学会誌『人工知能』で2021年1月号から2023年5月号まで全15回に渡ってレクチャーシリーズとして実施されて来た「AI哲学マップ」の目的は、新しい人工知能研究の領野を指し示すことにあった。学会誌上で11組の人工地の意研究者と哲学者の対話を記録し、AIと哲学の交差するポイントを収集してきた。本セッションは、その対話の記録を整理し、AIと哲学の間を橋渡しするAI哲学全体マップを提示することで、AI研究と哲学研究が交錯する全体像を提供することにある。また本内容は人工知能学会誌2023年1号から3号に渡って掲載された「AI哲学マップ総論」をレクチャーするものであり、広くレクチャーシリーズの成果を会員および参加者の皆さまに還元するものである。またAI哲学マップの最終的な結果を初めてに公開し解説する。