$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Hardening 2020 H3DX #team-3
Search
Nomizo Nomizo
November 15, 2020
Technology
0
2.7k
Hardening 2020 H3DX #team-3
Hardening 2020 H3DXにおけるteam3(おにぎりまみれ)の振り返り資料です。
各チームのプレゼンを行うSoftening Dayの発表で使用しました。
Nomizo Nomizo
November 15, 2020
Tweet
Share
More Decks by Nomizo Nomizo
See All by Nomizo Nomizo
TryHackMeのはじめかた
nomizone
0
910
沖ハック~のみぞうさんとハッキングチャレンジ☆~
nomizone
1
510
ひよこまめ教習所_教習案内
nomizone
0
990
ハッカー視点で学ぶサイバー攻撃と防御の基本
nomizone
6
4.2k
シンデレラなんかになりたくない~裸足で歩く自分だけの道~
nomizone
6
1.5k
ハッキングの世界に迫る~攻撃者の思考で考えるセキュリティ~
nomizone
14
12k
7日間でハッキングをはじめる本をはじめてみませんか?_ITエンジニア本大賞2025
nomizone
2
5.3k
面接をイージーモードにするコツ
nomizone
3
3.9k
セキュリティ人狼やってみませんか
nomizone
0
250
Other Decks in Technology
See All in Technology
freeeにおけるファンクションを超えた一気通貫でのAI活用
jaxx2104
3
1.4k
日本Rubyの会の構造と実行とあと何か / hokurikurk01
takahashim
4
800
シンプルを極める。アンチパターンなDB設計の本質
facilo_inc
2
1.6k
「Managed Instances」と「durable functions」で広がるAWS Lambdaのユースケース
lamaglama39
0
150
ブロックテーマとこれからの WordPress サイト制作 / Toyama WordPress Meetup Vol.81
torounit
0
370
【5分でわかる】セーフィー エンジニア向け会社紹介
safie_recruit
0
38k
手動から自動へ、そしてその先へ
moritamasami
0
250
乗りこなせAI駆動開発の波
eltociear
1
560
Symfony AI in Action
el_stoffel
2
380
Overture Maps Foundationの3年を振り返る
moritoru
0
110
AI活用によるPRレビュー改善の歩み ― 社内全体に広がる学びと実践
lycorptech_jp
PRO
1
140
【pmconf2025】PdMの「責任感」がチームを弱くする?「分業型」から全員がユーザー価値に本気で向き合う「共創型開発チーム」への変遷
toshimasa012345
0
190
Featured
See All Featured
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
9.7k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
73
11k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
55
3.1k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
51
51k
Unsuck your backbone
ammeep
671
58k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
359
30k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Building an army of robots
kneath
306
46k
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
10
710
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
25
1.6k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
37
2.6k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
141
7.2k
Transcript
None
1. おにぎりまみれ について a. チーム名の由来 ISUCONのジェネレーターで決めた https://isucon-team-name-generator.netlify.app/
1. おにぎりまみれ について 1 1 1 1 2 1 1
1 1 出身地も割とバラバラ 北海道:1人 秋田:1人 東京:1人 千葉:1人 神奈川:1人 長野:1人 石川:1人 大阪:2人 奈良:1人 計10人 好きな具を並べると、こんな感じになった(意外 とバラける) 梅、こんぶ(2)、いくら、エビマヨ、シャケ(2)、 ツナマヨ(2)、梅カツオ、しおにぎり
1. おにぎりまみれ 体制
2.体制・情報共有等組織運営について a. 役割分担に際して考慮したこと - 各自のスキルシートを記入して適材適所に b. チーム内での情報共有、コミュニケーションはどのように行ったか - Slack・Trello・esa ・Googleドライブなどクラウドサービスをフル活用
2.体制・情報共有等組織運営について c. オンライン開催ならではの工夫ポイント • 音声(Discode)とテキスト(Slack)のチャンネルを別にする • 操作に困ったり、詰まったりしたときは画面を共有する • 基本接続しっぱなしにして何か起きたら、とりあえず声を出す
3.準備について • オンラインMTG 9回 • Slackを使って密なコミュニケーション ◦ チームワークの醸成 ◦ 経験者の経験談を聞く
◦ 役割分担 ◦ チートシートの作成 ◦ 自動化シェル準備 ◦ 報告様式の準備 などなど…
3.準備について 稟議系 • Slackに稟議チャンネルと操作したログを残すチャンネルを 用意(Trelloと連携して自動でログが残るようにした) • セキュリティ保険は買う予定だったが結局買わないことに した(後に情報漏えい事件の補填のために3000万支払う羽目 に)
4.インシデントレスポンス a. 環境の把握、攻撃検知の為に、導入したツールや実施したこと ・Cisco「NGFW/IPS & EDR」を購入 →まさかの「対応してないOS」で不祥事発生(情報漏えい) ・死活監視bash導入 →O和田常務attackに気づいた →30分くらいで常務は解任
b. 想定内の事象と想定外の事象 想定内) ・情報漏えいによるカード不正利用は想定していた(なのになぜ…) 想定外) ・終了30分前にDNS障害?が発生しマーケットプレイスにつながらなくなる(だれかおしえて)
4.インシデントレスポンス c. インシデント発生時の社長と常務対応について • インシデントを見つけたスタッフに5w1hを収集しましたが、実際に問い詰められたの はもっと前の段階である”売上目標”、"戦略"、"予防策"だった • 完全に正論で怒られ金縛りレベルのbad statusに… •
CEOがインタビューで余計なこと(売上目標3億!!)をいうから・・・ ◦ 具体的な施策に落とし込めていなかった ◦ 技術的な調査と、それによってどんな事業インパクトがあるかの考察が欠けてい た
5.ビジネス価値向上の取り組み a. ECサイト安定稼働のために工夫したこと 不要なプラグインの無効化、使用しないユーザの無効化、パスワードの変更 b. 事故発生時に対応を意識したこと とにかく「何が起きたか」の把握。⇒情報収集を丁寧に 起:何を見つけたか(なんか変) 承:何をされたか(なんだろう) 転:何があったのか(つまり何?)
結:誰に何する(報告・連絡・相談 → 謝罪)
6.マーケットプレイス活用の試み a. MPサービスの選定基準 • NGFW/IPSとEDRで多層的に防御(Ciscoの品揃え) b. 購入したMPサービスの投資対効果とサポート評価 • 競技中は気づいてなかったけど結構止めてくれてたことをあと のレポートで知る。ありがとうございました!
• shop1〜2の平和はciscoが守りました! c. MPサービスの中で最もプロフェショナルだと思った方 2 名のお名前と選定理由 • @MP_urikura_CISCOさん @MP_坂川健太_CISCOさん • 迅速な情報共有ありがとうございました!
7.総括 a. Hardening参加で学んだこと • 準備の大切さ。準備無くして本番なし! • 短時間で判断する経験ができた! b. 今回の経験を自社のインシデント対応をリモートで行う場合にどのように生か せるか
• 技術部門と管理部門の会話の混ぜ方に工夫が必要 ◦ 別の話が同時にできない ◦ 時間を決めて専用のボイスチャットで話すなど
7.総括 c. 今回得た知見を明日以降どのように生かすか • NG/FWすごい。うちの組織に訴求したい… • 記者会見コワイ… いつでも出ていけるように、最新の状況(顧客数・ 売上)を把握する d.
今後のHardeningイベント開催に向けて、どう発展させると面白いか • お客様対応を意識した視点がエンジニアには新鮮で面白かった
最後にひとこと大きな声で。 このような素敵な競技を開催していただき ました Hardening Project 実行委員会の皆さま、 スポンサーの皆さま、マーケットプレイス の皆さま、ボランティアの皆さま、また、 本競技会に関係するすべての皆さまへ 深く感謝申し上げます。
おにぎりまみれ(Team#03) 一同