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監視ツールをリプレースした時の話
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Shuma
April 16, 2024
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監視ツールをリプレースした時の話
Shuma
April 16, 2024
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Transcript
監視ツールをリプレースした時の話 Shuma
内容 01_自己紹介 02_監視ツールとは 03_リプレイスした理由 04_実際の作業 05_一連の作業を通しての良かったこと、課題に感じた点 06_最後に
自己紹介 名前: Shuma 現職:大阪のベンチャー企業でインフラエンジニア エンジニア三年目です。(情シスもやってます。) 技術:AWS、GCP、(他インフラにかかわるもの) 経歴:外食企業で正社員→アルバイト→インフラエンジニア
監視ツールとは サーバーの稼働率やリソースの使用率やネットワークのトラフィックやレスポンスタイム、アプリケーションのパ フォーマンスやエラーなど、様々な項目を監視するもの 代表的なもの Zabbix Prometheus Nagios datadog
リプレースした理由 リプレースした理由として、 ・組織の中での属人化の作業を解消していくため ・事業が大きくなるにつれ、開発組織自体で対応しない といけない作業が増えたため ・監視ツールを使用したインシデント対応フローができて いなかったため。
以前の監視ツールの構成と問題点 リプレースする以前に使用していた監視ツール ・Zabbix (主にサーバ関係) ・CloudWatch (RDSやDynamoDB) 監視内容 CPUやリソース監視や RDSのコネクションを数値とコネクション数 その他にはシステムログや Cron関連のログ インフラ側で実装して運用していたが、なぁなぁの状態だった。
・問題点の把握 開発側と何回も会議し、開発側でインシデントが起きた時 に困っていることや問題点の把握 (例) インフラ側で把握できる監視項目はあったが、 開発側ではアプリケーション関連のログとかAPIのログ関連がすくに 可視化して閲覧できるものがなかった。 実際に問題起きたときは、その選任のひとの頭の中にしか解決方 法がなかった。 実際の作業①
・監視ツールの選定や構成図作成 会議で出た内容をもとにもっとも適しているツールの調査 や検証、 自社サービスのシステムとマッチングしているか確認した うえでの構成図の作成 実際の作業②
・期限を決め、開発側から逐一フィードバックをもらう。 週次や月次で期限を決め、作業の進捗状況を開発側に 共有する。 フィードバックをもらってブラッシュアップする。 実際の作業③
・期限を決め、開発側から逐一フィードバックをもらう。 週次や月次で期限を決め、作業の進捗状況を開発側に 共有する。 フィードバックをもらってブラッシュアップする。 実際の作業③
リプレース後、使用が決定したツール ・CloudWatchに(アラート内容を一元化) →Zabbixは廃止しました。 そして可視化し、情報を集約し見やすくするために ・Grafanaを使用 監視内容 CPUやリソース監視やDBの監視 アプリケーション関連のログ(PHPやPython) Cronの実行ログ サイト監視(https)
リプレース後の選定したツールと構成
・良かったこと お互いの視点に立っての監視内容の把握がより分か りやすくなり、知識の共有ができた。 それに伴い、属人化しつつあった部分が 少しずつ標準化していっている。 一連の作業を通しての良かったこと、課題に感じた点
・課題に感じた点 すべての要望に答えられなかったこと ネットに載っている構成図や監視ツールが自社のサー ビスにマッチングしているかを把握し検証して実装する のにたくさんの工数を割いた。 一連の作業を通しての良かったこと、課題に感じた点
最後に 実際にリプレースをしたから、終わりではなく。 改善点がいくつものあり、今でもブラッシュアップしてます。 ただ、所属している会社の開発組織が大きい組織ではない場合 密接にコミュニケーションをとりながら作業していくと いざ、インシデントは発生したときの対応に監視ツールは非常に 役立ちます。 属人化かではなく、標準化を目指そうとしている方に参考になれば幸いで す。
おわり