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GAtechnologies_Designer_Culture_Deck_会社紹介資料

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October 01, 2024

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  1. 01. 会社紹介 02. デザイン組織 03. カルチャー・働き方 Contents - UXデザインの最前線 -

    マーケティングで市場をつくる - 業務基盤プロダクトを磨く - 企業ブランドをつくる - 事業会社で動画クリエイターとして働く - デザイナーとエンジニアによるUIコンポーネント開発 - GAにおけるフロントエンドエンジニアの価値 - CDC - RENOSY - ITANDI
  2. FY16 FY17 FY18 FY19 FY20 FY21 FY22 FY23 FY24 の業績推移

    GA GA technologiesは2013年創業。今年で12年目。 +18 前年比 % 成約件数 (単位:件) +29 前年比 % 売上高 (単位:億) 億円 1,899 件 6,658 億円 1,466 件 5,621 01 会 社 紹 介 ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. FY16 FY17 FY18 FY19 FY20 FY21 FY22 FY23 FY24
  3. Market GAメイン事業 不動産投資市場 「中期経営計画2026」 市場 1,400億 3,230億 FY26の目標 億円 3,230

    FY24売上 億円 1,400 兆円 77.1 日本の投資用不動産市場 : 出典:ニッセイ基礎研究所不動産投資レポート我が 国の不動産投資市場規模用途別「収益不動産」の市 場規模(2021年3月12日) 01 会 社 紹 介 ©︎ 2018-2024 GA technologies Co., Ltd.
  4. THAILAND HONG KONG TAIWAN JAPAN 2013年〜 USA CHINA 2024年〜 2020年〜

    01 会 社 に つ い て ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. 2022年〜 2020年〜 2020年〜 2024年8月時点。 8 国内外で つの国と地域で ビジネス展開 7 拠点以上 50 Malaysia 2024年〜 のビジネス展開 GA 01 会 社 紹 介 ©︎ 2018-2024 GA technologies Co., Ltd.
  5. 01 会 社 紹 介 ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd.

    従業員数 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20 FY21 FY22 FY23 FY24 人 1,384 14 23 36 72 109 210 347 571 739 1,000 1,100
  6. のメンバー GA 女性 29% 男性 61% 20代 41.2% 40代〜 22.8%

    30代〜 36% 男女比 年齢比 出身企業 01 会 社 紹 介 ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. アクセンチュア アマゾン アリババ キーエンス ゴールドマン・サックス証券 サイバーエージェント セールスフォース・ドットコム ソニー ソフトバンク ディー・エヌ・エー 電通 東急エージェンシー 東京海上日動火災保険 日本アイ・ビー・エム 野村證券 博報堂 マース・ジャパン・リミテッド 三井住友銀行 三井不動産リアルティ 三菱UFJ銀行 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 メルカリ モルガン・スタンレー ユニ・チャーム 楽天 リクルート リコー Google LINEヤフー MIXI PayPay PwCアドバイザリー UBS証券 ZOZO
  7. 02 デ ザ イ ン 組 織 紹 介 ©︎2018-2024

    GA technologies Co., Ltd. Communication Design Center Team GAグループ全体のコーポレートブランドと、 そのクリエイティブ制作を司る。  グラフィックデザイン  ブランドデザイン  動画  イベントプロデュース  ウェブデザイン Experience Design Team GAが展開するサービスブランド 「RENOSY」 の プロダクトデザインを中心に、 ブランド管理、 広告制作、 顧客体験の向上などを担う。 平面の UI/UXから、 体験全体をデザインする。  プロダクトデザイン  マーケティングデザイン  ブランドデザイン  UIデザイン  UXエンジニア/デザイン  Ops Experience Design Team イタンジが提供する各種サービスのプロダクト デザイン、コーポレートブランド、サービス ブランド、それに付随する広告の制作などを 担う。  プロダクトデザイン  ブランドデザイン  セールスプロモーションデ ザイン  UXデザイン  動画 UX Design Team ハウスマートが提供する各種サービスのプロ ダクトデザインと、それに付随する広告の 制作などを担う。  プロダクトデザイン  ブランドデザイン  マーケティングデザイン  UXデザイン GA technologies GROUPデザイン組織図 4つの組織で構成
  8. GA technologies 代表取締役 社長執行役員 CEO 樋口 龍 デザインの力で、 不動産テックは さらなる飛躍へ

    ト ッ プ イ ン タ ビ ュ ー ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd.  2013年の創業時から、 デザインや、 クリエイティブに 対するこだわりは、 非常に強く持っています。 デザインや クリエイティブについては、 人材育成やテクノロジーと 同じくらい力を入れて取り組んできました。 クリエイ ティブやデザインが企業経営に与えるインパクトは 大きいと認識していますし、 プロダクトやサービスの デザイン以外にも、 オフィス環境や企業サイト、 コーポ レートの制作物といったものまで、 デザインという 観点で目にするものは、 すべてこだわりを持って取り 組んできました。  そもそも我々の創業時からのビジョンは「テクノ ロジー×イノベーションで、 人々に感動を生む世界の トップ企業を創る。 」 というものです。 現在展開している RENOSYマーケットプレイス事業とITANDI事業では、 「グローバル展開も含めて、複雑な不動産売買の 取引が、 シームレスにワンクリックで可能な世界観を 実現すること」 「賃貸のリーシングに係る手続きを ワンストップで完結できる世界観を実現し、不動産 賃貸領域のインフラになること」を目指し、挑戦を 続けてきました。
  9. ト ッ プ イ ン タ ビ ュ ー ©︎2018-2024

    GA technologies Co., Ltd.  また近年では、 M&A領域へ進出。 東南アジア、 中華圏、 北米圏と世界各国における事業拠点も増やし、 グロー バル化に向けた歩みも進めています。  創業10年を超え、 グループ連結で売上高は1,400億 円を超え、 社員数も1,000名以上になりました。 ここ からさらに、 唯一無二のサービスを展開する 「世界の トップ企業」 になるために、 経営戦略、 事業戦略、 組織 戦略、人事戦略すべてをブラッシュアップしていく フェーズに入っています。  特に今、中長期的な目標として力を入れている のが、 顧客体験の向上です。 ブランドマネジメントや CXの改善に関しては、 採用も含めて全社的な体制で 取り組み、 社内で新組織を立ち上げ、 様々なプロジェ クトをスタートさせたところです。  その中ではもちろん、 デザインの力が欠かせません。 今当社では、 ブランドやプロダクトに関わるすべての 体験価値の向上をともに考え抜き、 貪欲に挑戦したい という人材の積極的な採用・育成を行っています。  我々の行動指針として 「GA VALUES」 というものが あります。「仲間やパートナーと切磋琢磨しながら 共に勝つ」という意味を込めた「WIN-X」や「目標は 高く。 挑戦は大胆に。 未経験に取り組む」 という意味の 「BOLD CHALLENGE」 など、 9項目からなっています。 デザインやクリエイティブの力はもちろん、 当社では この「GA VALUES」に共感してくださる方に、ぜひ ジョインしてもらいたいと考えています。 共に世界を 変えていきましょう。
  10. デザインやクリエイティブ という手段を用いて、 企業のコミュニケーション 課題を解く デ ィ レ ク タ ー

    ズ イ ン タ ビ ュ ー ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd.  2018年にGAテクノロジーズにジョインした際、 コーポレートコミュニケーションの専門部署 となるCommunication Design Center (以下CDC)を立ち上げました。現在は執行役員Chief Communication Officer (CCO) として、 GAグループ全体の、 内外に対するすべてのコミュニケー ション活動を統括しています。  具体的には、 社外向けとしては、 企業ブランディング、 PR、 グループや事業の成長シナリオの 発信、 スポーツマーケティング領域など。 社内に向けては、 グループ内のポータルサイトや社内報 などの情報インフラおよび社員エンゲージメント施策を行っています。 GA technologies 執行役員 川村 佳央
  11. デ ィ レ ク タ ー ズ イ ン タ

    ビ ュ ー ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. これは僕の持論ですが、 「企業」 を取り巻くコミュニ ケーションは、 基本6パターンあると思っています。
 ①企業と顧客
 ②企業と従業員
 ③企業とシェアホルダー
 ④企業と求職者
 ⑤企業と世の中
 ⑥従業員同士 この6つのコミュニケーションの矢印をより良くする ことが僕らの使命であり、 デザインやクリエイティブは そのための手法に過ぎないと思っています。 ですから デザインやクリエティブが表層だけの問題で語られず、 本質的な課題を解決する手段になれているかという ことは、 いつも意識しています。    また、 GAグループには実に様々なクリエイティブや デザインチームがあり、 組織全体としてこの6つすべてを 網羅しています。 デザインやクリエイティブに関しては 外注する企業も多い中、 採用・育成も含めて、 社内にこれ だけのクリエイティブチームを抱え、 取り組んでいる のは、 間違いなくGAの大きな強みですし、 グループ内の 各デザイン部門が横断的に関わり、 事例を共有する場を 設けるなどして、 日々ナレッジの共有やスキルアップに 取り組んでいます。  それは、GAグループがまだ100人に満たない頃 から、デザイン領域の人間を積極的に採用し、取り 組んできた樋口さんをはじめとする経営陣の姿が あるからです。 そうしたトップ層がデザインの価値を 認識し、 正当に評価しているということは、 そのまま メンバーの働きやすさややりがいにも繋がっていると 思います。  海外拠点が増えるなどグローバル化が急速に進む 中で、 当社のクリエイティブやデザインも、次の ステップに向かう必要があると考えています。 例えば 海外のグループ会社のコーポレートブランディングや PRといったように、 文化や言語などグローバル化に 沿った新しい制度設計を、 新しいデザインやクリエイ ティブに落とし込むことが必要になってきます。 その ためデザイナーやクリエイティブ領域のメンバーの 活躍の幅はさらに広がると思っていますし、 ここからは 僕らとしてもまだ経験したことがないチャレンジが待 ち構えています。 未知の領域にチャレンジしたいデザ イナーにとっては、 非常に面白いフェーズが待っている と言えるのではないでしょうか。
  12. デ ィ レ ク タ ー ズ イ ン タ

    ビ ュ ー ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd.  みなさんは、「不動産投資」という言葉を聞いた ときに、どんなイメージを持たれますか?「怖い」 「難しそう」という印象が浮かぶ方は少なくないの ではないでしょうか。  GAテクノロジーズが現在展開しているRENOSYは、 AIなどのテクノロジーを活⽤したネット不動産投資 サービスブランドです。不動産が資産形成の手段と してより⾝近になるよう、不動産投資の検討から 購入、その後の管理・売却までオンラインを中⼼と した一気通貫のサービスを提供しています。 私自身は、 資産形成や不動産投資に対して課題の多い現代に おいて、新しい価値を生み出していける唯一無二の サービスだと自負しています。  そんなRENOSYですが、 サービス全体のデザインに ついて、 今まさに大きく見直していこうとしています。 創業して11年。 サービス自体への認知度もじょじょに 高まり、2020年からは5年連続で、中古マンション 投資における販売実績で全国No.1を獲得。 着実に実績を 積み重ねる中で、 近年ようやくサービス全体のデザイン に取り組めるステージに入ったと言えるでしょう。  サービス全体のデザインの見直し、その中でも 特に力を入れているのが「顧客体験の向上」です。 そもそも不動産という商材は、 生活商材と違って非常に 高額であるため、 一生のうちで購入体験自体が少ない 商材です。 不動産で気軽に資産形成ができる 未来をつくる CreativeCenter Design本部 部長 山本 桂
  13. デ ィ レ ク タ ー ズ イ ン タ

    ビ ュ ー ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd.  また 「購入して終わり」 ではなく、 その後の管理も 含めると、 何十年というスパンで関わることになる ため、 その顧客体験は長期・かつ複雑です。 だからこそ デザイナーとして関われる領域が非常に広く、 やりがい も大きいです。  デザイン領域におけるGAテクノロジーズならでは の魅力としては、 社内に50以上ある様々な職種のメン バーと、 上流から関わりながらデザインを創りあげて いくことがあげられます。 例えばマーケティングや PdMなどとともに、 ブランドコンセプトやサービスの パーソナリティといった、 いわゆる根幹部分の構築から 協働したり、 プロダクト領域でいえば、 課題が発生した タイミングから解決のアプローチをPdMと一緒に探索 したりしています。 「デザイナーの職域はここまで」 と いう制限がないので、 本人の意欲があれば、 デザイナー としての考えを持った上で、 近接領域に積極的に関わる ことが可能なのです。  また、 「ただデザインして終わり」 ではなく、 自分が 関わったものに対して現場や関係部署から積極的な フィードバックがもらえたり、 数字という目に見える 成果があったりするというのも、事業会社のデザイ ナーならではのやりがいです。 ですから、 プロダクトや サービスのグロースに貢献しているという実感も 得やすいと言えます。  そういった意味で、新しい価値やマーケットの 創造、 複雑な顧客体験の向上に取り組みたい人や、 受け身ではなく自分から積極的に提案して動きたい 人にとっては、多様なチャレンジを重ねられる環境 です。ぜひそういった人と、新しいサービス、新しい デザインに挑戦していきたいです。
  14. 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方

    ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. UXデザインの最前線 Q. UXデザイナー、PdMとして、 具体的に何にどのように取り組んで いますか?      直近では、あらためて全社で 顧客体験の向上に取り組んでいこうと いう体制が整ったところです。当社では これまで、プロダクトやマーケティン グ、セールスが、それぞれの部署ごとに 課題解決を行い、改善を続けてきまし た。ここからさらに組織やサービスをス ケールさせていくためには、部署ごとで はなく「全体にとっての最適解」を考え ていくことが必要です。プロダクトや マーケティング、デザインといった職種 やチームを超え、UXの見直しや、コンセ プトワークをみんなでやっていこうし ているところです。      取り組みの一つとして、まずは UXデザインの難易度 が高い不動産業界と RENOSY Q. 不動産業界とRENOSYにおける UXの課題について教えてください      なんといっても不動産業界は、 顧客体験におけるオンラインの比率がたっ たの1%と言われているくらいアナログな 業界。 また 「不動産」 は、 生活消費財と違って 気軽に購入できるものではなく、 価格帯も 非常に高い。 購入意欲が高まってから、 実際に 購入に至るまでのプロセスも、 非常に長く 複雑です。      その中でもRENOSYが扱って いるのは、 主に 「投資用不動産」 というカテ ゴリー。 「不動産投資」 に対しては、 「怖い」 「騙されそう」 というネガティブなイメージを 持っている人もいます。  そういった状況の中でRENOSYのUXに 関わる我々の使命は、 今後の資産形成にお いて、 不動産をポートフォリオの一つとして 気軽に選んでいただけるようにRENOSYの サービス全体をデザインすることです。  顧客体験におけるオンラインの比率を上げ ていくのはもちろん、 唯一無二の顧客体験 とはどのようなものかを考え、 全方位的な UXの改善に取り組んでいます。 徹底した顧客分析と 「カスタマー・セント リシティ」 の視点で、 唯一無二の顧客体験 小野寺 小野寺 安藤 安藤
  15. UX Design (GA technologies Experience Design Team) 03 カ ル

    チ ャ ー & 働 き 方 ©︎ 2018-2024 GA technologies Co., Ltd. 小野寺 安藤 嘉隆 Marketing/Media モバイルコンテンツの事業会社でエンジニア 、ディ レクター、クリエイティブ・エージェンシーで、ブ ランディングなどを経験。2018年にGAテクノロ ジーズに入社。以来一貫して、RENOSY全体のUXデ ザイン・ブランドマネジメントに取り組む。 しっか り と予算をかけ、徹底した顧客分析 を行っています 。 すで に 顧客 に なっている 人だけでなく、ターゲットでありながら まだ顧客になっていない方というのは、 どのようなイ ン サイ ト ・行動パター ン を 持っているのかということから始まり、 実際 に RENOSYマーケッ ト プレイスの中 に 入ってきた顧客 に 対しては、問い合わせ、 面談、申し込み、契約といったファネルご と に 、どんなタイミ ン グでどれくらいの回 数、どのような情報提供をすれば顧客 に とってプラスとな り 行動 に つながるのか? といった状況と動作のリサーチをしっか り やっています。  2024年4月 に は、これまで欧米を中心 に 世界各国で活躍してきた行動経済学者の 相良奈美香さんも、執行役員CBO(Ch ie f B e hav i oral Offic e r)として、当社 に ジョ インしました。全社的に「カスタマー・セン ト リシティ」(顧客中心主義)の視点が、 浸透してきてお り 、 具体的な施策 に 反映し 始めています 。      そういった意味で、 今まさに当社 のUXデザインは、 大きな変革のときを迎え ています。  これまでも 「顧客体験」 の改善の必要性は 認識されていましたが、そこを最優先に さまざまなサービス開発を行ってきたかと いうと、 100%そうだと言い切れない部分が ありました。 しかしここからさらに会社を 大きくしていくためには、「カスタマー・ セントリシティ」 に基づく唯一無二の顧客 体験設計が、 非常に重要だと考えています。  それに関しては、これからゼロイチで 始めていく状態です。 ですから、 顧客体験の 創造に興味がある人には、 企画起案自体が しやすく、 その実現もスムーズかと思います。 できることが本当にいっぱいあって、 楽しい ですよ。 小野寺 宏一 PD M 大学時代に スター ト アップ2社を経験したのち、 2016年GAテクノロジーズに 入社 。 メディアの立 ち上げ、広告運用を経て、現在はRENOSYの PdMを務める 。
  16. 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方

    ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. マーケティングで市場をつくる また、入稿後には、ターゲットからどんな 反応があったのかを数字でもらえるなど、 積極的なフィードバックがあるので、 こち らとしては次回に向けての改善点を把握 しやすく、マーケ的な視点も身につける ことができます。 互いの視点を取り入 れて、補完し合う Q. クリエイティブチームとマーケ ティングチームはどのように連携 しているのですか?      広告バナーなどの制作をデザ インチームと一緒に進めています。基本的 にはマーケ側が企画のアウトラインを用 意し、 デザインチームに依頼します。 とはいえ、企画に関しては100%マーケ 側が考えるわけではなく、 ミーティングを 通じてデザイン側から企画が上がってくる 場合もあります。      実際には、 その企画のアウトラ インが出てくる前の段階から、デザイン チームが関わらせてもらうことも多いです。      マーケティングにおけるデザイ ンは、 ユーザー認知を上げたり、 サービスや プロダクトへの理解を促すためにも非常に 重要です。ですから依頼前の段階から関 わってもらうこともそうですが、 一つの制 作物に対しても、マーケティング視点と デザイン視点を持ち寄った上で、クオリ ティを上げるためのディスカッションを しっかりとやっています。      受託デザイナーのように、 デザ イナーの役割が 「依頼通りに制作する」 のみ であれば、 どうしてもビジュアルや見た目 の整え方だけを考えてしまうと思います。 けれど企画段階からデザイナーが入って しっかりとマーケティング側とコミュニ ケーションを取ることで、 マーケティング 側の意図や狙いを意識した上で制作する ことができています。 光安 光安 白川 白川
  17. 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方

    ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. Q. 今後のマーケティングにおける デザインのあり方について、思う ところはありますか?      当社では今、顧客体験の向上を 重要視しています。ですからそこに向け て、今以上にきめ細やかな顧客分析を実施 したいと考えています。   また、 今後のクリエイティブにおいては、 AIをどのように使っていくかが大きなテー マになると思っています。AIの使用目的と しては、クリエイティブの分析と生成に大 きく二分されると考えていますが、分析に 白川 貴子 Product Design 学生時代にグラフィックを学び、卒業後は制作会 社でWEBデザイナーとして勤務する。2018年に GAテクノロジーズに入社以降は、UI/UXデザイ ナーとしてRENOSYのプロダクトに関わり、広告 やIP、サービスページや紙媒体など、幅広い領域 のデザインを担当する。 関しては、クリエイティブの要素を細かく 分解し、各要素が売上にどのような影響を 与えているのかを分析して、より効率的・ 効果的に製作物のブラッシュアップができる ような体制をつくれています。また、そう した細かな分析から、 今度はAIによる制作 物の生成も可能になってくると思います。 とはいえ、どんなにAIが効率的・効果的な クリエイティブができるようになっても、 最終的な段階ではやはり人の手を入れて、 仕上げる必要があるとも思っています。 Marketing & Design (GA technologies Design本部) 光安 悠太 Marketing/Business Planning 2020年、新卒でGAテクノロジーズに入社。入社 以来RENOSYのマーケティングに関わり、現在は マーケティングチームの責任者として、マーケ ティング戦略の設計やマーケティングコミュニ ケーションに携わっている。 Q. デザインチームがマーケティン グチームに期待することはありま すか?      とにかくマーケチームの企画力と 分析力はすごいので、 デザイン力の向上と いう点からも、 そこはこれからも頼りにして います。 細かな数字でのフィードバックや 様々な提案も、 とてもありがたいです。 時々、 それはデザインチーム側の仕事なんじゃな いかと思うときもあるくらいで…。      GAテクノロジーズの良さとし ては、 それぞれの役割がきっちりと決めら れておらず、 その時々でそれぞれが、 必要と 思ったことに柔軟に取り組んでいけるとこ ろがあげられると思っています。 これから も、 デザインチームとはそのようなかたち で協働していき、 ターゲットに届くクオリ ティの高いクリエイティブに、 共にチャレ ンジし続けたいと思います。 白川 光安 光安
  18. 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方

    ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. 密な連携とチームワークで、 プロダクトの改善もスピーディーに あるため、 その都度さまざまな機能が追加 されてきた経緯もあり、 全体を見たときに 改善すべき課題が多く、 プロジェクトとして 進行していかなければいけないものが多く ある状況でした。 Q. デザイナーとPdMは、 具体的に どのように 「SUPPLIER by RENOSY」 に関わっていますか?      私は主にインターフェースの 制作や、 プロダクトの設計を担当しています。 とはいえ、 「自分の役割はここまで」 という 風には決めず、 それぞれ得意な領域を担当 しつつも、 必要に応じて、 補い合いながら取り 組んでいます。      実務メンバーへのユーザーインタ ビューやヒアリングも、網本さんが担当 してくれました。      僕自身はこれまでインタビューや プロダクトデザインはやったことがなく、 ヒアリング前は不安でした。それでも、馬場 さんたちや実務メンバーが積極的にコミュニ ケーションを取ってくれたので、スムーズに 進めることができました。 Q. 業務基盤プロダクトである 「SUPPLIER by RENOSY」につ いて教えてください       「 SUPPLIER by RENOSY」は RENOSYの不動産仕入れ業務を効率化する ための、 業務基盤プロダクトです。 RENOSY の仕入れ事業部は、毎月数千件を超える 査定対象物件の中から販売対象となる 物件を選別していくのですが、 「SUPPLIER by RENOSY」 は販売図面を自動で取り込んで データ化し、 物件の適正価格を自動で計算 します。そのためバイヤーの経験や勘に 頼らず、 高値買いを防ぎながら効率のよい 取引を可能にしています。      ほかにも、 書類作成業務や仕入れ 契約前のチェック業務も可能なので、 業務の 効率化にも寄与しています。 ただ、 これまで 約8年にわたって運営してきたプロダクトで 網本 網本 網本 馬場 業務基盤 プロダクトを磨く 馬場
  19. 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方

    ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. 網本直哉 Product Design 新卒でアパレル会社に入社し、4年間営業を担当。 同時に、専門学校でデザインを学ぶ。その後、デザ イン会社や広告代理店などを経て、GAテクノロジー ズに入社。現在は「SUPPLIER by RENOSY」のUX/ UIデザイナーおよび、グループ会社のスピカコンサ ルティングにてPdMを務める。      網本さんのヒアリングから、 プロダクトの使い方にばらつきがあることを 知り、そこから改めて実務メンバーの業務 フローの統一化を行って、それらをプロ ダクトに反映していくことができました。 GAテクノロジーズは、 部署の垣根を超えて メンバー同士の距離が近く、課題のヒア リングも積極的に行います。それに加えて 社のスピード感が非常に早いので、プロ ダクトの機能改修も、 すごい勢いで進みます。 ですから個々のスキルアップの場としては 非常に有効だと思います。      無駄な作業を削減し、 重要な機能を 優先したことで、 効率的・効果的なプロダクト 改善ができました。インナープロダクト なので、社内から「困っていたので助かり ました!」「ありがとうございます!」と いう感謝の声もたくさんもらい、やりがいと 手応えを感じました。 PdM & Design (GA technologies Experience Design Team) Q. 今度さらにデザイナー、PdMと して挑戦したいことはあります か?      「SUPPLIER by RENOSY」での 経験を活かし、 2023年にグループ会社化した M&A仲介会社 「スピカコンサルティング」 の PdMを担当することになりました。 今後は 「UI/UXデザイナー兼PdM」という肩書を 背負って、 マルチに活躍していきたいです。      現在は、 PdMとしてだけでなく BizDevのような立ち回りもしているので、 もう少しマクロな視点で事業を見ていきたい と思っています。 一方で、 組織全体で見たとき には、 足元の課題もたくさん残っています。 PdMやプロダクト開発の知見やスキルを うまく活かしながら、組織全体のレベル アップにつなげていきたいです。 馬場庸子 Product Management/ Supplier Product 大学卒業後、トレンダーズ株式会社に入社。Web マーケティングに従事した後、新規事業部署の スピンアウトにより新会社へ創業メンバーとして 転籍。 広告プロモーション、 Webディレクション、 アライアンス等幅広い業務を経験。2020年にGA テクノロジーズに参画。現在は、「SUPPLIER by RENOSY」のPdMを務める。 馬場 馬場 網本 網本
  20. 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方

    ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. Q. 企業のブランディングデザイナー として、何を目的として、どのよ うな仕事に取り組んでいますか?      GAグループ全体の社内外に 対してのコミュニケーション活動を統括し ている 「Communication Design Center」 ( CDC) の 中 に あ る デ ザ イ ン チ ーム 「 Art Direction Room」 (ADR) に所属しています。 企業ブランドの確立、 採用の強化、 社内の 活性化などを目的に、 コーポレートブラン ディング全般を担当しています。  具体的には、 社外向けとしては、 採用やIR 関連などのVIの策定やブランディング作業、 顧客向けイベントグラフィックデザインや 空間デザイン、webデザイン、グループ 会社や各種サービスのロゴ作成、 GAに所属 するパラスポーツ選手のブランディング デザインなどを行っています。 対社内とし ては、 社内向け施策の企画・デザイン、 社内 イベントデザイン、 社内報メディアや社内 ECサイトなどのコミュニケーションプラット フォームのデザイン、社内グッズの企画・ 制作・販売、 最近では社内コーヒーショップ の立ち上げやデザインなど非常に多岐に わたっています。  コーポレートブランディングに関して言え ば、 企業というのは、 その成長のフェーズに 合わせ、その有りようを社内外に向けて 発信していく必要があります。 顧客、 求職者、 社内メンバー、シェアホルダーといった 多岐にわたるステークホルダーに対して、 GAがどのような存在であるか、どこに 向かっているかを分かりやすく伝えらえる ような見せ方を心がけています。      その一例として、 2023年の創業 10周年というタイミングで、 5年ぶりに コーポレートロゴとコーポレートサイトの 刷新を行いました。 サイトとロゴは、 いわば 会社の“顔”。刷新するのは社にとっても 大きなチャレンジでしたが、 当社の現在と これからの立ち位置、 目指す方向性などを 鑑み、 それが自然と伝わるようなものに なったと思っています。またそれに合わ せて、 封筒や社員証、 名刺などのデザインも 一新しました。 企業ブランドをつくる ステークホルダーからの信頼獲得を目指し、
 多岐にわたってアプローチ 山本 梅野
  21. 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方

    ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. 当事者だからこそ、 深い理解に基づく デザインを Q. 企業内デザイナーだからこその やりがいはどのようなところに ありますか?      やはり当事者としてデザインに 取り組めることだと思います。当事者だから 山本真理子 Communication Design 大学卒業後、デザイン会社に入社し、広告のデザ インやアートディレクションに従事。2018年に GAテクノロジーズへ入社。現在はArt Direction Roomでマネージャーを務め、 コーポレート関連の デザイン全般やオフィシャルグッズ、WEB社内報 など社内ブランディングも含め多岐にわたるデザ イン業務のマネジメント、ディレクションに従事 している。 こそ会社のことを深く理解した上で、核を 捉えてブレずに一貫性を持ったデザインが できると感じます。  例えばブランディング的な観点から言えば、 ロゴとサイトも刷新しただけでは終わり ません。 それを社内外で浸透させるために、 引き続きさまざまなデザイン、コミュ二 ケーション施策を立てていきます。これも 企業内デザイナーだからこそできることだと 思います。 あとは、 GAのメンバーはみんな非常に盛り 上げ上手なので、ロゴ刷新のときもslack 上ですごく盛り上がってくれて。 そういった 反応を間近で見られるのも、 企業内デザイナー ならではだと思います。      CDCは、 会社のさまざまな課題を、 コミュニケーションを使って解決する組織 ですので、 社内の各部署から困りごとの相談を いただきます。 その際しっかりとヒアリングし、 表面的な解決ではなく、 根本から考えることを 大切にしています。 その課題解決にデザインが 使えそうならデザインを使い、 そうでなけ ればほかの策を提案し…と、 コンサルのような 動きもしています。 GAテクノロジーズは、 日々新しいチャレンジを 応援してくれている会社です。ですから、 主体性を持って能動的に働きたい方には とても良い環境だと思います。 私自身も、 2度 同じことはやりたくない体質なので、 新しい 技術や手法を積極的に取り入れながら、 日々新しいクリエイティブに積極的に挑戦 していきたいと思っています! 梅野 恵 Communication Design 2020年に新卒でGAテクノロジーズに入社。Art Direction Room (ADR) に所属し、 コーポレート 関連のデザイン全般、社内グッズの制作など社内 ブランディングも含め多岐にわたるデザイン業務に 従事している。 GA technologies Communication Design Center 梅野 山本
  22. 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方

    ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. 事業会社で動画クリエイターとして働く      GAグループ全体の社内外に 向けたコミュニケーションを統括している 「Communication Design Center」 (CDC) という部署の中にある動画制作チーム 「Image Studio」 (IS)のメンバーです。 ISは、 「事業の成長」 「企業の成長」 「組織 内部の成長・活性化」に、映像というクリ エイティブで貢献するという役割を担って います。 仕事内容は社内外に向けての映像 制作・配信で、ブランディング、IR、プロダ クト、広告、イベント、社内用など多岐に わたり携わっています。主に社内のメン バーで完結するものが多いですが、 外部の 制作会社に協力していただいて制作する 場合もあります。      僕も高城さんと同じで、 基本的 にはITANDIが必要としている動画を制作 しています。 社内向けに関して言うと、 社内 イベントのためのオープニングやアタック 映像であったり、 社内コミュニケーション の活性化のための社員インタビュー動画、 社外向けには、 プロダクトの紹介動画やPR 用の動画など、 また社のイベントの開催時 には、 運営や機材セット、 配信なども行なって います。 Q. GAテクノロジーズグループの動画クリエイターとして、どういった仕事に どのように取り組んでいますか? 主体性を持って、 幅広い領域に関わる GAテクノロジーズグループの動画クリエイター 高城 清水 清水庸介 CorpoCorporCorporate Communication/Movie 制作業務に携わりながら現場で映像の基礎を学び つつ、モーショングラフィックスやVFXに興味を 持ち独学で編集技術やCG (AfterEffects) を勉 強。エディター、モーションデザイナー、コーポ レートビデオグラファーなどを経験後、2021年 株式会社イタンジに入社。 高城明久 Image Studio 映像制作会社のディレクターとして、CM、PV、 モーショングラフィックなどの制作に従事。その 後、フリーランス、WEB制作会社、ゲーム事業会 社を経て2021年にGAテクノロジーズに入社。
  23. 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方

    ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. Q. GAや事業会社ならではのやり がいや面白さは、どのようなとこ ろにありますか?      映像制作会社は、基本的に専門 分野で各々活躍していくというのが主流な ので、 自身で担当する領域は割と狭いと思い ます。対してGAでは、多様な動画の制作や クリエイティブに関わることができます。 イベント動画を制作する一方で、IRの配信を 行ったり、職能的なところで言えばディレク ターもプロデューサーもやりながら、 台本も 書く。 撮影時にはカメラマンも照明も録音も 担当し、 編集にも携わって最後は各媒体に 合わせた形でエクスポートする。 あらゆる 領域、 職能が経験できます。      とはいえ我々がいるのは不動産 業界なので、それに沿った動画の制作が中心 になります。制作会社にいれば、たとえば 化粧品や菓子など様々な商材に携われる ので、そこはデメリットかもしれません。 ただ不動産業界に課題を感じ、当社の理念に 共感できたら、自身のスキルを使い社会 貢献に繋げていくことができるので、大きな やりがいに繋がると思います。      僕は元々不動産業界自体に興味 があったわけではありません。GAに入社 しようと思った理由は、クリエイティブの トップに、元電通にいた川村佳央さんが いたことが大きいです。川村さんがいて CDCというクリエイティブに特化した組織が ある会社であれば、クリエイティブの価値を 理解し、正当な評価をしてくれるという 信頼感がありました。 あとは制作会社のディレクターをしていた ときに思ったのですが、制作会社で動画を 制作していても、結局クライアントの課題が 何なのか、最後までわからないことが多 かったんです。現在は、社の事業や方向性を 認識した上で、その課題に対して動画の 制作が必要か、より課題の解決にふさわしい ものが作れないかなどを意識し、各部署と ミーティングを重ねながら制作することが できています。      制作会社と比べると、 労働環境が 限りなくホワイトです。 ただ激務の中でしか 成長できない部分があることも事実なので、 成長機会は自分で積極的につくっていく必要が ありますし、 そういう意味では制作会社より シビアな環境と言えるかもしれません。      もちろんチームとしても、 スキル アップの機会をつくることは心がけていますし、 新しいツールや技術の導入は常に意識して います。 また当社は、 我々以外にもさまざまな 部署にクリエイターやデザイナーがいるので、 部署の垣根を超えて相談したり、 勉強会を開催 したりもしています。 GA technologies Communication Design Center 高城 高城 高城 清水 清水
  24. 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方

    ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. デザイナーとエンジニアによる UIコンポーネント開発 お互いの“正義”を 持ち寄り、 最適解を 擦り合わせる Q. お2人の担当領域と、UIコン ポーネントの作成経緯について 教えてください      イタンジ株式会社(以下イタ ンジ)のエクスペリエンスデザインという 部署で主にプロダクトのUIデザインを担当 しています。各プロダクトのPdMやエンジ ニアと一緒に、機能追加ごとにインター フェースのデザインや、そのふるまいの 整理・調整をしています。      イタンジにフロントエンドエン ジニアとして入社して半年になりますが、 この半年はずっとUIコンポーネント(「ボ タン」や「チェックボックス」などの共通 パーツ)の開発を担当しています。      イタンジは現在10を超えるプロ ダクトを展開していますが、当初から専任の UIデザイナーがいたわけではないので、 その都度最適と思えるUIを使って開発を 進めてきました。 けれどイタンジのお客様は、各プロダクトを 横断して使われるケースが多いので、やはり プロダクトに統一性を持たせる必要があり ます。プロダクトが増えるにつれ、UIコン ポーネント開発の必要性は皆が認識するように なりました。Figmaによるパーツの絵までは 描いていたのですが、パーツに起こせる 西野 西野 原田 原田 ところにまで至っていませんでした。そこ で入社した西野さんが、その作成を担って くれることになりました。      まずはデザイナーの原田さんと 一緒に、何から手をつけていくかを擦り合 わせました。 「締め切りが迫っているもの」 「直近ではそこまで必要ではないが、近い 将来必ず必要になるもの」など様々な角度 から必要性を整理をし、優先順位をつけま した。Slackでかなり密にコミュニケー ションをとったので、スレッドへの返信が 100件を超えるなど、スレッド数はかなり の量になりました。
  25. 原田夏帆 UI Designer 大学卒業後、2社で紙やウェブからUIデザインま で幅広く経験。2019年にGAテクノロジーズに入 社し、以来イタンジでエクスペリエンスデザイン を担当している。      驚いたのは、 イタンジには実装 面に詳しいデザイナーの方がたくさんいる

    ことです。技術的に込み入った話も、理解 したうえでデザインについての意見をくだ さるので、 とてもやりやすかったです。      確かに、LPのコーディングが できたり、GitHubを使えたり、専門領域 まではいかなくても簡単なところならできて しまう人が多いですね。とはいえ、やはり デザイナーとエンジニアはお互いの“正義”が 異なる場合も多いので、デザイナー側の 「このボタンは絶対ここにあったほうが いい!」という主張と、エンジニア側の 「でもここにボタンがあったらこうした事態が 起こりうる」 という主張を持ち寄った上で、 「現時点ではその選択が最適か」 の着地点を 擦り合わせました。 Q. UIコンポーネントの開発を通 して、得たものはありますか?      イタンジに入社して初めて、 デザイナーの方とここまで密なやりとりを しました。これまでは社外のデザイナーの 方とはメールや電話を通したコミュニケー Designer & Engineer (ITANDI Experience Design Team) 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方 ©︎ 2018-2024 GA technologies Co., Ltd. 原田 原田 西野 西野 ショ ンが主だったので、今回 のよ うに何 か わから ないときはすぐ にGoogle Mee tや Slackでスピーディーにやりとりできる環境は あ りがたかったです。そ うしたコミュニ ケーションを通して「デザイナーの方はこう いう点を大切にしているんだ」というところに 気づけたのも大きかったです。フロントエンド エンジニアとしてそうしたデザイナー視点は 必要 になってくるので、良 い勉強 になりま した。 また、 「すごく使いやすいです ! 」 というもの か ら 「 こ こ は も っ と こ う し た 方 が い い 」 というものまで、社内でたくさんのフィード バック をもら えたのも嬉 しかったです。      社内文化として、良 いフィード バックもそうでないフィードバックも、 積極的にシェアしようという動きがあり ます。なので当事者だけでなく、PdMや カスタマーサク セスなど多岐にわたる部署 からたくさんの声を寄せてもらっています。 そうしたフィードバックを通して様々な 視点に気づくことができるので、今 後も社 全体で意識していきたいです。 西野航平 Eng inee r 大学卒業後、SEとして製造業向けの開発に従事。 そ の後、転職エージェント向けのWe bアプリケー ション開発などを経て、2023年にフロントエンド エンジニアとしてイタンジに入社。
  26. 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方

    ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. GAにおけるフロントエンドエンジニアの価値 Q. GAテクノロジーズにおけるフ ロントエンドエンジニアについ て教えてください      一般的にフロントエンドエンジ ニアというのは、フロントエンド開発と いっていわゆるウェブやサービスなどユー ザーが直接接触する部分の実装を担当する のが主な業務です。私はフロントエンドエン ジニアのチーフとして、デザイナーとプロ ダクトマネージャーと密に連携しながら、 常にUIやUXの最適化について考えながら 業務にあたっています。最終的なアウト プットをつくるチームなので、企業にとっては 欠かせない存在だと思います。 ただGAのフロントエンドエンジニアは、 フロントエンドの技術を磨いていきたいと いう人以外にも、デザインに興味を持つ人が いたり、マーケティング寄りの人もいたり、 フロントPMのようなこともしたりとエン ジニアのあり方として多様な選択肢が あり、キャリアパスに関しても自身の興味の ある方向を深めることが可能です。社内の 制度設計もそのようになっています。      GAのように従業員が1000人を 越えてくる会社になりますと、一般的には セクショナリズムが進み、トップダウンで 業務や目標が降りてくるエンジニア組織が 多いと思います。それに対してGAのフロント エンドエンジニアは、職種や役割が固定 されず、PdMやマーケターと関わることも 多く、それが良しとされる組織です。自由度が 高く能動的に動きたい人にはぴったりです。 事業に与えるインパクトを考慮し、 PdM・デザイナー・ マーケターと最適なUXを構築する 久松 永井
  27. います。 どの数字をどんな風にどれくらい 伸ばすかといった戦略的なところから携わり、 施策の提案を求められます。なので「実装 して終わり」 でなく、 数字を追いかけながら、 事業への貢献を分かりやすい形で見ることが できます。各エンジニアの目標設定でも、 その点は意識しています。

         以前、フォーム改善でチャット ボットを導入した際、 「自社で作りたい」 という 思いを一旦抑え、スピードを重視し他社製品を 試用しました。そこで大きな効果を実感できた ため、自社開発へ移行し、当社のサービスに 最適なチャットボットを設計できました。 このように当社は成長スピードが非常に速い ため、UIデザインにも迅速な実装・導入と効果 検証が求められます。そのためUIデザイナー は、時に自らの実装に固執せず、より高い 視座から事業への貢献を最優先に考え、何が 最善かを判断し取り組む姿勢が重要です。 Q. フロントエンドエンジニアとして GAならではのやりがいがあれば 教えてください      私は前職の受託制作会社のよう に「作って終わり」になるのではなく、 オーナーシップを持ってプロダクトの成長 に携わりたいという思いがあり、GAに入 社しました。GAは主幹事業が不動産業界 ということもあって市場規模自体が非常に 大きく、やりがいがあります。その中で自 分の仕事が、事業にどのようなインパクト を与えられるかを意識しながら業務に取り 組んでいます。      フロントエンドエンジニアの 業務は企業の売上に直結しますが、 中でも GAのエンジニアは事業に非常に近く、 マーケ ティングチームと連携し、 施策を変えることに よってどれくらい売上が変わるかも算出して PdM & Engineer (GA technologies Experience Design Team) 03 カ ル チ ャ ー & 働 き 方 ©︎2018-2024 GA technologies Co., Ltd. 久松 永井 永井 永井翼 Engineer 大学卒業後、新卒でWeb制作会社に入社。フロン トエンドエンジニアとして4年間経験を積み、 2021年にGAテクノロジーズに入社。現在は 「Experience Design」という組織内にあるフロ ントエンドエンジニアチームのチーフを務める。 久松剛 Engineer 大学卒業後、SIer、自社サービスのSREやエンジ ニアリクルーターを経て独立し、現在はエンジ ニアリングマネージャーやDX・組織改善コンサル タントなどに従事。GAのエンジニアの組織作りにも 携わっている。