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Go See!で見つけるプロダクト開発の突破口とその実践法

Taito Oshima
December 17, 2024

Go See!で見つけるプロダクト開発の突破口とその実践法

“Go See”とは、現場に実際に足を運び、現実の状況を自ら体験しながら学ぶことを指します。 近年、データを用いた検証や調査は一般的になり、体系化されています。しかし、実際のプロダクト開発では「アナログな現場」や「複雑なオペレーション」といった数値では測りきれない要素に直面することが少なくありません。その結果、プロダクト開発が行き詰まることも多々あります。 こうした状況において、現地訪問は誰にでもできるシンプルなアプローチですが、その重要性は見過ごされがちです。特に、企画や調整にかかるコストに対して、得られる成果が見えにくいため、実施が後回しになることもあります。 しかし、「百聞は一見にしかず」という言葉が示すように、Go Seeによって得られるインサイトは想像以上に豊富で質が高く、プロダクト開発を確実に前進させる強力な推進力となります。 このセッションでは、実際に直面した課題を例に、「Go See」アプローチを取り入れ、現場観察や顧客との対話から得たインサイトをプロダクトに反映させることで、行き詰まりを打開し、顧客価値を最大化する開発プロセスを紹介します。

Taito Oshima

December 17, 2024
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  1. 自己紹介スライド 氏名 / 所属 ・大嶋泰斗 ・株式会社タイミープロダクトマネージャー バックグラウンド / 職歴 ・to

    Cサービス3社目(LINE→Recruit→Timee) ・デザイナー ・プロダクトマネージャー 趣味 カメラ、漫画、料理
  2. 4

  3. Go Seeアプローチの注意点 ・定性的な意見が中心となり、成果を他の拠点や顧客に適用しづらい。 ・リソースの制約から数十〜数百の顧客を対象に行うのは難しい ・その顧客特有の問題 (=バイアス)に引っ張られるリスク 🌟Go Seeで得たインサイトを小さく試し、価値を最大化する Go Seeアプローチの

    活用法 ・得られたインサイトを小さく検証しブラッシュアップすること( PoC) ・データ分析も取り入れた複眼的な仮説構築と検証を行う(データ = 特急券) ・特に、Go To Market後はデータ分析を最大限活用しながら、価値の最大化へ努めること