Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Agile UX Research

mihozono
September 14, 2019

Agile UX Research

UX MILK fest 2019 キーノート

mihozono

September 14, 2019
Tweet

More Decks by mihozono

Other Decks in Research

Transcript

  1. 自己紹介
 松薗 美帆 @mihozono
 株式会社メルペイ
 デザインチーム/ リサーチャー
 
 ・ C

    文化人類学専攻
 ・リクルートでデジタルマーケティング/プロダクト マネージャーを経験 ち、タウンワーク リ サーチチームを立ち上げ
 ・メルペイ2人目 リサーチャーとして2019年1 月にジョイン
 ・ライフワーク 離島 フィールドワーク
 
 @mihozono
 https://note.mu/mihozono

  2. メルペイ デザイン組織
 Design Product Design Visual Design UX Research 『デザイン組織

    つくりかた』ピーター・メルホルツ/クリスティン・スキナー著 https://amzn.to/2l Cahr 
 

  3. 2017年11月
 
 が毎週 ペースで リ サーチを実行
 会社設立
 リサーチチーム 歴史
 現在に至る


    
 11月
 
 から引き継ぎ オペレーションを 設計・実施
 チーム設立
 6月
 
 社内でチーム立 ち上げを検討 末、採用を開始
 検討開始
 2018年1月
 
 リサーチ活用幅 拡大に取り組 む
 2人体制に
 
 メルペイ
 ローンチ
 2月
 

  4. サイクル
 Day
 3
 Day
 4
 Day
 5
 Day
 1
 Day


    2
 実査 案件募集
 対象者選定
 対象者確定
 リサーチ設計
 roduct
 Designer
 
 esearcher
 実査 レポート
 
 roduct
 Designer
 
 esearcher
 デザイン・プロトタイプ作成
 Week 1 Week 2 …以後繰り返し

  5. メリット
 インハウスかつ専任 ため事業背景や領 域、仕様理解が深く 質 高いリサーチ 設計実行ができる
 「リサーチしたい」と 思ってからリクルー ティングなど動き出す

    で なく、あらかじ め枠を用意しておく
 月初に1ヶ月分まとめ てリクルーティングす ることで、予算/人的 コストともに削減がで きる
 
 uality
 安い 役に立つ Cost
 安い Delivery

  6. 役割分担と連携
 ・デザインやプロトタイ プ 作成
 ・前回と 差分や検 証ポイント 整理
 ・ やエンジニアと

    コミュニケーション
 ・リクルーティング
 ・リサーチ設計
 ・実査
 ・レポーティング
 
 Engineer
 arketing
 Data Analyst
 BizDev
 C やキャンペーン 印象評価
 定量データと組み 合わせて分析
 新規事業や領域 ニーズ検証
 esearcher
 roduct Designer
 Product Team Other Team Hub 依頼
 依頼
 相互
 補完

  7. e C
 electronic Know Your Customer
 C 銀行口座開設などで必要な本 人確認手続き 総称

    ことで、これ をオンラインで行なう仕組みが e C。日本で初めてメルペイがリ リース!
 

  8. 2018年11月
 
 日本でも実施可 能になり急ピッ チで開発開始
 e C関連 法改正
 スケジュール
 4月


    
 リリース後にも お客さま 実機 でリサーチ継続
 リリース!!
 
 2019年1月
 
 in isionでプロト タイプを作成し 検証
 プロトタイプ
 リサーチ開始
 リリース前14週間にわたって
 56名に リサーチを実施
 3月
 
 より本番に近い インタラクション で 検証
 開発環境リ サーチ開始

  9. e C 難しさ
 初めて 体験
 自撮りへ 心理的抵抗
 ステップが多い
 表面・裏面・厚み 3ステップがあり、さらに各プロセスにおいてなりすまし防止

    ためにウィンクする、顔を傾けるなど タスクがある 
 
 e Cが初めて 自撮りという方もいらっしゃる中、不慣れで恥ずかしいという感 情にどう寄り添うことが出来るか? 
 
 従来 本人確認と異なり、インカメラで自分 顔と免許証を同時に写し認証する ということを理解していただく必要がある 
 

  10. リサーチを繰り返す中で 改善
 初めて 体験
 自撮りへ 心理的抵抗
 ステップが多い
 細やかなガイドやインタラクションでお客さまをサポートする 
 


    「自撮り」で なくあくまで「認証」というコミュニケーション 
 
 イラストやデザインチームで製作した説明動画を通して 
 本人確認に入る前に全体 フローをご理解いただけるようにする 
 

  11. e C × Agile esearch 効用
 小さく早く失敗しリスクを回避できる も や定量データになる リサーチドリブンな意思決定サイクルができる

    ずるずると先延 しせず決めざるを得ない状況を作る 
 不確実性 高いも でもファクトベースで意思決定を積み重 ることができる 
 n=1も積み重なれ 定量データ 
 リリース前にある程度 突破率も予測することが出来る 
 
 
 じめ突破率1/4から始まり、あらゆる失敗や気付きを重 て 
 突破率4/4になるまで改善を繰り返してきた 

  12. 初心者 方:どうやって始めたらいい?
 リサーチ 日にしてならず チームを巻き込んで効果を体感してもらおう 予算がなけれ まず社内でやってみよう 予算 捻出が厳しい場合 まず社内で0円リサーチ

    
 社員に呼びかけてご家族・ご友人を紹介してもらう も一つ 手 
 、デザイナー、エンジニアなどチームにも同席してもらい 
 自分とお客さまがいかに異なるかを把握することがスタート地点 
 
 
 文化が根付くに 時間がかかるも だと覚悟を決め、根気強くいきましょう 
 メルペイ メルカリ / / 流れで文化が醸成されていた が大きい 

  13. 実践者 方:アジャイルにしていくに ?
 とにかくルーティーンにしてしまう リサーチャーを仲間にしよう! 外部パートナー 力を借りる メルペイ 場合、リクルーティング リサーチ会社に依頼していたり

    
 ルーティーン業務 アシスタントにリモートでサポートしてもらっている 
 リサーチが文化になってきたら、そろそろ採用を考えてもいいタイミング 
 プロダクトを中立に、かつ横断的に見れる 専任 リサーチャーならで 
 
 隔週、月1など自社に合ったサイクルを作ることが大事! 
 リサーチ日を目標に動きやすくなるし、オペレーションもルーティーンになる