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無自覚なランクとその影響を紐解くワークショップ / Unpacking Unconscious...

Aki
March 08, 2025

無自覚なランクとその影響を紐解くワークショップ / Unpacking Unconscious Privilege Workshop

スクラムフェス福岡 2025
「あなたの影響力、知らないうちに暴走していませんか?」
無自覚なランクとその影響を紐解くワークショップ

Aki

March 08, 2025
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Transcript

  1. © Co-llie. 原口唯(ぐっさん) • CRR Global認定システム・コーチ(ORSCC) • 長崎大学FFGアントレプレナーシップセンター准教 授 •

    株式会社Bizdone 代表取締役 • 九州大学科学技術イノベーション政策教育研究セン ター客員准教授 • 九州大学地域政策デザインスクールディレクター Aki (spring_aki) • CRR Global認定システム・コーチ(ORSCC) • 組織変容コーチ • エグゼクティブコーチ • Management 3.0 ファシリテータ • Certified Scrum Professional(CSP®) • リーダーシップ・サークル・プロファイル/集合的 リーダーシップアセスメント 認定プラクティショナー 九州大学芸術工学府修了後、都 市開発コンサルティング会社・ 自治体シンクタンクを経て、 2017年に株式会社YOUIを設 立。 多様な主体の働きかけによるプ ロジェクトのデザインとマネジ メントを通じて、人間と都市の 魅力が最大化されることを目標 に活動。アントレプレナーシッ プ教育にも従事。 Co-llieのご紹介 組織変容コーチ、チームコー チやパーソナルコーチ、エグ ゼクティブコーチとして、現 場も経営層も人と組織が関わ るすべてのレイヤで活動。 アジャイルコミュニティや技 術系コミュニティも運営し、 コミュニティ活動を通して 「よりよいプロダクトづくり と楽しく学習できる場や組織 作り」を目指す。
  2. ライセンス 以下のものは、CRR Global Japan 合同会社の登録商標です。 http://www.crrglobaljapan.com • ORSC®(Organization & Relationship

    Systems Coaching®) • システムコーチング® • 第三の存在® • ランズ・ワーク® • 関係性システムの知性® • RSI® (Relationship Systems Intelligence™) • Right Relationship™(正しい関係) • 関係性システム™
  3. © Co-llie. • このセッションで行われるワークのやり方や手順などをブログやSNSで公 開することは、システムコーチングに関する知的 産保護の観点からお 控えください。 • 他の誰かが話していたことを「あの人がこんなコトを言っていたよ」と 語るのはご遠慮ください。その人のことはその人の口から語られるとい

    いなと思っています。そして話したくないことは、促されても話さなく て大丈夫です。ご無理のないように過ごしてください。 • 一方でご自身の体験はぜひ人に話したり、発信していただければと思い ます。人に伝えることでより理解が深まりますし、他の人の感想とも混 じり合うとより理解が深まると思います。 このセッションで語られることの取り扱い
  4. © Co-llie. ランクが無自覚のままである場合、次のような課題が生じる可能 性があります: • パワーバランスの偏り:特定の個人やグループが意図せずに他 者を抑圧してしまい、不満や不信感が高まる。 • 意図せぬ無視や軽視:意識的ではないが、特定のグループや個 人を除外する結果を招き、不公平感が増す。

    • 自己認識の欠如:自分が持つ特権や影響力を理解していないこ とで、他者の苦しみや課題に気づけない。 • 組織のダイバーシティ喪失:多様な意見や視点が表に出なくな り、問題解決能力や革新力が低下する。 ランクの取り扱いがなぜ大事なのか (プロポーザルより)
  5. © Co-llie. • 元から柔軟な考えを持っていて、できない人達に対して「こんな ものチャレンジ精神もってやればいいだけじゃん」と発言してし まい、助けたいという気持ちはあるのに、頼られない。 • 「◦◦さんだから出来るんですよね」「いや、誰でもできること だよ。やれることをやってるだけだよ」(能力、スピリチュアル) •

    社長直轄部署で アジャイル推進部署が出来たが、なかなか協力し てもらえない • ◦◦推進PJ担当(SDGs、アジャイル)することになったが、「お前 らは気楽でいいよな」と行って話しを聞いてもらえない • IT技術が • 雑談が子育てばかりで話題に入りにくい。 ◦ (社会ステータス) こんなことありませんか?
  6. © Co-llie. • Aさんはアジャイル推進部門をまかせられた • Aさんはがんばるぞと思って、社内に◦◦を推進していこうと周り に巻き込んでいこうと協力を求めていったが、なかなか協力して もらえなくて、しょんぼり。がんばっているのに... 実はこんな背景があったのかも? •

    社長直轄で花形部署、儲けない部署なのに、同じ大学出身者で派 閥がある、男性社会、いつもヨレヨレのシャツ着てる(社会的)、お 子さん3人いて、家庭に 献しているイクメン。 こんなことありませんか? #1
  7. © Co-llie. • Bさんは、最近後輩・部下を指導することになった。 • よかれと思ってあれやこれや話題を出すけれど、言えば言うほど 相手の顔は曇るばかり…。私の伝え方、なんかおかしいかな? 実はこんな背景があったのかも? • 海外留学経験者・高学歴、技術者としてもスキルが高い、コミュ

    ニティの中でも有名人、いろんな人とすぐ打ち解けられてネット ワークを作っていく、論理的説明がうまい、徹夜明けでもさわや かな挨拶… • 「〇〇さんだからできるんですよね…」 こんなことありませんか? #2
  8. © Co-llie. ランクが無自覚のままである場合、次のような課題が生じる可能 性があります: • パワーバランスの偏り:特定の個人やグループが意図せずに他 者を抑圧してしまい、不満や不信感が高まる。 • 意図せぬ無視や軽視:意識的ではないが、特定のグループや個 人を除外する結果を招き、不公平感が増す。

    • 自己認識の欠如:自分が持つ特権や影響力を理解していないこ とで、他者の苦しみや課題に気づけない。 • 組織のダイバーシティ喪失:多様な意見や視点が表に出なくな り、問題解決能力や革新力が低下する。 ランクの取り扱いがなぜ大事なのか (再掲)
  9. © Co-llie. ランクと特権 【地位(rank)】 関係性システムにおけるパワーや能力による相対的な位置。 ランクには、社会的、構造的、心理的、文化的(文脈的)、スピリチュアル(精神 的)ランクなどがある。外的役割や社会構造・偏見によって生じることもある。 【特権(privilege)】 全てのランクや役割にある、意識されない優位性や力のこと。 特権は、他者からのフィードバックによってのみ明らかになる盲点。また、特権

    は関係性の両方の立場に存在する。取り扱うには「2%の真実」に対処することで 明らかにすることができるとされている。 【復讐(revenge)】 特権、パワーの乱用がされた場合に、表われる態度や行動。 多くの場合、特権が無自覚に使われた反発として起こる。 アーノルド・ミンデル博士提唱を基にCRR Global Japanが作成 / 出典 CRRGlobalJapanORSC®プログラム