freee Advisor Day 2026(福岡・東京)の登壇資料です。テーマは「仕訳」から「取引」へ。仕訳は、取引日・勘定科目・金額に情報をそぎ落として集計しやすくした記録様式で、紙しか記録手段がなかった時代に最適化されたものでした。コンピューターでの記録・集計が前提になると、シンプルな記録様式であるがゆえに摘要欄に様々な情報を押し込むしかなくなり、管理のための運用負荷が高い状態になりました。ERPをベースにしたfreee会計の「取引」は発生と決済から構成され、仕訳はその裏側で生成されます。freeeが難しいと感じられてきた理由は、仕訳よりも自由度が低いこの構造の存在意義が理解されなかったところにあります。AI時代に人に残るのは、仕訳を切る作業ではなく、正しい仕訳が登録される仕組みを定義する仕事です。機能の操作ではなく概念のレベルで「取引」と「仕訳」の繋がりをとらえると、freee会計の使い方は一気に見えてきます。