なぜ株価算定やデュー・デリジェンスが必要なのか? 主に①取引の適切性、②リスク管理、③PMI(買収後統合)の観点から必要です。 ① 財務DDにおいて算出したあるべき財務数値を基に株価算定を行うことにより、適正な理論価格を叩き台とした交渉が可能になります。 ② 財務DDでは、偶発債務等の将来の財務リスクを明らかにするため、リスクに対する保証条項の設定などの対応策を講じることが出来ます。 また経営陣が適切な善管注意義務を果たしたことを示すためにも、コンプライアンス上の要請として、専門家によるFASが求められます。 ③ 財務DDでは、管理体制を事前に把握することで、統合後の運営をスムーズにするための準備が可能になります。対象企業の収益・コスト構 造を理解することにより、買収後の計画立案にも役立ちます。 Q A なぜFASサービスに品質が必要なのか? 理論的に該当案件に適さない方法や、第三者算定機関の評価として不適な方法を選択した場合、株主等、ステークホルダーへの説明が困難とな ります。また例えば株価算定の品質が低い場合、監査実施時になって、監査法人から事後的に「No」を突きつけられるリスクが高くなります (別の業者による再算定を要求されるケースもあります)。 Q A 知りえた情報の流出・悪用が行われる可能性はないのか? 弊事務所の関与は、依頼を受けた業務のみです。 NDA等を締結し、情報の受け渡しは指定方法に従うなど、情報流出・悪用がないよう徹底しています。