために
データ基盤と事業部が圧倒的当事者意識を持ってデータ活⽤に取り組んだ • 「データ基盤チームの便利サービスが事業部で活⽤されない︕」 • 「急に⾏動ログが転送されなくなったがアプリケーション側で対応されない︕」 上記のような問題を減らして、データ活⽤を推進するため、 Team Topologies 等を参考に、体制を考えて運⽤した。 ⾃ら率先して発⾔やコードの修正、
データ基盤の運⽤への積極的な参加を⼼がけた。 コラボレーションを増やす
データ活⽤を推進する体制 Stream-aligned team Platform team Reliability Engineering Team Data team
Platform team Customer Success A team B team C team X-as-a-service Collaboration Facilitating Bigfootなどの社内基盤を開発・運⽤しているチームとコラボレーションの機会を増やした Enabling team
これからのチャレンジ
DX Criteria の「データ駆動」に書かれている項⽬を実施していきます︕ • レコメンドエンジンのさらなる活⽤ • マーケティングのオートメーション • Four Keysに関するアクションの実⾏
など これからのチャレンジ さらに多くのメンバーがBigfootのデータを活⽤できるようにし、 AI活⽤や⾃動化を通して、新しい価値を⽣み出す時間を増やしていく︕
2つのDXで、 もっとおもしろくできる