Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
奥深い趣味の楽しみ方
Search
Satoru Takeuchi
PRO
July 17, 2021
Technology
2
520
奥深い趣味の楽しみ方
kanazawa.rb #107 懇親会余興LTのスライドです
Satoru Takeuchi
PRO
July 17, 2021
Tweet
Share
More Decks by Satoru Takeuchi
See All by Satoru Takeuchi
低レイヤソフトウェア技術者が YouTuberとして食っていこうとした話
sat
PRO
7
6k
ポーリングと割り込み
sat
PRO
1
68
Rook: Intro and Deep Dive With Ceph
sat
PRO
1
130
会社員しながら本を書いてきた知見の共有
sat
PRO
3
840
デバイスにアクセスするデバイスファイル
sat
PRO
1
56
ファイルシステムのデータを ブロックデバイスへの操作で変更
sat
PRO
1
45
デバイスドライバ
sat
PRO
0
73
マルチスレッドの実現方法 ~カーネルスレッドとユーザスレッド~
sat
PRO
2
160
共有メモリ
sat
PRO
3
86
Other Decks in Technology
See All in Technology
Bet "Bet AI" - Accelerating Our AI Journey #BetAIDay
layerx
PRO
4
1.6k
「Roblox」の開発環境とその効率化 ~DAU9700万人超の巨大プラットフォームの開発 事始め~
keitatanji
0
110
Jamf Connect ZTNAとMDMで実現! 金融ベンチャーにおける「デバイストラスト」実例と軌跡 / Kyash Device Trust
rela1470
0
150
UDDのススメ - 拡張版 -
maguroalternative
1
120
Google Agentspaceを実際に導入した効果と今後の展望
mixi_engineers
PRO
3
340
「AIと一緒にやる」が当たり前になるまでの奮闘記
kakehashi
PRO
3
100
마라톤 끝의 단거리 스퍼트: 2025년의 AI
inureyes
PRO
1
690
Findy Freelance 利用シーン別AI活用例
ness
0
330
Amazon Bedrock AgentCoreのフロントエンドを探す旅 (Next.js編)
kmiya84377
1
120
LLM 機能を支える Langfuse / ClickHouse のサーバレス化
yuu26
6
630
【CEDEC2025】大規模言語モデルを活用したゲーム内会話パートのスクリプト作成支援への取り組み
cygames
PRO
2
780
マルチプロダクト×マルチテナントを支えるモジュラモノリスを中心としたアソビューのアーキテクチャ
disc99
1
340
Featured
See All Featured
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1370
200k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
40
2k
KATA
mclloyd
31
14k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
56
5.7k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
6.8k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
695
190k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
29
9.6k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
160
23k
Speed Design
sergeychernyshev
32
1.1k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
A better future with KSS
kneath
238
17k
Transcript
奥深い趣味の楽しみ方 Jul. 21, 2021 kanazawa.rb #107 余興LT Satoru Takeuchi twitter:
satoru_takeuchi, EnSatoru
はじめに • 奥が深いといわれる趣味にいくつか入門してきた ◦ 万年筆、機械式時計、コーヒー、カメラ • やろうと思えばいくらでもお金をかけられる • こだわればキリがない中で、どういうポリシーで投資してきたかを共有
価格とクオリティの関係(感覚値) 100 クオリティ 価格 〇 クオリティが上がれば上がるほど、 少し上げるだけでどんどん高価になる ×: どこかでクオリティが maxに
評価軸も色々 • たとえばコーヒー ◦ 香り ◦ 苦味 ◦ 酸味 •
評価軸ごとにクオリティと価格の関係が前述のグラフのようになる • あちらを立てればこちらは立たずということもある
クオリティとは別の理由で価格が変わることもある • 理由の例 ◦ ブランドイメージ ◦ 希少性 ◦ 芸術性 ◦
ぼったくり • 注意点 ◦ 「高いからいいもの」という考え方は「高価なものが欲しい」のでなければやめる
何をすればいいか • まずは色々試して「自分が何を好むのか」という基準を知る ◦ 自分の好みでないものを高値で買ってもしょうがない ◦ 安価なものをいくつかフィーリングで買ったり試用したりするといい • 自分のクオリティに対する感度を理解する ◦
クオリティが高い”らしい”ものを試しても違いがわからなければ、それはいらないのでは? ◦ 自分を騙してもしょうがない • 出せる金額を決めておく ◦ 趣味で生活を破綻させてもしょうがない • その道に詳しい、かつ、聞き上手な友人/知人がいるとショートカットできる ◦ 考えてもわからんものはわからんので、まずは信じてみる
行きはよいよい帰りはこわい • いったん先に進むと戻ってこれなくなりうることを理解する必要がある ◦ ハイクオリティを知ってしまうと低クオリティのものに我慢できなくなる ◦ あえて踏み込まない勇気も …
事例: 機械式時計 1. 一本目を買う前にたくさん店舗を訪れたりして自分の好みを把握した • シンプルでゴテゴテしてない • 文字はアラビア数字が好み • 革バンド限定
2. 価値観の多様性を知った • 世間でかっこいいと言われているものが私の中ではダサかったりして驚く ◦ たぶんその逆もある。価値観は多様 • 自分はこれにいくらなら出せるという、自分なりの値付けができるようになってきた 3. いまのところ比較的安価なもの3本で落ち着いた(最後に買ったのは7,8年前)
事例: 機械式時計 1. 一本目を買う前にたくさん店舗を訪れたりして自分の好みを把握した • シンプルでゴテゴテしてない • 文字はアラビア数字が好み • 革バンド限定
2. 価値観の多様性を知った • 世間でかっこいいと言われているものが私の中ではダサかったりして驚く ◦ たぶんその逆もある。価値観は多様 • 自分はこれにいくらなら出せるという、自分なりの値付けができるようになってきた 3. いまのところ比較的安価なもの3本で落ち着いた(最後に買ったのは7,8年前) 4. 余談: 「これ多少高くてもめっちゃほしい!」と思った時計が最近できた
事例: 機械式時計 1. 一本目を買う前にたくさん店舗を訪れたりして自分の好みを把握した • シンプルでゴテゴテしてない • 文字はアラビア数字が好み • 革バンド限定
2. 価値観の多様性を知った • 世間でかっこいいと言われているものが私の中ではダサかったりして驚く ◦ たぶんその逆もある。価値観は多様 • 自分はこれにいくらなら出せるという、自分なりの値付けができるようになってきた 3. いまのところ比較的安価なもの3本で落ち着いた(最後に買ったのは7,8年前) 4. 余談: 「これ多少高くてもめっちゃほしい!」と思った時計が最近できた • 三億円だった。解散!
おわり any questions?