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カテゴリーで多様さを認知し、 認知バイアスに気づき、 カテゴリーでの認知をやめることで 多様さ...

akira ohno
February 04, 2025

カテゴリーで多様さを認知し、 認知バイアスに気づき、 カテゴリーでの認知をやめることで 多様さの中に生きる / Women in Agile Tokyo 2025

Women in Agile Tokyo 2025での登壇資料です。
詳細はhttps://confengine.com/conferences/women-in-agile-tokyo-2025/proposal/21620/women-in-agile-20241

akira ohno

February 04, 2025
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Transcript

  1. Women in Agile 2024(昨年)に参加した経緯 しかし・・・ スクラムフェスや Regional Scrum Gathering Tokyoに

    参加したいと 手を上げてくれたメンバーは なぜか男性のみだった
  2. Women in Agile 2024 KEYNOTEで出された問い 引用:Women in Agile Tokyo2024 Keynote

    個が輝く社会に向けて〜スポーツ界での挑戦〜 リラックスして考えてください。
  3. 引用:Women in Agile Tokyo2024 Keynote 個が輝く社会に向けて〜スポーツ界での挑戦〜 リラックスして考えてください。 外科医が母親だった 私は答えられなかった つまり、男性だと思っていた

    Women in Agile 2024 KEYNOTEで出された問い これは「外科医は男性」という認知バイアスが働いている 問題なのは「私が答えられなかったこと」ではなく 私のような人々が大勢いるから このような「問い」がある という社会である現実
  4. 議題:Women in Agileのようなイベントがなぜ大事なのか 「Women」とか「LGBTQ」と関する名前の力の良し悪しはある しかし、話題に取り上げることで初めて対話が始まる、という事実もある 私にとって印象的だったのは 「極に立つことでわかることがある」 という発言でした Women in

    Agileに参加した1日を通じて 極に立って対話し、議論をしたことによって 初めて私の中にある認知バイアスに気づくことができた だからこそ、Women in Agileのようなイベントが 社会にとって重要な役割を果たす
  5. 社会的ステレオタイプ 代表性ヒューリスティックは人種、国籍についても頻繁に生じている。 これは社会学者たちによって「社会的ステレオタイプ」と呼ばれている。 引用(一部改):BLUE BACKS 認知バイアス 心に潜む不思議な働き 鈴木 宏昭 ~第3章

    概念に潜むバイアス~ ※記載の事例は書籍に記載のもので、私の意見ではありません 黒人は運動能力がある イタリア人は陽気 現代の若者は身長が高い 慶應生のイメージはお金
  6. 社会的ステレオタイプ 代表性ヒューリスティックは人種、国籍についても頻繁に生じている。 これは社会学者たちによって「社会的ステレオタイプ」と呼ばれている。 引用(一部改):BLUE BACKS 認知バイアス 心に潜む不思議な働き 鈴木 宏昭 ~第3章

    概念に潜むバイアス~ ※記載の事例は書籍に記載のもので、私の意見ではありません 黒人は運動能力がある イタリア人は陽気 現代の若者は身長が高い 慶應生のイメージはお金 運動苦手な黒人もいる 陰気なイタリア人も いる 背の低い若者もいる お金のない慶應生もいる
  7. 社会的ステレオタイプ 代表性ヒューリスティックは人種、国籍についても頻繁に生じている。 これは社会学者たちによって「社会的ステレオタイプ」と呼ばれている。 引用(一部改):BLUE BACKS 認知バイアス 心に潜む不思議な働き 鈴木 宏昭 ~第3章

    概念に潜むバイアス~ ※記載の事例は書籍に記載のもので、私の意見ではありません 黒人は運動能力がある イタリア人は陽気 現代の若者は身長が高い 慶應生のイメージはお金 運動苦手な黒人もいる 陰気なイタリア人も いる 背の低い若者もいる お金のない慶應生もいる 「社会的ステレオタイプ」も 特異な代表例をカテゴリーの特徴としてしまう 代表性ヒューリスティックの一例
  8. 応用コース2つ目でIDICという考え方を学ぶ テレビ・シリーズStar Trek (1966- )の根幹をなすのは, 原作者Gene Roddenberry(1921-91)による ”infinite diversity in

    infinite combinations(IDIC)” (無限の組み合わせによる無限の多様性) という視点であり, そこから展開される世界は,様々な惑星の様々な種族が, 種族間の紛争を乗り越え,平和に共存しようとする 23・24世紀の未来の宇宙である。 引用:日本アメリカ文学会 ~Star Trek の中のアメリカ~
  9. Regional Scrum Gathering Tokyo 2025年1月8日~1月10日 Regional Scrum Gathering Tokyo 2025が

    開催されました 私は3回目の現地参加でした Regional Scrum Gathering Tokyo 2025は、 東京で行われるRegional Gatheringとして 14回目になります。 運営母体である 一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会は、 スクラムを実践する人が集い垣根を超えて語り合う場を 提供するという目的によりコミットしています。 引用:Reginal Scrum Gathering 2025Webサイト -about event-
  10. 多様性がイノベーションを生み出すと考える文化 ジム・コプリエンとニール・ハリソンは 「Organizational Patterns of Agile Software Development (邦訳:“組織パターン”ーチームの成長によりアジャイルソフト ウェアの変革を促す」)

    において多様性をパターンとして載せている 彼らは、多様性をイノベーションと、問題に対する解決策を 見つける能力を刺激する良い方法だと認めている 引用(一部改):マネジメント3.0 ~第4章情報ーイノベーションシステム~
  11. 始まりは個人の気づきから 私は昨年 Women in Agile 2024に 参加し、多様性について学び始めました その学びはもしかすると 社会の中では当たり前の話 だったのかもしれません

    しかし、私の人生にとって 価値ある学びを経験できました Women in Agileとの出会いに感謝しています Women in Agile 2024 システム コーチング 認知バイアス
  12. 一人一人が世界に影響を与える 私たち一人一人の活動が 世界に波紋を広がる 私たち個人個人の学びは 小さなものかもしれない しかし、私たちの一歩が 世界を変えていく一歩になる 引用(+意訳):CRR Global -world

    work- World Work embraces the idea that we are continuously impacting the world, whether we are conscious of it or not. ワールドワークは、 私たちが意識しているかどうかに関わらず、 私たちが世界に影響を与え続けているという 考えを大切にしています