Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
総額200円の入力インターフェースで年齢問わず楽しめる体験型展示 / エンジニアの自由研究発表...
Search
you(@youtoy)
PRO
June 04, 2025
Technology
0
310
総額200円の入力インターフェースで年齢問わず楽しめる体験型展示 / エンジニアの自由研究発表会vol.10
you(@youtoy)
PRO
June 04, 2025
Tweet
Share
More Decks by you(@youtoy)
See All by you(@youtoy)
ヒーローズ・リーグの応募作品で使ったデバイス・アイテム・ライブラリなど / #ヒーローズリーグ 2025 開発素材LT
you
PRO
0
16
最近発売された端末+UIFlow 2.0の組み合わせ(+1.0の話)をUSB接続で / ビジュアルプログラミングIoTLT vol.21
you
PRO
0
6
AIエージェント開発用SDKとローカルLLMをLINE Botと組み合わせてみた / LINEを使ったLT大会 #14
you
PRO
0
130
ブラウザで CircuitPython の開発:公式の「CircuitPython Code Editor」を試した / 【屋形船開催】IoT縛りの勉強会! IoTLT vol.126 @東京湾
you
PRO
0
120
公開初日に個人環境で試した Gemini CLI 体験記など / Gemini CLI実験レポート
you
PRO
3
2.7k
Webの技術とガジェットで那須の子ども達にワクワクを! / IoTLT_20250720
you
PRO
0
140
公開初日に Gemini CLI を試した話や FFmpeg と組み合わせてみた話など / Gemini CLI 初学者勉強会(#AI道場)
you
PRO
0
2.5k
Node-REDのFunctionノードでMCPサーバーの実装を試してみた / Node-RED × MCP 勉強会 vol.1
you
PRO
0
170
Node−RED で Ollama を使ったローカルLLM(node-red-contrib-ollamaを利用) / ビジュアルプログラミングIoTLT vol.20
you
PRO
0
240
Other Decks in Technology
See All in Technology
なぜテストマネージャの視点が 必要なのか? 〜 一歩先へ進むために 〜
moritamasami
0
240
Snowflake×dbtを用いたテレシーのデータ基盤のこれまでとこれから
sagara
0
120
「どこから読む?」コードとカルチャーに最速で馴染むための実践ガイド
zozotech
PRO
0
570
Automating Web Accessibility Testing with AI Agents
maminami373
0
1.3k
MagicPod導入から半年、オープンロジQAチームで実際にやったこと
tjoko
0
110
Generative AI Japan 第一回生成AI実践研究会「AI駆動開発の現在地──ブレイクスルーの鍵を握るのはデータ領域」
shisyu_gaku
0
330
OCI Oracle Database Services新機能アップデート(2025/06-2025/08)
oracle4engineer
PRO
0
180
下手な強制、ダメ!絶対! 「ガードレール」を「檻」にさせない"ガバナンス"の取り方とは?
tsukaman
2
460
2つのフロントエンドと状態管理
mixi_engineers
PRO
3
160
はじめてのOSS開発からみえたGo言語の強み
shibukazu
4
1k
Evolución del razonamiento matemático de GPT-4.1 a GPT-5 - Data Aventura Summit 2025 & VSCode DevDays
lauchacarro
0
210
プラットフォーム転換期におけるGitHub Copilot活用〜Coding agentがそれを加速するか〜 / Leveraging GitHub Copilot During Platform Transition Periods
aeonpeople
1
240
Featured
See All Featured
Optimizing for Happiness
mojombo
379
70k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
139
34k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
56
13k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
6.9k
Balancing Empowerment & Direction
lara
3
620
Building an army of robots
kneath
306
46k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
184
22k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
45
7.7k
Embracing the Ebb and Flow
colly
87
4.8k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
95
14k
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
Transcript
2025年6月4日 (水) エンジニアの自由研究発表会vol.10 @オンライン 豊田陽介( ) @youtoy 総額200円の入力インターフェースで 年齢問わず楽しめる体験型展示
自己紹介 豊田陽介( ) @youtoy ▶ IT系イベント主催、 登壇や運営なども ▶ 機械学習・IoT関連
の書籍を出版 ▶ 子ども向けのIT関連活動 (ITが関係しない活動も) プライベートでの活動 ▶ ガジェット ▶ 描画系/IoT/AI・機械学習系 ▶ ビジュアルプログラミング ▶ JavaScript 好きな技術など
今回の話 総額200円の 入力インターフェース
200円分のアイテム(※ ダイソーで購入) 仕組み:マイクに向けて空気を吹き出させて音で検知
年齢問わず楽しめる体験型展示に ポンプを押すと反応するロボットの動きやアニメーション (ブラウザ上でのJavaScriptを用いたWebアプリ)
対象年齢を問わない体験型展示の構成 体験者による何らかの動作 (年齢問わずできる動作・内容) ↓ 動作に反応する分かりやすい フィードバック (動く、光る、音が鳴る、など) さらに「意外性」 の要素を加えると より良い感じに
過去の作品例: ・楽器の音色で ロボットを動かす ・SFみたいな見た目 のフィードバック
余談:セットでよく使う入力インターフェース 200円ではないけれど(太鼓の達人用コントローラー)
200円の入力 インターフェース 狙った3つのポイント
1・2)「金額の安さ」・「耐久性」 1)故障時の懐へのダメージが少ない「金額の安さ」 2)乱暴に扱われてもそこそこ大丈夫な「耐久性」 空気入れという通常 用途を考慮すると、 耐久性を期待できる (少なくとも 自作するよりは)
3)使い方の説明不要な「分かりやすさ」 何をするか(=押して使うこと)は一目瞭然 または別の人が体験している 様子を見れば、すぐ分かる (「こうやって押してね」と シンプルにも伝えられる ワンアクション)
想定外の利点「接続時の容易さ・頑丈さ」など 空気が出る部分と マイク部分 直差しで 固定 マイクがホース内にあるので周囲のノイズとなる音が入りにくい
当初の試作時のマイクではできなかった接続方法 約600円のマイクのコストダウンを狙ったら思わぬメリットが
この後は 時間があれば紹介
Scratchで「弱押し・強押し」を試した事例 マイク音量がとれれば押し込み検知可能 + 時間変化で強弱区別
体験型展示の作品(Webアプリ)で使った技術 ・マイク関連:Web Audio API ・描画まわり:Canvas API ・ロボット制御:Web Bluetooth API ・太鼓の達人用コントローラー:
Gamepad API ブラウザのAPIをフル活用 (一部はラッパーライブラリで)
複数個での入力も可能(要USBアダプタ) マイク入力をUSBに変換するアダプを併用 ⇒
空気ポンプ+マイクにたどり着くまでの流れなど 詳細はQiitaの記事に
身のまわりのアイテムには 面白い使い方がいろいろ!
終わり!