Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
自由と規律を両立するには
Search
Takao Aoki
September 03, 2020
Business
1
380
自由と規律を両立するには
https://enebular.connpass.com/event/182620/presentation/
Takao Aoki
September 03, 2020
Tweet
Share
More Decks by Takao Aoki
See All by Takao Aoki
enebular Update for the second half of 2023
taokiuhuru
0
180
enebularを活用したNode-REDによるIoTシステム開発と運用
taokiuhuru
0
490
Changeノードの素朴な疑問
taokiuhuru
0
270
スマートシティプロジェクトにおける市民開発向け開発環境のご紹介
taokiuhuru
0
65
Heroes-league-2022-enebular
taokiuhuru
0
290
OuraRingで体調不良を同僚にそっと伝える方法
taokiuhuru
1
410
Node-REDカスタムノードによる工場IoT・DXの進め方
taokiuhuru
0
1k
好きなNode-REDノード : Templateノード
taokiuhuru
0
620
ゆるふわ物体検出
taokiuhuru
0
560
Other Decks in Business
See All in Business
粉末食品のOEM:三求化学工業
sankyu_chemical_industry
0
110
RAKSUL Introduction / English Ver.
raksulrecruiting
0
350
2ndPASS_リクルートガイド2024
akinodaichi
0
510
第3回関東Kaggler会 LT Kaggleはうつ病患者の役に立つ
utm529f
2
170
Sales Marker Culture Book(English)
salesmarker
PRO
2
3.8k
Mercari-Fact-book_jp
mercari_inc
3
150k
ログから学ぶKubernetes
googlecloudjapan
1
280
運営という選択〜参加者から運営への変容と運営を経験して得られた学び〜 / The Choice of Being an Organizer
aki_moon
0
340
ファブリカホールディングス_2025年3月期 第3四半期説明資料
fabrica_com
1
3k
#TRG24 / Daniel Sanchez-Crespo / Cómo cargarte una industria...
tarugoconf
0
990
株式会社AbemaTV 会社説明資料
abematv
2
980
i3DESIGN_Culture_Book / We-are-hiring
i3design
0
34k
Featured
See All Featured
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
50
11k
Fireside Chat
paigeccino
34
3.2k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
32
6.4k
Speed Design
sergeychernyshev
27
790
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
367
19k
Navigating Team Friction
lara
183
15k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
67
11k
Facilitating Awesome Meetings
lara
52
6.2k
Visualization
eitanlees
146
15k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
328
21k
Transcript
自由と規律を どうやって両立するか 〜ウフルのSalesforce活用を題材にして考えてみた〜 2020/09/03
2 自己紹介:青木 隆雄 ▹ SIerでERPの保守運用を経験後、ウフルへ転職。 ▹ 法人営業としてクラウドCRMのSalesforceによる 業務効率化PJを数多く実施。 ▹ もちろん自社でも広範囲に活用。
▹ 現在はIoTツールのenebularの企画を担う。 ▹ 好きなSalesforceプロダクト:myTrailhead
3 自分のテーマ 自由と規律 例)パソコン、インターネット 大学生まで ▹ 自分が表現するための道具 ▹ 大抵のことはできる 社会人になってから
▹ 管理されるべきもの ▹ 大抵のことは禁止される 自由と規律は両立できないのだろうか…
4 ベンチャーに入社してみたら ほぼ全員シス管だった 全員が思いついたアイディアを即システムに反 映。 説明すれば周囲にすぐ理解される環境。 新しい機能やバージョンアップにすぐに対応。 よくわからない項目や設定が増えた。 作った本人も覚えていなかったりする。 バージョンアップへの戸惑う社員も増えた。
これは良くない。 業務をする人とシステム作る人が一緒ということ
5 ルールができ、体制ができたが・・・ システムを作る人 業務を実行する人 分断が起きる 施策の実行までに時間がかかる ユーザが受け身になる
“ あれ? 僕の求めていた自由は どこへいった? 6
7 原因 本来1人でできたことを、他人に頼 まなきゃいけない環境も影響してい るのでは?
8 解決策 1人でできることは自分でやれるよ うにする! でも、どうすればいい??
9 業務システムの外部でロボを使う ロボ 担当者 業務システム やってもらわない 結果だけ見る 仕事を代行 システム 部門
事前に指示 権限を付与
10 ロボではなく、Node-REDのフローにやってもらう方法を実験中。 Node-REDフロー 青木さん 社内のSalesforce フロー作成 青木さん、 ちゃんと仕事 しているね 本当はロボが
やっているん だけどな。 Salesforceの営業情報を目 チェックするの面倒。 同僚
11 現在作っているもの 注)まだできていません salesforceの ノード SQL (定期的に発行) 社内SNSで通知 (未結線) デバッグ中
12 使い方アイディア 1. 問合せフォームからリードが入った ら、Slackでも教えてもらう。 2. 営業活動の進捗がない商談について Chatterで話かける。 3. チームスピリットで工数入力漏れし
ているチームメンバーにChatterで 通知。
13 全部Salesforceで、できます けど… ▹ もう全員シス管の時代には戻れない。 ▹ ビジネスのスピードに妥協できない。 ▹ 板挟みになるので、自分の権限の範囲 で「ロボ」にやらせてしまうという発
想に切り替える。
14 メリット・デメリット ▹ 影響範囲が少ない。与えら れた自分のデータ参照や実 行権限の範囲だけ。 ▹ ▹ 対応が早い。手薄な情報シ ステム部門の手間を取らせ
ない。 ▹ ハックなので、テストを十 分にしないと危ない。 ▹ 共有のリソースの消費の制 御はどうする?(APIコー ル数など) ▹ システム的には効率は悪 い。EUPの悪夢。 ▹ 自分のスキルアップ必要。
15 まとめ ▹ 自由と規律を両立するには、 両者をとりなす緩衝材のような 「あそび」の要素が必要。 ▹ その一つが外部にいる「ロボ」 なのではないか。 ▹
ロボをNode-REDで作るチャレン ジは続く…
参考資料 ▹ ツールからエージェントへ。弱いAIのデザイン人工知能 時代のインターフェース設計論(BNN新社) ▹ enebularを使ってSalesforceの商談を取得しChatterに 投稿をする(出典:Qiita @satoshiyonezawa) ▹ Salesforce
Developer Editionのサインアップ手順 (Salesforce Developers Japan Blog) ▹ Sandboxを活用しよう(出典:note またえこうじ@ぴた デジの人)
今回はロボと呼びましたが、 こちらの本ではエージェント と呼ばれています。 エージェントとは 特化型AIで ユーザの代行をするもの 17 ロボという考え方 https://www.amazon.co.jp/dp/B0798FH4G4/
THANKS! Any questions?
[email protected]
18 本資料は、私個人の意見であり、所 属企業・部門見解を代表するもので はありません。