Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
なんでもPull Requestにする / Kichijoji.pm 31
Search
utagawa kiki
November 22, 2022
Programming
3
6.4k
なんでもPull Requestにする / Kichijoji.pm 31
吉祥寺.pm 31
https://kichijojipm.connpass.com/event/265657/
utagawa kiki
November 22, 2022
Tweet
Share
More Decks by utagawa kiki
See All by utagawa kiki
自動で //nolint を挿入する取り組み / Gopher's Gathering
utgwkk
1
1k
ゆるやかにgolangci-lintのルールを強くする / Kyoto.go #56
utgwkk
2
2.3k
君たちはどうコードをレビューする (される) か / 大吉祥寺.pm
utgwkk
21
15k
Dive into gomock / Go Conference 2024
utgwkk
14
7.5k
Goでリフレクションする、その前に / Kansai.go #1
utgwkk
4
3.5k
Go製Webアプリケーションのエラーとの向き合い方大全、あるいはやっぱりスタックトレース欲しいやん / Kyoto.go #50
utgwkk
7
4.2k
ありがとう、create-react-app
utgwkk
4
11k
mockgenによるモック生成を高速化するツール bulkmockgenのご紹介 / Kyoto.go #43
utgwkk
2
2.4k
SPAでもデータをURLでシェアしたい / Kyoto.js 19
utgwkk
2
1.9k
Other Decks in Programming
See All in Programming
Terraform やるなら公式スタイルガイドを読もう 〜重要項目 10選〜
hiyanger
13
3.2k
技術的負債で信頼性が限界だったWordPress運用をShifterで完全復活させた話
rvirus0817
1
1.9k
管你要 trace 什麼、bpftrace 用下去就對了 — COSCUP 2025
shunghsiyu
0
440
AIエージェント開発、DevOps and LLMOps
ymd65536
1
280
Flutter로 Gemini와 MCP를 활용한 Agentic App 만들기 - 박제창 2025 I/O Extended Seoul
itsmedreamwalker
0
150
A Gopher's Guide to Vibe Coding
danicat
0
170
自作OSでDOOMを動かしてみた
zakki0925224
1
1.4k
実践 Dev Containers × Claude Code
touyu
1
220
ライブ配信サービスの インフラのジレンマ -マルチクラウドに至ったワケ-
mirrativ
1
250
JetBrainsのAI機能の紹介 #jjug
yusuke
0
210
LLMは麻雀を知らなすぎるから俺が教育してやる
po3rin
3
2.2k
React 使いじゃなくても知っておきたい教養としての React
oukayuka
18
5.8k
Featured
See All Featured
BBQ
matthewcrist
89
9.8k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
30
6k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.7k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
23
3.6k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.4k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
81
5.4k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
54
11k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
15
1.6k
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.7k
Building an army of robots
kneath
306
45k
Embracing the Ebb and Flow
colly
86
4.8k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
229
22k
Transcript
なんでもPull Requestにする 吉祥寺.pm 31 @utgwkk (うたがわきき)
自己紹介 • @utgwkk (うたがわきき) • 株式会社はてな Webアプリケーションエンジニア • 主にTypeScriptとReactを書いて 暮らしています
今回のテーマ • 「来年に向けて、今年やったこと、書いたコード」 • 書いたコード 🔜 Pull Request の話
Pull Request (PR) • PR作ってますか?
PRの例 https://github.com/DefinitelyTyped/DefinitelyTyped/pull/60797
PRに対するイメージ • 機能追加 • バグ修正 • ドキュメントの修正 • etc.
それだけじゃない • 日々の暮らしでこのようにPRを作っている、という例をご紹介
PoC (Proof of Concept, 概念実証) • ある機能を実装したい、というときに雑でもいいのでとにかく動くものをPRとして 作っておく • 実際に作る段階になったら、少しずつ実装を切り出したり整えたりして別途PRを
作っていく • こうやったらできそう、ここは考えることがありそう、というのを確かめてから本実装 に入れる
お試しPR • 日々、いろいろなことを思いつく ◦ こういう機能があると便利なのでは ? ◦ こういうふうに実装を整理すると見通しがよくなるのでは ? •
思い立って時間ができたらカカッと実装してPRを作る • これいいじゃん、となったら本実装に入る
書き捨てスクリプトを使った調査 • データ量の見積もりや検証などを行いたい場合 • 手元でスクリプトやワンライナーを使って調査したような内容でもPRとして残してお く • 調査結果をPRのコメントに残しておく • あとから再現しやすい
マージしないPRによって生み出される価値 • ここまで紹介してきたようなPRは、必ずしもマージできるとは限らない ◦ だいたいマージせずに閉じる • マージされないことを前提として実装する ◦ 雑でもいいから実装する ◦
とにかく高速に実装する ◦ マージしたくなったら実装を整える • 実現可能である・見通しが立つようになることに価値があると思う ◦ マージしなかったので無駄、ということはないと思う
PRを作っておく利点 • コードを見ながら議論できる • 手元でcheckoutして動作確認できる • 進捗の可視化 ◦ 手元のブランチだけに残さずPRにする ◦
ここまではできた、というのをURL付きで共有できる
git stashとの比較 • stashをあとからapplyするとコンフリクトしがち ◦ 開発が進むとapply困難になる ◦ PRにしておくとcheckoutして動作確認できる ▪ base
branchとはコンフリクトするけど • PRはURLやブランチ名などで共有しやすい ◦ stashだと、手元のdiffを共有する、みたいな形になる
まとめ • ここで一句: 万物を プルリクにして 残したり • いろいろな用途でPRを作っておくと便利 • 来年もたくさんのPRを作っていくことになるでしょう