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Pythonフレームワークをオープンソース化して苦戦したこと
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Naoto Shibata
February 22, 2025
Technology
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Pythonフレームワークをオープンソース化して苦戦したこと
Naoto Shibata
February 22, 2025
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Transcript
Pythonフレームワークを オープンソース化して苦戦したこと @オープンソースカンファレンス 2025 Tokyo/Spring 柴田直人 @sbtqueue
我々の活動について Python + MarkdownでWebアプリ を開発できるフレームワーク LLM / Agents Framework
我々の活動について Markdown(MDX) ① APIサーバーを起動 `$ morph serve` API ③ 関数名で自動で繋がる
<Chat postData="alias" /> <DataTable loadData="alias" /> <Embed loadData="alias" /> ② python関数の結果を各種フォーマットで返却するAPIが自動生成
大変だったこと ① ユーザーの環境差分の解決が大変 MacOS Windows x86-64 Windows Arm版 Ubuntu, Debian
Linux on Windows 検証環境よりも、実際のユーザー環境で動くこと を確認し続ける必要がある。 → フィードバックをもらえる環境作りが大切
大変だったこと ② 依存パッケージの影響を少なくする LLM / AI Workflow ML / LLM関連パッケージなどは更新頻度も高く、依存パッケージも多い
大変だったこと ② 依存パッケージの影響を少なくする 他のパッケージの依存とバージョンが合わない 依存パッケージの仕様変更で動かなくなる {duckdb: "^1.0.0"} → v1.2.0(最新版)でエラー
大変だったこと ② 依存パッケージの影響を少なくする 1. 2. 3. [解決策] 外部パッケージと密結合にしない 別ライブラリでアダプターとしてイ ンストールできるようにする
レシピ記事を書いてコミュニティで 解決できるようにする 運営で責任を持って管理 主要なパッケージの更新はXなどで追 跡し、メンテナーで都度確認
伝えたいこと • • ① 環境差分の吸収は思ったよりも大変! → フィードバックを頂ける環境作り 誰も質問をしていないコミュニティで質問はされない 目の前で使ってもらうユーザビリティテストでリアルタイム情報収集 •
• ② OSSプロジェクトの依存パッケージには注意 機能数よりも連携を優先し、依存は少なく バージョンは広く対応し最新バージョンの確認も頻繁に行う
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