Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
LIFF通話をつくろう!
Search
ufoo68
October 02, 2021
Programming
0
1.2k
LIFF通話をつくろう!
ufoo68
October 02, 2021
Tweet
Share
More Decks by ufoo68
See All by ufoo68
初めて開発リーダーをやってみた話
ufoo68
0
65
M5Stack用の指紋認証デバイスを試す
ufoo68
0
550
結婚式のクイズアプリを自作した話
ufoo68
0
520
M5Stack Core2とAlexaでインターフォンに自動で対応してくれるIoTデバイスを作りたかった話
ufoo68
0
580
KASHIKOIHAKO
ufoo68
0
480
KASHIKOIHAKO計画その4
ufoo68
0
250
AWS CDKで作るLINE bot
ufoo68
0
330
解説!LINE bot開発
ufoo68
0
250
Udonで始めるVR開発
ufoo68
0
390
Other Decks in Programming
See All in Programming
アクターシステムに頼らずEvent Sourcingする方法について
j5ik2o
4
280
Beyond ORM
77web
7
860
MCP with Cloudflare Workers
yusukebe
2
220
命名をリントする
chiroruxx
1
410
見えないメモリを観測する: PHP 8.4 `pg_result_memory_size()` とSQL結果のメモリ管理
kentaroutakeda
0
360
これでLambdaが不要に?!Step FunctionsのJSONata対応について
iwatatomoya
2
3.7k
PHPUnitしか使ってこなかった 一般PHPerがPestに乗り換えた実録
mashirou1234
0
200
なまけものオバケたち -PHP 8.4 に入った新機能の紹介-
tanakahisateru
1
120
선언형 UI에서의 상태관리
l2hyunwoo
0
170
Recoilを剥がしている話
kirik
5
6.8k
ドメインイベント増えすぎ問題
h0r15h0
2
330
Symfony Mapper Component
soyuka
2
730
Featured
See All Featured
For a Future-Friendly Web
brad_frost
175
9.4k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
5
450
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
222
9k
Building Applications with DynamoDB
mza
91
6.1k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.1k
How GitHub (no longer) Works
holman
311
140k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
2
190
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
95
17k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
73
5.4k
BBQ
matthewcrist
85
9.4k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
226
22k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
26
1.9k
Transcript
LIFF通話をつくろう! LINE通話の垣根を超えた通話アプリを考えた
自己紹介 • 本名 ◦ 松永勇太 • Twitterでの名前 ◦ ufoo68(@ufoo_yuta) •
好きなこと ◦ シンプルなものづくり
LIFFとはなにか
LINE製、フロントエンド開発プラットフォーム https://developers.line.biz LINE Frontend Framework、略してLIFF。LINEプラットフォー ムを用いた通常のウェブアプリとは違ったアプリの開発が実現 できる。 例えばLINEユーザーを使ったログイン、ユーザー情報の取得、 特定のユーザーへのメッセージ送信などの機能の実装など ...
事例:ボイスアップラボ https://playroom.voiceapp-lab.com/
事例:タッチアンドゴーコーヒー https://note.com/misuzu_neccos/n/nbae92b0e5b9a
LIFFの始め方 2つの選択肢がある • LINEログイン ◦ 手軽に試したい場合はこっち • LINEミニアプリ ◦ LINEへのエントリーが必要
ミニアプリとは LINEアプリ上で動くアプリのこと。できることは基本LIFFと同じ。 https://developers.line.biz/ja/docs/line-mini-app/discover/introduction/
今回はLINEログインでチャネル作成
チャネル設定でLIFFを追加
発行されるLIFF IDを使用
ちなみに、V1は使わないようにしよう
今回の本題
つくりたいもの:LIFF通話 LINEメッセージを介した通話アプリ 通話アプリのリンク DEMO
使い方(ざっくり) 通話をかける人
使い方(ざっくり) 通話をかけられる人
LINE通話との違い • LINEアプリの通話機能ではなくブラウザの通話機能 (WebRTC)を使った通話アプリであること • LINEアプリを立ち上げずに通話が可能である • LINEアプリを持っていない人とも通話ができる 「普通にLINE通話でええやん」とか野暮なことはいわないこと
使用技術 • UI機能 ◦ LIFF ◦ React • 通話機能 ◦
Skyway • アプリ配信 ◦ Vercel
ReactでLIFF開発をする @line/liffを使うと快適!! https://www.npmjs.com/package/@line/liff
アプリ配信はVercelで簡単に! GitHubと連携してデプロイ設定が簡単に実現可能 「GitHubにソースコードをPush後に、Vercelで デプロイ+アプリ配信」ができる連携設定を Vercelにアカウント連携するだけで自動構築し てくれる!
各機能の実装方法
LINEへのメッセージ送信 shareTargetPicker()を使う https://engineering.linecorp.com/ja/blog/liff-share-target-picker/ グループまたは友だちを選択する画面で選択した相手に特 定のメッセージを送信させることができる機能。 今回はLIFF通話のリンクを送るために使用。
通話の実装 SkyWayというSDKを用いてP2P(Peer to Peer)の通信をする Peer Peer • Peer ID •
メディアストリーム
通信のやりとり 1. 通信をかけたい側(Caller)がPeer IDを生成 2. Peer IDをクエリストリング用いて通信をかけられる側(Callee)にURLを共有 3. CalleeはURLを開いて共有されたPeer IDとコネクションを行って、メディアストリー
ム(カメラ映像と音声)を送信する 4. Callerはメディアストリームを受け取ったらCalleeに自分のメディアストリームを送り 返す URL?id={Peer ID}
Peer IDの共有方法 LIFFのShareTargetPicker機能を用いてLINEの友達に送信する Caller Callee liff.shareTargetPicker([ { type: ‘text’, text:
`https://xxx?id=${myid}` } ])
ライブデモ
QR再掲
さいごに
今回のまとめ • LIFFとはLINEプラットフォームを活用したウェブアプリを開発させるためのフレーム ワーク • LIFFを使うことでLINEボットだけでは実現できなかったリッチなUIの実現が可能に なった • LIFF、Skyway、Vercelなど既存のライブラリやサービスを組み合わせることで簡単 に多様な機能が実現できる
• LINE通話はもう古い!これからはLIFF通話の時代