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かんたん振り返りフレームワーク

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May 12, 2024

 かんたん振り返りフレームワーク

ふりかえりが面倒なので、1枚で実施できるフレームワークを作りました。

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ため

May 12, 2024
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  1. NECソリューションイノベータにて、ITサービスによる価値創造を軸に事業と組織のマネジメ ントを担う。 入社後は東京で官公庁向けのセキュリティシステムの構築を行い、その後札幌へ。大企業向けの システム開発のプロジェクトマネジメントをメインとし、+αでXR、AI等のデジタル技術を活用 したサービス開発に携わるなど、両利きの経営を意識した活動を実施し、事業を拡大してきた。 現在は組織長として経営に携わる。活動拠点は北海道。 2018年より、G検定の取得をきっかけに、参加者5万人を超えるAIコミュニティ「CDLE」の運 営を開始。コミュニティの初期設計やイベント企画を手掛け、CDLE DAYやAI EXPO等に登壇。

    コミュニティ規模拡大に伴い、運営強化のためのCDLE2.0プロジェクトを立ち上げ。コミュニ ティファウンダーの1人として活動を続ける。また、社内では組織力強化と事業成長を目指すコ ミュニティ「SHiFT」を仲間と共に発足。経営力向上に取り組んでいる。 最近は自宅を改装し、ゲストを招いてコーヒーとお喋りを楽しむだけのクローズドコミュニティ 「ALLEGUBATO CAFE」を開設。仲間が集い、共に成長し、楽しめる環境づくりが好き。 た め や す け い す け 為安 圭介 趣味・好きなもの いま取り組んでいること 参加コミュニティ ・良さげなカフェ巡り ・良さげな環境づくり ・十二国記 ・なかねかな ・Vtuber ・自組織での理念の実現 楽× 技× 価× 益 = 生きがい ・両利きの経営 ・スキルアップの文化づくり ・札幌の新コミュニティ設立 https://note.com/allegrubato/ https://www.linkedin.com/in/kei suke-tameyasu-4b0a62145/ https://twitter.com/miitame
  2. 4 ふりかえりのステージ 場を設定する 1 データを収集する 2 アイディアを出す 3 ふりかえり、終了する 5

    何をするか、決める 4 これから行う作業に集中するための準備作業。省略してはいけない。 目的を口に出して再確認し、タイムボックス、目標、進め方を決め、話し合え る環境と心構えを作る。 様々な観点から情報を得る。イベント(ミーティング、マイルストーン、何ら かの決定等)メトリクス(コード量、障害数、問題解決率、改善提案数)など、 客観的な事実と感情的な事実を集める。 収集した情報を基に、みんなで改善のアイディアを考えていく。成功へと繋 がる強み、状況、原因、相互作用、パターン、欠点やリスクなどをメンバで調 査し、改善のためのアイディアを出す 試みや改善リストから優先付けを行い、次の活動で実施するものを決める。 試みや改善リストから上位の項目を1~3程度選択する。何をすべきかを 計画する。(リーダは支援し、メンバが計画する) ふりかえり自体を点検し、終了する。経験を文書化する方法を決め、フォ ローアップを計画する。点検を改善を「ふりかえり」にも適用する。感謝で 終わる。 導 入 メ イ ン 締 め 5分 10分 30分 10分 5分
  3. 6 具体的な使い方 1.場を設定する 今回のふりかえりの概要や目的を 記載。声に出して参加者全員で確 認。 2.データを収集する~3.アイディ アを出す Keep・・・活動の中で継続したいこ と。続けるべきこと。

    Better・・・Keepのうち、強化す べきこと。よりよいやり方のアイ ディア。 2.データを収集する~3.アイディ アを出す Problem・・・活動の問題点や懸念 事項。改善したいこと。 Solution・・・Problemに対する 解決策。改善案。 4.何をするか、決める Solution、Keep、Better、 Ideaから、次の活動で優先順位が 高い3つを決める。 (それ以外に継続することや取り組 むことは、 Solution、Keep、 Better、Ideaの行に◯を付ける) 3.アイディアを出す 成功へと繋がる強み、状況、原因 相互作用、パターン、欠点やリスク。 改善のためのアイディア。 5.ふりかえり、終了する やるべきことのチェック、フォロー アップの計画を明確化。 会を感謝で終わる。 1.場を設定する ふりかえりの進め方のルールやガ イドラインを明確化。発言、コメント、 意見の否定有無等。 1枚のフレームワークを左上から埋めていく ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨
  4. 10 Problem Keep Idea ♢(新しいアイディア) !(問題に対する対策) Solution ⤴(継続したいことの中でよりよいやり方) ◎(フォローアップの計画など) Action

    Better Check/Thanks →(継続したいこと) ?(改善したいこと、問題、気になること) ◯◯ふりかえり 目的:~~すること Title/Purpose * (ふりかえりの進め方のルール) Rule/Guideline Action Contents Memo Priority (活動概要) (活動概要の詳細、実施時期、主担当) (活動概要の補足) 1 2 3
  5. 12 Problem Keep Idea ♢インタフェースデザインにユーザーエクスペリ エンスの専門家を参加させる。 ♢クラウドベースのデータ同期ツールを導入して パフォーマンスを向上させる。 ♢セキュリティワークショップを開催し、チームの 意識を高める。

    ♢要件定義ワークショップを拡大し、より多くの ステークホルダーを巻き込む。 ♢プロジェクトの初期段階でのリスク評価を強化 する。 ♢フィードバック収集のためのデジタルツールを 利用する。 ♢アジャイルコーチを定期的にプロジェクトに参 加させる。 !ユーザーインタフェースのデザインを見直し、ユーザビリティテストを増やす。 !データ同期のアルゴリズムを最適化する。 !セキュリティの専門家を招き、定期的なセキュリティ監査を実施する。 !要件定義のプロセスを見直し、初期段階での詳細なドキュメンテーションを強化 する。 !ステークホルダーとのコミュニケーション計画を策定し、フィードバックのタイミ ングを早める。 Solution ⤴ ユーザーインタフェースのテストを定期的に行い、使いやすさを常に評価する。 ⤴ パフォーマンステストの頻度を上げ、データ処理の効率を常に監視する。 ⤴ セキュリティポリシーを見直し、最新の脅威に対応できるようにする。 ⤴ プロジェクトのキックオフ時にすべてのステークホルダーを巻き込む。 ⤴ ステークホルダーへの進捗報告の形式と頻度を改善する ◎アクションが完了した後、それがプロジェクトにどのような影響を与えたかを評価する。ユーザビリティの向上、データ同期速度の改善、セキュリティ問題の解決など、具体的な成果に基づいて評価を行う ◎全チームメンバーの努力と貢献に感謝します ◎プロジェクトの成功と振り返りの成果を経営陣に報告し、プロジェクトへのサポートとリソース提供に感謝する Action Better Check/Thanks →アジャイル開発手法を採用し、柔軟に対応できた。 →定期的なステータスミーティングを実施し、情報共有が活発だった。 →技術スタックの選定が適切で、開発速度が保たれた。 →リモートワークツールを効果的に使用し、チームのコミュニケーションが維 持された。 →クライアントとの週次レビューが有効で、期待管理ができた ?ユーザーインタフェースの操作性が低い。 ?データの同期に時間がかかりすぎる。 ?セキュリティテストで脆弱性が何点か見つかった。 ?プロジェクトの初期段階での要件定義が不十分だっ た。 ?ステークホルダーからのフィードバックが遅れがち であった。 顧客管理システム開発プロジェクトの成功要因を強化し、改善点を明確にして次 回のプロジェクトに活かす Title/Purpose * 問題の特定や改善策の評価には、可能な限 り客観的なデータを使用すること * プロジェクトチーム全員が参加するものとし、 特定の個人やグループだけでなく全員が関 与すること Rule/Guideline Action Contents Memo Priority UI改善 ユーザビリティテストの頻度と範囲を拡大し、インタフェースの改善を 図る - 1 同期ツールの導入 クラウドベースのデータ同期ツールの導入と最適化 - 2 セキュリティ強化 セキュリティ監査の頻度を増やし、専門家によるレビューを定期的に実 施 - 3