20220316_【SRC】セカンダリ・DLT拡張WG_第2期報告書_本紙
ST研究コンソーシアム(SRC)セカンダリ・DLT拡張WG|第2期|報告書2022年3月ST研究コンソーシアム
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© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.目次エグゼクティブサマリ#1#02 デジタル証券市場参加者間の連携方法#03 DLTオープン化後のガバナンス・セキュリティ・秘匿化#01 Progmatと本WGの概要#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#05 ネクストアクション#06 Appendix
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.エグゼクティブサマリ#2ネクストアクション・デジタル証券市場に必要な証券決済基盤「Progmat ST」、及び資金決済基盤「Progmat Coin」を提供し、ワンストップでポストトレードプロセスが完結する仕組みを構築する。今期成果・金商業者、ST原簿管理者、SC原簿管理者、カストディアンに加えて、デジタル証券PTSもDLTネットワークに直接参加することで、PTS発信のSTに係る出来通知をトリガーに証券決済・資金決済までが1本のフローで完結する仕組みを構築可能デジタル証券市場参加者間の連携方法DLTオープン化後のガバナンス・セキュリティ・秘匿化証券バリューチェーン変革の定量効果算定・「Progmat Coin」は、デジタルアセットの資金決済に最適化したステーブルコインで、DLT上でアトミックなDvP決済が可能となることで、決済リスク・業務負担・コストの極小化が可能となる。であることを確認できた。(PTS側の責任分界、PTS側コストの市場参加者シェア方法は継続論点)・Progmatの運営は、「デジタルアセット共創コンソーシアム(以下、DCC)」の会員企業による分権的運営に移行し、意思決定や開発プロセスをオープン化することを目標とする。(三菱UFJ信託銀行の集中管理体制から高度化)・Progmatコンポーネントのうち、Corda NWとNotary Nodeは非営利団体「Corda Network Foundation」が、Progmatの共通仕様部分(Core Dapps)をCore Developerが、Node別の固有機能(Service Dapps)やUI等のアプリ層をService Developerがそれぞれ責任・役割を分担することで、全体のガバナンスを担保する。・流出リスクへの対応としての秘密鍵管理方式について、Progmatの仕様を踏まえ、実態的に不正移転により投資家の被害に繋がる蓋然性が極めて低いことから、HSM(Hardware Security Module)利用は必須としない。・トランザクションデータの秘匿性は、現行仕様で必要十分なプライバシー水準は担保されており、追加対応は要しない。・DLTをオープン化し、ポストトレードがワンストップで完結する仕組みになる場合、オープン化前/既存決済の方式に比して毎年約1,500百万円(84%)のネット効率化効果(Progmat利用コスト加味後)が想定される。(効果試算のため、将来的なST取扱残高を1社あたり500億円、業者数を15社として、諸条件含めて数値仮置きの上、試算)・DLT連携や「Progmat Coin」とのDvPによってフローが簡便化され、業務委託コストや各種手数料、業務執行に伴う人件費が不要となり、Progmatを利用する上で必要なライセンスフィやAPI利用料のみで運用が可能となる見込み。・Progmat基盤拡張に係るロードマップ(目標時期)について、APIオープン化を2022/12、DLTオープン化をFY2023中として、本WGによる方針に則り、DLTオープン化に対応する「Progmat 5.0」PJの検討を開始する。(継続論点引き取り)・SRCを2022/4より「DCC」へ改組したうえで、「資金決済WG」として「Progmat内完結の資金決済フロー具体化」及び「クロスチェーン決済具体化」の2つの分科会を設置し、議論を開始する。
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.#01Progmatと本WGの概要#3
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#01-1 拡張するエコシステム 「Progmat」は、Node保有又はAPIを介して、様々な発行体・原簿管理者・金商業者・仲介業者・カストディアン等が参加可能なオープンな仕組み。 「ST」「SC」「UT」を発行・管理するための独立したネットワーク(NW)で構成され、クロスチェーンにより他のデジタルアセットとの連携も想定している。 デジタルアセットに関する様々なユースケースを企業横断で具現化する枠組み(※)に、80社を超える企業が参画しており、複数のWGやPJが並走中。※ST研究コンソーシアム(SRC)…22年4月より「デジタルアセット共創コンソーシアム」(DCC)に改組する旨を公表済み© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #4#01 Progmatと本WGの概要Progmat STProgmat CoinProgmat UT3rd PartySTCA(暗号資産)NFT(コンテンツ等)3rd PartySCCBDC(デジタル通貨)クロスチェーン発行体発行体発行体発行体発行体原簿管理者原簿管理者金商業者カストディアン金商業者金商業者PTSスーパーアプリ等(仲介業者)(各参加者のCloud環境)APIs【凡例】 :Node(全NW参加) :Node(2つのNWに参加) :Node(1つのNWのみ参加)
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#01-2 Progmatのロードマップと本WGのスコープ© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #5 DLTを中核とした金融インフラである「Progmat」は、金融取引のバリューチェーンのDXと新市場創出を志向し、大きく3つの方向性で拡張中。:①投資対象STの多様化 ②プラットフォームの拡張 ③市場・決済機能の拡張 「セカンダリ・DLT拡張WG」(以下、本WG)は、「②プラットフォームの拡張」及び「③市場・決済機能の拡張」について、市場関係者の広範な意見の集約と共創プロセスを経て、ルールメイキングや個別開発PJ移行等の具体化に向けて設置したもの。(2020年1月より「第1期」開始)#01 Progmatと本WGの概要投資対象STの多様化プラットフォームの拡張 市場・決済機能の拡張不動産航空機・船舶インフラ・設備電車・自動車ロケット・人工衛星 コンテンツ嗜好品社債未上場株式デジタル完結の権利移転基盤(特許登録)Utility TokenAPI&DLT証券会社を介した随時売買・換金デジタル証券PTS連携Stable Coin/デジタル通貨連携DEX/P2P(直接取引)「利用」との融合照合不要化 決済リスク減流動性向上可能性拡大(障壁減,投資家層拡大)構築支援,スマコン共創金銭債権オープン化UTST連携(ファンマーケ)執行自動化新たな取引機会…実現済み…「セカンダリ・DLT拡張WG」(本WG)のスコープ
#01-3 第2期WG概要・開催目的© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #6#01 Progmatと本WGの概要第2期WGの目的・スコープ 位置づけ・時間軸セカンダリ・DLT拡張WG(第2期)【目的】2023年度からの「ODX連携」「DLTネットワークオープン化」開始に向けた、詳細定義とステークホルダー間合意形成【1】デジタル証券市場参加者間の連携方法約定・権利移転処理や法定通貨による資金決済方法の詳細定義【2】DLTオープン化後のガバナンス・セキュリティ・秘匿化DLTネットワーク直接参加者間の役割分担と責任範囲の明定DLTネットワーク直接参加者によるスマートコントラクトのデプロイ及び品質管理方法の明定Progmatシステム全体としてのセキュリティ要件及び秘匿化要件等の参加者間合意【3】証券バリューチェーン変革の定量効果算定【1】【2】詳細定義を踏まえ、既存の証券バリューチェーン(約定・照合・清算・決済)と比較した定量的な改善効果を算出【4】デジタル証券PTSに求められる行為規制必要に応じて、自主規制団体及びODXによる行為規制に係る詳細検討について、本WGにおいて側面支援を実施(基本的には、自主規制団体及びODXによる検討に移行する想定)3Q4Q1Q2Q3Q4Qセカンダリ市場の確立 企業間連携効率化4Q1Q2QFY2020FY2021FY2022FY2023セカンダリWG(第1期)■目指す最終形可視化■ステップ/ハードル可視化■各計画へ織り込みDLT拡張WG(第1期)■目指す最終形可視化■ステップ/ハードル可視化■各計画へ織り込みPTS提言 報告書 報告書Progmatセカンダリ・DLT拡張WG(第2期) 4.0 PJ(API開放)PJ企画ルールメイキング(法規制)(自主規制)(ODX規則)Progmat5.0 PJ(DLT開放)「ODX連携」「DLTネットワークオープン化」開始
#01-4 第2期WGの参加者・運営概要© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #7#01 Progmatと本WGの概要ST研究コンソーシアム事務局デジタル証券PTS1デジタル証券を取り扱う証券会社2デジタル証券専業の証券会社設立予定者3DLT基盤/証券システムを担うソフトウェア会社4法律事務所5WG参加者各検討会アジェンダ設計各検討会資料最終化各検討会ファシリテーション議事録作成、配信関係者間折衝、取り纏め座長経済産業省1金融庁2日本銀行3日本証券業協会4一般社団法人日本STO協会5関係当局・ステークホルダー随時報告適宜参加月次参加論点持ち帰り検討6ヶ月|2021年10月~2022年03月開催期間 月次開催(全6回)|各回原則1時間(最大2時間)開催頻度定期的に、参加者全員が参加する「検討会」を実施開催方法「ST研究コンソーシアム規程」に基づく”参加者内に閉じた”取扱いとする(情報公開は参加者全員の合意の下で実施)秘密保持事務局の主催するオンライン会議形式開催形式※第11条(秘密情報の定義)、第12条(秘密保持)、第13条(目的外使用の禁止)、第20条(権利の帰属)、第21条(協議事項)01社15社02社04社01社
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.#02デジタル証券市場参加者間の連携方法#8
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#02-1① 結論|デジタル証券市場のグランドデザイン|Progmat完結© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #9#02 デジタル証券市場参加者間の連携方法 証券決済は「Progmat ST」で、資金決済は「Progmat Coin」で対応する場合、デジタル証券PTSによるマッチング完了後、各市場参加者はProgmat用Nodeを介した1本のフローでポストトレードプロセスが完結する。 デジタル証券PTS(EN)からのST出来Txをインプットに、CN(売)がST及びSCの移転Txを生成し、ST/SCの取引関係者全員の署名の下、NNによる二重消費検証を経て移転が確定する。(詳細な業務フロー/データフローはAppendixをご参照)CoinSTデジタル証券PTSENマッチングシステム(競売買)取引システムバックシステムCNAPI提供基盤AN SNCN取引システムバックシステムST原簿管理者 SC原簿管理者tCNNNST出来Tx生成出来Tx移転Tx出来Tx生成移転Tx署名出来情報売注文情報(専用線) 買注文情報(専用線)売注文買注文(SC残高有)指図(出来次第)移転Tx承認(SC分)移転Tx承認(ST分)金商業者(カストディ委託)金商業者(直接管理)カストディアン【凡例】AN :Asset Node(ST) SN :SC Node(SC) EN :Exchange Node(ST&SC) CN :Custodian Node(ST&SC):対面/画面入力 :API/専用線連携 :DLT連携(Progmat ST/SC)NN :Nortry Node
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#02-1② 結論|デジタル証券市場のグランドデザイン|クロスチェーン© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #10 証券決済は「ST基盤(3rd Party)」で、資金決済は「Progmat Coin」で対応する場合、デジタル証券PTSによるマッチング完了後、各市場参加者はProgmat用Nodeを介したSC移転のフローに加え、当該ST基盤用NodeとST移転用フローが別途必要になる。 Progmat Coin側で、信頼できる第三者機関に依存しないクロスチェーンソリューション(=Relayer)を提供することで、「Progmat ST」以外のST基盤もアトミックなDVP決済が可能となり、各市場参加者はデジタル証券市場における資金決済手段を統一/効率化できる。#02 デジタル証券市場参加者間の連携方法デジタル証券PTSマッチングシステム(競売買)取引システムバックシステムAPI提供基盤取引システムバックシステムSC原簿管理者売注文情報(専用線) 買注文情報(専用線)売注文買注文(SC残高有)指図(出来次第)移転Tx承認(ST分)金商業者(カストディ委託)金商業者(直接管理)カストディアン【凡例】AN :Asset Node(ST) SN :SC Node(SC) EN :Exchange Node(ST&SC) CN :Custodian Node(ST&SC):対面/画面入力 :API/専用線連携 :DLT連携(Progmat SC)NN :Nortry NodeST原簿管理者SN移転Tx承認(SC分)ST出来Tx生成出来情報ST基盤(3rd Party)出来Tx移転Tx出来Tx署名移転Tx生成(ST分) (ST分):DLT連携(3rd Party ST基盤)R :Relayer Server :3rd ST基盤用 NodeCoinCN CNtCNNN移転Tx生成移転Tx署名R(SC分) (SC分)連携連携
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #11 第1期WG報告書で公表しているグランドデザイン「STEP2-3」では、CBDC等の外部デジタル通貨連携を前提として、DVP実現・流動性補完機能の具備を想定していた。 「STEP1」期間は、デジタル通貨が不在なまま、PTSマッチング開始に伴う“金商業者を跨いだ約定/決済”が発生する見込みのため、既存の法定通貨インフラを所与とした暫定的な処理方式が必要と認識し、議論を開始した。#02-2 検討過程(10月)|議論の出発点#02 デジタル証券市場参加者間の連携方法456123FY2023 FY2024~デジタル証券市場拡張ステップSTEP2-3FY2022DVP実現・流動性補完STEP1PTS連携AsIsデジタル通貨(日本銀行主導 or 民間主導)証券決済・資金決済に係る要整備事項セカンダリ決済セカンダリ方式資金決済方式金商業者内マッチングデジタル通貨とのDVP決済暫定期間対応案①金商間での相対決済確認(グロス=グロス決済)②金商間での相対決済確認(グロス=ネット決済)③清算機関(新設)による決済照合④原簿管理者による決済照合PTSを利用した金商業者間マッチング法定通貨による資金決済確認後の証券決済実証実験・パイロット実験・開発実装・業務開始準備大阪デジタルエクスチェンジ(PTS)設立・業務開始・ST取扱開始準備(目標時期)資金決済手段としてのデジタル通貨が不在なまま、PTSマッチングによる金商業者を跨いだ約定/決済が発生する見込みのため、暫定的な処理方式が必要
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#02-3 検討過程(10月)|法定通貨決済前提の対応方針比較(当初)© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #12 「STEP1」期間の各暫定案について、コスト・事務負荷・システム開発負荷の観点から下表のとおり相対評価をしていた。:パターン①②はいずれも金商業者側での事務・システム面の負荷が過大であり、PTS含む金商業者間を跨いだST取引の実現性が著しく不確実:パターン③は”車輪の再発明“感が強いうえ、暫定期間のみではST用清算機関関連コストを回収する蓋然性が低く、最も比較劣位:パターン④では、原簿管理者兼資金決済銀行に負荷が集中するが、当座MUTBが対応することで不確実性は排除できるため、相対的に優位#02 デジタル証券市場参加者間の連携方法案① 案② 案③1 基本情報決済方式 グロス=グロス決済 グロス=ネット決済 グロス=ネット決済約定 PTS PTS PTS照合 金商業者(売) 金商業者(売) 清算機関ネッティング(資金決済) 該当なし 金商業者(売) 清算機関23456 清算機関設立・維持コスト 不要 不要 暫定的なコストを各社負担移転時資金決済コスト 資金決済総額・手数料負担大 現行水準比同等~抑制金商業者業務(事務作業) 決済照合が追加 決済照合,ネッティングが追加 Progmat2.0踏襲7859評価観点Progmat追加開発 金商業者間Tx回付機能のみ 金商業者間Tx回付機能のみ 左記①②+清算機関連携1012不要13金商業者追加開発11案④グロス=ネット決済PTS原簿管理者資金決済銀行現行水準比同等~抑制Progmat2.0踏襲左記①②+決済照合不要PTS連携のみコスト事務資金決済銀行側追加開発役割分担資金決済 金商業者指定の金融機関 金商業者指定の金融機関 金商業者指定の金融機関(#3と同一エンティティ)不要現行水準比同等~抑制システム金商業者業務(外部連携) PTS+各金商業者相対 PTSのみPTS+清算機関PTSのみDVP 金商業者側責任大 同一金融機関内のため容易清算機関との連携が煩雑金商業者側責任大PTS連携+決済照合対応 PTS連携+決済照合,ネッティング PTS連携+清算機関連携清算機関連携 Progmat連携対応:比較優位(凡例) :比較劣位/優劣無し
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#02-4 検討過程(12月)|ステーブルコイン法制化動向と「Progmat Coin」© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #13受益証券発行信託(合同管理の金銭信託)「原簿管理者」(受託者)「委託者」兼「当初受益者」兼「仲介者」(A) 「委託者」兼「当初受益者」兼「仲介者」(B)a1受益者a2b1受益者b2円貨(A分)円貨(B分)銀行預金受益権=SC(a2)”発行不所持”の受益権受益権=SC(a1)受益権=SC(b2)受益権=SC(b1)1受益権=1円のSC(配当無)SC(a2)SC(a1) 預り金(a1)(a2) SC(b2)SC(b1) 預り金(b1)(b2)③¥(SC購入)⑤SC移転③'¥(SC購入)⑤'SC移転①¥(信託) ①'¥(信託)②SC発行④移転Tx②'SC発行④'移転Tx権利保全=倒産隔離機能((A)破綻時も償還請求可能)Ⅱ権利保全=倒産隔離機能((B)破綻時も償還請求可能)ⅡⅢ Ⅲ 高効率=対抗要件デジタル完結(対抗要件=原簿記録=DLT記録)Ⅰ ⅠⅠⅠ SC新法制準拠(「発行者規制」「仲介者規制」)※特許登録済#02 デジタル証券市場参加者間の連携方法 当局を中心とした法制化動向を前広に踏襲し、ST決済に最適化した資金決済用のステーブルコイン「Progmat Coin」の検討を開始した。 各証券会社を委託者兼当初受益者とした円貨を裏付とする受益証券発行信託を設定し、1受益権=1円のSCとして発行後、投資家が保有する。 証券会社毎に異なるSCとすると、証券会社を跨いだ換金対応等が煩雑化するため、複数委託者で1種類の器を想定する。 本信託は公募となることが想定されるが、ステーブルコイン新法制適用後は金商法上の開示規制の適用外となり、業務コストを抑制できる見通し。
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#02-5 検討過程(12月)|決済方式の比較と「Progmat Coin」主案化© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #14 外部デジタル通貨連携開始までの暫定期間におけるメインシナリオとしてきた法定通貨決済(下図A)と比較し、「アトミック性」「決済処理速度」「実現性」「参加手数料」の観点で、「Progmat Coin」での決済(下図B)が、比較優位であった。 従来“最終的なToBeシナリオ”としてきたCBDC決済も、「Progmat Coin」が実装される場合は明確な優位性がなくなることから、「Progmat Coin」での決済をメインシナリオとして、連携方法を再考するに至った。#02 デジタル証券市場参加者間の連携方法1 特徴アトミック性 アトミック性担保可能な見込み決済処理速度 最遅(勘定系仕様による時点処理) 最速(Tx受付次第随時) 不明確(【B】よりは劣位)2367891011実装コントロール 勘定系システム側の影響有り Progmat内で完結しコントロール容易 コントロール不可(外部依存)スケジュール 勘定系システム側の影響有り 改正法施行し次第(23年か)実現性参加者負担送金手数料Node構築費用SCカストディ費用 N/A 直接Node管理しない場合必要 不明確ST-資金決済方式 グロス=ネット決済 グロス=グロス決済(RTGS) 不明確(おそらくRTGS)現状の銀行送金手数料から不変 Tx移転コストは【A】よりは安い 不明確不要 Progmat Nodeのみ(差分無し)早くとも26年以降か2Node分必要(Progmat+CBDC):比較優位(凡例)【A】法定通貨(Fiat)決済 【B】Progmat Coin決済 【C】CBDC決済(Progmat内でST/SC同時移転)アトミック性に課題が生じる可能性有り(CBDC側がCordaか否かの影響)現状、グロスでのシステムリクエストやアトミック性担保の機能無し5 システム接続容易性 基本的にProgmat内で完結するため最も接続が容易不明確(CBDC側がCordaか否かの影響)勘定系システム側の改修を伴う可能性有り、【B】よりは劣位(勘定系とのやりとりも【A】よりは少ない)Node維持費用 不要 Progmat Nodeのみ(差分無し) 2Node分必要(Progmat+CBDC)流動性補完機能 既存の仕組み(O/D等)有り 機能拡張により検討可能 不明確4:次善 :比較劣位/優劣無し
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #15 資金決済方式が法定通貨か「Progmat Coin」か、Progmat参加方式が間接(カストティアン委託)か直接か、カストディアンへの請求方式がCSVファイル送付かAPIかにより、実装パターンは6種類あり得ることを確認した。 下図A列が当初整理のまま法定通貨集中決済を実施する状態で、F列(Progmat5.0で直接参加/SC利用)が最も高度化された状態を意味する。#02 デジタル証券市場参加者間の連携方法#02-6 検討過程(12月)|「Progmat Coin」を踏まえた連携パターン整理Coin/直接/DLTCoin/間接/APICoin/間接/CSVFiat/直接/DLTFiat/間接/APIFiat/間接/CSV56決済処理の態様資金決済方式 Progmat Coin法定通貨決済 法定通貨決済決済(MUTB集中処理) 決済(MUTB集中処理)Progmat Coin1CSVを基にカストディ PTSからの情報を基にCSVを基にカストディ PTSからの情報を基にアンがTx生成オペアンがTx生成オペ 金商完結で自動処理金商完結で自動処理78移転請求方式 カストディアンへカストディアンへ カストディアンへCSV送付し依頼CSV送付し依頼(証券) APIで指図APIで指図カストディアンへProgmatへの 間接参加 間接参加(カストディアン委託)参加方式 (カストディアン委託)法定通貨決済(MUTB集中処理) 決済Progmat Coin間接参加(カストディアン委託)間接参加(カストディアン委託)直接参加(Custody Node)間接参加 間接参加(カストディアン委託) (カストディアン委託)間接参加(カストディアン委託)間接参加(カストディアン委託)直接参加(Custody Node)Custody Nodeから移転請求Tx生成Custody Nodeから移転請求Tx生成金商-カストディアン間APIでTx自動生成金商-カストディアン間APIでTx自動生成移転請求Txを基に自動処理移転請求Txを基に自動処理移転請求Txを基に自動処理移転請求Txを基に自動処理移転請求Txを基に自動処理移転請求Txを基に自動処理ST側処理をトリガーに自動処理移転請求Txを基に自動処理金商-カストディアン間APIでTx自動生成移転請求Txを基に自動処理CSVを基にカストディアンがTx生成オペ移転請求Txを基に自動処理CSV送付 ST側処理をトリガー(移転請求Tx無し) に自動処理API連携(移転請求Tx無し)請求内容ネッティング後、勘定系で処理請求内容ネッティング後、勘定系で処理請求内容ネッティング後、勘定系で処理移転請求方式 カストディアン(SC)へ資金決済銀行へCSV送付し依頼CSV送付し依頼(資金) APIで指図カストディアン(SC)へ Custody Nodeから移転請求Tx生成資金決済銀行へAPIで指図Custody Nodeから移転請求Tx生成234前提情報:最も高度化(凡例) :次善 :比較劣位/優劣無しFEDCBA証券決済資金決済移転請求移転移転請求移転
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #16 Progmat Coin導入に際してNode参加(直接管理)必須となると利用ハードルが高くなってしまうことから、現状のSTと同様、SC管理についてもカストディアンへ委託する方式(前頁の列D・E)を想定しており、Node参加の準備が整った先から直接管理型へ移行する想定であることを明示した。 Progmat Coin非導入先は「法定通貨(非集中処理)」しか手段がないため、金商業者跨ぎ取引が発生した場合、相対決済完了後にSTを移転する。12【C】【B】【A】前提Progmatへの 間接参加(カストディアン委託(CSV))間接参加(カストディアン委託(API))直接参加(Custodian Node(ST/SC))態様証券決済カストディアンへのCSV送付、及び指図 カストディアン(ST)へのAPIでの指図 Custodian Node(ST)からTx生成参加方式ST-資金決済方式 グロス=ネット決済 グロス=グロス決済(RTGS)STマッチング方式 金商業者内マッチング PTSによる金商業者間マッチング PTSによる金商業者間マッチング証券会社への売買注文 証券会社への売買注文 証券会社への売買注文投資家金商業者CSV受領後、カストディアンによるTx生成 APIによるTx自動生成 金商完結で自動処理Progmat資金決済資金決済銀行への振込指図 カストディアン(SC)へのAPIでの指図 Custodian Node(SC)からTx生成証券会社への法定通貨支払 証券会社への法定通貨支払 証券会社(仲介機関)経由でSC取得投資家金商業者N/A APIによるTx自動生成 金商完結で自動処理Progmat資金決済銀行による決済処理 Progmat Coin決済処理 Progmat Coin決済処理決済機関345678910グロス=グロス決済(RTGS)Progmat Coin(直接管理)決済Progmat Coin(カストディ)決済法定通貨決済(非集中/相対)#02 デジタル証券市場参加者間の連携方法#02-7 検討過程(1月)|連携方式の段階的なアプローチ
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#02-8 検討過程(2月)|PTS-金商業者間の連携方式© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #17 Progmat Coinの利用を前提に、PTSと金商業者間の出来通知に係る連携方式を2パターン想定し、下表【C】「Node保有/DLT連携」を主案とした。 既存の上場株式において構築された専用線を転用する方式はPTS側の対応負荷が少ないものの、CSV形式で受領した出来情報から移転Txを生成する機能や照合機能を金商業者毎に開発することとなり、ネットワーク全体のリスクポイントや対応コストが膨らむことになる。 PTSも「Exchange Node(EN)」を保持しProgmatに直接参加する方式では、マッチングシステムとENの連携さえ担保すれば、上記対応は不要となる。#02 デジタル証券市場参加者間の連携方法出来通知連携先1連携内容4証券決済5照合処理6連携方式2連携フォーマット3前提【C】Node保有/DLT連携同左出来Txを基にCN(売)が移転Tx生成不要DLT連携(EN→CN×2)DLT上のTx【B】Node非保有/専用線転用【A】専用線連携デジタル証券PTS既存の上場株式PTS金商業者(売買双方)JSCC、金商業者(売買双方)専用線を用いたファイル送付による連携専用線を用いたファイル送付による連携CSV CSV株式の出来情報 STの出来情報 同左出来CSVを基にJSCCにて処理 出来CSVを基にCN(売)が移転Tx生成不要 CN(買)で照合が必要資金決済7エラー発生のリスクポイント8 比較対象外システム実装負荷(金商業者)9 比較対象外システム実装負荷(PTS)10 比較対象外処理の態様評価JSCC,金商各社からの指図を基に日銀での資金決済処理出来CSVを基にCN(売)が移転Tx生成し、Progmat CoinとDVP決済処理CN(売)が出来CSVを基に移転Txを生成する際のプログラムバグ(×金商数)①出来CSVからの移転Tx生成機能②出来CSVと移転Txの照合機能既存のPTS-金商業者間の専用線を転用することで、追加対応範囲は軽微ENがPTSマッチング結果を基に出来Txを生成する際のプログラムバグ出来Txを基にProgmat内で自動処理されるため、金商毎の追加実装不要①EN運用コスト負担方法【残論点1】②マッチングシステムとENの連携機能:比較優位(凡例) :比較劣位/優劣無し*1*1 Exchange Node|マッチングシステムからのデータ連携をinputに出来TxをCN(売)・CN(買)宛てに回付する機能のみ有するNode出来Txを基にCN(売)が移転Tx生成し、Progmat CoinとDVP決済処理*2*2 PTS接続料へ転嫁も検討
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#02-9 検討過程(2月)|ToBeフローサマリ|「Coin」「EN」利用想定© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #18 ST取引において、資金決済手段が法定通貨(銀行送金)しか存在しない場合、取引から決済完了まで(T+2営業日)の決済リスクがあるうえ、金商業者間での相対ネッティングのための金額確認や銀行関連オペ等の事務コストが掛かるほか、他行送金手数料も発生する。 資金決済手段として「Progmat Coin」を利用し、PTSから出来通知をDLT上で連携することで、ポストトレードプロセスが一線完結化。 決済リスクは極小化(T+0)され、全ての処理を全自動化可能で、且つ送金手数料も低減される。#02 デジタル証券市場参加者間の連携方法ST × 法定通貨 ST × SCPTS金商業者①【売】金商業者②【買】銀行【金商①】銀行【金商②】ST基盤約定結果受領結果受領金額確認送金指図他行振込残高増加着金確認 ST移転Tx金商②署名 検証 ST移転決済リスク(T+2)他行送金手数料決済関連事務コストPTS金商業者①【売】金商業者②【買】ST基盤+Progmat Coin約定金商②署名 検証 ST/SC同時移転決済リスク極小化(T+0)決済関連事務全自動化【凡例】 :事務処理(人員介在要) :自動処理(DLT外) :自動処理(DLT)出来通知 金商①署名送金コスト極小化
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.#03DLTオープン化後のガバナンス・セキュリティ・秘匿化#19
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#03-1 システム構成© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #20#03 DLTオープン化後のガバナンス・セキュリティ・秘匿化 前提として、Progmatは「the Corda Network(tCN)」を基にBusiness Network(同一ビジネスを行う企業群ネットワーク)として形成する。 Nodeの保持、自社システム組込や周辺機能開発等を行うネットワーク参加者を「Service Developer(以下、Service Dev)」、「Service Dev」の提供するAPIを利用する間接的なネットワーク参加者を「API User」と定義し、「Service Dev」の役割別のProgmat用パッケージを用意する。 「Service Dev」がネットワークに参加するためのProgmatのパッケージは、「Core Developer(以下、Core Dev)」が提供する。金商業者(直接管理)【Service Developer】金商業者(カストディ委託)【API User】デジタル証券PTS【Service Developer】各種原簿管理者 / カストディアン【Service Developer】社内外向けUI 社内外向けUI 社内外向けUI社内外向けUI各社内システム 各社内システム 各社内システムマッチングシステムWebAPCustodian NodeCorda FirewallWebAPExchange NodeCorda FirewallWebAPAsset NodeCorda FirewallAPI提供インフラSC NodeCustodian Node(専用線) (専用線)(API)NW管理サーバ接続エンドポイント Nortary接続エンドポイント tCN【凡例】:API/専用線連携 :DLT連携(Progmat ST/SC):原簿管理者/カストディアン向けパッケージ提供範囲:金商業者(直接管理)向けパッケージ提供範囲:デジタル証券PTS向けパッケージ提供範囲*1 *1 *1*1 サーバ/OS/DB/コンテナエンジン等はパッケージ化せず、各社で構築
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#03-2① ガバナンス方式|分権的運営(デジタルアセット共創コンソーシアム)© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #21 22年4月に改組する「デジタルアセット共創コンソーシアム」(以下、DCC)を、Progmat5.0対応(DLTオープン化)をトリガーに分権的運営に移行し、Progmat揺籃期のMUTB集中管理体制からガバナンスの在り方を高度化する。 Node運営を担う「Partner Members」は「Core Dev」と「Service Dev」に分かれ、責任範囲を明確にしたうえで開発を推進する。(分担は次頁) 守秘義務を要しない開発提案はオープンに受付可能とし、開発提案の採択等重要な決定はDCC全会員による投票プロセスを経ることを想定する。#03 DLTオープン化後のガバナンス・セキュリティ・秘匿化DCC関係エンティティ 各エンティティの特徴DCCPartner Members|Node運営Core Developer1Service Developer2General Members|Node非保有API User3Discussant45DCC事務局一般開発者6 一般利用者72314567一般開発者Core一般利用者ServiceDeveloperAPI UserDCC事務局DiscussantBNO 非保有 非接続 権利有 無制限Spon 保有 接続 権利有 無制限seesネットワーク Node API 投票権 提案・WG運営役割 保有 接続 ・資料閲覧非関与 非保有 接続 権利有 無制限非関与 非保有 非接続 権利有 無制限非関与 非保有 非接続 取り纏め 取り纏め(権利無)非関与 非保有 非接続 権利無 制限有(提案可)非関与 非保有 非接続 権利無 制限有(提案可)*1*2*1*2Bussiness Network Operator|Business Networkを構築・運用し、障害時の1次窓口の役割を担う各自保有するNodeの管理責任を負い、Node障害時はBNOに問い合わせを実施するDeveloper
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#03-2② ガバナンス方式|責任分界/役割分担のアウトライン© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #22 前提として、Progmatは「the Corda Network(tCN)」を利用することから、ネットワーク構成管理やNortary Node運用は非営利団体である「Corda Network Foundation(the Foundation)」が行うため、「Core Dev」への集権が不要となる。 「Core Dev」はProgmatの共通仕様/機能やパッケージアプリの開発を推進するが、Node別の固有機能や顧客向けサービス開発は原則関与しない。 「Service Dev」は、各保有Nodeに関連する固有機能の開発や他の参加者向け提供、社内外向けインターフェイスの開発を主体的に推進する。#03 DLTオープン化後のガバナンス・セキュリティ・秘匿化12345Web/MobileAppsProgmat Networkに参加する各エンティティが提供する社内外向けインターフェイスST・SC・UTthe CordaNetwork(tCN)Nortary NodeProgmatService DappsProgmat Networkに参加するNode別に有する機能(マッチング結果取込,出来照合等)ProgmatCore DappsProgmat Network内での共通仕様/機能/パッケージ(ID体系,データ構造等)Nortary Node(Non-validatingトランザクションの二重消費検証を行うNodethe CordaNetworkProgmat Networkを含む、各Nodeが接続するCordaNetwork全体Progmatの関連コンポーネントAコンポーネントの概要B既存UI組込,顧客向けサービス開発(適宜パッケージ利用)Service DeveloperC自社向け開発,適宜他の参加者向けにライセンス提供非関与(ライセンスフィ支払のうえ利用するのみ)非保有/非関与各自保有するNodeの管理責任(UI、Service)(Cordapps)(Cordapps)Nortary)(tCN)パッケージアプリ提供(Token Manager,Token Wallet)Core DeveloperD原則、非関与(適宜Service Devの開発を支援)開発推進のうえService Dev向けにライセンス提供非保有/非関与Progmat NW内の全Nodeの動作責任、障害時1次窓口非保有/非関与the FoundationE非保有/非関与非保有/非関与Node運用全Networkの構成管理、障害時の原因究明とCorda復旧*1*1 Corda Network Foundation|Corda Networkに参加するNodeの投票により選任された9名、R3社により任命された2名の計11名のBoard Memberが運営を行う非営利団体(Corda設定等はR3に委託)
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#03-2③ ガバナンス方式|論点別の責任分界/役割分担定義© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #23#03 DLTオープン化後のガバナンス・セキュリティ・秘匿化秘密鍵の管理責任 Service Devへ秘密鍵生成・管理手順を連携3自社/発行体の秘密鍵生成・流出防止自社/委託元/投資家の秘密鍵生成・流出防止自社/投資家の秘密鍵生成・流出防止トランザクションデータの データフローの設計とパッケージ提供(非保持)4自社発行トークンのTx,障害復旧用バックアップ顧客預りトークンのTx,障害復旧用バックアップ顧客預りトークンのTx,障害復旧用バックアップService DevとのAPI利用契約の範囲で参照データ参照機能の設計とパッケージ提供(非参照)5パッケージ利用,パッケージ外連携機能設計・運用同左 同左 Service DevとのAPI利用契約の範囲で参照データ保護措置の設計とパッケージ提供(非保持)6自社内データに対する保護措置の運用同左 同左 API取得データに対する保護措置の運用パッケージ(Core Dapps)配布(Node非保持)7ervi配布PGMの取込・運用,Service Dapps配布同左 同左 対象外(Node非保持)パッケージ(Core Dapps)ライセンス保有8自社開発分のServiceDappsライセンス保有同左 同左 対象外(Node非保持)全Service Devに対しKYC/SC9Core Dev+金商業者のKYC/SCCore DevのKYC/SC Core Dev+原簿管理者のKYC/SCAPI提供者のKYC/SC対象外(知り得ない)10委託者のKYC/SC、他関係者と投資家のSC金商業者(カストディ委託)のKYC/SC委託者+投資家のKYC/SC委託者+投資家のKYC/SCCore Developer Service Developer原簿管理者 カストディアン 金商業者(直接管理)API User金商業者(カストディ委託)アクセス範囲と管理オフチェーンデータ参照処理の管理個人情報等の高秘匿性データの取扱スマートコントラクトの配布・変更等の管理対象外(Node非保持)Service Devのサーバスペック,NW構成等指定1サーバ/NWの設計・構築・運用(含セキュリティ更新等)同左 同左 対象外(Node非保持)障害時の対応責任 障害時1次窓口,パッケージ起因箇所修正2自社構築箇所の障害検知,原因切り分け,復旧同左 同左 同左DLT上のPGMに係る知的財産権帰属AML/CFT対応(対NW運営者)AML/CFT対応(対NW運営者以外)システム構築・運用(パッケージ部分)*2*1 Service Devのうち、デジタル証券PTSに係る分担は別途定義*1*2 KYC=Know your Customer、SC=Screening
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only#03-2④ ガバナンス方式|プログラム開発プロセス© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #24 パーミッションレス型DLTにおけるオープン/フラットな開発プロセスに準じ、Progmatの関連コンポーネント(具体構成は前頁)に対する開発提案は誰でも可能とし、提案内容一式は常にWeb上で公開される運営を想定。 実装プロセスに移行する前に、DCC全体の会員投票により提案採択可否を評価し、採択されたもののみ具体検討に移行する。 影響を受ける関係者間で合意に至った場合、各コンポーネントに責任を有する「Core Dev」「Service Dev」で開発を行い、開発後PGMを公開する。#03 DLTオープン化後のガバナンス・セキュリティ・秘匿化231456 一般開発者Core一般利用者ServiceDeveloperAPI UserDCC事務局Discussant開発提案作成A提案採択投票B検討・承認C開発・テストD展開・実装E開発提案書・開発提案書は・誰でも提案可能・開発提案書一式は・Web上で公開・開発提案書採択は・DCC全体で評価・賛成票が一定の・割合を超える場合、・実装対象として・具体検討に移行開発提案書・影響を受ける関係者・で、スコープ/期間/・コスト負担を協議・合意完了後、開発に・移行(もしくは却下)✔ ・Core Dapps/・パッケージの開発・Service Dapps/・UIの開発・アプリケーションへの・接続テスト・開発後PGMを・GitHub等を介して・公開・配布・各Node保有者が・実装オペ・リリース内容確認・(途中で却下/中断・ した場合はその旨)*1*1 Cordaの場合、Ethereum等と異なり、PGM群の各Nodeへの配布/実装ではなく、各Nodeにて実装オペレーションを行う方式Developer
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #25#03-3 秘密鍵管理#03 DLTオープン化後のガバナンス・セキュリティ・秘匿化秘密鍵管理に係る論点 検討経緯/結論前提①ProgmatはPermission型DLTのプラットフォームDLTへの書き込みはDCCに参加しNode保有が許可された企業のみ。Permissionless型と異なり、万が一流出が発生したとしても移転先は③不正移転時の「強制移転」機能有りProgmatでは、トークン毎の各原簿管理者Nodeが「強制移転」機能を有するため、万が一不正移転が発生したとしても取り戻しが可能。論点・各Service DevによるHSM実装要否Progmat上でTxに署名するための秘密鍵について、その管理方法としてHSM等の実装要否を含めて検討するもの。結論・左記前提により、万が一不正移転が発生したとしても投資家が実際に被害を被る蓋然性は極めて低い一方、HSMの実装負担は投資家の秘密鍵管理責任を持つService Dev毎に必要となることから、・Progmat全体の方針として、HSM利用は必須としないことで合意。限定的で、誰が書き込んだかを具体的にトレースすることが可能。②秘密鍵のみの流出では不正移転不可秘密鍵が万一流出したとしても、それだけでは不正移転することは出来ず、移転処理が可能なService DevのNW/Nodeへ侵入のうえ移転に必要な複数の要素を盗み取る必要がある。Progmatの現行バージョンでは、HSMは利用せず、複数の要素を用いて秘密鍵を暗号化しており、更なる流出対策が妥当かを判断する。 リスク量(導入効果)に比して過剰感が強い(コスト割高)との結論。ANST原簿管理者攻撃者CN金商業者CCN金商業者BCN金商業者A特定可能なNW参加Node以外のNodeへ移転不可内部流出でも秘密鍵が利用可能なNodeへの侵入なしに利用不可不正移転元/先を検知し、強制移転機能で取り戻し可AN :Asset NodeCN :Custodian Node:秘密鍵攻撃者【内部流出防止】【外部流出防止】【凡例】*1*1 HSM=Hardware Security Module|秘密鍵を安全に保管・演算をするためのハードウェア
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #26#03-4 秘匿化#03 DLTオープン化後のガバナンス・セキュリティ・秘匿化DLTにおける秘匿化論点 検討経緯/結論前提②直接繋がりのない取引情報は共有されないA CTxデータは、取引に関係するNode間でのみ共有される仕様。B D共有範囲①投資家はネットワークに直接参加しない各STを取り扱う金商業者名等は公募に際して公開済のため、関係Node保有者情報は公知情報。(Nodeの単位は金商業者単位、Not投資家)論点・移転先Nodeから、移転元Nodeの過去取引の一部が参照可Cordaのトランザクションモデルの仕様上、トークンの移転に際して過去のトランザクションの繋がりを検証する必要があることから、移転元の直近の過去取引情報が移転先から確認可能である点の是非を検討するもの。A 100 A 40B 60 B 10C 50Bに60移転Cに50移転CはBから移転された60に係る取引履歴参照が可能・追加的な秘匿化機能(「ReissuingState」)は、移転の都度Txの発行・償還を行うことで過去Txの取得が不要となるものだが、その分多くの署名を必要とし、性能低下/コスト増加が懸念されるため、不採用結論・左記前提により、取引情報は関係当事者のみに共有範囲が限定され、投資家の詳細情報は共有されないため、必要十分な秘匿性を担保できていることから、追加的な秘匿化機能の実装までは不要との結論。との方針で各社と合意。③共有されうるデータ自社関連取引と、その直近の過去取引に関する以下の情報(のみ)。A)移転元/先情報(Progmat固有ID、Cordaのアドレス等)B)取引時点の移転元の保有残高(総額か否かは分かり得ない)C)移転額D)取引日時④共有されないデータ以下はオフチェーン管理、IDと属性の紐づけは関係当事者のみ可能。A)投資家名称はTxによって共有されないB)住所/連絡先等の属性情報はTxによって共有されない⇒直近取引に繋がる直近の過去取引のみが対象で、それがBCの保有総額か否かは分かり得ない⇒関係当事者以外は、Bが誰であるかは不明
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.#04証券バリューチェーン変革の定量効果算定#27
#04-1 定量効果試算の方向性© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #28#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定3 事務コスト(ST残高照合)単位コスト×661円(人件費×単位時間/プロセス)75812649(カストディレポート照合オペ)事務コスト(投資家登録・更新)(登録ファイル作成/送付オペ)事務コスト(移転情報指図)(移転ファイル作成/送付オペ)事務コスト(決済確認・振込)(跨ぎ取引時の金額確認/送金オペ)カストディフィ(ST預り)(セキュリティ確保/リスク相当分)カストディフィ(残高報告)(カストディレポート作成/送付)カストディフィ(投資家登録)(登録ファイル確認/登録)カストディティ(移転登録)(移転ファイル確認/登録)振込手数料事務/外部委託コストAsIs ToBe(効果)営業日営業日営業日営業日ST残高営業日営業日移転件数決済件数×20bp×5bp×660円変数×1,984円(人件費×単位時間/プロセス)×1,323円(人件費×単位時間/プロセス)×19,625円(人件費×単位時間/プロセス)0円(オペ不要)0円(オペ不要)0円(オペ不要)0円(オペ不要)0円(委託不要)0円(委託不要)0円(都度振込不要)単位コスト(仮置き)ToBe(対応する必要コスト)決済件数年営業日移転件数変数×15百万円(CNライセンスフィ(固定))(カストディフィ(ST預り)に内包) 0円(委託不要)0円(委託不要)(カストディフィ(ST預り)に内包)×100円(CNライセンスフィ(ST移転課金))×500円(API利用料(投資家登録))×100円(SCライセンスフィ(SC移転課金))想定トータルコスト【X】B CA ED効率化効果【Y=X】 必要コスト【Z】▲ +ネット効率化効果=残高管理ST移転投資家管理資金決済×100円(API利用料(投資家ID参照))×0百万円(SCライセンスフィ(固定)(CNライセンスフィ(固定)に内包))*1*1 単位コストは、定量効果を算定するにあたってST取扱残高等の諸条件と共に設定した仮置きの数値(以降、同様)
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #29#04-2① 結論|金商業者1社あたり単年効率化効果#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定119.8 19.6 ▲100.2▲4.84.8 0.07.1 2.3 ▲4.82.3 2.3 ▲0.0▲1.01.0 0.1 ▲0.90.0 0.1 +0.11.0 0.0▲0.311.6 2.3 ▲9.311.3 2.3 ▲9.00.3 0.00.2 0.0 ▲0.2100.0 15.0 ▲85.0100.2 15.0 ▲85.2A B CAsIs113効率化効果外部委託/利用コスト事務コスト外部委託/利用コスト事務コスト外部委託/利用コスト事務コスト外部委託/利用コスト事務コスト残高管理総計234567891011120.050.0100.0119.819.6ネット効率化効果AsIs ToBe(想定)▲100▲84( )%百万円前提条件・金商業者1社あたりのST取扱残高500億円・ST移転件数22,500件(Primary/Secondary合算)・新規ST保有投資家数12,500人(1人1口1百万円)・資金決済件数22,500件(グロス=グロス想定)(単位:百万円)年間ST移転投資家管理資金決済【コスト:百万円】(想定)ToBe
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #30#04-2② 結論|業界全体の単年効率化効果#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定106.134.014.6 0.0 ▲14.60.0 1.8 +1.84.9 0.0 ▲4.914.6 1.8 ▲12.8173.7 33.8 ▲139.9168.8 33.8 ▲135.01,500.0 225.0 ▲1,275.02.4 0.0 ▲2.41,502.4 225.0 ▲1,277.41,796.8 294.4 ▲1,502.4A B C72.1 0.0 ▲72.133.8 ▲72.333.8 ▲0.2AsIs1効率化効果外部委託/利用コスト事務コスト外部委託/利用コスト事務コスト外部委託/利用コスト事務コスト外部委託/利用コスト事務コスト残高管理234567891011120.0500.01,000.01,500.02,000.01,796.8294.3ネット効率化効果▲1,502▲84( )%百万円前提条件 (単位:百万円)年間ST移転投資家管理資金決済・1社あたりのネット効率化効果を本WG参加金商業者15社分乗算し、業界のネット効率化効果として試算・業界全体のST取扱残高7,500億円・ST移転件数337,500件(Primary/Secondary合算)・新規ST保有投資家数187,500人(1人1口1百万円)・資金決済件数337,500件(グロス=グロス想定)13 総計AsIs ToBe(想定)【コスト:百万円】(想定)ToBe
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #31#04-3① プロセス別試算詳細|残高管理|業務プロセス比較AsIs ToBeⅠⅰ金商業者カストディアンProgmat金商業者カストディアンProgmatカストディレポート作成移転情報CN(カストディアン)ⅱ残高情報CN(金商業者)Ⅱ業務概要ⅰ カストディアンがProgmatより、ST残高情報をダウンロードカストディレポートを作成の上、ⅱ金商業者は、カストディアンよりⅠカストディレポート交付金商業者に交付交付されたカストディアンレポートと、各社で認識しているSTの残高を照合し確認Ⅱ 金商業者にて、Progmat上の残高情報を直接参照金商業者がNodeを保有し、自身でカストディ業務実施する【金商側削減対象】1プロセスST残高照合ため、当該業務削減【凡例】 :手作業 :システム処理:業務削減対象:業務改善対象残高情報・残高更新残高照合・自動処理 残高更新#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #32#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#04-3② プロセス別試算詳細|残高管理|試算結果カストディフィAsIs ToBe(想定)ST取扱残高500億円手数料率20bp100.0百万円営業日数245日人件費(/処理)661円0.2百万円100.2百万円期間年ライセンスフィ15百万円1 15.0百万円15.0百万円▲85.2百万円+15.0百万円必要コスト▲0.2百万円削減▲100.0百万円削減(ST預り)事務コスト(ST残高照合)CNライセンスフィ総計1234(固定)*1*1 金商業者1社あたりのST取扱残高を最大500億として試算*2*3*2A B C0.0百万円0.0百万円【作業者人件費:1処理あたり処理時間(15分)×単価@h(2.24千円)】+【検印者人件費:1処理あたり処理時間(1.5分)単価@h(4.08千円)】Cordaに係るネットワーク維持管理等のため、15百万円/年を収受*3削減効果年間上記単価はMUTBの管理会計上の年給与[作業者単価]4.3M/年、[検印者単価]7.8M/年)を時間単価に換算(以降、同様)
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #33#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#04-3③ プロセス別試算詳細|残高管理|シミュレーション15.0 15.085.2400.0 500.0100.280.2▲15.0 5.2 25.2 45.2 65.20.015.0100.0 200.0 300.015.0 15.0 15.00.0 20.2 40.2 60.20.050.0100.00 100 200 300 400 500[AsIs][ToBe]【ST残高:億円】【コスト:百万円】【損益分岐点】約74.4億円ネット効率化効果最大▲85.2百万円年間AsIsコストToBeコスト(想定)ネット効率化効果234百万百万百万ST取扱残高1 億円
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #34AsIs ToBe直接登録Ⅰ金商業者カストディアンProgmat金商業者カストディアンProgmat移転情報ファイル移転情報更新CN(カストディアン)移転情報(自動連携)移転情報登録CN(金商業者)業務概要ⅰ金商業者にて移転情報ファイルを作成し、カストディアンへ送付ST移転処理完了後、ANにて、ⅠⅡ 金商業者からCNにST移転情報が自動連携され、移転処理実行移転情報登録移転情報Ⅱⅰ移転情報に基づき、カストディアンが移転情報を登録原簿情報更新AN(原簿管理者)移転情報記録AN(原簿管理者)移転情報を記録ファイル作成・送付受領・確認【金商側削減対象】1プロセスⅱⅱ金商業者がNodeを保有し、自身でカストディ業務実施するため、当該業務削減【凡例】 :手作業 :システム処理:業務削減対象:業務改善対象自動処理取引の都度、自動で作成され、CNに連携#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#04-4① プロセス別試算詳細|ST移転|業務プロセス比較
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #35#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#04-4② プロセス別試算詳細|ST移転|試算結果カストディフィAsIs ToBe(想定)移転金額225億円手数料率5bp11.3百万円営業日数245日人件費(/処理)1,323円0.3百万円11.6百万円移転件数件ライセンスフィ100円22,500 2.3百万円2.3百万円▲9.3百万円+2.3百万円必要コスト▲0.3百万円削減▲11.3百万円削減(移転登録)事務コスト(移転指図)CNライセンスフィ総計1234(ST移転課金)*1*1 ST取扱残高500億円時、Primary移転金額125億、Secondary移転金額100億(回転率20%)と仮定*2*3*4*2A B C0.0百万円0.0百万円1日1回纏めての処理から取引の都度処理へ【作業者人件費:1処理あたり処理時間(30分)×単価@h(2.24千円)】+【検印者人件費:1処理あたり処理時間(3分)単価@h(4.08千円)】*31口あたり100万円とし、1口単位で流通すると仮定して試算*4CN利用において、Tx署名処理の都度R3社からの課金が発生するため、ライセンスフィを収受削減効果年間
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #36#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#04-4③ プロセス別試算詳細|ST移転|シミュレーション2.39.322,500.011.618,000.00.0 2.6 4.8 7.1 9.31.80.00.0 2.1 3.9 5.7 7.50.5 0.9 1.40.0 4,500.0 9,000.0 13,500.00.05.010.00 4,500 9,000 13,500 18,000 22,500[AsIs][ToBe]ネット効率化効果【ST移転件数:件】【コスト:百万円】最大 ▲9.3百万円AsIsコストToBeコスト(想定)ネット効率化効果234百万百万百万ST移転件数1 件年間
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #37AsIs ToBe自動連携Ⅰ金商業者カストディアンProgmatマスタ情報登録CN(金商業者)業務概要ⅰ 金商業者からカストディアンに、登録する投資家情報を送付Ⅱ金商業者はAPIを用いて、ANに格納されている投資家IDを参照Ⅰ 金商業者からCNに投資家情報を直接登録し、ANにてマスタ情報原簿管理者投資家情報ファイル作成投資家情報ファイル受領投資家情報確認投資家情報連携マスタ情報登録マスタ情報登録AN(原簿管理者)カストディアンから原簿管理者に、投資家情報を連携原簿管理者が投資家情報を金商業者カストディアンProgmat原簿管理者Progmatへ登録ⅰマスタ情報更新AN(原簿管理者)マスタ情報完了連絡投資家ID連携投資家ID確認・登録API連携【金商側削減対象】2プロセス・送付ⅱAPIにて参照ⅱカストディアンから金商業者に、投資家IDを送付金商業者は自社システムに受領した投資家IDを登録を自動更新【凡例】 :手作業 :システム処理:業務削減対象:業務改善対象投資家情報投資家情報投資家ID投資家ID更新の都度投資家ID参照・連携Ⅱ自動処理#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#04-5① プロセス別試算詳細|投資家管理|業務プロセス比較
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #38#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#04-5② プロセス別試算詳細|投資家管理|試算結果AsIs ToBe(想定)営業日数245日人件費(/処理)3,306円0.8百万円営業日数245日人件費(/処理)661円0.2百万円1.0百万円営業日数日API利用料(/回)500円245 0.1百万円0.1百万円▲0.9百万円+0.1百万円必要コスト▲0.2百万円削減▲0.8百万円削減事務コスト(投資家登録・事務コスト(投資家IDAPI利用料(投資家登録)総計12345*1*2A B C更新指図)登録)0.0百万円0.0百万円*1 【作業者人件費:1処理あたり処理時間(75分)×単価@h(2.24千円)】+【検印者人件費:1処理あたり処理時間(7.5分)単価@h(4.08千円)】*2 【作業者人件費:1処理あたり処理時間(15分)×単価@h(2.24千円)】+【検印者人件費:1処理あたり処理時間(1.5分)単価@h(4.08千円)】API利用料(投資家ID参照)営業日数日API利用料(/回)100円245 0.0百万円+0.0百万円必要コスト*4*4 試算額が24,500円と少額ため、上記表の小数点の関係から0.0表記*3削減効果年間*3 AsIsの投資家登録に係る外部委託コストはカストディフィ(ST預り)に内包
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #39#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#04-5③ プロセス別試算詳細|投資家管理|シミュレーション0.10.912,500.01.010,000.00.0 1.0 1.0 1.0 1.00.10.00.0 0.9 0.9 0.9 0.90.1 0.1 0.10.0 2,500.0 5,000.0 7,500.00.00.51.00 2,500 5,000 7,500 10,000 12,500[AsIs][ToBe]【新規投資家数:人】【コスト:百万円】AsIsコストToBeコスト(想定)ネット効率化効果234百万百万百万新規投資家数1 人ネット効率化効果最大 ▲0.9百万円年間
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #40AsIs ToBe【買】資金決済銀行Progmat移転情報CN(金商業者)業務概要ⅰ 【買】金商業者にて金商毎での決済金額を確認・計算の上、Ⅱ金商業者からCNにSC移転情報が自動連携され、移転処理実行Ⅰ 当該業務削減資金決済銀行【買】Progmatⅱ資金決済銀行は、振込手続きをⅡ行い、【買】金商業者へ振込完了移転情報記録SC発行者NodeSC移転処理完了後、SC発行者Nodeにて移転情報を記録【金商側削減対象】3プロセス【振込元】【振込先】振込指図受領振込手続資金受領SC発行者SC移転情報ⅱ振込指図【凡例】 :手作業 :システム処理:業務削減対象:業務改善対象PTSからの出来通知の都度、自動で作成され、CNに連携Ⅰ自動処理振込完了確認振込完了連絡移転結果取込CN(金商業者)SC移転結果確認連絡を実施金商業者金商業者決済金額確認金商間送金金額計算宛先毎ⅰ自動処理送金金額を確定資金決済銀行へ各金商毎での振込指図を実施#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#04-6① プロセス別試算詳細|資金決済|業務プロセス比較
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #41#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#04-6② プロセス別試算詳細|資金決済|試算結果振込AsIs ToBe(想定)削減効果決済件数3,430件振込手数料660円2.3百万円営業日数245日人件費(/処理)19,626円4.8百万円7.1百万円決済件数件ライセンスフィ100円22,500 2.3百万円2.3百万円▲4.8百万円+2.3百万円必要コスト▲4.8百万円削減▲2.3百万円削減手数料事務コスト(決済金額確認SCライセンスフィ総計1235(SC移転課金)*1*1 営業日数[245日]×振込先数[14社](金商業者最大14社に資金決済すると仮定) *2 三菱UFJ銀行の他行宛の振込手数料にて試算*3*2*3A B C0.0百万円0.0百万円1日1回纏めての処理から取引都度の処理へ【作業者人件費:1処理あたり処理時間(32分)×14社分×単価@h(2.24千円)】+【検印者人件費:1処理あたり処理時間(3.2分)単価@h(4.08千円)】年間期間年ライセンスフィ0円1 0.0百万円0.0百万円必要コストSCライセンスフィ4(固定)*4*4 SCライセンスフィについては、STのCNライセンスフィ(固定)に内包[処理時間内訳:金商間決済金額確認(20分)、宛先毎送金金額計算(10分)、振込指図(2分)]~振込指図)
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #42#04 証券バリューチェーン変革の定量効果算定#04-6③ プロセス別試算詳細|資金決済|シミュレーション0.0 0.5 0.9 1.4 1.8 2.37.1 7.1 7.15.7 5.3 4.89,000.0 13,500.0 18,000.0 22,500.00.0 4,500.00.0 7.1 7.10.0 6.6 6.2AsIsコストToBeコスト(想定)ネット効率化効果2340.05.00 4,500 9,000 13,500 18,000 22,500[AsIs][ToBe]【決済件数:件】【コスト:百万円】百万百万百万決済件数1 件【損益分岐点】71,000決済件数=(ST取扱残高約1,600億)件ネット効率化効果▲4.8百万円年間▲6.6 ~ 将来的なライセンスフィは今後調整
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.#05ネクストアクション#43
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #44#05 ネクストアクション Progmat基盤拡張は、直近の各種検討結果や外部動向を踏まえ、FY2022/12月にAPIオープン化、FY2023中のDLTオープン化を目標とする。 セカンダリは、ODXによるST取扱開始目標のFY2023からPTS方式が可能になる点は不変、FY2023以降にP2P方式に係る検討/開発も着手予定。 資金決済は、SC=電子的支払手段に係る法律施行後速やかに利用開始できるよう「Progmat Coin1.0」を用意したうえ、「Progmat5.0」リリースに合わせたオープン化と、Progmat以外のST基盤やデジタルアセットでも決済手段として利用可能にする「Progmat Coin2.0」の検討/開発も想定。#05-1 最新版ロードマップ123985467第1期|Progmat内DVP・クロスチェーンDVP具体化第2期|Permissionless Chain内SC具体化1Q - 2Q 3Q - 4Q1Q - 2Q 3Q - 4QFY2021 FY2022 FY20233Q - 4QProgmat基盤拡張関連マイルストーン▼各種個別WGアウトプット公開▼ODX・ST取扱開始セカンダリ・DLT拡張WG当局動向(PTS規制)セカンダリ取引手段(PTS+P2P)セカンダリ第2期|ODXにてST取扱開始ODXにて株式取扱開始ODX業務開始準備監督指針等改正/自主規制協議STセカンダリ取引開始(1号案件ロックアップ終了)▼資金決済資金決済WG1Q - 2Q 3Q - 4QFY2024▼Progmat Coin提供開始PTS連携方法具体化資金決済手段(Progmat Coin+α)Progmat Coin2.0開発(オープン化、クロスチェーン対応)ホワイトラベルモデル対応(Permissionless Chain対応)(セカンダリ・DLT拡張WG内)当局動向(資金決済規制)▼DLTオープン化(FY2023内)APIオープン化(2022/12)▼SCに係る初期検討 Progmat Coin1.0開発(Private型でのSC初期構築)Progmatセカンダリ・決済方式【セカンダリ】PTS【資金決済】Progmat Coin(管理委託)Progmat基盤拡張Progmat4.0開発|APIオープン化Progmat5.0開発|DLTオープン化 Progmat6.0開発|P2P対応資金決済WG研究会・法案審議(SC) 改正法施行(SC)【セカンダリ】PTS【資金決済】Progmat Coin(直接管理)【セカンダリ】金商業者内マッチング【資金決済】法定通貨ロックアップ期間SRC第3期|P2P連携方法具体化
© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc.#06Appendix#45
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #46#06 Appendix#06-1 想定業務フロー① | 金商直接管理型(1/4)1234PTS【売側】金商業者A(Coin/直接/DLT)【買側】金商業者B(Coin/直接/DLT)カストディアン5 原簿管理者6 SC発行者7EN(PTS)8CN(金商業者A)9CN(金商業者B)10AN(原簿管理者)11SN(SC発行者)業務システム/ Progmat売注文買注文マッチング出来通知Tx生成・回付出来通知Tx取込出来通知Tx取込買側資金決済方法確認【残論点2】PTSにてENへデータを連携するシステム構築が必要。プログラムバグによる誤情報連携時のリスク・責任範囲に係る整理が必要。約定日(取引都度~)出来通知情報作成(自動)注文ID採番注文ID採番出来通知Txを受領した売側CNは、買側CN内に登録されている買側の資金決済方法を確認し、SC決済ならば後続処理にてSC残高を確認。事前登録資金決済情報事前登録資金決済情報事前登録資金決済方法連携Tx生成資金決済方法連携Tx生成各社のCNに資金決済情報を事前登録。出来通知Txを受領した売側CNは、登録された資金決済情報を確認し、移転処理を実行する想定。資金決済方法連携Tx取込資金決済方法連携Tx取込
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #47#06 Appendix#06-1 想定業務フロー① | 金商直接管理型(2/4)1234PTS【売側】金商業者A(Coin/直接/DLT)【買側】金商業者B(Coin/直接/DLT)カストディアン5 原簿管理者6 SC発行者7EN(PTS)8CN(金商業者A)9CN(金商業者B)10AN(原簿管理者)11SN(SC発行者)業務システム/ Progmat買側SC残高事前確認買側SC残高不足連絡買側SC残高不足連絡受領SC残高不足通知SC残高不足通知受領不足金額入金入金確認SC追加信託指図SC追加発行処理SC追加発行SC残高増加SC残高増加確認資金決済残高不足によるフェイル対応:手オペ処理約定日(取引都度~):自動処理買側SC残高連携依頼買側SC残高連携依頼受領買側SC残高情報連携買側SC残高情報受領
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #48#06 Appendix#06-1 想定業務フロー① | 金商直接管理型(3/4)1234PTS【売側】金商業者A(Coin/直接/DLT)【買側】金商業者B(Coin/直接/DLT)カストディアン5 原簿管理者6 SC発行者7EN(PTS)8CN(金商業者A)9CN(金商業者B)10AN(原簿管理者)11SN(SC発行者)業務システム/ ProgmatST・SC移転Tx生成・回付ST・SC移転Tx受領ST・SC移転Tx署名・回付ST・SC移転Tx受領ST・SC移転Tx署名・回付買側SC残高情報再連携買側SC残高情報再受領買側SC残高再確認随時リトライ処理実行。出来通知Tx取込によって得られた情報を基に、Txを生成。約定日(取引都度~)売側ST残高確認
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #49#06 Appendix#06-1 想定業務フロー① | 金商直接管理型(4/4)1234PTS【売側】金商業者A(Coin/直接/DLT)【買側】金商業者B(Coin/直接/DLT)カストディアン5 原簿管理者6 SC発行者7EN(PTS)8CN(金商業者A)9CN(金商業者B)10AN(原簿管理者)11SN(SC発行者)業務システム/ ProgmatST・SC移転Tx受領ST・SC移転Tx署名・回付ST・SC移転Tx受領NNへ二重消費検証依頼ST・SC移転Tx確定・配布ST・SC移転Tx取込ST・SC移転Tx取込ST・SC移転Tx取込ST・SC移転結果確認ST・SC移転結果確認NNから署名済Tx受領約定日(取引都度~)
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #50#06 Appendix#06-1 想定業務フロー② | 金商間接管理型(1/4)1234PTS【売側】金商業者A(Coin/間接/API)【買側】金商業者B(Coin/間接/API)カストディアン5 原簿管理者6 SC発行者7EN(PTS)8CN(カストディアン)9AN(原簿管理者)10SN(SC発行者)業務システム/ Progmat売注文買注文マッチング出来通知Tx生成・回付出来通知Tx取込買側SC残高事前確認出来通知情報作成(自動)【残論点2】PTSにてENへデータを連携するシステム構築が必要。プログラムバグによる誤情報連携時のリスク・責任範囲に係る整理が必要。約定日(取引都度~)注文ID採番注文ID採番買側資金決済方法確認事前登録資金決済情報事前登録資金決済情報事前登録資金決済方法連携Tx更新資金決済方法連携Tx更新 CNに資金決済情報を事前登録。出来通知Txを受領したカストディアンは、買側資金決済情報を確認し、移転処理を実行する想定。出来通知Txを受領したCNは、買側の資金決済方法を確認し、SC決済ならばSC残高を確認。
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #51#06 Appendix#06-1 想定業務フロー② | 金商間接管理型(2/4)1234PTS【売側】金商業者A(Coin/間接/API)【買側】金商業者B(Coin/間接/API)カストディアン5 原簿管理者6 SC発行者7EN(PTS)8CN(カストディアン)9AN(原簿管理者)10SN(SC発行者)業務システム/ Progmat買側SC残高不足確認買側SC残高不足通知SC残高不足通知受領SC残高不足連携SC残高不足連携受領不足金額入金入金確認SC追加信託指図SC追加発行処理SC追加発行SC残高増加SC残高増加連絡SC残高増加確認SC追加信託指図受領SC追加信託指図登録資金決済残高不足によるフェイル対応:手オペ処理:自動処理約定日(取引都度~)
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #52#06 Appendix#06-1 想定業務フロー② | 金商間接管理型(3/4)1234PTS【売側】金商業者A(Coin/間接/API)【買側】金商業者B(Coin/間接/API)カストディアン5 原簿管理者6 SC発行者7EN(PTS)8CN(カストディアン)9AN(原簿管理者)10SN(SC発行者)業務システム/ ProgmatST・SC移転Tx生成・回付ST・SC移転Tx受領ST・SC移転Tx署名・回付ST・SC移転Tx受領ST・SC移転Tx署名・回付ST・SC移転Tx受領買側SC残高再確認随時リトライ処理実行。出来通知Tx取込によって得られた情報を基に、Txを生成。約定日(取引都度~)売側ST残高確認
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #53#06 Appendix#06-1 想定業務フロー② | 金商間接管理型(4/4)1234PTS【売側】金商業者A(Coin/間接/API)【買側】金商業者B(Coin/間接/API)カストディアン5 原簿管理者6 SC発行者7EN(PTS)8CN(カストディアン)9AN(原簿管理者)10SN(SC発行者)業務システム/ ProgmatST・SC移転Tx確定・配布ST・SC移転Tx取込ST・SC移転Tx取込ST・SC移転完了連絡ST・SC移転結果確認ST・SC移転結果確認NNへ二重消費検証依頼NNから署名済Tx受領約定日(取引都度~)
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #54#06 Appendix#06-2 想定データフロー① | 金商直接管理型(1/4)fa b c d e g h i j k原簿管理者 SC発行者PTSシステム EN 金商内システム CN 金商内システム CN 社内システム ANPTS(Node保有) 【売】金商業者(Coin/直接/DLT) 【買】金商業者(Coin/直接/DLT)SC発行者システム SN231# 取引事由【凡例】 :DLT外データ :DLT格納データ(確定Tx) :DLT格納データ(未確定Tx) 青字:該当処理で生成される新規情報:署名 :連携 :DLT間連携受注売却注文情報・売側投資家ID・銘柄名 or コード・注文数量・注文単価・ST決済基盤コード買付注文情報・買側投資家ID・銘柄名 or コード・注文数量・注文単価・ST決済基盤コード売却注文情報買付注文情報売側注文ID情報・売側注文ID買側注文ID情報・買側注文ID売側注文ID情報買側注文ID情報発注・注文ID採番注文発注事前登録資金決済情報登録資金決済情報・投資家ID・資金決済機関コード資金決済情報・投資家ID・資金決済機関コード資金決済情報売側CN署名資金決済情報資金決済情報買側CN署名資金決済情報【残論点3】デジタル証券PTSでの個人情報の取扱にあたっての課題と対処方法の整理が必要。
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #55#06 Appendix#06-2 想定データフロー① | 金商直接管理型(2/4)6745SC発行者システム SN原簿管理者 SC発行者PTSシステム EN 金商内システム CN 金商内システム CN 社内システム ANg h i j k# 取引事由PTS(Node保有) 【売】金商業者(Coin/直接/DLT) 【買】金商業者(Coin/直接/DLT)a b c d e f【凡例】 :DLT外データ :DLT格納データ(確定Tx) :DLT格納データ(未確定Tx) 青字:該当処理で生成される新規情報:署名 :連携 :DLT間連携出来情報・銘柄名 or コード・ST約定数量・ST約定金額・約定ID・売側投資家ID・買側投資家ID・売側注文ID・買側注文ID・ST決済基盤コード・取引ID・トークンのTxID・約定ID・ST約定数量・売側投資家ID・買側投資家ID出来情報・ST約定単価・売側注文ID・買側注文IDEN署名出来情報出来情報買側SC残高情報・買側投資家ID連携依頼買側SC残高情報・買側投資家ID・買側SC残高買側SC残高情報PTSにてマッチング出来結果通知Tx生成・取込買側SC残高確認マッチング出来結果通知Tx生成・回付資金決済方法資金決済情報確認資金決済方法確認
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #56#06 Appendix#06-2 想定データフロー① | 金商直接管理型(3/4)1089SC発行者システム SN原簿管理者 SC発行者PTSシステム EN 金商内システム CN 金商内システム CN 社内システム ANg h i j k# 取引事由PTS(Node保有) 【売】金商業者(Coin/直接/DLT) 【買】金商業者(Coin/直接/DLT)a b c d e f【凡例】 :DLT外データ :DLT格納データ(確定Tx) :DLT格納データ(未確定Tx) 青字:該当処理で生成される新規情報:署名 :連携 :DLT間連携買側SC残高不足連絡買側SC残高・約定ID・買側SC不足金額不足金額情報買側SC残高不足金額情報買側SC残高不足金額情報SC追加信託情報・買側SC投資家ID・追加信託金額SC追加信託情報SC発行金額情報・SC発行金額SC発行金額情報SC追加発行SC追加発行金額情報買側SC残高情報・買側投資家ID再連携・買側SC残高買側SC残高情報買側SC残高再連携フェイル対応|資金(SC)不足SC追加信託情報・買側SC投資家ID・SC発行金額CN署名
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #57#06 Appendix#06-2 想定データフロー① | 金商直接管理型(4/4)1112SC発行者システム SN原簿管理者 SC発行者PTSシステム EN 金商内システム CN 金商内システム CN 社内システム ANg h i j k# 取引事由PTS(Node保有) 【売】金商業者(Coin/直接/DLT) 【買】金商業者(Coin/直接/DLT)a b c d e f【凡例】 :DLT外データ :DLT格納データ(確定Tx) :DLT格納データ(未確定Tx) 青字:該当処理で生成される新規情報:署名 :連携 :DLT間連携ST・SC移転情報・取引ID・トークンのTxID・約定ID・ST/SC約定数量・売側投資家ID・買側投資家ID・ST/SC約定金額売側CN署名ST・SC移転情報売側CN署名買側CN署名ST・SC移転情報売側CN署名買側CN署名AN署名ST・SC移転情報売側CN署名買側CN署名AN署名SN署名ST・SC移転情報売側CN署名買側CN署名AN署名SN署名NN署名(NNにて付与)ST・SC移転情報 ST・SC移転情報 ST・SC移転情報ST・SC移転Tx生成回付二重消費検証・Tx確定・取込ST・SC移転処理
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #58#06 Appendix#06-2 想定データフロー② | 金商間接管理型(1/4)fa b c d e g h i j kカストディアン 原簿管理者 SC発行者PTSシステム EN 金商内システム 金商内システム 社内システム CN 社内システムPTS(Node保有) 【売】金商業者 【買】金商業者AN SC発行者システム SN1# 取引事由23【凡例】 :DLT外データ :DLT格納データ(確定Tx) :DLT格納データ(未確定Tx) 青字:該当処理で生成される新規情報:署名 :連携 :DLT間連携受注売却注文情報・売側投資家ID・銘柄名 or コード・注文数量・注文単価・ST決済基盤コード買付注文情報・買側投資家ID・銘柄名 or コード・注文数量・注文単価・ST決済基盤コード売却注文情報買付注文情報売側注文ID情報・売側注文ID買側注文ID情報・買側注文ID売側注文ID情報買側注文ID情報発注・注文ID採番注文発注資金決済情報登録事前登録資金決済情報・投資家ID・資金決済機関コード資金決済情報・投資家ID・資金決済機関コード資金決済情報資金決済情報【残論点3】デジタル証券PTSでの個人情報の取扱にあたっての課題と対処方法の整理が必要。
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #59#06 Appendix#06-2 想定データフロー② | 金商間接管理型(2/4)5674AN SC発行者システム SNカストディアン 原簿管理者 SC発行者PTSシステム EN 金商内システム 金商内システム 社内システム CN 社内システムg h i j k# 取引事由PTS(Node保有) 【売】金商業者 【買】金商業者a b c d e f【凡例】 :DLT外データ :DLT格納データ(確定Tx) :DLT格納データ(未確定Tx) 青字:該当処理で生成される新規情報:署名 :連携 :DLT間連携出来情報・銘柄名 or コード・ST約定数量・ST約定金額・約定ID・売側投資家ID・買側投資家ID・売側注文ID・買側注文ID・ST決済基盤コード・取引ID・トークンのTxID・約定ID・ST約定数量・売側投資家ID・買側投資家ID出来情報・ST約定金額・売側注文ID・買側注文IDEN署名PTSにてマッチング出来通知Tx生成・取込マッチング出来通知Tx生成・回付出来情報買側SC残高確認資金決済方法資金決済情報確認資金決済方法確認買側SC残高確認
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #60#06 Appendix#06-2 想定データフロー② | 金商間接管理型(3/4)8910AN SC発行者システム SNカストディアン 原簿管理者 SC発行者PTSシステム EN 金商内システム 金商内システム 社内システム CN 社内システムg h i j k# 取引事由PTS(Node保有) 【売】金商業者 【買】金商業者a b c d e f【凡例】 :DLT外データ :DLT格納データ(確定Tx) :DLT格納データ(未確定Tx) 青字:該当処理で生成される新規情報:署名 :連携 :DLT間連携買側SC残高・約定ID・買側SC不足金額不足金額情報買側SC残高不足金額情報買側SC残高不足金額情報SC追加信託情報・買側SC投資家ID・追加信託金額SC追加信託情報SC追加信託情報SCt発行金額情報・SC発行金額SC発行金額情報買側SC残高不足連絡フェイル対応|資金(SC)不足SC追加発行買側SC残高再確認買側SC残高再確認SC追加信託情報・買側SC投資家ID・SC発行金額CN署名
CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #61#06 Appendix#06-2 想定データフロー② | 金商間接管理型(4/4)1112AN SC発行者システム SNカストディアン 原簿管理者 SC発行者PTSシステム EN 金商内システム 金商内システム 社内システム CN 社内システムg h i j k# 取引事由PTS(Node保有) 【売】金商業者 【買】金商業者a b c d e f【凡例】 :DLT外データ :DLT格納データ(確定Tx) :DLT格納データ(未確定Tx) 青字:該当処理で生成される新規情報:署名 :連携 :DLT間連携ST・SC移転情報・取引ID・トークンのTxID・約定ID・ST/SC約定数量・売側投資家ID・買側投資家ID・ST/SC約定金額CN署名ST・SC移転情報CN署名AN署名ST・SC移転情報CN署名AN署名ST・SC移転情報CN署名AN署名SN署名SN署名NN署名(NNにて付与)ST・SC移転情報 ST・SC移転情報ST・SC移転Tx生成回付二重消費検証・Tx確定・取込ST・SC移転処理
#06-3 残論点© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #62#06 AppendixカテゴリA残論点B前提C継続検討内容D1データ デジタル証券PTSでの デジタル証券PTSからの出来情報をインプットに、そのままProgmat上で移転処理を行うため、出来情報3参加者の デジタル証券PTSの責任範囲について連携方法の中に移転元/移転先の投資家IDを内包する必要があり、よってデジタル証券PTSと注文を受け付ける段階でデジタル デジタル証券PTSに係るコストシェアについてデジタル証券PTSがProgmatネットワークに参加し、Exchange Nodeを直接保持することを前提に、デジタル証券PTSからのデータをインプットに、資金決済を含むポストトレードプロセスが即座に完結するため、上流工程であるPTSが負うリスク、責任分界点、Exchange Nodeの運用コスト負担方法について、PTSに接続する金商業者が支払う「PTS接続料金」にどの程度織り込むかについて、継続検討。責任範囲証券PTS運営方式2フローについて、継続検討。個人情報取扱可否システム構成を想定。(ライセンス料金が発生)デジタル証券PTSがProgmatネットワークに参加し、Exchange Nodeを直接保持することを前提に、Exchange NodeからのTx配布を起点とした証券決済/資金決済フローを想定。(プログラムバグによる誤った出来情報に伴う決済等)投資家IDについても情報連携する想定。上場株式におけるPTSでは投資家ID情報は取り扱っていないため、新たに取り扱うにあたっての課題の有無と対処方法について、継続検討。(投資家IDのみでも個人情報に該当する場合等)[関連ページ:#46][関連ページ:#17][関連ページ:#54]
免責事項© Mitsubishi UFJ Financial Group, Inc. #63 本資料は、ディスカッション用に作成されたものであり、三菱UFJ信託銀行の個別の商品、サービスを勧誘することを目的としたものではありません。本ディスカッション或いは資料だけで契約が成立するものではありません。従って、当社はいかなる種類の法的義務、或いは責任を負うものではありません。 本資料は信頼できると思われる各種データ等に基づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、当社の現時点での判断を示しているに過ぎません。また、本資料に関連して生じた一切の損害については、当社は責任を負いません。その他専門的知識に係る問題については、必ず貴社の弁護士、税理士、公認会計士等の専門家にご相談の上ご確認ください。 本資料は当社の著作物であり、著作権法により保護されております。当社の事前の承認なく、本資料の全部もしくは一部を引用または複製、転送等により使用することを禁じます。 商号等:三菱UFJ信託銀行株式会社 登録金融機関 関東財務局長(登金)第33号 加入している協会の名称:日本証券業協会 一般社団法人日本STO協会一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会本資料に関するお問い合わせ先三菱UFJ信託銀行株式会社 経営企画部 デジタル企画室プロダクトマネージャー 齊藤 達哉(ST研究コンソーシアム事務局Mail) [email protected]