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オンプレからの転向組が語るクラウドの魅力
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nagisa_53
April 21, 2025
Technology
2
160
オンプレからの転向組が語るクラウドの魅力
Toranomon Tech Hub 第三回 技術異種格闘技戦〜好きな技術LT大会〜
nagisa_53
April 21, 2025
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Transcript
Toranomon Tech Hub 第三回 オンプレからの転向組が語るクラウドの魅力 2025/04/21 五味 なぎさ
自己紹介 所属:某SIer勤務(新卒入社から同じ会社) 経歴 2012~2015:NW系SEとしてオンプレ/プライベートクラウドを中心に対応 2016~2021:顧客対面のアカウントSEとしてインフラに関わるあらゆる対応を行う。 2017にその一環でAWSに触れ始める。 2022~現在:AWSを中心にパブリッククラウドを専門に担当。主にアーキ、PM。
趣味:キックボクシング、離島でダイビング その他:JAWS-UGクラウド女子会/彩の国埼玉支部運営、 2024 Japan AWS Top Engineer、AWS Community Builders(2025~) X(旧Twitter):@nagisa_53
本日お話する内容について 近年、オンプレの経験なく、 キャリアのスタートがパブリッククラウドから始まる人も増えている パブリッククラウドのメリットを享受できることが当たり前になっており、 どう嬉しいのがイメージしきれていないこともあるかも?? オンプレ経験者が 具体的にどう嬉しかったのか(クラウドインフラをなぜ推しているのか)を 共有します!
オンプレで構築する際の流れ 要件定義 機器選定 サイジング 機器発注 設計 機器納品 ラッキング 回線手配 DCファシリティ手配
など 構築・テスト
オンプレで構築する際の流れ 要件定義 機器選定 サイジング 機器発注 設計 機器納品 ラッキング 回線手配 DCファシリティ手配
など 構築・テスト パブリッククラウドを利用することで どのように変わったのか(クラウドの嬉しみ) について共有していきます
オンプレにおける課題 プロジェクト初期に機器選定・サイジングを行う必要があり 一度購入してしまったら容易に変更できない ただでさえ高いのに、冗長構成のために複数台の購入が必要 ⇒ 買い直すことは容易にできない
プロジェクト後半の性能試験で問題となることも... サイジングを誤り性能問題が発生したらどうしようというプレッシャー ピーク負荷を考慮したサイジングを行う必要がある 年1回の高負荷に合わせてハイスペック機器を買わないといけないことも クラウドの嬉しみ:機器選定・サイジング
パブリッククラウドだと 従量課金で、スケールアップ/スケールアウトが容易 途中でのサイジング変更や、ピーク時に一時的に増強が可能 パブリッククラウド側がマネージドでスケールしてくれる サービスを利用すれば、そもそもユーザ側で考慮不要 クラウドの嬉しみ:機器選定・サイジング
オンプレにおける課題 機器発注だけでなく、DCの契約やファシリティの手配 (ラック、配線、電源など)、回線の手配などとにかく申請・調整ごとが沢山 本来の設計だけに注力できない 営業に任せたいところだが技術的な要素も含まれているためエンジニアの対応が必要
手配のスケジュールが遅れると全体スケジュールに影響が出るため手を抜けない 発注から手配までに時間がかかることも クラウドの嬉しみ:諸々手配
パブリッククラウドだと パブリッククラウドの利用開始手配だけできればOK エンジニアが調整ごとに時間を取られずに本来の設計に注力可能 即時に利用を開始できる 短工期での対応が可能
クラウドの嬉しみ:諸々手配
オンプレにおける課題 ラッキングや配線を自分たちでやる必要がある 業者を手配することもあるが、低予算案件だと自分たちで対応が必要 ケーブリング力などの職人スキルが求められる(配線がいまいちでやり直しを命じられた過去) 電源系統の考慮や機器設置位置の考慮が必要
クラウドの嬉しみ:機器納品・ラッキング
パブリッククラウドだと ファシリティについて考えずに済む ファシリティに関する知識がなくても取り組める (もちろんAZ配置などのレベルでの物理配置意識は必要だが) クラウドの嬉しみ:機器納品・ラッキング
オンプレにおける課題 回線や最低限のLANの構築が完了するまではDCでの作業が必要 構築開始時期は毎日のようにDCに通う必要(遠いと辛い) 特にNWチームはDCに行かざるを得ない機会が多かった 入館申請など、地味にやることが多い
クラウドの嬉しみ:構築・テスト
パブリッククラウドだと はじめからインターネット経由で構築を開始できる DCに缶詰になる必要がない! クラウドの嬉しみ:構築・テスト
➢オンプレとの比較を元にパブリッククラウドの利点をまとめました ➢パブリッククラウドを利用することで、インフラエンジニアが本来の設計に注力で きるようになったことが大きな利点として挙げられると考えています ➢ただし、その分技術の領域を広げていく必要もあり! ➢もちろん、パブリッククラウドの裏側にはオンプレの世界が広がっているわけです が、利用者として得られるメリットをしっかり享受して、良いシステムを世の中に 作り出していきたいなと思います まとめ