2025年2月1日、VRChatの技術イベント「ITインフラ集会」での発表のスライドです。
現代のITインフラは、私たちの日常生活や産業の基盤となっています。
しかし、その脆弱性を宇宙規模の視点で考えたことはありますか?
1859年のキャリントンイベント級の太陽嵐が再び発生した場合、
送電網や通信ネットワーク、人工衛星を含む重要インフラにどのような影響が及ぶのでしょうか?
このスライドでは、以下のポイントを中心に解説しています:
- キャリントンイベントとは何か?その歴史的背景と影響
- 太陽嵐がITインフラに及ぼすリスクと具体例
- 世界の政府機関やIT企業(Googleなど)の対策事例
- ITエンジニアとして普段からできる現実的な備え
宇宙の脅威に備えつつ、私たちのITインフラを守るために必要な知識とアクションを一緒に考えてみましょう。
補足
発表後、何人かの方にご指摘を受けましたが、講演の中で触れたようなバックアッププランや障害対策をすべて実践する必要もなく、
リスクとコストを天秤にかけ、どの程度までなら許容できるか、ポリシーを持って運用をすべき、というお話をしたので、そのことも付記します。
謝辞
本スライドのレビューをしてくださったソーサツ・チエカさん( https://x.com/chieka_quantizd )に深い感謝を申し上げます