2023/03/10開催 DevRel/JP Conference 2023 基調講演資料です。 OWWHとコミュニティの組み合わせについて説明しています。
2023/03/10Hideki Ojima | Parallel Marketer / Evangelist@hide69oz http://stilldayone.hatenablog.jp/DevRelで理解・共感・行動の連鎖を起こすには?誰に伝えるか、何を伝えるかと向き合うマーケティングアプローチのススメ
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小島 英揮パラレルマーケターStill Day One 合同会社 代表社員
これまでのキャリアとカバー領域、スキルの変遷C/SシステムRDBERPインターネットWebOSSRIAクラウド モバイル(スマホ)アプリSaaSAIVR/AR/MR電子決済1991 1999 2002 2009 2017XMLマーケティング英語・異文化コミュニケーションIT/B2B組織・コミュニティマネジメントプレゼンテーション非IT/B2C/D2C
パラレルマーケターとしての実績
コミュニティマーケティングの効果や進め方についての書籍発刊2009 - 20162016 ~2019コミュニティマーケティングの進め方や事例共有のためのコミュニティ。過去6年で50回以上開催、メンバー約3,400名AWS日本法人一人目の社員としてJoin。マーケティング統括としてクラウド市場開拓をコミュニティ構築(JAWS-UG)を通じて実施。コミュニティ x ビジネスでの経験値
今日のテーマターゲットに行動変容が連鎖する伝え方を考える
最近ちょっと話題のツイート
DevRel活動も同じターゲットが「動きたくなる」情報、伝え方、が重要※注:そのために正しくないことを言っていいわけではない(ダメ、絶対!!)
参考:クラウド昔話・・・・ベンダーA ベンダーBお客様のBCP対策には、パブリッククラウド活用が、初期コストも運用コストも最も削減できます弊社のクラウドは、独自の技術で、柔軟性の高いコンピューティングリソースを提供しますあなたなら、どちらのベンダーストーリーがアクションしやすい?
「スゴイ」から使うのではなく、「役にたつ」から使う
スペックを聞いただけで、自社課題と紐づけられる顧客はごくわずか
特に、キャズム以降の顧客層では、その傾向が顕著に
What is [your service]? ではなくHow does [your service] helpyour customers?の文脈が重要
「顧客視点」と同じく重要なのが「勝利条件」
「勝利条件」=Objectiveの設定を忘れないコト!!
Objectiveへの近道をマーケティング思考で因数分解Objective(目的・勝利条件)=Who(誰に)What(何を)How(どうやって)× ×
マーケティング 3つのNG(ダメ。絶対)多目的Howから考える「全員を相手」にする
ビジネス全体のObjectiveから、DevRel事業のObjectiveを設定3-5年後のビジネス全体のObjective- 定量的Goal- 定性的Goal1年後のビジネス全体のObjective- 定量的Goal- 定性的Goal3-5年後のDevRel事業のObjective- 定量的Goal- 定性的Goal1年後のDevRel事業のObjective- 定量的Goal- 定性的Goal
Objectiveを満たすのに必要な数のWho x What x How の掛け算を設定3-5年後のビジネス全体のObjective- 定量的Goal- 定性的Goal1年後のビジネス全体のObjective- 定量的Goal- 定性的Goal3-5年後のDevRel事業のObjective- 定量的Goal- 定性的Goal1年後のDevRel事業のObjective- 定量的Goal- 定性的GoalWho①DevRel事業の成長・成功に必要なのは誰か?What①Who①に響くオファリングは?How①WhoにWhatを効果的に伝える方法は?Who②DevRel事業の成長・成功に必要なのは誰か?What②Who②に響くオファリングは?How②WhoにWhatを効果的に伝える方法は?・・・・・・・・・・・・× ×× ×==
Who/What/Howを考える誰を動かすか?何で動かすか?どう動かすか?
DevRel活動で主に相手にすべき顧客は誰か?
その「顧客」に響く=行動したくなるオファリングは何か?
行動に結びつきやすい伝え方は何か?
行動の連鎖を生む仕組みとしてのコミュニティ
コミュニティ =ファン、ロイヤルティ顧客を束ね、より声が大きく、遠くまで届く仕組み
再現性・成長性のあるコミュニティの「型」
関心軸×オープンタイプのコミュニティを構築賛同者・理解者が増え続けるコミュニティの領域関心軸所属組織・地域軸クローズド オープン町内会などの領域おススメの型
オーディエンス型とコミュニティ型オーディエンス型(1:N型・階層型)カリスマ/スターに集まる→初速は早いが、再現性、持続性が難しいコミュニティ型(N:N型・フラット型)考え方・関心軸に集まる→初速は緩やかだが、再現性、持続性高いおススメの型
Sell Through the Communityモデルでスケールさせる
実現したいモデルSell Through the Communityベンダー コミュニティ単なる認知でなく、「想起」を促す!
ただコミュニティを作っただけでは「足し算」で終わる。他のマーケ、CS施策と連動して、よりスケールする「掛け算」として実装することが重要
コミュニティがあることで、循環型ファネルができるAwareness(認知)Demand Generation(自分ゴト化)Lead Qualification(案件化:MQL → SQL)Onboarding/PoC(利用開始)Cross / UpSell ( MRR/LTV 向上)コミュニティマーケティングカスタマーサクセスオンボーディングを通じて顧客から「ファン」を量産オンボーディング等見込み顧客に対し、既存顧客が事例やユースケースを紹介顧客同士でベストプラクティス共有「ファン」が安定供給されることでコミュニティが継続拡大ファン
コミュニティ × マーケティングビジネスのターボチャージャー
コミュニティはもはや異端ではない
• OWWHで近道を因数分解• 「役に立つ」>「スゴイ」• コミュニティでDevRelに「掛け算」を!まとめ:理解・共感・行動の連鎖を生みだすために
更にOWWHやコミュニティの「掛け算」を学びたい人に
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