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ソフトウェア開発現代史: なぜ日本のソフトウェア開発は「滝」なのか?製造業の成功体験とのギャッ...

ソフトウェア開発現代史: なぜ日本のソフトウェア開発は「滝」なのか?製造業の成功体験とのギャップ #jassttokyo

2025年3月28日 JaSST’25 Tokyo Day2 で発表した資料です!

Hiroyuki TAKAHASHI

March 28, 2025
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  1. Findy Inc. 1989 株式会社ジェーシーイ SESとして日立通信システム株式会社に常駐。NTT交換機ソフトウェア開発や、TRONプロジェ クトに参加し国産OSのCTRON開発に従事。その後、会社が倒産。 1993 フリーランス 日立通信システム株式会社と準委任契約を結び、NTT交換機開発プロジェクトに参画。基本OS や通信プロトコルソフト開発に従事。

    1995 株式会社メイテック SESとしてJUKI株式会社に常駐。ICチップマウンターの組み込み開発に従事。 1996 日立通信システム株式会社(現・株式会社日立情報通信エンジニアリング) 正社員として復帰。携帯電話のCDMA2000交換機やIPv6機器開発に従事。また、システムエン ジニアとしてJP1の導入支援を担当。 2002 ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社 RTOSや組み込みLinuxの専門家として、主にコンシューマ向けカメラ開発に従事。 また、ソフトウェア開発の諸問題に取り組むため、組織横断型プロセス改善(SEPG)に従事。 2013 ウイングアーク1st株式会社 プロセス改善コーチ兼アジャイルコーチとして活動。2018年よりソフトウェアプロセス&品質 改善部部長、製品品質管理責任者、オープンソース管理責任者を務める。 2021 株式会社ビズリーチ プロセス改善コーチ兼アジャイルコーチとして活動。QAとプロセス改善部門のマネジャーとし て、DevOpsアプローチによる開発透明性向上とDORA(Four Keys)メトリクスを用いた開発生産 性による改善活動を実施。SODA(Software Outcome Delivery Architecture)構想を立案し、 プロダクトの事業影響を定量化・可視化する組織変革をリード。 2024 ファインディ株式会社 ソフトウェアプロセス改善コーチ兼アジャイルコーチとして活動。チームトポロジー(Team Topology)の思想に則り、自組織全体の新技術・方法論導入支援のイネーブルメントを担当。 1989年より組込みエンジニアとして、OS開発、通信プロトコル 開発、RTOSや組込みLinuxを基盤としたガジェット開発に16年 携わる。2005年、それまでの経験を活かし、エンジニア人材と 組織の課題解決に特化したSPI(ソフトウェアプロセス改善)の 専門家へ転身。現在は、SPIコーチおよびアジャイルコーチとし て活動し、DORAメトリクスを活用したプロセス改善活動を得 意とする。ソフトウェアエンジニアリングの潜在能力向上支援 (イネーブルメント)に注力し、組織のパフォーマンス最適化 に貢献している。 高橋 裕之 / Hiroyuki Takahashi ファインディ株式会社 CTO室 Software Engineer, SPI Coach, Agile Coach @Taka_bow takabow hiroyukitakah
  2. © 2024 Findy Inc. 会社概要 挑戦するエンジニアの プラットフォームをつくる。 ビジョン つくる人がもっとかがやけば、 世界はきっと豊かになる。

    経営理念 会社名 ファインディ株式会社 / Findy Inc. 代表取締役 山田 裕一朗 設立 2014 年 2 月 ※ 本格的な事業開始は2016年7月 社員数 297 名 資本金 18 億 5,043 万円 ※ 資本準備金含む 住所 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 5階 事業許可番号 13-ユ-308478 サービス ・ スカウト型リクルーティングサービス「Findy」 ・ ハイスキルな業務委託エンジニア紹介サービス「Findy Freelance」 ・ 外国籍エンジニア紹介サービス「Findy Global」 ・ エンジニア組織支援SaaS「Findy Team+」 ・ 開発ツールに特化したレビューサイト「Findy Tools」 投資家 グローバル・ブレイン、ユナイテッド、SMBCベンチャーキャピタル、 KDDI、JA三井リース、みずほキャピタル、博報堂DYベンチャーズ、 Carbide Ventures、等
  3. © Findy Inc. ファインディが展開するエンジニアプラットフォーム サービス紹介 ToC / ToB SaaS /

    ToB マッチングサービス 組織分析SaaS ToC / ToB 開発ツールメディア ※ 各種数値は、2024年6月時点のFindy転職、Findy Freelance、Findy Team+、Findy Globalの4サービスの累計での社数及び登録者数です。 なお、1社又は1名の方が複数のサービスに登録している場合は、そのサービスの数に応じて複数のカウントをしています。 β 版 GitHubやJiraを解析し、エンジニア組織の 見える化と生産性向上をサポート。 エンジニア組織の見える化 5万人以上のフリーランスエンジニアの 成功報酬型の人材紹介サービス。 フリーランスエンジニアの採用 約12万人のエンジニアと880社以上の テック企業をマッチング。 正社員エンジニアの採用 実際に利用している企業の声を元に、 開発ツールの導入や検討に必要な情報を 集約。企業の技術選定をサポート。 開発ツールのレビューサイト 6
  4. Findy Inc. 10 戦後日本の「ものづくり」 ⚫戦後復興期(1945年~1950年代)、日本のものづくりは「安かろう悪かろう」 ⚫1950年 統計学の専門家であったW.E.Deming博士が日本科学技術連盟(JUSE)の招 きにより来日 ⚫ 日本の経営者に品質管理の考え方や統計的手法を伝える

    ⚫ 「品質の統計的管理8日間コース」セミナー ⚫ 「経営者のための品質管理講習会1日コース」セミナー ⚫ 日本製品の飛躍的な品質向上に貢献 ⚫ PDCA=デミング・サイクル ⚫1954年アメリカの品質管理コンサルタントであるJ.M.Juran博士が来日 ⚫1960年~1980年代 日本版TQC(Total Quality Control)が普及・発展 ⚫ Deming博士とJuran博士の教えが色濃く反映 ⚫ トヨタ自動車、1961年からTQCを導入 ⚫ トヨタ自動車、1965年 デミング賞(日科技連)実施賞を受賞 ⚫1990年代~TQCはTQM( Total Quality Management)へと発展 W.E.Deming博士(1900~1993)
  5. Findy Inc. 11 戦後日本の「ものづくり」 ⚫日本製品が欧米で人気 ⚫1979年、米ハーバード大学のエズラ・ヴォーゲル教授は『Japan as Number One: Lessons

    for America』を出版 “ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) ソニートリニトロンシリーズ (1968~) Vogel, E. F. (1979). Japan as number one: Lessons for America. Cambridge, MA: Harvard University Press. W.E.Deming博士(1900~1993) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984)
  6. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多発。 米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化* 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイ ク ロ ソ フ ト 、 GitHub を 75 億ド ルで買収 2001/2/11: アジャ イ ルソ フ ト ウェ ア開発宣⾔ 2005/10 1991〜: バブル崩壊「 失われた◦◦年」 1988〜: ⽇本を 含む諸外国へ「 通商法スーパー301条」 発動 ソ フ ト ウェ ア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リ リ ース UNIXが商業化‧ 断⽚化し ていく 中、 Linuxはオープンソ ースの⼒で 統⼀的な開発基盤と なり 、 世界中の技術⾰新を ⽀えた ( 1991/9/17) CVS 誕⽣ ( 1990) Subversionリ リ ース ( 2000) ( 2005) GitHub リ リ ース ( 2008) Bugzilla リ リ ース ( 2000) Jira リ リ ース ( 2002) AWS サービ ス開始 ( 2006) Jenkins 誕⽣ ( 2011) GitHub Actions ( 2018) ChatGPT ⼀般公開 ( 2022/11/30) GitHub Copilot ( 2021/6/29) Java v1.0 正式リ リ ース Javaはオブジェ ク ト 指向と 仮想マシン技術を普及さ せ、 後の⾔語設計にも 影響を与えた ( 1996) 1980年代後半〜1990年代前半: UNIX戦争 1970〜1980年代: 多く の企業や政府機関が「 ウォ ータ ーフ ォ ールモデル」 を公式な開発プロセスと し て採⽤。 同時に、 Royceの思惑と 違う 、 誤解さ れた「 ウォ ータ ーフ ォ ール」 が広まる Azure サービス開始 ( 2010) 1990〜2000: 第⼀次ブラ ウザ戦争。 Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009〜2020: 第⼆次ブラ ウザ戦争 Google Chrom eの躍進、 Internet Explorerの衰退 ( 2018) ( 2004) Google Cloud サービ ス開始 ( 2008) 欧州の⾃動⾞メ ーカ が中⼼と なっ て公開( 2005) ( 2011) 1985〜1990: 国家プロ ジェ ク ト 「 Σ 計画」 が頓挫 ( 2006) ( 2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010〜 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997〜2010年代: ⽶国防総省(DoD)が CMMレ ベル3以上を 防衛関連のソ フ ト ウェ ア調達条 件と し て要求し 始める。 2000年代〜: ⽶国を 中⼼にでアジャ イ ル⼿法が急速に広まり 、 ウォ ータ ーフ ォ ールは特にWeb系‧ スタ ート アッ プ企業ではほぼ使われなく なる 。 1990年代: ウォ ータ ーフ ォ ールのリ スク を軽減する開発⼿法が次々 と 誕⽣( イ ン ク リ メ ンタ ル、 スパイ ラ ル、 RUP など) 1980年後半〜1990年前半: ⽶国防総省(DoD)の発注し たソ フ ト ウェ アに問題が多 発。 ⽶会計局でも 多く の遅延∕ 途中での挫折が発⽣‵ 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 ⽂ ‧ ⽂ 献 2010年〜: ⽶国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「 迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロ セス の実施」 (第804条)を DoDに命じ 、 事実上アジャ イ ル型開発の原則を 法制化 * 1980年〜: ⽶国防総省(DoD) がウォ ータ ーフ ォ ールを採⽤ 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕⽣( 1981〜) ワーク ステーショ ン の時代: Sun SPARCstation ( 1989〜1994) Window s95 リ リ ース コ ンシュ ーマ向けOSに TCP/IPが標準搭載さ れ ワーク ステーショ ン 並みに ( 1995) 初代iMac ( 1998〜) Apple Macintosh ( 1984〜) DynaBook ( 1994〜) 家庭向けADSL‧ FTTHの普及、 ブロード バン ド 時代に突⼊ (2001〜) ICT の 進 化 メ イ ンフ レ ーム時代: IBM System 360と VT100( 1970〜1980) MacBook Pro M4 Max ( 2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リ リ ース ( 2004/2) Point: ⽶国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを 策定する PMIに加盟 Claude 1 ( 2023/3/14) Team + ( 2021/10) Gem ini 1 ( 2023/12/6) Devin ( 2024/3/12) Cline ( 2024/7) 2021〜: AI( GenAI) が前提の時代へ 2000年代〜: ⽇本は⼤企業を 中⼼に、 ウォ ータ フ ォ ールモデルを採⽤し 続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム( ⽇本) ( 1992〜1996) F501i HYPER iモード 開始 ( 1999/2/22) テレ ホーダイ ( 1995〜2023) PC-9800シリ ーズ( 1982〜2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Sam sung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3〜2023/5: COVID-19 ARMアーキテク チャ のSoC Apple M1 ⽣産( 2020) 1970年代後半〜1980年代末: ⽇本⾞と 家電がアメ リ カ 市場を席巻。 こ れが、 徐々に⽇⽶貿易摩擦の⽕種に…… "ウォ ーク マン ” 1号機 TPS-L2 ( 1979) 世界初のポータ ブル CDプレ ーヤー D-50( 1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 ( 1980〜) “ト リ ニト ロン ” ⽇本製品が欧⽶で⼈気 1979〜: ⽇本の製造業の⾼品質、 も のづく り の強さ を 研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3〜: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利⽤率がパソコン利⽤率を超える) 1974年: 「 TCP/IP」 の最初の仕様がRFC 675と し て公開 1982年〜: ⽶国防総省(DoD)は全ての軍⽤コ ンピュ ータ 網のためにTCP/IP標準を 作成。 その後、 コ ンピ ュ ータ ー産業に開放さ れ、 4.2 BSD UNIXを ⽪切り にほと んどの商⽤OSにTCP/IPが実装さ れた。 Netflixが⽇本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイ ン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエン ジニアである John Allspaw と Paul Ham m ondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を ⾏う 2000年代後半〜: ク ラ ウド フ ァ ースト ‧ ク ラ ウド ネイ ティ ブ時代に突⼊ 2008/9〜: リ ーマン ショ ッ ク 2010年以降〜: ⽇本のスタ ート アッ プはク ラ ウド フ ァ ースト で事業を ⽴ち上げ、 初期から アジャ イ ル⼿法を採⽤ ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  7. 15 30年前 40年前 50年前 1974 1976 1978 1980 1982 1984

    1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 200 1975 1999 1977 1986 1995 1994/10/31 1989 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 1992/3/13 1996/4/1 1996/8 1979 1978 1972 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 ⽂ ‧ ⽂ 献 PC/AT互換機が誕⽣( 1981〜) ワーク ステーショ ン の時代: Sun SPARCstation ( 1989〜1994) 初代iMac ( 1998〜) Apple Macintosh ( 1984〜) DynaBook ( 1994〜) ICT の 進 化 メ イ ンフ レ ーム時代: IBM System 360と VT100( 1970〜1980) 2000/1 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 1995/10/1 1976 1981 数字送信の開始による ポケベルブーム( ⽇本) ( 1992〜1996) F501i HYPE iモード 開始 ( 1999/2/22 テレ ホーダイ ( 1995〜2023) PC-9800シリ ーズ( 1982〜2003) パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネ
  8. 16 10年前 20年前 2005/10 2024 1998 2000 2002 2004 2006

    2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 2002 2010〜 2017/6/22 2024/7/11 2019/9/17 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 2024/9/13 2026 初代iPhone発表 (2007/1/9) iMac 8〜) 家庭向けADSL‧ FTTHの普及、 ブロード バン ド 時代に突⼊ (2001〜) MacBook Pro M4 Max ( 2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 2021/8/1 2003/9/1 2021/12/1 2018/4/1 F501i HYPER iモード 開始 ( 1999/2/22) 初代iPad発表 (2010/4/3) Sam sung Galaxy S II (2011/5/2) ARMアーキテク チャ のSoC Apple M1 ⽣産( 2020) 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利⽤率がパソコン利⽤率を超える) Netflixが⽇本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイ ン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  9. 17 1991〜: バブル崩壊「 失われた◦◦年」 1988〜: ⽇本を 含む諸外国へ「 通商法スーパー301条」 発動 ソ

    フ ト ウェ ア開発現代史年表 Ver2.06 Linux 0.01 リ リ ース UNIXが商業化‧ 断⽚化し ていく 中、 Linuxはオープンソ ースの⼒で 統⼀的な開発基盤と なり 、 世界中の技術⾰新を ⽀えた ( 1991/9/17) CVS 誕⽣ ( 1990) Java v1.0 正式リ Javaはオブジェ 仮想マシン技術 後の⾔語設計に ( 1996) 1980年代後半〜1990年代前半: UNIX戦争 1970〜1980年代: 多く の企業や政府機関が「 ウォ ータ ーフ ォ ールモデル」 を公式な開発プロセスと し て採⽤。 同時に、 Royceの思惑と 違う 、 誤解さ れた「 ウォ ータ ーフ ォ ール」 が広まる 1990〜2000: 第⼀次ブラ ウザ戦争。 Internet Explor Netscape Navigatorの消滅 1985〜1990: 国家プロ ジェ ク ト 「 Σ 計画」 が頓挫 19 件 1990年代: ウォ ータ ーフ ォ ールのリ スク を軽減する開 と 誕⽣( イ ン ク リ メ ンタ ル、 スパイ ラ ル、 RUP など) 1980年後半〜1990年前半: ⽶国防総省(DoD)の発注し たソ フ ト ウェ アに問題が多 発。 ⽶会計局でも 多く の遅延∕ 途中での挫折が発⽣‵ 主 な 出 来 事 1980年〜: ⽶国防総省(DoD) がウォ ータ ーフ ォ ールを採⽤ Window s95 リ リ ース コ ンシュ ーマ向けOSに TCP/IPが標準搭載さ れ ワーク ステーショ ン 並み ( 1995) Point: ⽶国防総省(DoD)が与えた影響 1970年代後半〜1980年代末: ⽇本⾞と 家電がアメ リ カ 市場を席巻。 こ れが、 徐々に⽇⽶貿易摩擦の⽕種に…… "ウォ ーク マン ” 1号機 TPS-L2 ( 1979) 世界初のポータ ブル CDプレ ーヤー D-50( 1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 ( 1980〜) “ト リ ニト ロン ” ⽇本製品が欧⽶で⼈気 1979〜: ⽇本の製造業の⾼品質、 も のづく り の強さ を 研究。 1974年: 「 TCP/IP」 の最初の仕様がRFC 675と し て公開 1982年〜: ⽶国防総省(DoD)は全ての軍⽤コ ンピュ ータ 網のためにTCP/IP標準を 作成。 その後、 コ ンピ ュ ー
  10. 18 2001/2/11: アジャ イ ルソ フ ト ウェ ア開発宣⾔ 1991〜:

    バブル崩壊「 失われた◦◦年」 1988〜: ⽇本を 含む諸外国へ「 通商法スーパー301条」 発動 Linux 0.01 リ リ ース UNIXが商業化‧ 断⽚化し ていく 中、 Linuxはオープンソ ースの⼒で 統⼀的な開発基盤と なり 、 世界中の技術⾰新を ⽀えた ( 1991/9/17) CVS 誕⽣ ( 1990) Subversionリ リ ース ( 2000) ( 2005) GitHub リ リ ース ( 2008) Bugzilla リ リ ース ( 2000) Jira リ リ ース ( 2002) AWS サービ ス開始 ( 2006) Jenkins 誕⽣ ( 2011) Java v1.0 正式リ リ ース Javaはオブジェ ク ト 指向と 仮想マシン技術を普及さ せ、 後の⾔語設計にも 影響を与えた ( 1996) 1980年代後半〜1990年代前半: UNIX戦争 し て採⽤。 Azure サービス開始 ( 2010) 1990〜2000: 第⼀次ブラ ウザ戦争。 Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009〜2020: 第⼆次ブ Google Chrom eの躍進、 ( 2004) Google Cloud サービ ス開始 ( 2008) 欧州の⾃動⾞メ ーカ が中⼼と なっ て公開( 2005) ( 2011) 985〜1990: 国家プロ ジェ ク ト Σ 計画」 が頓挫 ( 2006) ( 2004) 1997〜2010年代: ⽶国防総省(DoD)が CMMレ ベル3以上を 防衛関連のソ フ ト ウェ ア調達条 件と し て要求し 始める。 2000年代〜: ⽶国を 中⼼にでアジャ イ ル⼿法が急速に広まり 、 ウォ ータ ーフ ォ ールは特に 1990年代: ウォ ータ ーフ ォ ールのリ スク を軽減する開発⼿法が次々 と 誕⽣( イ ン ク リ メ ンタ ル、 スパイ ラ ル、 RUP など) 1980年後半〜1990年前半: ⽶国防総省(DoD)の発注し たソ フ ト ウェ アに問題が多 発。 ⽶会計局でも 多く の遅延∕ 途中での挫折が発⽣‵ 2010年〜: ⽶国 の実施」 (第804条 Window s95 リ リ ース コ ンシュ ーマ向けOSに TCP/IPが標準搭載さ れ ワーク ステーショ ン 並みに ( 1995) リ リ ース ( 2004/2) 2000年代〜: ⽇本は⼤企業を 中⼼に、 ウォ ータ フ ォ ールモデルを採⽤し 続ける。 ⽕種に…… り の強さ を 研究。 2000/3〜: ITバブル崩壊 国防総省(DoD)は全ての軍⽤コ ンピュ ータ 網のためにTCP/IP標準を 作成。 その後、 コ ンピ ュ ータ ー産業に開放さ れ、 4.2 BSD UNIXを ⽪切り にほと んどの商⽤OSにTCP/IPが実装さ れた。 2009: Flickrのエン ジニ Ham m ondが初めてDevO 2000年代後半〜: ク ラ ウド フ ァ ースト ‧ ク ラ 2008/9〜: リ ーマン ショ ッ 2010年以降〜:
  11. 19 2018: マイ ク ロ ソ フ ト 、 GitHub

    を 75 億ド ルで買収 2001/2/11: アジャ イ ルソ フ ト ウェ ア開発宣⾔ sionリ リ ース 2000) ( 2005) GitHub リ リ ース ( 2008) ugzilla リ ース 2000) Jira リ リ ース ( 2002) AWS サービ ス開始 ( 2006) Jenkins 誕⽣ ( 2011) GitHub Actions ( 2018) ChatGPT ⼀般公開 ( 2022/11/30) GitHub Copilot ( 2021/6/29) Azure サービス開始 ( 2010) 2009〜2020: 第⼆次ブラ ウザ戦争 Google Chrom eの躍進、 Internet Explorerの衰退 ( 2018) ( 2004) Google Cloud サービ ス開始 ( 2008) 欧州の⾃動⾞メ ーカ が中⼼と なっ て公開( 2005) ( 2011) ( 2006) ( 2004) ⽶国防総省(DoD)が CMMレ ベル3以上を 防衛関連のソ フ ト ウェ ア調達条 る。 2000年代〜: ⽶国を 中⼼にでアジャ イ ル⼿法が急速に広まり 、 ウォ ータ ーフ ォ ールは特にWeb系‧ スタ ート アッ プ企業ではほぼ使われなく なる 。 2010年〜: ⽶国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「 迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロ セス の実施」 (第804条)を DoDに命じ 、 事実上アジャ イ ル型開発の原則を 法制化 * リ リ ース ( 2004/2) 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを 策定する PMIに加盟 Claude 1 ( 2023/3/14) Team + ( 2021/10) Gem ini 1 ( 2023/12/6) Devin ( 2024/3/12) Cline ( 2024/7) 2021〜: AI( GenAI) が前提の時代へ 2000年代〜: ⽇本は⼤企業を 中⼼に、 ウォ ータ フ ォ ールモデルを採⽤し 続ける。 2020/3〜2023/5: COVID-19 2000/3〜: ITバブル崩壊 れ、 4.2 BSD UNIXを ⽪切り にほと んどの商⽤OSにTCP/IPが実装さ れた。 2009: Flickrのエン ジニアである John Allspaw と Paul Ham m ondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を ⾏う 2000年代後半〜: ク ラ ウド フ ァ ースト ‧ ク ラ ウド ネイ ティ ブ時代に突⼊ 2008/9〜: リ ーマン ショ ッ ク 2010年以降〜: ⽇本のスタ ート アッ プはク ラ ウド フ ァ ースト で事業を ⽴ち上げ、 初期から アジャ イ ル⼿法を採⽤
  12. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多発。 米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイ ク ロ ソ フ ト 、 GitHub を 75 億ド ルで買収 2001/2/11: アジャ イ ルソ フ ト ウェ ア開発宣⾔ 2005/10 1991〜: バブル崩壊「 失われた◦◦年」 1988〜: ⽇本を 含む諸外国へ「 通商法スーパー301条」 発動 ソ フ ト ウェ ア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リ リ ース UNIXが商業化‧ 断⽚化し ていく 中、 Linuxはオープンソ ースの⼒で 統⼀的な開発基盤と なり 、 世界中の技術⾰新を ⽀えた ( 1991/9/17) CVS 誕⽣ ( 1990) Subversionリ リ ース ( 2000) ( 2005) GitHub リ リ ース ( 2008) Bugzilla リ リ ース ( 2000) Jira リ リ ース ( 2002) AWS サービ ス開始 ( 2006) Jenkins 誕⽣ ( 2011) GitHub Actions ( 2018) ChatGPT ⼀般公開 ( 2022/11/30) GitHub Copilot ( 2021/6/29) Java v1.0 正式リ リ ース Javaはオブジェ ク ト 指向と 仮想マシン技術を普及さ せ、 後の⾔語設計にも 影響を与えた ( 1996) 1980年代後半〜1990年代前半: UNIX戦争 1970〜1980年代: 多く の企業や政府機関が「 ウォ ータ ーフ ォ ールモデル」 を公式な開発プロセスと し て採⽤。 同時に、 Royceの思惑と 違う 、 誤解さ れた「 ウォ ータ ーフ ォ ール」 が広まる Azure サービス開始 ( 2010) 1990〜2000: 第⼀次ブラ ウザ戦争。 Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009〜2020: 第⼆次ブラ ウザ戦争 Google Chrom eの躍進、 Internet Explorerの衰退 ( 2018) ( 2004) Google Cloud サービ ス開始 ( 2008) 欧州の⾃動⾞メ ーカ が中⼼と なっ て公開( 2005) ( 2011) 1985〜1990: 国家プロ ジェ ク ト 「 Σ 計画」 が頓挫 ( 2006) ( 2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010〜 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997〜2010年代: ⽶国防総省(DoD)が CMMレ ベル3以上を 防衛関連のソ フ ト ウェ ア調達条 件と し て要求し 始める。 2000年代〜: ⽶国を 中⼼にでアジャ イ ル⼿法が急速に広まり 、 ウォ ータ ーフ ォ ールは特にWeb系‧ スタ ート アッ プ企業ではほぼ使われなく なる 。 1990年代: ウォ ータ ーフ ォ ールのリ スク を軽減する開発⼿法が次々 と 誕⽣( イ ン ク リ メ ンタ ル、 スパイ ラ ル、 RUP など) 1980年後半〜1990年前半: ⽶国防総省(DoD)の発注し たソ フ ト ウェ アに問題が多 発。 ⽶会計局でも 多く の遅延∕ 途中での挫折が発⽣‵ 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 ⽂ ‧ ⽂ 献 2010年〜: ⽶国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「 迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロ セス の実施」 (第804条)を DoDに命じ 、 事実上アジャ イ ル型開発の原則を 法制化 * 1980年〜: ⽶国防総省(DoD) がウォ ータ ーフ ォ ールを採⽤ 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕⽣( 1981〜) ワーク ステーショ ン の時代: Sun SPARCstation ( 1989〜1994) Window s95 リ リ ース コ ンシュ ーマ向けOSに TCP/IPが標準搭載さ れ ワーク ステーショ ン 並みに ( 1995) 初代iMac ( 1998〜) Apple Macintosh ( 1984〜) DynaBook ( 1994〜) 家庭向けADSL‧ FTTHの普及、 ブロード バン ド 時代に突⼊ (2001〜) ICT の 進 化 メ イ ンフ レ ーム時代: IBM System 360と VT100( 1970〜1980) MacBook Pro M4 Max ( 2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リ リ ース ( 2004/2) Point: ⽶国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを 策定する PMIに加盟 Claude 1 ( 2023/3/14) Team + ( 2021/10) Gem ini 1 ( 2023/12/6) Devin ( 2024/3/12) Cline ( 2024/7) 2021〜: AI( GenAI) が前提の時代へ 2000年代〜: ⽇本は⼤企業を 中⼼に、 ウォ ータ フ ォ ールモデルを採⽤し 続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム( ⽇本) ( 1992〜1996) F501i HYPER iモード 開始 ( 1999/2/22) テレ ホーダイ ( 1995〜2023) PC-9800シリ ーズ( 1982〜2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Sam sung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3〜2023/5: COVID-19 ARMアーキテク チャ のSoC Apple M1 ⽣産( 2020) 1970年代後半〜1980年代末: ⽇本⾞と 家電がアメ リ カ 市場を席巻。 こ れが、 徐々に⽇⽶貿易摩擦の⽕種に…… "ウォ ーク マン ” 1号機 TPS-L2 ( 1979) 世界初のポータ ブル CDプレ ーヤー D-50( 1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 ( 1980〜) “ト リ ニト ロン ” ⽇本製品が欧⽶で⼈気 1979〜: ⽇本の製造業の⾼品質、 も のづく り の強さ を 研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3〜: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利⽤率がパソコン利⽤率を超える) 1974年: 「 TCP/IP」 の最初の仕様がRFC 675と し て公開 1982年〜: ⽶国防総省(DoD)は全ての軍⽤コ ンピュ ータ 網のためにTCP/IP標準を 作成。 その後、 コ ンピ ュ ータ ー産業に開放さ れ、 4.2 BSD UNIXを ⽪切り にほと んどの商⽤OSにTCP/IPが実装さ れた。 Netflixが⽇本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイ ン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエン ジニアである John Allspaw と Paul Ham m ondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を ⾏う 2000年代後半〜: ク ラ ウド フ ァ ースト ‧ ク ラ ウド ネイ ティ ブ時代に突⼊ 2008/9〜: リ ーマン ショ ッ ク 2010年以降〜: ⽇本のスタ ート アッ プはク ラ ウド フ ァ ースト で事業を ⽴ち上げ、 初期から アジャ イ ル⼿法を採⽤ ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  13. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイ ク ロ ソ フ ト 、 GitHub を 75 億ド ルで買収 2001/2/11: アジャ イ ルソ フ ト ウェ ア開発宣⾔ 2005/10 1991〜: バブル崩壊「 失われた◦◦年」 1988〜: ⽇本を 含む諸外国へ「 通商法スーパー301条」 発動 ソ フ ト ウェ ア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リ リ ース UNIXが商業化‧ 断⽚化し ていく 中、 Linuxはオープンソ ースの⼒で 統⼀的な開発基盤と なり 、 世界中の技術⾰新を ⽀えた ( 1991/9/17) CVS 誕⽣ ( 1990) Subversionリ リ ース ( 2000) ( 2005) GitHub リ リ ース ( 2008) Bugzilla リ リ ース ( 2000) Jira リ リ ース ( 2002) AWS サービ ス開始 ( 2006) Jenkins 誕⽣ ( 2011) GitHub Actions ( 2018) ChatGPT ⼀般公開 ( 2022/11/30) GitHub Copilot ( 2021/6/29) Java v1.0 正式リ リ ース Javaはオブジェ ク ト 指向と 仮想マシン技術を普及さ せ、 後の⾔語設計にも 影響を与えた ( 1996) 1980年代後半〜1990年代前半: UNIX戦争 1970〜1980年代: 多く の企業や政府機関が「 ウォ ータ ーフ ォ ールモデル」 を公式な開発プロセスと し て採⽤。 同時に、 Royceの思惑と 違う 、 誤解さ れた「 ウォ ータ ーフ ォ ール」 が広まる Azure サービス開始 ( 2010) 1990〜2000: 第⼀次ブラ ウザ戦争。 Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009〜2020: 第⼆次ブラ ウザ戦争 Google Chrom eの躍進、 Internet Explorerの衰退 ( 2018) ( 2004) Google Cloud サービ ス開始 ( 2008) 欧州の⾃動⾞メ ーカ が中⼼と なっ て公開( 2005) ( 2011) 1985〜1990: 国家プロ ジェ ク ト 「 Σ 計画」 が頓挫 ( 2006) ( 2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010〜 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997〜2010年代: ⽶国防総省(DoD)が CMMレ ベル3以上を 防衛関連のソ フ ト ウェ ア調達条 件と し て要求し 始める。 2000年代〜: ⽶国を 中⼼にでアジャ イ ル⼿法が急速に広まり 、 ウォ ータ ーフ ォ ールは特にWeb系‧ スタ ート アッ プ企業ではほぼ使われなく なる 。 1990年代: ウォ ータ ーフ ォ ールのリ スク を軽減する開発⼿法が次々 と 誕⽣( イ ン ク リ メ ンタ ル、 スパイ ラ ル、 RUP など) 1980年後半〜1990年前半: ⽶国防総省(DoD)の発注し たソ フ ト ウェ アに問題が多 発。 ⽶会計局でも 多く の遅延∕ 途中での挫折が発⽣‵ 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 ⽂ ‧ ⽂ 献 2010年〜: ⽶国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「 迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロ セス の実施」 (第804条)を DoDに命じ 、 事実上アジャ イ ル型開発の原則を 法制化 * 1980年〜: ⽶国防総省(DoD) がウォ ータ ーフ ォ ールを採⽤ 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕⽣( 1981〜) ワーク ステーショ ン の時代: Sun SPARCstation ( 1989〜1994) Window s95 リ リ ース コ ンシュ ーマ向けOSに TCP/IPが標準搭載さ れ ワーク ステーショ ン 並みに ( 1995) 初代iMac ( 1998〜) Apple Macintosh ( 1984〜) DynaBook ( 1994〜) 家庭向けADSL‧ FTTHの普及、 ブロード バン ド 時代に突⼊ (2001〜) ICT の 進 化 メ イ ンフ レ ーム時代: IBM System 360と VT100( 1970〜1980) MacBook Pro M4 Max ( 2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リ リ ース ( 2004/2) Point: ⽶国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを 策定する PMIに加盟 Claude 1 ( 2023/3/14) Team + ( 2021/10) Gem ini 1 ( 2023/12/6) Devin ( 2024/3/12) Cline ( 2024/7) 2021〜: AI( GenAI) が前提の時代へ 2000年代〜: ⽇本は⼤企業を 中⼼に、 ウォ ータ フ ォ ールモデルを採⽤し 続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム( ⽇本) ( 1992〜1996) F501i HYPER iモード 開始 ( 1999/2/22) テレ ホーダイ ( 1995〜2023) PC-9800シリ ーズ( 1982〜2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Sam sung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3〜2023/5: COVID-19 ARMアーキテク チャ のSoC Apple M1 ⽣産( 2020) 1970年代後半〜1980年代末: ⽇本⾞と 家電がアメ リ カ 市場を席巻。 こ れが、 徐々に⽇⽶貿易摩擦の⽕種に…… "ウォ ーク マン ” 1号機 TPS-L2 ( 1979) 世界初のポータ ブル CDプレ ーヤー D-50( 1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 ( 1980〜) “ト リ ニト ロン ” ⽇本製品が欧⽶で⼈気 1979〜: ⽇本の製造業の⾼品質、 も のづく り の強さ を 研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3〜: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利⽤率がパソコン利⽤率を超える) 1974年: 「 TCP/IP」 の最初の仕様がRFC 675と し て公開 1982年〜: ⽶国防総省(DoD)は全ての軍⽤コ ンピュ ータ 網のためにTCP/IP標準を 作成。 その後、 コ ンピ ュ ータ ー産業に開放さ れ、 4.2 BSD UNIXを ⽪切り にほと んどの商⽤OSにTCP/IPが実装さ れた。 Netflixが⽇本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイ ン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエン ジニアである John Allspaw と Paul Ham m ondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を ⾏う 2000年代後半〜: ク ラ ウド フ ァ ースト ‧ ク ラ ウド ネイ ティ ブ時代に突⼊ 2008/9〜: リ ーマン ショ ッ ク 2010年以降〜: ⽇本のスタ ート アッ プはク ラ ウド フ ァ ースト で事業を ⽴ち上げ、 初期から アジャ イ ル⼿法を採⽤ ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  14. Findy Inc. 22 戦後日本の「ものづくり」 ⚫日本製品が欧米で人気 ⚫1979年、米ハーバード大学のエズラ・ヴォーゲル教授は『Japan as Number One: Lessons

    for America』を出版 “ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) ソニートリニトロンシリーズ (1968~) Vogel, E. F. (1979). Japan as number one: Lessons for America. Cambridge, MA: Harvard University Press. W.E.Deming博士(1900~1993) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984)
  15. Findy Inc. 23 戦後日本の「ものづくり」 ⚫日本製品が欧米で人気 ⚫1979年、米ハーバード大学のエズラ・ヴォーゲル教授は『Japan as Number One: Lessons

    for America』を出版 “ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) ソニートリニトロンシリーズ (1968~) Vogel, E. F. (1979). Japan as number one: Lessons for America. Cambridge, MA: Harvard University Press. W.E.Deming博士(1900~1993) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) 戦後日本は愚直に学び、 品質を鍛え抜いて世界を驚かせた。 そして50年が経った・・・
  16. 24

  17. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  18. Findy Inc. 27 米テレビ局NBCが1980年に“If Japan can… Why can’t we”を放送 ⚫1980年6月24日、当時アメリカではほ

    ぼ無名であったデミング博士が紹介さ れる ⚫ 日本がなぜ高品質な製品を生産できるのか、 その背景にある管理手法や文化を掘り下げた 番組 ⚫ 特に、エドワーズ・デミング博士の提唱する 統計的品質管理(SQC)が日本で採用され、 成功を収めていることが強調される ※この番組は現在 The Deming Institute がNBCから譲渡を受けYouTubeで無料公開されている https://youtu.be/vcG_Pmt_Ny4?feature=shared
  19. Findy Inc. 28 米テレビ局NBCが1980年に“If Japan can… Why can’t we”を放送 ⚫インタビュアーがデミング博士に「同じ方法がアメリカで機能すれば、私たちは同

    じことをできますか?」と尋ね、デミング博士は次のように答えます。 ⚫ 「もちろんできます。誰もが私たちができることを知っています。」 ⚫ デミング博士はこの質問に対して明確かつ自信を持って答えており、アメリカでも日本と同じよ うな統計的品質管理の方法を取り入れて成功できると強調しています。 ⚫ しかし彼はすぐに、成功するためには「それをする決意」("Determination to do it")が必要だ と付け加え、アメリカには「正しいことが何かについて考えがない」「目標がない」("We have no idea what the right thing to do. Have no goal.")とも指摘しています。 ⚫ デミング博士は、アメリカも同じ成功を収めることができると確信していましたが、そのために は日本のように統計的方法を完全に受け入れ、長期的なビジョンを持ち、経営陣の意識改革が必 要だと考えていたことがわかります。 W.E.Deming博士(1900~1993)
  20. Findy Inc. 29 品質管理の発展 神尾, 信. (1995). トヨタ生産方式とTQC: TQCへの期待に関する一考察. 生産管理,

    2(1), 3–14. https://doi.org/10.14846/seisankanri1995.2.3 良い結果は良いプロセスから得られるので両面から評 価する必要がある。このことを表す言葉に 「品質は工程で作り込め。不良は後工程に流すな。」 がある。 (中略) 図4は縦軸に発見された不具合件数をとり、横軸は製品 の主要開発ステップを示したものである。 BタイプはTQCを導入していない日本の企業によくみら れるパターンで図3のメーカーもこれに相当するといえ る。 Cタイプでは出荷検査時と市場に出回ってからの不具合 が多く発見され、プロセスの管理が不十分であったこ とが伺われ失敗コストが膨大となっている。 TQCを導入し、企画・開発・設計段階の源流工程で品 質の作り込みと不具合流出防止の管理を行えば、 Aタイプとなり失敗コストも大幅に減少 することになる。図3で示したメーカーもデミング賞実 施賞受賞後では、Aタイプの型になり向上した。
  21. Findy Inc. 31 私がソフトウェアの仕事をはじめた頃のプロセス 要件定義 外部設計 実装 コーディング/ テスト 結合テスト

    システムテスト 内部設計 開発者(社員) テスト会社A テスト会社B PM(PdM) 開発者(協力会社)
  22. Findy Inc. 32 私がソフトウェアの仕事をはじめた頃のプロセス 要件定義 外部設計 実装 コーディング/ テスト 結合テスト

    システムテスト 内部設計 テスト会社A テスト会社B バグ管理 不具合 不具合 不具合 PM(PdM) 開発者(社員) 開発者(協力会社) コード管理
  23. Findy Inc. 33 私がソフトウェアの仕事をはじめた頃のプロセス 要件定義 外部設計 実装 コーディング/ テスト 結合テスト

    システムテスト 内部設計 テスト会社A テスト会社B 不具合 不具合 不具合 不具合分析 PM(PdM) 開発者(社員) バグ管理 コード管理
  24. Findy Inc. 34 私がソフトウェアの仕事をはじめた頃のプロセス 要件定義 外部設計 実装 コーディング/ テスト 結合テスト

    システムテスト 内部設計 テスト会社A テスト会社B 不具合 不具合 不具合 コード管理 不具合分析 バグ修正 PM(PdM) 開発者(社員) バグ管理
  25. Findy Inc. 35 私がソフトウェアの仕事をはじめた頃のプロセス 要件定義 外部設計 実装 コーディング/ テスト 結合テスト

    システムテスト 内部設計 テスト会社A テスト会社B 不具合 不具合 不具合 不具合分析 再テスト PM(PdM) バグ修正 開発者(社員) バグ管理 コード管理
  26. Findy Inc. 36 私がソフトウェアの仕事をはじめた頃のプロセス 要件定義 外部設計 実装 コーディング/ テスト 結合テスト

    システムテスト 内部設計 テスト会社A テスト会社B 不具合 不具合 不具合 不具合分析 再テスト PM(PdM) バグ修正 開発者(社員) バグ管理 コード管理
  27. Findy Inc. 37 品質管理の発展 神尾, 信. (1995). トヨタ生産方式とTQC: TQCへの期待に関する一考察. 生産管理,

    2(1), 3–14. https://doi.org/10.14846/seisankanri1995.2.3 一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会. (2020). ユーザー企業ソフトウェアメトリッ クス調査2020 システム開発・保守調査報告書 (p. 38, 図表NE3-2: QCDに影響した事象の発現 工程と原因工程 2018-2020年累積). 一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会. https://juas.or.jp/library/research_rpt/swm/(筆者が折線を追加) ものづくり ソフトウェア開発
  28. Findy Inc. 38 品質管理の発展 神尾, 信. (1995). トヨタ生産方式とTQC: TQCへの期待に関する一考察. 生産管理,

    2(1), 3–14. https://doi.org/10.14846/seisankanri1995.2.3 一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会. (2020). ユーザー企業ソフトウェアメトリッ クス調査2020 システム開発・保守調査報告書 (p. 38, 図表NE3-2: QCDに影響した事象の発現 工程と原因工程 2018-2020年累積). 一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会. https://juas.or.jp/library/research_rpt/swm/(筆者が折線を追加) ものづくり ソフトウェア開発 「品質は工程で作り込め。 不良は後工程に流すな。」 には見えない
  29. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  30. Findy Inc. 『日本のソフトウエア産業、衰退の真因』2005年10月 ⚫松原友夫氏(トム・デマルコ本の翻訳でおなじみ)による寄稿 ⚫ https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20070306/264055/ ⚫要約 ① 背景と警告 1990年代、アメリカではエド・ヨードンがソフトウェア産業の危機を警告し、日本を模範的な存在として

    称賛しましたが、その後、アメリカはオブジェクト指向やアジャイルなどの新しい開発手法により復活を遂 げました。 ② 日本の遅れ 日本は、90年代においてメインフレームからクライアントサーバーへの移行に乗り遅れ、ソフトウェア開 発における国際競争力を失いました。また、技術伝承の断絶や不十分なプロジェクト管理が原因で、開発の 質が低下しました。 ③ 産業構造の問題 日本のソフトウェア産業には多重下請け構造が蔓延し、派遣プログラマーに依存する状況が問題視されて います。これにより、ソフトウェア開発の品質と効率が損なわれ、さらに低賃金の海外労働力に仕事が流れ る懸念が高まっています。 ④ 提言 日本のソフトウェア産業の再生には、「自立」が必要であると述べています。これは、ソフトウェア企業や 技術者が自主的に技術と経営の自立を目指し、プロジェクトマネジメント力を高めることで達成されるべき です。また、政府やユーザー企業も、この自立を支援する役割を果たすべきであると提案しています。
  31. Findy Inc. 『日本のソフトウエア産業、衰退の真因』2005年10月 ⚫松原友夫氏(トム・デマルコ本の翻訳でおなじみ)による寄稿 ⚫ https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20070306/264055/ ⚫要約 ① 背景と警告 1990年代、アメリカではエド・ヨードンがソフトウェア産業の危機を警告し、日本を模範的な存在として

    称賛しましたが、その後、アメリカはオブジェクト指向やアジャイルなどの新しい開発手法により復活を遂 げました。 ② 日本の遅れ 日本は、90年代においてメインフレームからクライアントサーバーへの移行に乗り遅れ、ソフトウェア開 発における国際競争力を失いました。また、技術伝承の断絶や不十分なプロジェクト管理が原因で、開発の 質が低下しました。 ③ 産業構造の問題 日本のソフトウェア産業には多重下請け構造が蔓延し、派遣プログラマーに依存する状況が問題視されて います。これにより、ソフトウェア開発の品質と効率が損なわれ、さらに低賃金の海外労働力に仕事が流れ る懸念が高まっています。 ④ 提言 日本のソフトウェア産業の再生には、「自立」が必要であると述べています。これは、ソフトウェア企業や 技術者が自主的に技術と経営の自立を目指し、プロジェクトマネジメント力を高めることで達成されるべき です。また、政府やユーザー企業も、この自立を支援する役割を果たすべきであると提案しています。
  32. Findy Inc. 『日本のソフトウエア産業、衰退の真因』2005年10月 ⚫松原友夫氏(トム・デマルコ本の翻訳でおなじみ)による寄稿 ⚫ https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20070306/264055/ ⚫要約 ① 背景と警告 1990年代、アメリカではエド・ヨードンがソフトウェア産業の危機を警告し、日本を模範的な存在として

    称賛しましたが、その後、アメリカはオブジェクト指向やアジャイルなどの新しい開発手法により復活を遂 げました。 ② 日本の遅れ 日本は、90年代においてメインフレームからクライアントサーバーへの移行に乗り遅れ、ソフトウェア開 発における国際競争力を失いました。また、技術伝承の断絶や不十分なプロジェクト管理が原因で、開発の 質が低下しました。 ③ 産業構造の問題 日本のソフトウェア産業には多重下請け構造が蔓延し、派遣プログラマーに依存する状況が問題視されて います。これにより、ソフトウェア開発の品質と効率が損なわれ、さらに低賃金の海外労働力に仕事が流れ る懸念が高まっています。 ④ 提言 日本のソフトウェア産業の再生には、「自立」が必要であると述べています。これは、ソフトウェア企業や 技術者が自主的に技術と経営の自立を目指し、プロジェクトマネジメント力を高めることで達成されるべき です。また、政府やユーザー企業も、この自立を支援する役割を果たすべきであると提案しています。 20年前のこの警告から、我々は 何を学び、何かを変えれたのか?
  33. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  34. 44

  35. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  36. Findy Inc. 48 ウォーターフォール ⚫Winston W. Royce による”Managing the Development

    of Large Software Systems(1970)” Winston W. Royce (ウィンストン・W・ロイス)
  37. Findy Inc. 49 ウォーターフォール ⚫Winston W. Royce による”Managing the Development

    of Large Software Systems(1970)” ⚫ Winston W. Royceは、論文の中でウォーターフォールモ デルを紹介した際に、その欠点についても詳しく述べて います。彼は、反復とフィードバックの重要性を強調 し、単純な直線的なプロセスとしてのこのプロセスは実 用的ではないと述べました。
  38. Findy Inc. 50 ウォーターフォール ⚫Winston W. Royce による”Managing the Development

    of Large Software Systems(1970)” ⚫ Winston W. Royceは、論文の中でウォーターフォールモ デルを紹介した際に、その欠点についても詳しく述べて います。彼は、反復とフィードバックの重要性を強調 し、単純な直線的なプロセスとしてのこのプロセスは実 用的ではないと述べました。
  39. Findy Inc. 51 ウォーターフォール ⚫Winston W. Royce による”Managing the Development

    of Large Software Systems(1970)” 図3 顧客に引き渡すための大規模プログラムを開発するための実現ステップ 図4 反復(後戻り)は隣り合うステップに限定されない
  40. Findy Inc. 犯人 ⚫ 「Software Requirements: Are They Really a

    Problem?」とい うT.E. BellとT.A. Thayerによる論文では、Winston W. Royceの 1970年の論文を参照し、「開発活動のウォーターフォール (滝)」という表現を用いて、ソフトウェア開発プロセスの段 階的なアプローチを説明しています。この際、Royceの提案 を、各フェーズが順番に進む線形で非反復的なプロセスとして 解釈しています。 ⚫ Royce自身は、元の論文で反復的なフィードバックと改善の必 要性を強調していましたが、この論文では、ソフトウェア要件 の問題の重要性を強調し、要件の不備が設計や実装段階での失 敗につながると述べています。その結果、要件の不備を防ぐた めに「トップダウン型で進む厳密なプロセス」が必要であると の主張が間接的にウォーターフォールの誤解に結びつきまし た。 ⚫ さらに、この概念が広く普及した背景には、Barry Boehm氏 (COCOMOやスパイラルモデルを提唱した人物)が1981年の 著書「Software Engineering Economics」でRoyce氏のモデル をウォーターフォール型として紹介したことも影響していま す。これにより、ウォーターフォールモデルの誤解が強固なも のとなり、業界全体でそのイメージが固定化されました。 Bell, T. E., & Thayer, T. A. (1976). Software requirements: Are they really a problem? Proceedings of the 2nd International Conference on Software Engineering (ICSE '76), 61–68. https://doi.org/10.5555/800253.807650
  41. 53 要件定義 外部設計 実装 コーディング/ テスト 結合テスト システムテスト 内部設計 開発者(社員)

    テスト会社A テスト会社B PM(PdM) 開発者(協力会社) 間違った論文の 「ウォーターフォール」を 続けてて良いの?
  42. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  43. Findy Inc. 55 とてつもないハードウェアの進化 指標 IBM System/360 登場年 1964年 用途

    メインフレーム、企業や政府の大規模データ処理 処理速度 数百万命令/秒(MIPS) CPU ビット単位の並列処理が可能なプロセッサ メモリ 最大1MB ストレージ 数MBから数GB サイズ 非常に大きく、専用のコンピュータルームが必要 消費電力 数キロワット コスト 数百万ドル(当時の価格) メインフレーム時代 IBM System 360 at USDA
  44. Findy Inc. 56 とてつもないハードウェアの進化 指標 IBM System/360 MacBook Pro M3

    Max 比較結果 登場年 1964年 2023年 - 用途 メインフレーム、企業や政府の大規模データ処理 ポータブルコンピュータ、様々な用途 - 処理速度 数百万命令/秒(MIPS) 数十億命令/秒(BIPS) 約10,000倍 CPU ビット単位の並列処理が可能なプロセッサ Apple M3 Maxチップ、12コアCPU、38コアGPU 最新のCPUアーキテクチャ メモリ 最大1MB 64GB(=64,000MB) 約64,000倍 ストレージ 数MBから数GB 最大8TB(=8,000GB) 約8,000倍 サイズ 非常に大きく、専用のコンピュータルームが必要 薄型軽量デザイン、持ち運び可能 コンパクトで携帯可能 消費電力 数キロワット 数十ワット 約100分の1の消費電力 コスト 数百万ドル(当時の価格) 約$3,499(基本モデル) - MacBook Pro M3 Max (2023) メインフレーム時代 IBM System 360 at USDA
  45. Findy Inc. 57 とてつもないハードウェアの進化 指標 IBM System/360 MacBook Pro M3

    Max 比較結果 登場年 1964年 2023年 - 用途 メインフレーム、企業や政府の大規模データ処理 ポータブルコンピュータ、様々な用途 - 処理速度 数百万命令/秒(MIPS) 数十億命令/秒(BIPS) 約10,000倍 CPU ビット単位の並列処理が可能なプロセッサ Apple M3 Maxチップ、12コアCPU、38コアGPU 最新のCPUアーキテクチャ メモリ 最大1MB 64GB(=64,000MB) 約64,000倍 ストレージ 数MBから数GB 最大8TB(=8,000GB) 約8,000倍 サイズ 非常に大きく、専用のコンピュータルームが必要 薄型軽量デザイン、持ち運び可能 コンパクトで携帯可能 消費電力 数キロワット 数十ワット 約100分の1の消費電力 コスト 数百万ドル(当時の価格) 約$3,499(基本モデル) - MacBook Pro M3 Max (2023) メインフレーム時代 IBM System 360 at USDA 1976 1970~1980年代 多くの企業や政府機関 がウォーターフォール モデルを公式な開発プ ロセスとして採用
  46. Findy Inc. 58 とてつもないハードウェアの進化 指標 IBM System/360 MacBook Pro M3

    Max 比較結果 登場年 1964年 2023年 - 用途 メインフレーム、企業や政府の大規模データ処理 ポータブルコンピュータ、様々な用途 - 処理速度 数百万命令/秒(MIPS) 数十億命令/秒(BIPS) 約10,000倍 CPU ビット単位の並列処理が可能なプロセッサ Apple M3 Maxチップ、12コアCPU、38コアGPU 最新のCPUアーキテクチャ メモリ 最大1MB 64GB(=64,000MB) 約64,000倍 ストレージ 数MBから数GB 最大8TB(=8,000GB) 約8,000倍 サイズ 非常に大きく、専用のコンピュータルームが必要 薄型軽量デザイン、持ち運び可能 コンパクトで携帯可能 消費電力 数キロワット 数十ワット 約100分の1の消費電力 コスト 数百万ドル(当時の価格) 約$3,499(基本モデル) - MacBook Pro M3 Max (2023) メインフレーム時代 IBM System 360 at USDA 1976 1970~1980年代 多くの企業や政府機関 がウォーターフォール モデルを公式な開発プ ロセスとして採用
  47. Findy Inc. 59 とてつもないハードウェアの進化 指標 IBM System/360 MacBook Pro M3

    Max 比較結果 登場年 1964年 2023年 - 用途 メインフレーム、企業や政府の大規模データ処理 ポータブルコンピュータ、様々な用途 - 処理速度 数百万命令/秒(MIPS) 数十億命令/秒(BIPS) 約10,000倍 CPU ビット単位の並列処理が可能なプロセッサ Apple M3 Maxチップ、12コアCPU、38コアGPU 最新のCPUアーキテクチャ メモリ 最大1MB 64GB(=64,000MB) 約64,000倍 ストレージ 数MBから数GB 最大8TB(=8,000GB) 約8,000倍 サイズ 非常に大きく、専用のコンピュータルームが必要 薄型軽量デザイン、持ち運び可能 コンパクトで携帯可能 消費電力 数キロワット 数十ワット 約100分の1の消費電力 コスト 数百万ドル(当時の価格) 約$3,499(基本モデル) - MacBook Pro M3 Max (2023) メインフレーム時代 IBM System 360 at USDA 1976 1970~1980年代 多くの企業や政府機関 がウォーターフォール モデルを公式な開発プ ロセスとして採用 とてつもないハードウェアの進化で 「ウォーターフォール」を 誤魔化していませんか?
  48. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多発。 米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化* 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  49. Findy Inc. 61 ラショナル・ユニファイドプロセス(RUP) • 1998年、ウォーターフォールの欠点を補うべ く生まれたのがRational software社の Rational Unified

    Process(RUP) • 後にIBMに買収され統合(2003年) • Rational software社にはUMLを生み出した“3 アミーゴ”が所属していたことも有名 • RUPはソフトウェア開発のためのプロセスフ レームワークであり、特に大規模で複雑なソ フトウェアプロジェクトに適しています。 RUPは、反復的(イテレーション)かつイン クリメンタルな開発をサポートし、プロジェ クトのリスクを早期に発見し、対応すること を目的としています。
  50. Findy Inc. 62 ラショナル・ユニファイドプロセス(RUP) ⚫ウォーターフォールの提唱者 Winston Walker Royce の息子はWalker Royceは、

    IBMでRUPの発展の中心人物 ⚫ 彼は(当時)IBMのRational部門のチーフソフトウェアエコノミストであり、「Software Project Management, A Unified Framework」の著者であり、IBM Rational Unified Process (RUP)における管理哲学においてボードメンバーであった。 米IBMソフトウェアグループ、 ラショナルブランドサービスバイスプレジデント(2003年当時) Walker Royce氏(長男) https://japan.cnet.com/article/2005985 3/ 親子 Winston W. Royce (ウィンストン・W・ロイス)
  51. Findy Inc. 63 ラショナル・ユニファイドプロセス(RUP) ⚫当時のIBMは、RUPを中核に添えてツールを売りたかった ⚫ Rational Rose: UMLベースのソフトウェア設計およびモデリングツール。 ⚫

    Rational Software Architect (RSA): モデル駆動型開発のための包括的な設計およびモデリングツ ール。 ⚫ Rational RequisitePro: 要件収集、管理、および追跡のためのツール。 ⚫ Rational DOORS: 大規模なシステムやソフトウェアプロジェクトのための要件管理ツール。 ⚫ Rational ClearCase: バージョン管理、構成管理、およびソフトウェアビルドのためのツール。 ⚫ Rational Synergy: 構成管理および変更管理ツール。 ⚫ Rational ClearQuest: バグ追跡および変更管理のためのツール。 ⚫ Rational Application Developer (RAD): JavaおよびWebアプリケーションの開発のための統合開 発環境。 ⚫RUPは、複雑さと導入コスト高さにより徐々に衰退する ⚫ RUPはその包括的な性質ゆえに非常に複雑であり、完全に導入するためには多くのトレーニング と管理が必要です。この複雑さが、多くの組織にとって導入のハードルとなりました。 ⚫ RUPを効果的に導入・運用するためには、専用のツールやコンサルティングが必要であり、これ が高いコストを伴いました。特に中小企業にとっては、コストの問題が大きな障害となりまし た。
  52. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  53. Findy Inc. 65 ソフトウェアエンジニアリングの始まり ⚫ソフトウェア危機 ⚫ 1960年代に入ると、コンピュータのハードウェア技術が急速に進化し、それに伴いソフトウェア の複雑さも増大しました。この時期、多くのソフトウェアプロジェクトが予定通りに完成せず、 予算を超過し、バグが多発するという「ソフトウェア危機」と呼ばれる状況が頻発しました。こ の危機がソフトウェア開発の新しいアプローチを求める声を強めました

    。 ⚫NATO Software Engineering Conference ⚫ 1968年と1969年に、NATO(北大西洋条約機構)主催でソフトウェア工学会議(NATO Software Engineering Conference)が開催されました。1968年の会議はドイツのガルミッシュ で行われ、ここで「ソフトウェア工学(Software Engineering)」という用語が初めて正式に使 われました。この会議では、ソフトウェア開発を工学的なアプローチで捉える必要性が強調され ました 。 ⚫ その後、日本では 1977年に情報処理学会においてソフトウェア工学研究会(SIGSE: Special Interest Group on Software Engineering) が発足し、「ソフトウェア工学」という用語がまず は一般化した。
  54. Findy Inc. 66 ソフトウェアエンジニアリングの始まり ⚫構造化分析とシステム仕様 ⚫ トム・デマルコ著 ⚫ 初版 1979年

    ⚫ 最初のDFD(Data Flow Diagram)の解説本 ⚫実践ソフトウェアエンジニアリング ⚫ ロジャー・プレスマン、他 著 ⚫ 初版 1982年 ⚫ こまめに版を重ね、最新は9版 ⚫ 常に業界の変化に対応している ⚫ 日本語翻訳本が2021年に出版 2021/12/1 1982 2019/9/30
  55. Findy Inc. 67 実践ソフトウェアエンジニアリング[第9版](2021/12/1) 部 章 序章 第1章ソフトウェアとソフトウェアエンジニアリング 第1部 ソフトウェアプロセス

    第2章 プロセスモデル 第3章 アジャイルとプロセス 第4章 推奨のプロセスモデル 第5章 ソフトウェアエンジニアリングの人間的側面 第2部 モデリング 第6章 プラクティスの指針となる原則 第7章 要求エンジニアリング 第8章 要求モデリングの推奨手法 第9章 設計の概念 第10章 アーキテクチャ設計の推奨手法 第11章 コンポーネント設計 第12章 ユーザエクスペリエンス設計 第13章 移動体端末におけるソフトウェアの設計 第14章 パターンに基づく設計 第3部 品質とセキュリティ 第15章 品質の概念 第16章 レビューの推奨手法 第17章 ソフトウェア品質保証 第18章 ソフトウェアセキュリティエンジニアリング 第19章 ソフトウェアテスト―コンポーネントレベル 第20章 ソフトウェアテスト―統合レベル 第21章 ソフトウェアテスト―移動体端末と特定ドメインに対するテス ト 第22章 ソフトウェア構成マネジメント 第23章 ソフトウェアメトリクスと分析 第4部 ソフトウェアプロジェクトのマ ネジメント 第24章 プロジェクトマネジメントの概念 第25章 実行可能で役立つソフトウェア計画 第26章 リスクマネジメント 第27章 ソフトウェアサポート戦略 第5部 先端的な話題 第28章 ソフトウェアプロセス改善 第29章 ソフトウェアエンジニアリングの新興トレンド 第30章 おわりに 2021/12/1 2019/9/30
  56. Findy Inc. 68 実践ソフトウェアエンジニアリング[第9版](2021/12/1) 部 章 序章 第1章ソフトウェアとソフトウェアエンジニアリング 第1部 ソフトウェアプロセス

    第2章 プロセスモデル 第3章 アジャイルとプロセス 第4章 推奨のプロセスモデル 第5章 ソフトウェアエンジニアリングの人間的側面 第2部 モデリング 第6章 プラクティスの指針となる原則 第7章 要求エンジニアリング 第8章 要求モデリングの推奨手法 第9章 設計の概念 第10章 アーキテクチャ設計の推奨手法 第11章 コンポーネント設計 第12章 ユーザエクスペリエンス設計 第13章 移動体端末におけるソフトウェアの設計 第14章 パターンに基づく設計 第3部 品質とセキュリティ 第15章 品質の概念 第16章 レビューの推奨手法 第17章 ソフトウェア品質保証 第18章 ソフトウェアセキュリティエンジニアリング 第19章 ソフトウェアテスト―コンポーネントレベル 第20章 ソフトウェアテスト―統合レベル 第21章 ソフトウェアテスト―移動体端末と特定ドメインに対するテス ト 第22章 ソフトウェア構成マネジメント 第23章 ソフトウェアメトリクスと分析 第4部 ソフトウェアプロジェクトのマ ネジメント 第24章 プロジェクトマネジメントの概念 第25章 実行可能で役立つソフトウェア計画 第26章 リスクマネジメント 第27章 ソフトウェアサポート戦略 第5部 先端的な話題 第28章 ソフトウェアプロセス改善 第29章 ソフトウェアエンジニアリングの新興トレンド 第30章 おわりに 2021/12/1 2019/9/30
  57. Findy Inc. 69 実践ソフトウェアエンジニアリング[第9版](2021/12/1) ⚫ ウォーターフォールモデルはソフトウェアエンジ ニア リングにおける最も古いパラダイムである。 しかし、 登場から50年以上が経過し、積極的に支持していた人々

    でさえ今では有効性に疑問を抱くようになった。ウォー ターフォールモデル適用時の問題には次のようなものが ある。 1. 現実のプロジェクトでは、モデルに示されているワークフロ ーの順番どおり進行することはほとんどない 2. プロジェクト開始時に顧客が要求事項をすべて明確に述べる ことは難しい 3. 実際に動作するプログラムはプロジェクトの後半になるまで 入手できず、顧客は辛抱強く待たなければならない 4. プログラムが動く段階になるまで大きな問題が発見されない 場合がある ⚫ 今日、ソフトウェア開発はスピードが求められ、(機能 やフィーチャ、情報コンテンツに対する)変更の奔流に 晒されている。ウォーターフォールモデルはこうした状 況には適していない。 プレスマン, R., & マキシム, B. (2021). 実践ソフトウェアエンジニアリング (第9版) (p. 20). オーム社. 2021/12/1 2019/9/30
  58. Findy Inc. 70 実践ソフトウェアエンジニアリング[第9版](2021/12/1) ⚫ ウォーターフォールモデルはソフトウェアエンジ ニア リングにおける最も古いパラダイムである。 しかし、 登場から50年以上が経過し、積極的に支持していた人々

    でさえ今では有効性に疑問を抱くようになった。ウォー ターフォールモデル適用時の問題には次のようなものが ある。 1. 現実のプロジェクトでは、モデルに示されているワークフロ ーの順番どおり進行することはほとんどない 2. プロジェクト開始時に顧客が要求事項をすべて明確に述べる ことは難しい 3. 実際に動作するプログラムはプロジェクトの後半になるまで 入手できず、顧客は辛抱強く待たなければならない 4. プログラムが動く段階になるまで大きな問題が発見されない 場合がある ⚫ 今日、ソフトウェア開発はスピードが求められ、(機能 やフィーチャ、情報コンテンツに対する)変更の奔流に 晒されている。ウォーターフォールモデルはこうした状 況には適していない。 プレスマン, R., & マキシム, B. (2021). 実践ソフトウェアエンジニアリング (第9版) (p. 20). オーム社. 2021/12/1 2019/9/30
  59. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  60. Findy Inc. 73 CMM(CMMI)の登場 ⚫ワッツ・S・ハンフリーの著書『Managing the Software Process』 Managing the

    Software Process (1989) 引用:https://www.plays-in-business.com/cmmi-capability-maturity-model-integration/
  61. Findy Inc. 74 CMM(CMMI)の登場 プロセス領域 区分 成熟度 レベル 要件管理 (REQM:

    Requirements Management) プロジェクト管理 2 プロジェクト計画策定 (PP: Project Planning) プロジェクト管理 2 プロジェクトの監視と制御 (PMC: Project Monitoring and Control) プロジェクト管理 2 供給者合意管理 (SAM: Supplier Agreement Management) プロジェクト管理 2 測定と分析 (MA: Measurement and Analysis) 支援 2 プロセスと成果物の品質保証 (PPQA: Process and Product Quality Assurance) 支援 2 構成管理 (CM: Configuration Management) 支援 2 要件開発 (RD: Requirements Development) エンジニアリング 3 技術解 (TS: Technical Solution) エンジニアリング 3 成果物統合 (PI: Product Integration) エンジニアリング 3 検証 (VER: Verification) エンジニアリング 3 妥当性確認 (VAL: Validation) エンジニアリング 3 組織プロセス重視 (OPF: Organizational Process Focus) プロセス管理 3 組織プロセス定義 (OPD: Organizational Process Definition) プロセス管理 3 組織トレーニング (OT: Organizational Training) プロセス管理 3 統合プロジェクト管理 (IPM: Integrated Project Management) プロジェクト管理 3 リスク管理 (RSKM: Risk Management) プロジェクト管理 3 決定分析と解決 (DAR: Decision Analysis and Resolution) 支援 3 組織プロセス実績 (OPP: Organizational Process Performance) プロセス管理 4 定量的プロジェクト管理 (QPM: Quantitative Project Management) プロジェクト管理 4 組織実績管理 (OPM: Organizational Performance Management) プロセス管理 5 原因分析と解決 (CAR: Causal Analysis and Resolution) 支援 5 1986~1997 アメリカ国防総省空軍 がカーネギメロン大学 (CMU)のソフトウ ェア工学研究所 (SEI)に資金提供。 2001~2010年代 米空軍との契約に際 して業者にレベル3の 基準達成を必須とし たため、世界中で CMMIレベル取得ブー ムが発生
  62. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多発。 米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  63. Findy Inc. 76 日本ソフトウェア産業のつまづき ⚫1988~1989:米国「通商法スーパー301条」が施行。不公正貿 易障壁の候補に国産OS BTRONが名指しされる。(社)トロン 協会からの誤解であるという主張を受け入れ対象品目からは外 れるものの、日本政府主導で行われるOS開発への米国圧力は続 き、BTRONを搭載したパソコン開発が中止。メインのTRONプ

    ロジェクトもメーカーが次々と撤退することに。(組み込みOS のμITRONは生き残っている) ⚫1985~1990:Σプロジェクトは、ソフトウェア生産性の向上を 目指した壮大な国家プロジェクトであったが、技術的進化の欠 如、不十分なツールの評価、市場変化への対応不足、プロジェ クト管理の問題、ハードウェア依存などが原因で期待された成 果を上げることができなかった。結果として、1990年にプロジ ェクトは終了し、その後設立されたシグマシステムも1995年に は解散した。
  64. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  65. Findy Inc. 『日本のソフトウエア産業、衰退の真因』2005年10月 ⚫松原友夫氏(トム・デマルコ本の翻訳でおなじみ)による寄稿 ⚫ https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20070306/264055/ ⚫要約 ① 背景と警告 1990年代、アメリカではエド・ヨードンがソフトウェア産業の危機を警告し、日本を模範的な存在として

    称賛しましたが、その後、アメリカはオブジェクト指向やアジャイルなどの新しい開発手法により復活を遂 げました。 ② 日本の遅れ 日本は、90年代においてメインフレームからクライアントサーバーへの移行に乗り遅れ、ソフトウェア開 発における国際競争力を失いました。また、技術伝承の断絶や不十分なプロジェクト管理が原因で、開発の 質が低下しました。 ③ 産業構造の問題 日本のソフトウェア産業には多重下請け構造が蔓延し、派遣プログラマーに依存する状況が問題視されて います。これにより、ソフトウェア開発の品質と効率が損なわれ、さらに低賃金の海外労働力に仕事が流れ る懸念が高まっています。 ④ 提言 日本のソフトウェア産業の再生には、「自立」が必要であると述べています。これは、ソフトウェア企業や 技術者が自主的に技術と経営の自立を目指し、プロジェクトマネジメント力を高めることで達成されるべき です。また、政府やユーザー企業も、この自立を支援する役割を果たすべきであると提案しています。 ソフトウェアで復活を遂げたアメリカ 1992/3/13 僅か4年後 1996/4/1
  66. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  67. 81 2001/2/11: アジャ イ ルソ フ ト ウェ ア開発宣⾔ 1991〜:

    バブル崩壊「 失われた◦◦年」 1988〜: ⽇本を 含む諸外国へ「 通商法スーパー301条」 発動 Linux 0.01 リ リ ース UNIXが商業化‧ 断⽚化し ていく 中、 Linuxはオープンソ ースの⼒で 統⼀的な開発基盤と なり 、 世界中の技術⾰新を ⽀えた ( 1991/9/17) CVS 誕⽣ ( 1990) Subversionリ リ ース ( 2000) ( 2005) GitHub リ リ ース ( 2008) Bugzilla リ リ ース ( 2000) Jira リ リ ース ( 2002) AWS サービ ス開始 ( 2006) Jenkins 誕⽣ ( 2011) Java v1.0 正式リ リ ース Javaはオブジェ ク ト 指向と 仮想マシン技術を普及さ せ、 後の⾔語設計にも 影響を与えた ( 1996) 1980年代後半〜1990年代前半: UNIX戦争 し て採⽤。 Azure サービス開始 ( 2010) 1990〜2000: 第⼀次ブラ ウザ戦争。 Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009〜2020: 第⼆次ブ Google Chrom eの躍進、 ( 2004) Google Cloud サービ ス開始 ( 2008) 欧州の⾃動⾞メ ーカ が中⼼と なっ て公開( 2005) ( 2011) 985〜1990: 国家プロ ジェ ク ト Σ 計画」 が頓挫 ( 2006) ( 2004) 1997〜2010年代: ⽶国防総省(DoD)が CMMレ ベル3以上を 防衛関連のソ フ ト ウェ ア調達条 件と し て要求し 始める。 2000年代〜: ⽶国を 中⼼にでアジャ イ ル⼿法が急速に広まり 、 ウォ ータ ーフ ォ ールは特に 1990年代: ウォ ータ ーフ ォ ールのリ スク を軽減する開発⼿法が次々 と 誕⽣( イ ン ク リ メ ンタ ル、 スパイ ラ ル、 RUP など) 1980年後半〜1990年前半: ⽶国防総省(DoD)の発注し たソ フ ト ウェ アに問題が多 発。 ⽶会計局でも 多く の遅延∕ 途中での挫折が発⽣‵ 2010年〜: ⽶国 の実施」 (第804条 Window s95 リ リ ース コ ンシュ ーマ向けOSに TCP/IPが標準搭載さ れ ワーク ステーショ ン 並みに ( 1995) リ リ ース ( 2004/2) 2000年代〜: ⽇本は⼤企業を 中⼼に、 ウォ ータ フ ォ ールモデルを採⽤し 続ける。 ⽕種に…… り の強さ を 研究。 2000/3〜: ITバブル崩壊 国防総省(DoD)は全ての軍⽤コ ンピュ ータ 網のためにTCP/IP標準を 作成。 その後、 コ ンピ ュ ータ ー産業に開放さ れ、 4.2 BSD UNIXを ⽪切り にほと んどの商⽤OSにTCP/IPが実装さ れた。 2009: Flickrのエン ジニ Ham m ondが初めてDevO 2000年代後半〜: ク ラ ウド フ ァ ースト ‧ ク ラ 2008/9〜: リ ーマン ショ ッ 2010年以降〜:
  68. 82 2018: マイ ク ロ ソ フ ト 、 GitHub

    を 75 億ド ルで買収 2001/2/11: アジャ イ ルソ フ ト ウェ ア開発宣⾔ sionリ リ ース 2000) ( 2005) GitHub リ リ ース ( 2008) ugzilla リ ース 2000) Jira リ リ ース ( 2002) AWS サービ ス開始 ( 2006) Jenkins 誕⽣ ( 2011) GitHub Actions ( 2018) ChatGPT ⼀般公開 ( 2022/11/30) GitHub Copilot ( 2021/6/29) Azure サービス開始 ( 2010) 2009〜2020: 第⼆次ブラ ウザ戦争 Google Chrom eの躍進、 Internet Explorerの衰退 ( 2018) ( 2004) Google Cloud サービ ス開始 ( 2008) 欧州の⾃動⾞メ ーカ が中⼼と なっ て公開( 2005) ( 2011) ( 2006) ( 2004) ⽶国防総省(DoD)が CMMレ ベル3以上を 防衛関連のソ フ ト ウェ ア調達条 る。 2000年代〜: ⽶国を 中⼼にでアジャ イ ル⼿法が急速に広まり 、 ウォ ータ ーフ ォ ールは特にWeb系‧ スタ ート アッ プ企業ではほぼ使われなく なる 。 2010年〜: ⽶国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「 迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロ セス の実施」 (第804条)を DoDに命じ 、 事実上アジャ イ ル型開発の原則を 法制化 * リ リ ース ( 2004/2) 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを 策定する PMIに加盟 Claude 1 ( 2023/3/14) Team + ( 2021/10) Gem ini 1 ( 2023/12/6) Devin ( 2024/3/12) Cline ( 2024/7) 2021〜: AI( GenAI) が前提の時代へ 2000年代〜: ⽇本は⼤企業を 中⼼に、 ウォ ータ フ ォ ールモデルを採⽤し 続ける。 2020/3〜2023/5: COVID-19 2000/3〜: ITバブル崩壊 れ、 4.2 BSD UNIXを ⽪切り にほと んどの商⽤OSにTCP/IPが実装さ れた。 2009: Flickrのエン ジニアである John Allspaw と Paul Ham m ondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を ⾏う 2000年代後半〜: ク ラ ウド フ ァ ースト ‧ ク ラ ウド ネイ ティ ブ時代に突⼊ 2008/9〜: リ ーマン ショ ッ ク 2010年以降〜: ⽇本のスタ ート アッ プはク ラ ウド フ ァ ースト で事業を ⽴ち上げ、 初期から アジャ イ ル⼿法を採⽤
  69. Findy Inc. 83 The New New Product Development Game (1986)

    竹内弘高 ハーバード大学経営大学院シニ アフェロー、一橋大学名誉教 授、学校法人国際基督教大学理 事長 野中郁次郎 一橋大学名誉教授、カリフォル ニア大学バークレー校特別名誉 教授、日本学士院会員
  70. Findy Inc. 84 The New New Product Development Game (1986)

    竹内弘高 ハーバード大学経営大学院シニ アフェロー、一橋大学名誉教 授、学校法人国際基督教大学理 事長 野中郁次郎 一橋大学名誉教授、カリフォル ニア大学バークレー校特別名誉 教授、日本学士院会員 Abstract: 新しい製品開発において、特にそのスピードと柔軟性の向上 が重要であることがますます認識されるようになってきまし た。本論文では、日本の企業がどのようにしてこれらの特性 を達成しているかを分析します。具体的には、製品開発プロ セスを従来の「リレー・レース型」から「ラグビー型」に移 行させることに焦点を当てます。「ラグビー型」では、プロ ジェクトチームが一体となって連携し、反復的かつ漸進的に 作業を進めていきます。この方法により、企業は市場の変化 に迅速に対応し、より効率的に製品を開発することが可能と なります。
  71. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  72. Findy Inc. 88 Extreme Programming Explained: Embrace Change(1999) Kent Beck

    1. 反復的な開発: 短期間のイテレーション(通常1~2週間)を繰り返し、各イテレーションで動作するソフトウェアを提供する。 2. 顧客の関与: 顧客が開発チームの一員として積極的に関与し、要求を直接伝え、フィードバックを提供する。 3. ペアプログラミング: 2人のプログラマーが1台のコンピューターで共同作業を行い、コードの品質を向上させる。 4. テスト駆動開発(TDD): コードを書く前にテストを作成し、そのテストに合格するコードを書くことで品質を保証する。 5. リファクタリング: コードの機能を変えずに内部構造を改善し、コードの保守性を向上させる。 6. シンプルな設計: 必要最低限の機能を持つシンプルな設計を行い、後で必要に応じて機能を追加する。 7. 継続的インテグレーション: 新しいコードを頻繁に統合し、自動化されたビルドとテストを実行して問題を早期に発見する。 8. 持続可能なペース: 開発チームが過労にならないように、持続可能なペースで作業を進める。 9. コレクティブオーナーシップ: チーム全員がコードの責任を共有し、誰でもコードを変更できるようにする。 10. メタファーの使用: プロジェクト全体の理解を助けるために、共通のメタファーや比喩を使用する。 11. コードの共有: すべての開発者がコードを共有し、どの開発者も任意のコードを改善できるようにする。
  73. Findy Inc. 89 Extreme Programming Explained: Embrace Change(1999) Kent Beck

    1. 反復的な開発: 短期間のイテレーション(通常1~2週間)を繰り返し、各イテレーションで動作するソフトウェアを提供する。 2. 顧客の関与: 顧客が開発チームの一員として積極的に関与し、要求を直接伝え、フィードバックを提供する。 3. ペアプログラミング: 2人のプログラマーが1台のコンピューターで共同作業を行い、コードの品質を向上させる。 4. テスト駆動開発(TDD): コードを書く前にテストを作成し、そのテストに合格するコードを書くことで品質を保証する。 5. リファクタリング: コードの機能を変えずに内部構造を改善し、コードの保守性を向上させる。 6. シンプルな設計: 必要最低限の機能を持つシンプルな設計を行い、後で必要に応じて機能を追加する。 7. 継続的インテグレーション: 新しいコードを頻繁に統合し、自動化されたビルドとテストを実行して問題を早期に発見する。 8. 持続可能なペース: 開発チームが過労にならないように、持続可能なペースで作業を進める。 9. コレクティブオーナーシップ: チーム全員がコードの責任を共有し、誰でもコードを変更できるようにする。 10. メタファーの使用: プロジェクト全体の理解を助けるために、共通のメタファーや比喩を使用する。 11. コードの共有: すべての開発者がコードを共有し、どの開発者も任意のコードを改善できるようにする。 現在“モダン”と言われる開発プラクティスは ほぼ、ここで出尽くしたと言っても過言ではない あとは実践研究と発展の歴史である
  74. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  75. Findy Inc. 91 Agile Software Development with SCRUM(2001/10/15) 書籍解説: eXtreme

    Programming(XP)は、多くのソフト ウェア企業が目指す理想ですが、ソフトウェアを 迅速に生産するという絶え間ないプレッシャーの ため、実際に実装することができません。 アジャイルソフトウェアプロセスは、企業が eXtreme Programmingを迅速かつ即座に実装 し、30日以内に段階的にソフトウェアを生産し始 めることを可能にします。 しかし、eXtreme Programmingの実装は言うほ ど簡単ではありません。このプロセスは時間がか かり、実際に進行中のソフトウェアプロジェクト を遅らせることもあります。 この本は、読者にSCRUMというアジャイルソフ トウェア開発プロセスを使用して、XPを素早くシ ームレスに自社で実装する方法を示しています。 そして、その間も実際のソフトウェアを生産し続 けることができます。SCRUMとアジャイルプロ セスを使用することで、XPの実装中のダウンタ イムを事実上排除することができます。
  76. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  77. Findy Inc. 93 アジャイルソフトウェア開発宣言(2001) 私たちは、実際にソフトウェアを開発し、他の人々がそれを 実践するのを助けることによって、より良い開発方法を発見 しています。この作業を通じて、次のような価値を見出しま した: ⚫ プロセスやツールよりも個人と対話

    ⚫ 包括的なドキュメントよりも動作するソフトウェア ⚫ 契約交渉よりも顧客との協力 ⚫ 計画に従うことよりも変化への対応 つまり、左側の項目にも価値はありますが、私たちは右側の 項目により価値を置きます。 ※日本語訳ページもあるのですが、表現が硬いので勝手に柔らかく訳し直しました https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html ⚫ アジャイルソフトウェア開発宣言(Agile Manifesto)は、2001年2月にアメリカ・ユタ州の スノーバードスキーリゾートで開発された。この宣 言は、17人のソフトウェア開発の専門家たちが集ま って、ソフトウェア開発プロセスの改善について議 論し、アジャイルというアプローチが生まれたこと から発表された。 ⚫ その中で主要な貢献者として知られているのは、 ケント・ベック、マーティン・ファウラー、 ロン・ジェファリーズ、ジム・ハイスミス、 ジョン・カーンズ、ウォード・カニンガム、 ジョン・ハント、アンドリュー・ハント、 ブライアン・マリック、ロバート・マーティン、 デイブ・トーマス、マイク・ビードル、 アリスター・コーバーン、ジェームズ・グレニング、ジェフ・サザ ーランド、ケン・シュワイバー、 ジョン・ブラント ⚫ これらの人々は、それぞれ異なるソフトウェア開発 手法(例:Scrum、Extreme Programming)を提 唱・開発していたが、アジャイル宣言を通じて、共 通の価値観と原則に基づいてソフトウェア開発を行 うことで合意した。
  78. Findy Inc. 94 アジャイルソフトウェア開発宣言(2001) ボブ・マーティンの思い出: (略) 2000年の春、Kent Beckがオレゴン州メドフォードにある自宅近くのRogue River Lodgeで会議を開きまし

    た。彼はこれをExtreme Programming Leadership Conferenceと名付けました。出席者には私、Ron Jeffries、Ken Auer、Martin Fowler、そしてXP運動の立ち上げに尽力した他の数名がいました。 (略) Alistairは事実上のオーガナイザーになりました。彼は開催地をアンギラからソルトレイクシティのスノー バードに変更することを提案しました。ほとんどの他の招待者がフライトが簡単になるため同意しました。 AlistairとJim Highsmithが部屋、食事、アクティビティの手配を行いました。物事は急速に進展しました。 会議には約20人の招待者のうち17人が出席しました(出席者のリストはwww.agilemanifesto.orgを参 照)。残念ながらGrady BoochとBig Dave Thomasは参加できませんでしたが、彼らの影響はその後の議論 に強く感じられました。 (略) Martin FowlerとWard Cunninghamは事実上のファシリテーターになりました。彼らの助けを借りて、私た ちは2日間のアジェンダと意思決定の方法をすぐにまとめました。 実際に、これらの異なるアイデアを持つ人々が非常によく協力しているのを見るのは本当にスリルがありま した。私は、これほどポイントに集中し、目標を簡単に達成し、ほとんど争いのない会議に参加したことが ありませんでした。それはまるでピースがなんとなく一緒に収まったかのようでした。 初期の議論の一つは名前についてでした。誰も Lightweight という用語を気に入りませんでした。Leanや Adaptiveなどの他のオプションも提案されましたが、Agileという名前が勝ちました。 マニフェストの構造は相互に合意されました。私はWardが相対的価値のペアのアイデアをフレーミングす る上で大きな役割を果たしたことを覚えていますが、そのアイデアを思いついたのはMartinとPragmatic Dave Thomasかもしれません。PragDaveの回想は次のとおりです: 実際、それはMartinと私が昼食時にホワイトボードで考えを練っていた時のことです。最初の三つを思いつ いたと思います。その後、グループが五つに増やし、それが四つに絞られました。実際、Wardは現在彼の マニフェストサイトに飾られている、アイデアを議論している皆の写真を撮りました。 (略) スノーバードでの二日間の終わりまでに、マニフェストは完成し、原則が概説され、Agile Allianceが誕生 しました。 https://www.facebook.com/TotherAlistair/posts/10156214284634035 https://sites.google.com/site/unclebobconsultingllc/the-founding-of-the-agile-allianc
  79. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  80. Findy Inc. 96 The Scrum Guide(2010~) 2010 2011/7 2011/10 2013

    2016 2017 2020 Ken Schwaber Scrum.org の運営者 ソフトウェア開発者 コンサルタント Jeff Sutherland Scrum, Inc.の創設者 兼 主任コンサルタント 元空軍パイロット 1986
  81. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
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  84. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  85. Findy Inc. 私の印象では、ソフトウェア産業は学ぶことも進化することもなかな かできないで苦闘しているように見えます。 この相対的な停滞は、コードを実行するハードウェアのとてつもない 進化によって見えなくされているのです。 David Farley(2021) 引用:Farley, D.(2022),

    長尾高弘 (訳). 継続的デリバリーのソフトウェア工学: もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣 (Nagao, T., Trans.). 日経BP社. (Original work published 2021) p.69 Modern Software Engineering 102
  86. Findy Inc. 間違った考え方をなかなか捨てられない理由のひとつは、 ソフトウェア開発のパフォーマンス(能力、業績)を 効果的に計測できていないことにあります David Farley(2021) 引用:Farley, D.(2022), 長尾高弘

    (訳). 継続的デリバリーのソフトウェア工学: もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣 (Nagao, T., Trans.). 日経BP社. (Original work published 2021) p.70 Modern Software Engineering 105
  87. 106 要件定義 外部設計 実装 コーディング/ テスト 結合テスト システムテスト 内部設計 開発者(社員)

    テスト会社A テスト会社B PM(PdM) 開発者(協力会社) 間違った論文の 「ウォーターフォール」を 続けてて良いの?
  88. 107 要件定義 外部設計 実装 コーディング/ テスト 結合テスト システムテスト 内部設計 開発者(社員)

    テスト会社A テスト会社B PM(PdM) 開発者(協力会社) 間違った論文の 「ウォーターフォール」を 続けてて良いの? 効果的に計測できていないと(永遠に)分からない
  89. Findy Inc. ハード(エレキ・メカ) 開発 組み込みソフト開発 アプリ(サービス)開発 試作 量産試作 量産 要件定義

    設計 テスト 実装 要件定義 設計 テスト 実装 要件定義 設計 テスト 実装 要件定義 設計 テスト 実装 phase1 phase1 phase2 phase2 ハードウェアが制約の組み込み開発 制約 制約
  90. Findy Inc. ハード(エレキ・メカ) 開発 組み込みソフト開発 アプリ(サービス)開発 試作 量産試作 量産 クラウドによる仮想化

    クラウドによる仮想化 クラウドネイティブ時代の組み込み開発 品質向上の原点回帰
  91. Findy Inc. 112 品質管理の発展 神尾, 信. (1995). トヨタ生産方式とTQC: TQCへの期待に関する一考察. 生産管理,

    2(1), 3–14. https://doi.org/10.14846/seisankanri1995.2.3 良い結果は良いプロセスから得られるので両面から評 価する必要がある。このことを表す言葉に 「品質は工程で作り込め。不良は後工程に流すな。」 がある。 (中略) 図4は縦軸に発見された不具合件数をとり、横軸は製品 の主要開発ステップを示したものである。 BタイプはTQCを導入していない日本の企業によくみら れるパターンで図3のメーカーもこれに相当するといえ る。 Cタイプでは出荷検査時と市場に出回ってからの不具合 が多く発見され、プロセスの管理が不十分であったこ とが伺われ失敗コストが膨大となっている。 TQCを導入し、企画・開発・設計段階の源流工程で品 質の作り込みと不具合流出防止の管理を行えば、 Aタイプとなり失敗コストも大幅に減少 することになる。図3で示したメーカーもデミング賞実 施賞受賞後では、Aタイプの型になり向上した。
  92. Findy Inc. 113 品質管理の発展 神尾, 信. (1995). トヨタ生産方式とTQC: TQCへの期待に関する一考察. 生産管理,

    2(1), 3–14. https://doi.org/10.14846/seisankanri1995.2.3 良い結果は良いプロセスから得られるので両面から評 価する必要がある。このことを表す言葉に 「品質は工程で作り込め。不良は後工程に流すな。」 がある。 (中略) 図4は縦軸に発見された不具合件数をとり、横軸は製品 の主要開発ステップを示したものである。 BタイプはTQCを導入していない日本の企業によくみら れるパターンで図3のメーカーもこれに相当するといえ る。 Cタイプでは出荷検査時と市場に出回ってからの不具合 が多く発見され、プロセスの管理が不十分であったこ とが伺われ失敗コストが膨大となっている。 TQCを導入し、企画・開発・設計段階の源流工程で品 質の作り込みと不具合流出防止の管理を行えば、 Aタイプとなり失敗コストも大幅に減少 することになる。図3で示したメーカーもデミング賞実 施賞受賞後では、Aタイプの型になり向上した。 「品質は工程で作り込め。 不良は後工程に流すな。」
  93. Findy Inc. (出典) Infrastructure as Code, 2nd Edition , Figure

    1-2. Speed and quality map to quadrants 114 スピードより 品質を重視 品質より スピードを重視 スピードと品質 の両立 壊れやすい 厄介な状態 高品質 低品質 遅い 速い 右下の象限: 品質よりスピードを重視 • いわゆる「早く作って壊す」という考え方です。ス ピードを重視して品質を犠牲にするチームは、乱雑 で脆弱なシステムを構築します。その粗悪なシステ ムによって作業が遅くなり、左下の象限に滑り落ち ていきます。このやり方を続けてきたスタートアッ プの多くが「勢い」を失ったと嘆きます。以前な ら素早く対応できた簡単な変更が、システムが複雑 に絡み合っているために、今では何日も何週間もか かるようになっています。 左上の象限: スピードより品質を重視 • 「私たちは重要な仕事をしているのだから、きちんとやらなければならない」という考え方です。しか し、納期のプレッシャーにより「場当たり的な対応」を強いられます。重厚なプロセスが改善の障壁とな り、技術的負債は「既知の問題」リストとともに増大します。これらのチームは左下の象限に落ち込みま す。改善が困難なため、結果として低品質なシステムになってしまいます。失敗への対応として更にプロ セスを追加します。このプロセスが改善をより困難にし、脆弱性とリスクを増大させます。これがさらな る失敗とプロセスの追加を招きます。特にリスクに敏感な業界では、このように働く組織の多くの人々 が、これが普通だと思い込んでいます。 スピードと品質はトレードオフではない
  94. Findy Inc. (出典) Infrastructure as Code, 2nd Edition , Figure

    1-2. Speed and quality map to quadrants 115 スピードより 品質を重視 品質より スピードを重視 スピードと品質 の両立 壊れやすい 厄介な状態 高品質 低品質 遅い 速い 右下の象限: 品質よりスピードを重視 • いわゆる「早く作って壊す」という考え方です。ス ピードを重視して品質を犠牲にするチームは、乱雑 で脆弱なシステムを構築します。その粗悪なシステ ムによって作業が遅くなり、左下の象限に滑り落ち ていきます。このやり方を続けてきたスタートアッ プの多くが「勢い」を失ったと嘆きます。以前な ら素早く対応できた簡単な変更が、システムが複雑 に絡み合っているために、今では何日も何週間もか かるようになっています。 左上の象限: スピードより品質を重視 • 「私たちは重要な仕事をしているのだから、きちんとやらなければならない」という考え方です。しか し、納期のプレッシャーにより「場当たり的な対応」を強いられます。重厚なプロセスが改善の障壁とな り、技術的負債は「既知の問題」リストとともに増大します。これらのチームは左下の象限に落ち込みま す。改善が困難なため、結果として低品質なシステムになってしまいます。失敗への対応として更にプロ セスを追加します。このプロセスが改善をより困難にし、脆弱性とリスクを増大させます。これがさらな る失敗とプロセスの追加を招きます。特にリスクに敏感な業界では、このように働く組織の多くの人々 が、これが普通だと思い込んでいます。 スピードと品質はトレードオフではない
  95. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28
  96. Findy Inc. 117 DORA Metrics ⚫原書は「Accelerate: The Science Behind Devops:

    Building and Scaling High Performing Technology Organizations」 ⚫2018年3月出版、日本語版は2018年11月に出版。 ⚫迅速かつ高品質なデリバリを実施している組織とそうでない組織の違いに関する研 究結果をDORAがまとめている。 https://book.impress.co.jp/books/1118101029 https://www.oreilly.com/library/view/accelerate/978145719143 5/ この調査結果は チームや組織のサイズ、 業種は無関係である
  97. Findy Inc. DevOps Four Keys 118 Four Keysとフェーズドリブン リードタイム 変更リードタイム

    変更失敗率 デプロイ失敗からの 回復時間 デプロイ頻度 信頼性 企画 計画 実装 テスト デプロイ 運用 設計 障害~復旧 変更リードタイムを向上させるためには、 プロダクト開発全体の仕事の流れを理解する必要がある
  98. Findy Inc. 119 DevOps指標 変更リードタイム デプロイ頻度 デプロイ失敗からの 回復時間 変更失敗率 信頼性(可用性)

    Four Keys DORA Model 統計的相関 (参考)Google Cloud. ” Explore DORA's research program”. Google Cloud. https://www.devops-research.com/research.html. (参照 2023-1-10)
  99. Findy Inc. 120 Findy Team+画面イメージ:生産性可視化・向上 DevOps指標やコーディングプロセスにおける生産性を測定することで、効率・クオリティ の全体観を把握しながら、生産性向上を検討できます 開発プロセス全体の生産性把握 (特に) コーディングプロセスの生産性把握

    DevOps指標を観測し、開発効率やクオリティの全体観を把握 プルリク作成数やクローズ時間を観測すること で、コーディングプロセスの全体観を把握 現状の課題や開発組織としての目標、ビジネススピードを鑑みながら、生産性向上の打ち手を検討可能
  100. Findy Inc. 間違った考え方をなかなか捨てられない理由のひとつは、 ソフトウェア開発のパフォーマンス(能力、業績)を 効果的に計測できていないことにあります David Farley(2021) 引用:Farley, D.(2022), 長尾高弘

    (訳). 継続的デリバリーのソフトウェア工学: もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣 (Nagao, T., Trans.). 日経BP社. (Original work published 2021) p.70 Modern Software Engineering 121
  101. 10年前 20年前 30年前 40年前 50年前 2018: マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収

    2001/2/11: アジャイルソフ トウェア開発宣言 2005/10 1991~: バブル崩壊「失われた◦◦年」 1988~: 日本を含む諸外国へ「通商法スーパー301条」発動 ソフトウェア開発現代史年表 Ver2.06 1974 2024 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 Linux 0.01 リリース UNIXが商業化・断片化していく中、 Linuxはオープンソースの力で 統一的な開発基盤となり、 世界中の技術革新を支えた (1991/9/17) CVS 誕生 (1990) Subversionリリース (2000) (2005) GitHub リリース (2008) Bugzilla リリース (2000) Jira リリース (2002) AWS サービス開始 (2006) Jenkins 誕生 (2011) GitHub Actions (2018) ChatGPT 一般公開 (2022/11/30) GitHub Copilot (2021/6/29) Java v1.0 正式リリース Javaはオブジェクト指向と 仮想マシン技術を普及させ、 後の言語設計にも影響を与えた (1996) 1980年代後半~1990年代前半: UNIX戦争 1970~1980年代: 多くの企業や政府機関が「ウォーターフォールモデル」を公式な開発プロセスとして採用。 同時に、Royceの思惑と違う、誤解された「ウォーターフォール」が広まる Azure サービス開始 (2010) 1990~2000: 第一次ブラウザ戦争。Internet Explorerの躍進、 Netscape Navigatorの消滅 2009~2020: 第二次ブラウザ戦争 Google Chromeの躍進、 Internet Explorerの衰退 (2018) (2004) Google Cloud サービス開始 (2008) 欧州の自動車メーカ が中心となって公開(2005) (2011) 1985~1990: 国家プロジェクト 「Σ計画」が頓挫 (2006) (2004) 1975 1999 2018/11/22 2004/11/16 2006/10/19 1977 1986 2002 1995 2010~ 2017/6/22 1994/10/31 1989 2024/7/11 1987 1970 1989/02/01 1982 1979 2019/9/17 1992/3/13 1996/4/1 2010/10/12 2011/7/16 2022/12/17 2011/10/18 2021/3/15 2001/5/18 1996/8 1979 2004/7/16 2013/8/1 2014/4/22 2019/9/30 2021/12/10 1978 2024/9/13 1972 2026 1997~2010年代: 米国防総省(DoD)が CMMレベル3以上を防衛関連のソフトウェア調達 条件として要求し始める。 2000年代~: 米国を中心にでアジャイル手法が急速に広まり、ウォーターフォールは特にWeb系・スタートアップ企業ではほぼ使われなくなる。 1990年代: ウォーターフォールのリスクを軽減する開発手法が次々 と誕生(インクリメンタル、スパイラル、RUP など) 1980年後半~1990年前半: 米国防総省(DoD)の発注したソフトウェアに問題が多 発。米会計局でも多くの遅延/途中での挫折が発生` 主 な 出 来 事 ソ フ ト ウ ェ ア 関 連 の 論 文 ・ 文 献 2010年~: 米国議会は2010会計年度国防権限法(NDAA 2010)において「迅速なITシステム獲得のための新たな取得プロセス の実施」(第804条)をDoDに命じ、事実上アジャイル型開発の原則を法制化 * 1980年~: 米国防総省(DoD) がウォーターフォールを採用 初代iPhone発表 (2007/1/9) PC/AT互換機が誕生(1981~) ワークステーションの時代:Sun SPARCstation (1989~1994) Windows95 リリース コンシューマ向けOSに TCP/IPが標準搭載され ワークステーション並みに (1995) 初代iMac (1998~) Apple Macintosh (1984~) DynaBook (1994~) 家庭向けADSL・FTTHの普及、 ブロードバンド時代に突入 (2001~) ICT の 進 化 メインフレーム時代: IBM System 360とVT100(1970~1980) MacBook Pro M4 Max (2024) 2018/3/27 2000/12/1 2010/7/27 2016/10/6 2005/10/7 1990/10/10 1978/5/1 1988/3/1 1984 2021/8/1 1995/10/1 2003/9/1 1976 リリース (2004/2) Point: 米国防総省(DoD)が与えた影響 1981 2021/12/1 2025/1/3: Agile AllianceがPMBOK などを策定するPMIに加盟 Claude 1 (2023/3/14) Team+ (2021/10) Gemini 1 (2023/12/6) Devin (2024/3/12) Cline (2024/7) 2021~: AI(GenAI)が前提の時代へ 2000年代~: 日本は大企業を中心に、ウォータフォールモデルを採用し続ける。 2018/4/1 数字送信の開始による ポケベルブーム(日本) (1992~1996) F501i HYPER iモード開始 (1999/2/22) テレホーダイ(1995~2023) PC-9800シリーズ(1982~2003) 初代iPad発表 (2010/4/3) Samsung Galaxy S II (2011/5/2) 2020/3~2023/5: COVID-19 ARMアーキテクチャのSoC Apple M1 生産(2020) 1970年代後半~1980年代末: 日本車と家電がアメリカ市場を席巻。これが、徐々に日米貿易摩擦の火種に…… "ウォークマン” 1号機 TPS-L2 (1979) 世界初のポータブル CDプレーヤー D-50(1984) Toyota Corolla Liftback SR5 001 (1980~) “トリニトロン” 日本製品が欧米で人気 1979~: 日本の製造業の高品質、ものづくりの強さを研究。 2024/12/25 2013/1/10 2014/8/18 2023/11/21 2000/3~: ITバブル崩壊 パソコン通信 携帯電話・PHSの普及、インターネット黎明期 携帯電話の多機能化、ブロードバンド時代 スマートフォン普及時代(2010年、モバイル端末利用率がパソコン利用率を超える) 1974年: 「TCP/IP」の最初の仕様がRFC 675として公開 1982年~: 米国防総省(DoD)は全ての軍用コンピュータ網のためにTCP/IP標準を作成。その後、コンピューター産業に開放され、4.2 BSD UNIXを皮切りにほとんどの商用OSにTCP/IPが実装された。 Netflixが日本に上陸(2015/9/2) ※ では2007/1にサービスイン 2017/10/14 2003/9/1 2002/11/8 2009: Flickrのエンジニアである John AllspawとPaul Hammondが初めてDevOpsに繋がる伝説的な講演を行う 2000年代後半~: クラウドファースト・クラウドネイティブ時代に突入 2008/9~: リーマンショック 2010年以降~: 日本のスタートアップはクラウドファーストで事業を立ち上げ、初期からアジャイル手法を採用 ★ ピ ア ソ ン シ ョ ッ ク 2017/7/31 2009/11/27 2008/12/30 2023/11/28