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事業部を超えた 開発生産性向上に挑戦する

事業部を超えた 開発生産性向上に挑戦する

Kenta Kozuka

March 17, 2024
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Transcript

  1. 「自由と裁量」がもたらすもの Pros - 事業の高速な立ち上げ - ドメインに特化した技術選定 - 迅速な意思決定 - 個人の能力の最大化

    - チャレンジのし易さ Cons - 複数組織での車輪の再発明 - スキルやノウハウの分散 - 開発力がチーム戦力に依存 - 中長期で技術資産を育てられない
  2. 事業開発に求められる変化 Domain Knowledge Growth Domain Knowledge Test / Verification Delivery

    Design Code Test / Verification Delivery Growth Design Code インターネット(と世界)を取り巻く不確実な情勢の中で いかに本質にコミットし続けられるか?
  3. 開発生産性を可視化する理由 DP室が開発するのは、あくまで「方法論」である。 方法論を効率的に定着させるための手段として、既存のツールを活用したり 新たにプロダクトを開発する • 「今いる場所」を知る ◦ 理想との乖離を知る ◦ (もしかしたら改善は必要ないかもしれない)

    • 「どこが問題」かを知る ◦ 伸びしろがある場所に注力する ◦ (改善すべきはエンジニアリングではないかもしれない) • 「改善を評価」する ◦ 打った施策は正しかったのか ◦ どのように改善すべきなのか
  4. 生産性がもたらす事業への付加価値は何か? • 期待する施策のリリース数の向上や、リードタイムの短縮  • 工数、コスト削減による収益構造の改善 • システムの品質や安定性向上 → ダウンタイムの減少により発生しうる売上 事業ドメインを問わない、普遍的な事業競争力

    DevOpsを中心とした 生産性向上活動を主なスコープに据える ※「DevOpsの改善活動を優先しましょう」というわけではありません 事業によっては他の重要な生産性向上施策もあるはずです
  5. 定量的評価と定性的評価 • Four Keysだけ追いかけると、KPIハックや定量評価の罠に陥りがち ◦ 数字は出ても、エンジニアの生産性の体感と、事業側の満足に直結しないかもしれない ◦ 事業コンテキストにも依存する ◦ アクティビティデータだけでは生産性を評価してはいけないということ

    • アクティビティだけではなく、多面的な生産性評価が提唱され始めた ◦ e.g. SPACEフレームワーク ▪ 定量的なアクティビティや、アンケート等の定性的な指標から多面的に生産性を評価す るためのフレームワーク ◦ 現場エンジニアの納得度を上げるためにも多面的な評価が必要 ◦ 定性評価もあると、DevOpsの推進役や事業にとっても目標を立てやすい → 定量と定性をセットにした独自評価指標
  6. PipeCDが提供するプラクティス • GitOps • 異なるプラットフォームで統一したUX • Canary/Blue Green Deployment •

    Progressive Delivery ◦ 段階的ロールアウト ◦ 分析 ◦ 自動ロールバック • シークレット管理
  7. OSSの健全なライフサイクルを確立し、開発資源を最大化する • 社内支援だけであれば、ユーザーも限られてしまうし、良い意味でも悪い意味でも妥協ができてしまう • OSSとして成立させ、市場から多くのフィードバック・コントリビュートを得てプロダクトを高いレベル で成熟させたい 社内成果 事例創出 コミュニティ 活性化

    市場 拡大化 ▪OSS公開 ▪ベストプラクティスの啓蒙 ▪カンファレンス発表 ▪CNCF等参加での知名度・信頼性獲得 ▪社外の利用・事例が増える ▪個人or企業コントリビューター獲得 ▪採用チャンス増 ▪社外コンサル活動 ▪社内要望サポート ▪プロダクトグロース ▪社内Enablingチーム活動
  8. • 開発生産性向上は測定から • 測定 → 評価 → アクションのサイクルを回す • 測定は共通化できる部分もあるが、アクションは同一ではない場合も多い

    • 改善にはビジネスサイドを含めた文化を育てることが必要 • Developer Productiviyエンジニアには説明責任がある • DP室はCAの開発生産性を向上する組織 • DP室の目標は事業貢献、プロダクトに固執しない まとめ