Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
[2025/09/12更新] freeeのAIに関する取り組み
Search
Sponsored
·
SiteGround - Reliable hosting with speed, security, and support you can count on.
→
freee
PRO
September 12, 2025
Technology
1.4k
2
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
[2025/09/12更新] freeeのAIに関する取り組み
随時アップデート予定です。
社内でのAI活用の状況はdailyで変化があるため、最新の情報は面談/面接などでお問い合わせください。
freee
PRO
September 12, 2025
More Decks by freee
See All by freee
freeeにおけるAI分析エージェントの実践
freee
PRO
0
330
クラウドネイティブ会議Day1_AI時代の開発スピードに追いつけ! Argo CD ApplicationSetと挑む、PR単位の検証環境/Cloud Native Conference Day 1: Keeping Pace with Development Speeds in the AI Era! Building a Pull Request-Level Testing Environment with Argo CD ApplicationSet
freee
PRO
0
290
激動のAI導入ミッションに、 freeeのセキュリティチームはどう向き合ったのか/How did freee's security team tackle the turbulent AI implementation mission
freee
PRO
0
2k
10分で分かるfreee__エンジニア向け会社説明資料/freee in 10 Minutes Company Overview for Engineers
freee
PRO
0
54
20251115_btconJP_フリー社における生成AI活用の試行錯誤とこれから
freee
PRO
1
270
dbt platform導入前の不安を解消する───リアルな一ヶ月検証記/Addressing Concerns Before Implementing the dbt Platform: A Real-World One-Month Trial
freee
PRO
0
1.1k
AIと共に開発する時代の組織、プロセス設計 freeeでの実践から見えてきたこと
freee
PRO
4
1.7k
10分でわかるfreeeのPdM
freee
PRO
30
27k
AI時代の開発組織デザイン
freee
PRO
0
210
Other Decks in Technology
See All in Technology
AI時代の開発生産性は、個人技からチーム設計へ
moongift
PRO
4
2.3k
LLM/Agent評価:トップ営業の発言を「正解」にする 〜暗黙的正解による評価を営業資産に変える〜
takkuhiro
1
230
Kaggleで成長するために意識したこと
prgckwb
2
400
ruby.wasmとPicoRuby.wasmに対応した仮想DOMライブラリを作ってる話 #kaigieffect_kaigi
sue445
PRO
0
150
SRE Next 2026 何でも屋からの脱却
bto
0
880
「早く出す」より「事業に効く」 ── 顧客の業務サイクルから逆算するAI時代の二重ループ開発と「変化の設計者」 / devsumi2026
rakus_dev
1
330
美しいコードを書くためにF#を学んでみた話
yud0uhu
1
450
知らん間に、回ってる
ming_ayami
0
690
AI Agent SaaS を支える自社仮想化基盤への挑戦と実運用 / ai-agent-saas-virtualization
flatt_security
3
4.1k
AI Coding Agent時代のcdk-nagガードレール 〜組織ルールを強制CIで守り抜く設計の挑戦〜
mhrtech
3
350
[2026-07-15] AI Ready なはずだったアーキテクチャと、見えてきた課題・次に目指す状態
wxyzzz
9
3.9k
CIで使うClaude
iwatatomoya
0
290
Featured
See All Featured
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
52
6k
Bioeconomy Workshop: Dr. Julius Ecuru, Opportunities for a Bioeconomy in West Africa
akademiya2063
PRO
1
180
Measuring Dark Social's Impact On Conversion and Attribution
stephenakadiri
2
240
Groundhog Day: Seeking Process in Gaming for Health
codingconduct
0
250
New Earth Scene 8
popppiees
3
2.4k
AI: The stuff that nobody shows you
jnunemaker
PRO
8
830
Efficient Content Optimization with Google Search Console & Apps Script
katarinadahlin
PRO
1
720
Game over? The fight for quality and originality in the time of robots
wayneb77
1
220
DBのスキルで生き残る技術 - AI時代におけるテーブル設計の勘所
soudai
PRO
67
56k
Designing Experiences People Love
moore
143
24k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
17k
Beyond borders and beyond the search box: How to win the global "messy middle" with AI-driven SEO
davidcarrasco
3
180
Transcript
freee のAIツール 組織導入の取り組み
2 freee のAIツール組織導入の取り組み AIツールの特有の課題 • AIの急速な技術進歩に対応しながら、前例の少ないセキュリティリスクの適切な管理が必要 • 企業としての安全性確保と技術革新の両立
AI特区制度 • 特区認定されたチーム/メンバーに限定して、AI ツールの使用を許可 • サンドボックスでの利用(コンテナ、EC2) • ツールのセキュリティチェックにおいて優先的な対 応 • 早いサイクルでの検証と評価 AI駆動開発チーム • AIツールに関わるリスクや課題に対処する専門チーム • 社内向けのガイドラインや開発者向けのLLM基盤機能 の開発 • 迅速な組織導入とインパクトの最大化
3 freee のAIツール組織導入の取り組み freeeでのAIツール検証フロー AI特区での AIツールの評価
ガイドライン 策定と基盤構築 専門チームによる 全社展開&運用 安全な環境、限られたメン バーによるスピーディーな検 証サイクル 特区で得られた知見を形式 知&基盤化。全社展開のた めのセキュリティ対策 AI駆動開発チームによるス ピーディーな展開と 継続的な評価
AIエージェント 導入における課題と対策
5 セキュリティ • 社内コードがAIモデルの学 習データになる懸念 • センシティブのデータの外部 流出リスク
• 危険なコマンド がエージェン ト経由で実行されるリスク コスト • 利用量増加に伴う予測不能 なコスト増大 • 費用対効果 の可視化と評価 AIリテラシー • プロンプトエンジニアリングな どのスキルの格差 • 不適切な利用 でセキュリティ リスクが増大する可能性 AIエージェント導入における課題
6 AIエージェント導入における課題 セキュリティ コスト AIリテラシー プロキシサーバ
多角的な活用促進 ガイドライン
7 AIエージェント導入における対策 - プロキシサーバ • 社内LLM基盤を通して、モデルプロバイダと 接続するプロキシサーバを構築 • プロキシでは入力のマスキングと出力のガー
ドレールを構築 ◦ 実行コマンドを解析し 、危険なパターンを チェック。さらにLLMでリスクレベルを判定 ◦ MCPも同様に制限 • 開発者ごと、ツールごとの token数やリクエ スト数を計測 し、より詳細な利用状況やコスト 内訳を評価 Raw Output Raw Input Safe Input Safe Output Proxy PC Model Provider
8 AIエージェント導入における対策 - プロキシサーバ • プロキシサーバはどのAIエージェントでも共 通のものを利用。入出力のフィルタやガード ルールも原則共通 •
ただし、プロンプトの中身はツールごとに解析 して対策する The Assistant is a Professional Software Engineer… <tools> <tool> <name>GitHub MCP</name> … Cline Roo Code goose
9 AIエージェント導入における対策 - ガイドライン 社内で解禁するAIエージェントツールはすべてガイド ラインを策定 •
ツールごとのガイドラインをすべて指定 ◦ プロキシサーバの設定 ◦ グローバル/リポジトリごとのルールファイル (.clinerules, CLAUDE.md など)の設定 ◦ その他個別の考慮事項 • これらガイドラインはAI特区での検証をもとに作成
10 AIエージェント導入における対策 - ガイドライン Devin 2人以上の開発者の Approveを強制(指示者を含むことも可)。 GitHub
Actions で強制。 → Devinユーザーになりすまして、悪意のあるcommitを混入させることが出来そうなため Claude Code 一定以上の利用実績のある開発者に Claude Max の配布 → コスト最適化や利用促進。プロキシサーバがあるからできた対策
11 AIエージェント導入における対策 - 多角的な活用促進 AIエージェントは熟練度によって効果が大きく異なる ことがわかった。 社内での利用促進やスキルアップための取り組みや 仕組みづくり。
• 社内Slack, 社内ブログ による知見共有 • 社内勉強会 • チームごとの強制AIデーの実施 • 熟練者とのモブプロやライブコーディング ボトムアップとトップダウンの両輪
AIエージェント 導入後の成果と課題
13 AIエージェントの導入後の成果 Cline開放の4月→7月にかけて コーディングエージェント利用率 45% → 86%
総消費トークン数 3.5倍 → 利用は順調に拡大!
14 AIエージェントの導入後の成果 AIエージェント( Cline, goose, Claude Code…) •
多くの開発者が生産性アップを実感 • CIへの組み込みやModeの活用も • 特に上位利用者はPR数もアップ! Devin • 並列度アップで特にリーダー陣に人気 • Ask DevinやDevin Wikiが便利 → 一方で見えてきた課題も ……
15 使いこなし格差 生産性の向上 スケールの壁 AIエージェントの導入後の課題 •
全社強制AI合宿の実施 • チームを跨いだ知見の共有の ための仕組みづくり • 勉強会やモブプロ、ライブコー ディング • AIツールの適用範囲の拡大。 企画/設計/QA • CIへの組み込みやより自律的 に動作するAIツールの拡大 • AI向けのコンテキストをさらに充 実。暗黙知の明文化 • AIに最適化した開発プロセス • レビューや動作確認をサポート するシステム