Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
もふもふなエンジニアの心得/mofmofinc-engineer-knowledge
Search
Atsushi Harada
October 31, 2019
Business
0
7.3k
もふもふなエンジニアの心得/mofmofinc-engineer-knowledge
mofmofの開発チームレンタルで提供する価値について。
もふもふのエンジニアに必要な基礎的な考え方。振る舞いの仕方について。
Atsushi Harada
October 31, 2019
Tweet
Share
More Decks by Atsushi Harada
See All by Atsushi Harada
モジャイリーンな事業開発/mojilean-business-development
harada4atsushi
0
370
スクラムとモジャイル/scrum-and-mojile
harada4atsushi
0
7.6k
リーン・スタートアップとMVP/lean-startup-mvp
harada4atsushi
0
26k
リーンキャンバスの作り方/how-to-make-lean-canvas
harada4atsushi
0
8.8k
見積もり/agile-estimation
harada4atsushi
0
70k
振り返り/agile-looking-back
harada4atsushi
0
21k
インセプションデッキの作り方/how-to-make-inception-deck
harada4atsushi
0
9.4k
mofmof inc. 会社紹介 for 採用/mofmofinc-informatioin-for-recruiting
harada4atsushi
3
54k
Other Decks in Business
See All in Business
スタートアップ・フィット・ジャーニー Version 2
tumada
11
2.2k
朝日新聞社 ITエンジニア キャリア採用 紹介資料
asahi_cto
0
260
フルカイテン株式会社 採用資料
fullkaiten
0
61k
株式会社アーリーリフレクション - Culture Deck
earlyref
0
310
Josh Blyskal | Profound | We analyed 10,000,000 AI Search Results...
joshbly
1
1.8k
データサイエンティスト紹介資料‗エムスリー株式会社
m3
0
850
FABRIC TOKYO会社紹介資料 / We are hiring(2025年4月30日更新)
yuichirom
36
320k
家族アルバム みてね 事業紹介 / Our Business
familyalbum
4
35k
インキュデータ会社紹介資料
okitsu
3
39k
採用ピッチ|テクノロジー本部|EC開発部
dmm2025
0
300
THE BINGO - サービス紹介・実績 資料
fujiyamayuta
0
660k
「自分と相手を知る」にたちカエル、毎朝のFunDoneLearn~体調不良もキムチを床にぶちまけた話も共有したらチームの絆が強まった~
yui3x9
0
1.1k
Featured
See All Featured
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
268
20k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
51
3.2k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
120
52k
Done Done
chrislema
184
16k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
19
1.2k
Practical Orchestrator
shlominoach
187
11k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
344
40k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
10
790
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6.3k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
28
3.8k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
68
11k
Transcript
もふもふなエンジニアの⼼得 mofmof inc.
クイズ • このトレーニングの終了時にクイズを出題します • 回答できるようにしっかり聞いていてください
Why How What
WHY なぜ開発チームレンタルをやるのか
なぜ開発チームレンタルをやっているのか • かつて代表・原⽥がSIerで開発の仕事していた時代の話 • ⽇々、顧客の怒号が⾶んでいる • 「こんな機能誰が使いこなせるんだろう」という機能を作ら なければならなかった • ちゃんとつくったのに「これじゃ使い物にならないよ」と⾔
われた • 作ることは好きだったが、どうしてこの仕事はこんなにも不 ⽑なことが多いのだろうかと感じていた
なぜ開発チームレンタルをやっているのか • 「価値がある」と感じられるものづくりをしたい • つくったもので⼈に喜んでもらいたい • ⼀労働⼒ではなく、主体となってものづくりする仕事がした い
従来型の受託開発はなぜうまく⾏かないのか • 「要件定義」という仮説の上に計画し、計画通りに作ること を正とするから • 仮説の誤りが⾒つかった時、時間的・コスト的にそれを是正 する余地が圧倒的に⾜りないから • 顧客はビジネス的な価値の実現を求めているのに対し、ベン ダーは成果物の完成を⽬指しているから
開発チームレンタルはどう良いのか • 仕様変更がいつでも何度でも出来るため、仮説が誤っていた ときの修正がしやすい • 仕様・バグの線引が必要ないため、責任範囲を定めるための ⼯数が必要なく、純粋に開発に注⼒できる • エンジニア⾃⾝が、仕様について提案し議論に参加すること が出来る
• 結果、成果物を完成することではなく、プロダクトの価値を 実現するためのものづくりが可能になる
プロダクトの価値とは何か • システムが完成さえすれば価値が実現される、というのは誤 解 • 価値とは、プロダクトの周辺の⼈間が喜んでいるという状態 である。例えば、 • ユーザーは、そのプロダクトを使って嬉しいか? •
サービス提供者は、プロダクトを提供してビジネス的メリット を得られるか?(わかりやすいのは利益)
開発チームレンタルは何を提供するのか • 資⾦もビジネスアイディアもあるのに、つくり⼿だけが⾜り ない企業が、早く・確実に市場にプロダクトをリリースする ことが出来ること • 開発プロジェクトに発⽣しがちな本質的でない問題をおさえ て、継続的にプロダクトを成⻑させていけること • プロダクトの価値を実現するために、仮説から試⾏錯誤しな
がら機能に落とし込んでいけること
価値のある失敗をする • ビジネス的メリットの実現を保証することは難しい • ビジネスとして成⽴するかどうかはプロダクト以外の要因にも 依存するため • 新規事業の成功率は10%未満、基本的にほどんど失敗する • 出来るだけ早く正確に、定義した仮説を具現化し、市場に問
うこと • 結果、失敗だったとしても、仮説が早く検証された事実には ⼗分価値がある
HOW もふもふなエンジニアの振る舞い
技術⼒の⾼さだけでは価値のある仕事は出来ない • mofmof inc.では技術⼒が⾼いのは当然であり、基礎能⼒で ある • 技術⼒の⾼さと、提供できる価値の⼤きさは正⽐例しない • 価値を提供出来る⽅法を⾝につけていなければ、提供できる 価値を⼤きく出来ない
• その⽅法論の⼀つが、スクラムやアジャイルである
ただ⾔われた通りに作らない • 開発業務の中では、プロダクトオーナーからつくって欲しい 機能が渡される • なぜその機能が必要なのか、ユーザーをどのように幸せにす るか、機能の⽬的にフォーカスして設計すること • 機能の⽬的が満たせれば作り⽅にはバリエーションがある •
よりよい実現の仕⽅を考え提案すること
理解の溝を積極的に埋める • 顧客(プロダクトオーナー)は開発のスペシャリストではない • 従って、欲しい機能を的確に伝えられるとは限らない • 抽象的で曖昧な仕様は、⾃ら具体化するように働きかけるこ と • 判断を仰ぐ必要がある場⾯では、相⼿に決めさせるのではな
く、選択肢を提⽰し、⾃⾝が推奨する案を⽰すこと
仕様変更は学習の成果である • 仕様が変わるということは、学習の結果、よりよい形に気付 いたということであり、プロダクトを成⻑させる機会を得た ということ • 仕様変更を否定することはプロダクトの成⻑を否定すること • リリース近くの仕様変更だったしても、やれるかやれないか は別として、それ⾃体は歓迎されるべき
リスクは早く検知して伝える • システム開発は不確実性との戦い • リスクは早く検知して、出来るだけ早く顧客に伝えること • 伝える際には必ず対応策をセットで伝えること • 顧客が気付くより早く気付いて、先回りして⼿を打つことが 信頼につながる
クイズ