Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
製造業における品質不良の要因分析01_ゴール設定
Search
ぶんちん
July 10, 2024
Business
0
170
製造業における品質不良の要因分析01_ゴール設定
ぶんちん
July 10, 2024
Tweet
Share
More Decks by ぶんちん
See All by ぶんちん
良書紹介03_ データ分析読解の技術
bunnchinn3
0
34
MVP未満からの成果獲得
bunnchinn3
0
26
個人計画とプロジェクト遂行の考え方
bunnchinn3
0
52
データ分析イベントデータ説明(VRChatイベントカレンダー)
bunnchinn3
0
82
<事前告知> DS集会データ分析イベント VRChatイベントカレンダー
bunnchinn3
0
72
統計知識と実務のギャップ
bunnchinn3
0
100
製造業における品質不良の要因分析04_ツール選択の考え方
bunnchinn3
0
170
これまでLT振り返り 何が人気の話題?
bunnchinn3
0
100
製造業における品質不良の要因分析03_必要な知識の入手方法
bunnchinn3
0
120
Other Decks in Business
See All in Business
俺と生成エイアイ -生成エイアイの書いたコードで儲かるのか-
pharaohkj
0
170
【会社紹介資料】株式会社エーピーコミュニケーションズ
apcom
0
5.1k
VISASQ: ABOUT US
eikohashiba
15
510k
malna-recruiting-pitch
malna
0
8.2k
"遠くて近い"チームをつくる──リモートワークで「開発現場に必要とされる人材」になる方法
cysphere
0
170
採用向け:コンサルティング事業紹介
questresearch
1
21k
【エンジニア職】中途採用向け会社説明資料(テックファーム株式会社)
techfirm
0
5.3k
株式会社PROOF_エンジニア向け採用資料
proof
0
330
会社紹介資料
gatechnologies
1
100k
[T2] 会社紹介資料 2025年8月
t2auto
0
5.8k
AIが99%の採用業務を行う時代にリクルーターしかできない「1%」のこと
akyun
0
540
Company Profile
katsuegu23
2
10k
Featured
See All Featured
Side Projects
sachag
455
43k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.5k
Designing for humans not robots
tammielis
253
25k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
Being A Developer After 40
akosma
90
590k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
32
1.3k
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.7k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
51
8.8k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
33
2.4k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.7k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.7k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
8
880
Transcript
製造業における品質不良の要因分析 その1 ぶんちん 2024年7月11日 データサイエンティスト集会 in VRC 1
自己紹介 ぶんちん 複合経営が特徴の企業(製造業)に所属 データ分析担当者だったが。。。 e ラ ー ニ
ン グ の イ ラ ス ト ( 男 性 ) 困 っ た 顔 で 働 く 会 社 員 の イ ラ ス ト ( 男 性 ) 成果獲得を狙うと、 同じことに繰り返しで 飽きた 他者にやらせたら、 成果が増えるのでは 特に非専門家向けのDS教育 2
注意!! 多くの案件を根拠にしているものの、あくまで私の経験則 因果探索とかの技術の話ではありません。対照実験を組めるので優先度低いです。 3 泥臭い The 重厚長大 製造業
私はスマートな業界ではなく、 が前提のお話です。
製造業でよくある光景 4 品質不良が多いから、 何でもいいから データ見て原因調査して え? いきなりそんなこと言われても とりあえずやってみるか
実際にやってみると 5 それっぽいのは出たけど、 はっきりした原因はわからない こんな結果がでましたが、 どうですか? これが本当に原因なの? ちゃんと全部データ見た? <結果>次のパターン •
文句言われながら、得られた結果を信じて進める • 終わりないエンドレスの調査プロジェクトに代わる
認識しておくべき前提 きちんと原因をつかめるとは限らない 原因を示すことができるデータ項目がない 観測値のバラツキが大きすぎる データで表現できない設備の老朽化が原因のことも そもそも改善ができないことが原因であることも。。。 6 でもビジネスマンとして成果を出さなければならない
指示を出す側と受け手との認識ズレ 7 品質不良が多いから、 何でもいいから データ見て原因調査して 何でもいいからビジネス的成果出して 品質不良が多いから、 得られる成果が大きいでしょ? <要求内容> ×:品質不良の原因を見つけろ
◦:ビジネス的成果につながるアクションを出せ
ゴールを定義しなおそう <目的の見直し> 品質不良の原因を見つける → ビジネス成果獲得のためのアクションを具体化 8 ポイント!! データ分析でできることは無数にあるが、 取れるアクションは多くない つまり、
➢選択可能なアクションで成果獲得の可能性を示す ➢選択可能なアクションからは成果獲得の見込みがないことを示す (+別アプローチの成果獲得のプランの提示) のいずれかができればOK 原因が見つかっても 獲得効果より大きなコストが 必要なら不採用
最初にやるべきこと(事前準備) 改善効果による経済効果の概算 実施可能なアクションの選定に重要 実施可能なアクションの把握 調査すべき内容とその方法の検討に重要
全体的なデータの確認・現状把握 認識と現状の操業が一致しているか、どの程度乖離しているか把握して課題を具体 化するのに重要 ここができてから、具体的な調査方法を設計し、プロジェクトを進めていく 9 詳細や続きは次回! 優秀な相手方の担当者がつくと これだけで解決することも
まとめ 品質要因の分析プロジェクト、実は原因を見つけることが目的ではない 経済効果を出すためのアクションを提示することが目的 ➢ 選択可能なアクションで成果獲得の可能性を示す ➢ 選択可能なアクションからは成果獲得の見込みがないことを示す (+別アプローチの成果獲得のプランの提示)
事前準備を進める ◆ 改善効果による経済効果の概算 ◆ 実施可能なアクションの把握 ◆ 全体的なデータの確認・現状把握 10 詳細や続きは次回!