Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
iOS機能開発のAI環境と起きた変化
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
Ryu-nakayama
April 10, 2026
Programming
240
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
iOS機能開発のAI環境と起きた変化
mobile.stmn #17の発表資料です
Ryu-nakayama
April 10, 2026
More Decks by Ryu-nakayama
See All by Ryu-nakayama
日本だけで解禁されているアプリ起動の方法
ryunakayama
0
430
iOSアプリでフロントエンドと仲良くする
ryunakayama
0
160
「ジェン文字」使ってますか?
ryunakayama
0
83
Health Kit × Foundation Models でAIコーチを作ってみた
ryunakayama
0
360
iOSの画面の状態のアレコレを調査してみた
ryunakayama
0
110
作文ツール(Writing Tools)をアプリから制御する
ryunakayama
0
67
iOSアプリで測る!名古屋駅までの 方向と距離
ryunakayama
0
320
「ジェン文字」をアプリ内で使ってみよう
ryunakayama
0
210
SwiftDataと連携したWidgetを作ってみた
ryunakayama
1
230
Other Decks in Programming
See All in Programming
自動化したのに回らないテスト運用の壁ーAI時代の品質責任と生産性
mfunaki
0
110
GDG Korea Android: 2026 I/O Extended ~ What's new in Android development tools
pluu
0
190
Claude Team Plan導入・ガイド
tk3fftk
0
240
為什麼你並不需要ViewModel / No, you don't need a ViewModel
lovee
1
450
Built Our Own Background Agent at LayerX #aidevex_findy
layerx
PRO
9
3.7k
音楽のための関数型プログラミング言語mimiumにおける多段階計算の活用
tomoyanonymous
1
360
メールのエイリアス機能を履き違えない
isshinfunada
0
150
AI時代の仕事技芸論〜ソフトウェア開発で「遊ぶように働く」職人的熟達のすすめ(スクフェス仙台 2026バージョン)
kuranuki
0
780
AI時代に設計が 最大の生産性レバーになる 意図駆動開発とデータを消さない設計|Don't Delete Your Data or Your Intent — Design as the Deepest Lever in the AI Era
tomohisa
0
120
PostgreSQL 18で考えるUUID主キー
kazuhiro1982
0
440
Google Apps Script で Ruby を動かす
kawahara
0
120
yield再入門 #phpcon
o0h
PRO
0
820
Featured
See All Featured
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
61
9.9k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
211
24k
職位にかかわらず全員がリーダーシップを発揮するチーム作り / Building a team where everyone can demonstrate leadership regardless of position
madoxten
64
56k
Agile Leadership in an Agile Organization
kimpetersen
PRO
0
190
Stewardship and Sustainability of Urban and Community Forests
pwiseman
0
400
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
51
53k
The Illustrated Guide to Node.js - THAT Conference 2024
reverentgeek
1
420
Ten Tips & Tricks for a 🌱 transition
stuffmc
0
160
Pawsitive SEO: Lessons from My Dog (and Many Mistakes) on Thriving as a Consultant in the Age of AI
davidcarrasco
0
200
Why Your Marketing Sucks and What You Can Do About It - Sophie Logan
marketingsoph
0
330
Conquering PDFs: document understanding beyond plain text
inesmontani
PRO
4
2.9k
Taking LLMs out of the black box: A practical guide to human-in-the-loop distillation
inesmontani
PRO
3
2.3k
Transcript
iOS機能開発のAI環境と起きた変化 iOSアプリ開発グループ 機能開発チーム 中山 龍 2026年4月10日 mobile.stmn #17
2 中山 龍 (なかやま りゅう) • 株式会社kubell ◦ 新卒4年目のiOSエンジニア(23) ◦
「Chatwork」アプリの機能開発を担当 ◦ 機能開発チーム(愛称: Ciel) リーダー • 愛知県在住 自己紹介 @ryu_develop 最近、いろいろブログ書きました〜 • エンジニアチームを率いる中で「伝える」ときに意識 している4つのこと • 新卒3年目iOSエンジニアの活動記録
最近、どんな感じで開発してますか? AI使ってますか??
Chatwork iOSアプリの機能開発の環境を チラ見せします!!
5 注意! 本スライドで紹介する内容は実際に業務で使用しているものとは少し異なる場合 があります。 なるべく直感的に概要を伝えられるように Skills / Agents 名などを少し変えた り、細部を省略しながらお伝えしたりしています。
01 | 現在の実装フロー(自分の場合)
7 実装フローの概要(自分の場合) 実装準備 マージ 実装 動作検証 セルフ レビュー PR作成 指摘事項
の修正 再レビュー
8 実装準備 親ディレクト リ Chatwork worktrees チケット番号 ディレクトリ 親ディレクト リ
Chatwork worktrees /worktree-create チケット番号 ワークツリー(作業ディレクトリ) を作成する
9 実装 /implement 実装を行う 1. ディレクトリ名がチケット番号になっているので、対応するチケットの内容 をJIRAから取得する 2. 不明点・曖昧な点があったら自己解決せずに人間へ質問を行う 3.
集まった情報をもとに実装計画を立てる → 人間が計画をレビュー・承認する 4. 実装計画をもとに実装(コードを変更)する
10 動作確認 Xcodeでビルドして動作を確認 • UIに崩れはないか • 期待通りの挙動になっているか • 考慮漏れのパターンがないか •
…
11 セルフレビュー /team-review コードレビューを行う エージェントチームを用いて複数観点でレビューを行う • Security • Architecture •
SwiftUI • Codex • …
12 PR作成 /create-pr PRの作成を行う チケットや実装の内容からPRを作成する • PRのテンプレートを使用 • マージ先ブランチも指定 •
足りない部分・特に伝えたい部分などは人間が追記
13 指摘事項の修正 /pr-review-comment-fix PRの指摘を修正する レビューでいただいたコメントを修正するコマンド • コメント内容として議論が必要(すぐにそのコメント通りに修正をすべきでな い)な場合、そのコメントは修正対象としないように指示する LGTM →マージへ
02 | マルチAIエージェントによる レビューについて
15 マルチAIエージェントレビュー /team-review コードレビューを行う エージェントチームを用いて複数観点でレビューを行う • Security • Architecture •
SwiftUI • Codex • … Claude と Codexでレビューを実施
16 マルチAIエージェントレビュー /team-review コードレビューを行う マルチAIエージェントを活用することで以下のようなメリットがある(と考える) • 視点の多様性 ◦ LLMのバイアスなどを互いに補完し合う ◦
同じコードでも着眼点が違う • 偽陽性の削除 ◦ 異なるAIエージェントから同様の指摘が確認できれば、その指摘はノイズではない可能性が 高いと判断できる → 指摘の網羅性・正確性が向上
17 マルチAIエージェントレビュー /team-review コードレビューを行う • Claude / Codexが共通で指摘して くれる事項もいくつかある ◦
詳細を見るとわかりやすいが今回は省略 • ClaudeとCodexは結構違った観点 の指摘をくれる印象
18 マルチAIエージェントレビュー /team-review コードレビューを行う • Claude / Codexが共通で指摘して くれる事項もいくつかある ◦
詳細を見るとわかりやすいが今回は省略 • ClaudeとCodexは結構違った観点 の指摘をくれる印象 レビュー依頼時点でのコード品質が向上し、レビュワー負 荷・指摘を受けて修正する回数が減った印象 データで見ると、導入後にレビュー時間が50〜70%減少! • 2月上旬(マルチAIエージェントレビュー導入)と直近(3月下旬)の各数スプリントにて、チーム全体でレビューに かかった時間の中央値で比較 • 一概に「レビューの仕組みだけが要因」とは言えない(他の要因がある可能性がある)点は注意
03 | 自身の実装量の変化
20 リーダー就任当初の自身の開発量 2025年6〜7月: 月平均 4PR / 19commit • 開発以外の業務が増え始めた時期(主にミーティングが激増) •
本当に軽い実装タスクをミーティングの合間に消化する程度になっていた
21 リーダー就任当初の自身の開発量 2025年6〜7月: 月平均 4PR / 19commit • 開発以外の業務が増え始めた時期(主にミーティングが激増) •
本当に軽い実装タスクをミーティングの合間に消化する程度になっていた 2026年2〜3月: 月平均 11PR / 45commit • 確実にAIによって開発のハードルが下がっている ◦ AIによる開発環境の最適化が進み、短時間で並行して実装を行えるような状態になってきている • (リーダー業務への慣れも一因としてはある)
04 | AIの開発環境が最適化されての変化
23 変化1: 機能をリリースするまでの時間が短縮 実装速度が向上したことにより、機能開発時に見積もりよりも短いスケジュール で開発をすることができるケースが増えている 直近の例 • 5週間見積もりの機能を3週間で開発完了 前述のようにAIによる開発環境の最適化が直接的に実装作業の速度向上に繋がっ ており、また意思決定面でも間接的に速度向上に貢献している(後述)
24 変化2: 他職種との意思疎通のしやすさが向上 AIによって『動作するもの』を手軽に作れるようになってきており、PdM・デザ イナーなど他職種との意思疎通がしやすくなっている → 機能開発時の意思決定の速度向上に繋がっている! • 言葉・文字で他職種に伝わる ようにコミュニケーション
• 議論されてから実装が始まる • 出来上がってきたものの動作 を見てブラッシュアップ 従来 • ざっくりとしたプロトタイプ を作り、他職種へ提示・手元 で触ってもらいながらコミュ ニケーション・議論 • 早い段階でイメージを共有で きる • 言葉・文字よりも意思疎通し やすい 現在
25 変化3: 実装タスクの粒度が大きくなりがち 実装のハードルが下がったことにより、チケットごとの粒度(実装範囲)が大きくな ることが増えてきている • そもそものチケットの内容が盛り沢山 • チケットのスコープ外のことにも手を伸ばせてしまう それによって
• レビューの負荷増加やチケットの滞留、分業のしづらさ などが発生する要因となりえる → ふりかえりで議論をしたり、チームでの意識づけ・決め事を作りながら解決に 向けて模索中
まとめ
27 まとめ AIによる開発環境が整備され、実装のハードルが下がってきている • 限られた時間でも実装に関われるようになってきた • マルチAIエージェントの活用によって、レビュー負荷軽減などにも繋がって いる 実装ハードルが下がったことで以下のような変化が起きている •
👍 機能リリースまでの開発期間の短縮 • 👍 他職種との意思疎通の効率化 • 😢 開発粒度の肥大化
働くをもっと楽しく、創造的に
アセットギャラリー
会社名 株式会社kubell 代表取締役CEO 山本 正喜 グループ従業員数 698名(2025年12月時点) 所在地 東京 設立
2004年11月11日 会社概要
働くをもっと 楽しく、創造的に ⼈⽣の⼤半を過ごすことになる 「働く」という時間において、 ただ⽣活の糧を得るためだけではなく、 1⼈でも多くの⼈がより楽しく、 ⾃由な創造性を存分に発揮できる社会を実現する MISSION
すべての⼈に、 ⼀歩先の働き⽅を ⼀部の先進的な⼈だけではなく、 世界中で働くあらゆる⼈が、 ⾃分⾃⾝の働き⽅を常に「⼀歩先」へと 進めていけるプラットフォームを提供する VISION
2024年7月1日よりChatwork株式会社は、株式会社kubell(読み:クベル)に社名変更しました。 株式会社kubellは、誰もが使いやすく、社外のユーザーとも簡単につながることができる 日本最大級のビジネスチャット「Chatwork」を運営しています。 また、チャット経由で会計、労務、総務など様々なバックオフィス業務をアウトソースできる 「タクシタ」などのBPaaSサービスを幅広く展開。 ビジネスチャットの会社から、BPaaSで「働く」を変えるプラットフォームを提供する会社へ事業領域を拡張します。
34 アセット:ロゴ横組 メインカラー モノクロ(黒) モノクロ(白)
35 アセット:ロゴ縦組 メインカラー モノクロ(黒) モノクロ(白)
36 アセット:カラー Primary Colors Orange HEX #F04600 PANTON 7597 C
RGB R240 G70 B0 CMYK C0 M85 Y100 K0 Black HEX #000000 PANTON ---- RGB R0 G0 B0 CMYK C0 M0 Y0 K100 Blue #HEX #0080EE PANTON 2174 C RGB R0 G128 B238 CMYK C81 M48 Y0 K0 Green Yellow HEX #FFAA00 PANTON 1235 C RGB R255 G170 B0 CMYK C0 M45 Y100 K0 Secondary Colors #HEX #00C093 PANTON 339 C RGB R0 G192 B147 CMYK C72 M0 Y56 K0