Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Agile UX Research
Search
mihozono
September 14, 2019
Research
4
19k
Agile UX Research
UX MILK fest 2019 キーノート
mihozono
September 14, 2019
Tweet
Share
More Decks by mihozono
See All by mihozono
利用前からはじまるUXリサーチ
mihozono
3
4k
戦略からUIまで伴走するUXリサーチ
mihozono
27
18k
ユーザビリティエンジニアリングをどう読み実践したか
mihozono
0
3.8k
コロナ禍のUXリサーチ
mihozono
6
4.3k
「どうやったらUXリサーチャーになれますか?」と聞かれて答えること
mihozono
3
3.1k
定量×定性の補完的アプローチ maruhadakaPJ
mihozono
9
8.7k
UX Research Inquiry vol.1
mihozono
1
3.1k
UX Research for Co-creation
mihozono
2
19k
リサーチチームの組織力
mihozono
0
11k
Other Decks in Research
See All in Research
第 2 部 11 章「大規模言語モデルの研究開発から実運用に向けて」に向けて / MLOps Book Chapter 11
upura
0
460
Geospecific View Generation - Geometry-Context Aware High-resolution Ground View Inference from Satellite Views
satai
2
150
eAI (Engineerable AI) プロジェクトの全体像 / Overview of eAI Project
ishikawafyu
0
190
2038年問題が思ったよりヤバい。検出ツールを作って脅威性評価してみた論文 | Kansai Open Forum 2024
ran350
8
3.7k
TransformerによるBEV Perception
hf149
1
630
LLM 시대의 Compliance: Safety & Security
huffon
0
500
アプリケーションから知るモデルマージ
maguro27
0
230
ニュースメディアにおける事前学習済みモデルの可能性と課題 / IBIS2024
upura
3
750
ラムダ計算の拡張に基づく 音楽プログラミング言語mimium とそのVMの実装
tomoyanonymous
0
360
精度を無視しない推薦多様化の評価指標
kuri8ive
1
340
PostgreSQLにおける分散トレーシングの現在 - 第50回PostgreSQLアンカンファレンス
seinoyu
0
190
[依頼講演] 適応的実験計画法に基づく効率的無線システム設計
k_sato
0
220
Featured
See All Featured
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
33
2.7k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
Making Projects Easy
brettharned
116
6k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
Embracing the Ebb and Flow
colly
84
4.5k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
46
7.2k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.3k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
173
51k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
127
18k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
343
39k
Transcript
Agile UX Research @mihozono
自己紹介 松薗 美帆 @mihozono 株式会社メルペイ デザインチーム/ リサーチャー ・ C
文化人類学専攻 ・リクルートでデジタルマーケティング/プロダクト マネージャーを経験 ち、タウンワーク リ サーチチームを立ち上げ ・メルペイ2人目 リサーチャーとして2019年1 月にジョイン ・ライフワーク 離島 フィールドワーク @mihozono https://note.mu/mihozono
メルペイについて
None
メルペイ コンセプトムービー https://youtu.be/ b rgq425c
信用を創造して、 なめらかな社会を創る MISSION
お客さま満足度 o.1 =2.0 (業界上位6社平均 -18.5) 2019年6月 D研究所調べ https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1808.html
リサーチチームについて
メルペイ デザイン組織 Design Product Design Visual Design UX Research 『デザイン組織
つくりかた』ピーター・メルホルツ/クリスティン・スキナー著 https://amzn.to/2l Cahr
リサーチチームが立ち上がった背景 / / 事業で やデザイナーが リサーチを実践し効果を体感してき た流れを大きく受けている 「6,000万DL メルカリがユーザビリティテストを大事にする理由」 https://mercan.mercari.com/articles/2018-02-15-113000/
「UK版メルカリ 、僕ら 中で生きている」サービス立ち上げメンバー 今 https://mercan.mercari.com/articles/16432/
2017年11月 が毎週 ペースで リ サーチを実行 会社設立 リサーチチーム 歴史 現在に至る
11月 から引き継ぎ オペレーションを 設計・実施 チーム設立 6月 社内でチーム立 ち上げを検討 末、採用を開始 検討開始 2018年1月 リサーチ活用幅 拡大に取り組 む 2人体制に メルペイ ローンチ 2月
Agile esearch
hat? Agileなデザインプロセスを 支える esearch
ow? 毎週90分×4名 リサーチを継続中
サイクル Day 3 Day 4 Day 5 Day 1 Day
2 実査 案件募集 対象者選定 対象者確定 リサーチ設計 roduct Designer esearcher 実査 レポート roduct Designer esearcher デザイン・プロトタイプ作成 Week 1 Week 2 …以後繰り返し
メリット インハウスかつ専任 ため事業背景や領 域、仕様理解が深く 質 高いリサーチ 設計実行ができる 「リサーチしたい」と 思ってからリクルー ティングなど動き出す
で なく、あらかじ め枠を用意しておく 月初に1ヶ月分まとめ てリクルーティングす ることで、予算/人的 コストともに削減がで きる uality 安い 役に立つ Cost 安い Delivery
役割分担と連携 ・デザインやプロトタイ プ 作成 ・前回と 差分や検 証ポイント 整理 ・ やエンジニアと
コミュニケーション ・リクルーティング ・リサーチ設計 ・実査 ・レポーティング Engineer arketing Data Analyst BizDev C やキャンペーン 印象評価 定量データと組み 合わせて分析 新規事業や領域 ニーズ検証 esearcher roduct Designer Product Team Other Team Hub 依頼 依頼 相互 補完
e C 場合
e C electronic Know Your Customer C 銀行口座開設などで必要な本 人確認手続き 総称
ことで、これ をオンラインで行なう仕組みが e C。日本で初めてメルペイがリ リース!
None
2018年11月 日本でも実施可 能になり急ピッ チで開発開始 e C関連 法改正 スケジュール 4月
リリース後にも お客さま 実機 でリサーチ継続 リリース!! 2019年1月 in isionでプロト タイプを作成し 検証 プロトタイプ リサーチ開始 リリース前14週間にわたって 56名に リサーチを実施 3月 より本番に近い インタラクション で 検証 開発環境リ サーチ開始
メルペイ「アプリでかんたん本人確認」 撮影方法 紹介 https://youtu.be/kh y vdos
e C 難しさ 初めて 体験 自撮りへ 心理的抵抗 ステップが多い 表面・裏面・厚み 3ステップがあり、さらに各プロセスにおいてなりすまし防止
ためにウィンクする、顔を傾けるなど タスクがある e Cが初めて 自撮りという方もいらっしゃる中、不慣れで恥ずかしいという感 情にどう寄り添うことが出来るか? 従来 本人確認と異なり、インカメラで自分 顔と免許証を同時に写し認証する ということを理解していただく必要がある
リサーチを繰り返す中で 改善 初めて 体験 自撮りへ 心理的抵抗 ステップが多い 細やかなガイドやインタラクションでお客さまをサポートする
「自撮り」で なくあくまで「認証」というコミュニケーション イラストやデザインチームで製作した説明動画を通して 本人確認に入る前に全体 フローをご理解いただけるようにする
e C × Agile esearch 効用 小さく早く失敗しリスクを回避できる も や定量データになる リサーチドリブンな意思決定サイクルができる
ずるずると先延 しせず決めざるを得ない状況を作る 不確実性 高いも でもファクトベースで意思決定を積み重 ることができる n=1も積み重なれ 定量データ リリース前にある程度 突破率も予測することが出来る じめ突破率1/4から始まり、あらゆる失敗や気付きを重 て 突破率4/4になるまで改善を繰り返してきた
よく聞かれること
初心者 方:どうやって始めたらいい? リサーチ 日にしてならず チームを巻き込んで効果を体感してもらおう 予算がなけれ まず社内でやってみよう 予算 捻出が厳しい場合 まず社内で0円リサーチ
社員に呼びかけてご家族・ご友人を紹介してもらう も一つ 手 、デザイナー、エンジニアなどチームにも同席してもらい 自分とお客さまがいかに異なるかを把握することがスタート地点 文化が根付くに 時間がかかるも だと覚悟を決め、根気強くいきましょう メルペイ メルカリ / / 流れで文化が醸成されていた が大きい
実践者 方:アジャイルにしていくに ? とにかくルーティーンにしてしまう リサーチャーを仲間にしよう! 外部パートナー 力を借りる メルペイ 場合、リクルーティング リサーチ会社に依頼していたり
ルーティーン業務 アシスタントにリモートでサポートしてもらっている リサーチが文化になってきたら、そろそろ採用を考えてもいいタイミング プロダクトを中立に、かつ横断的に見れる 専任 リサーチャーならで 隔週、月1など自社に合ったサイクルを作ることが大事! リサーチ日を目標に動きやすくなるし、オペレーションもルーティーンになる
hanks!