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Pirika Research results 2021 (JP)

Pirika Research results 2021 (JP)

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  1. サマリー • ピリカと • 既存事業 成果 ◦ コロナ禍における「ごみ拾い」 変容が明らかに ◦

    国連環境計画と 共同調査を実施( CounterMEASUREプロジェクト) ◦ 自動車 x スマホ x AI 組み合わせによる広域調査技術を開発 • 新規事業と新たな連携 ◦ 人工芝等 マイクロプラスチック 流出抑制 ◦ 流出懸念ごみ 再資源化 • 問題 根本解決に向けて ◦ 「海中 魚 重量 < 海中 ごみ 重量」とならない世界を目指して
  2. ピリカと 科学技術 力であらゆる環境問題を克服 することを目指す組織。 一歩目としてごみ(特にプラスチック) 自然 界流出問題に注力している。 ※ピリカ = アイヌ語で「美しい」

    代表:小嶌 不二夫(こじま ふじお) 7歳 時に読んだ本 影響で環境問題 解決を志す 大阪府大で環境工学、京大院でエネルギー経済を専 攻。大学院時代に世界を一周し、ごみ 自然界流出問 題に着目。帰国後にごみ拾い SNSピリカ 開発を開 始。2011年に京大を中退し、会社を設立 副業、インターン等を含め約 50名 多様なメンバーが所属 沿革: 2010年 京大 学生発プロジェクトとして開始 2011年 メンバーが中退、株式会社を東京で設立 2018年 非営利型 一般社団法人を設立 2019年 令和元年度 環境白書に取り組みが掲載 2021年 環境スタートアップ大賞 (大臣賞)を受賞
  3. 世界的なプラスチック消費量 増加に伴い、流出が深刻化。 2050年に 海を漂うプラスチックごみが海を漂う魚 重量( 7.5億 トン)を上回ると 予測も。 プラスチックごみ 魚と比べて比重が小さく、同じ重量で

    大きな 体積差に。(右写真) 地球規模 環境問題として、気候変動と同様に様々な自治体や 企業が対策を求められる課題になりつつある。 深刻化するごみ 自然界流出問題 300g プラスチックごみと魚 比較 (大阪商業大学 原田准教授より提供) インドネシア、ジャカルタ漁港 ごみ
  4. 副業やボランティアを 合わせて約50名が所属 (フルタイム 15名) Google、SONY、任天堂、 JICAなど多様な 職歴 メンバーが所属 問題解決へ 興味、メン

    バー 面白さ、代表に泣き つかれた、など入社 動 機 さまざま 各分野 プロフェッショナルを集めたチーム
  5. ピリカが提供する「ごみ 流出対策サービス」 Map Data (Google, ZENRIN) ピリカ ごみ拾い促進プラットフォーム タカノメ ごみ分布調査サービス

    世界最大 ごみ拾いSNS 累計2億個以上 ごみを回収 スマホ カメラを使った ポイ捨てごみ分布調査サービス ごみ拾い活動 状況把握と拡大 陸域で ごみ 状況把握と改善 アルバトロス マイクロプラスチック 調査サービス マイクロプラスチック 調査サー ビス、国連でも導入 水域で ごみ 状況把握と改善
  6. ピリカが提供する「ごみ 流出対策サービス」 Map Data (Google, ZENRIN) ピリカ ごみ拾い促進プラットフォーム タカノメ ごみ分布調査サービス

    世界最大 ごみ拾いSNS 累計2億個以上 ごみを回収 スマホ カメラを使った ポイ捨てごみ分布調査サービス ごみ拾い活動 状況把握と拡大 陸域で ごみ 状況把握と改善 アルバトロス マイクロプラスチック 調査サービス マイクロプラスチック 調査サー ビス、国連でも導入 水域で ごみ 状況把握と改善
  7. 市区町村 神奈川県 横浜市 (2016年〜) 大阪府 泉大津市 (2018年〜) 兵庫県 西宮市 (2021年〜)

    東京都 渋谷区 (2021年〜) 東京都 港区 (2021年〜) 埼玉県 さいたま市 (2021年〜) 奈良県 大和郡山市 (2022年〜) 地域清掃活動 DX化ニーズが高まる コロナ禍で中止を余儀なくされていた地域清掃活動が小規模・分散型へとシフト ピリカ導入自治体 都道府県 福井県※1 (2014年〜) 岡山県 (2017年〜) 富山県※2 (2018年〜) 和歌山県 (2018年〜) 秋田県 (2020年〜) 山形県※3 (2020年〜) 茨城県※4 (2021年〜) 京都府 (2022年〜) ※1. 福井国体が行われた2019年度末で見える化ペー ジ 縮小、データ提供 継続 ※2. 2021年度よりJT北陸支社を中心とした民間主導 運営体制に移行 ※3. (株)テレビユー山形による2020年度限定 キャン ペーンとして実施 ※4. 不法投棄通報機能 みを利用
  8. ピリカが提供する「ごみ 流出対策サービス」 Map Data (Google, ZENRIN) ピリカ ごみ拾い促進プラットフォーム タカノメ ごみ分布調査サービス

    世界最大 ごみ拾いSNS 累計2億個以上 ごみを回収 スマホ カメラを使った ポイ捨てごみ分布調査サービス ごみ拾い活動 状況把握と拡大 陸域で ごみ 状況把握と改善 アルバトロス マイクロプラスチック 調査サービス マイクロプラスチック 調査サー ビス、国連でも導入 水域で ごみ 状況把握と改善
  9. メコン川流域 マイクロプラスチック成分割合 • PE, PP, PS 3種類 プラスチックが圧倒的に多い点 日本と共通 •

    PEよりPP 割合が高い、PS 割合が若干多いなど 差が見られた PS(polystyrene) PE(polyethylene) PP(polypropylene) Example images of microplastics
  10. ピリカが提供する「ごみ 流出対策サービス」 Map Data (Google, ZENRIN) ピリカ ごみ拾い促進プラットフォーム タカノメ ごみ分布調査サービス

    世界最大 ごみ拾いSNS 累計2億個以上 ごみを回収 スマホ カメラを使った ポイ捨てごみ分布調査サービス ごみ拾い活動 状況把握と拡大 陸域で ごみ 状況把握と改善 アルバトロス マイクロプラスチック 調査サービス マイクロプラスチック 調査サー ビス、国連でも導入 水域で ごみ 状況把握と改善
  11. 海洋に流出するごみ 約8割 陸由来 陸上でも特にごみ 流出が起きやすい道 路上 対策が重要。 (道路に 水 けを良くするために遮蔽物が無く、水路

    等が設置されている。結果として、道路上 落下物が 流出しやすい構造になっている) なぜ路上 対策が重要か
  12. 情報公開と報道 影響 ピリカ 調査結果が報道されてから3年が 経った今年1月... 全農が「2030年に プラス チックを使用した被覆肥料に 頼らない農業を目指す」と宣 言

    ①被覆肥料にプラスチックが含まれていること 明記 ②肥料殻 野内から 流出抑制対策 実施 ③プラスチック被膜に頼らない農業 実現 全国農業協同組合連合会 ホームページ 2022/1/21リリース文 https://www.zennoh.or.jp/press/release/2022/87368.html
  13. 1. 啓発・清掃活動 促進 例:財団、企業、行政、市民団体、 SNSなどによる清掃活動 2. 流出防止 ため ルール作り 例:人工芝グラウンドにおけるマイクロプラスチック流出抑制に関するガイドライン

    (日本体育施設協会が 2021年5月に発表) 3. 流出防止 ため 構造物開発 例:運動場から人工芝が流出する を防止するフィルター 研究開発 (住友ゴム工業が西宮市、横浜市等で実証実験中) 4. 流出ごみ 再資源化 • 原材料として 需要を生み出し、回収量 増加を狙う • 製品を通じて、問題 認知や啓蒙を行う 流出ごみ 再資源化
  14. 流出プラスチック 例: 牡蠣パイプ カキ養殖場で用いられるパイプが瀬戸内海等で大量に流出。瀬戸内海に漂流・漂着・堆積 しているパイプ 現存量 、約1,600万本と推定された※ ※藤枝 繁(2010)『瀬戸内海に漂流漂着するカキ養殖パイプ類 実態』鹿児島大学水産学部

    https://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan/77/1/77_1_23/_pdf/-char/ja 漂着した牡蠣パイプ 愛媛県にて撮影 提供:E.Cオーシャンズ 貝 間隔維持に パイプを使用 広島県漁業協同組合連合会 HP 広島 かきが出来るまで http://www.hs-gyoren.jp/make.html
  15. 問題 根本解決に向けて ピリカ 目的: 科学技術 力であらゆる環境問題を克服する ピリカ ミッション: 2040年までに自然界に流出するごみ 量と回収されるごみ

    量を逆転させる 私たちがこ Missionを達成できない場合、2050年までに海を泳ぐ魚 重量以上 ごみが海洋に流出し、海洋生態系が 壊滅的なダメージを被ることが懸念される ※ごみ=人間社会から廃棄されたも うち、10年以内に自然分解されないも ※自然界に流出する=人間社会におけるごみ処理プロセスから漏れて、自然環境に悪影響を与える ※達成されると新たなミッションが設定される。 ※ミッション 事業領域(克服すべき環境問題) 拡大に伴い、追加されることがある。
  16. 問題解決に必要な要素 単位時間あたり 自然界に流出するごみ 量 < 回収されるごみ 量  となる時、地球上 流出ごみ 減少するようになり、問題

    解決に向かう 上記 状態を目指すにあたって課題 4つある 1. 流出するごみ 量を計測できていない 2. 流出するごみ 量が(恐らく)多い 3. 回収されるごみ 量を計測できていない 4. 回収されるごみ 量が(恐らく)少ない 我々ピリカ 、上記 4領域 課題を解決するサービスや事業を生み出し、世界中に普及させること によって、ごみ 自然界流出問題 克服を目指す。 また、上記 問題解決に対する考え方 、他 環境問題にも応用可能だと考える。 流出するごみ 量 回収されるごみ 量 計測 1 3 解決 2 4
  17. 流出するごみ 量 回収されるごみ 量 計測 解決 既存事業と新規事業 啓発・教育 流出抑止 再資源化

    回収装置 非ピリカ利用者 清掃活動調査 政策提言 コンサルティ ング