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Helpfeel開発部のいまと未来2025
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Hiroki Akiyama
April 14, 2025
Technology
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75
Helpfeel開発部のいまと未来2025
2025年4月11日(金)に開催されたHelpfeel Tech Conf 2025で登壇した際に使った資料です。
Hiroki Akiyama
April 14, 2025
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Transcript
Helpfeel開発部のいまと未来2025 秋⼭博紀 @akiroom 株式会社Helpfeel 執⾏役員CTO 写真撮影‧シェア歓迎
2 ⾃⼰紹介 @akiroom 執⾏役員CTO 技術戦略、研究開発⽅針の策定 マネジメントなど 2015年⼊社 https://akiyama.akiroom.com/ 修⼠(政策‧メディア) 認知‧意味編成モデルと⾝体スキル修了
HCI = Human Computer Interaction Visual Basic 6, Delphi 6, C#, Objective-C, Ruby, JavaScript, TypeScript
3 最近おもしろかったこと:AIインドアお花⾒会 記者に囲まれてインドアで花⾒をしながらDevinを⾒守る体験 ちなみに⾃分の席から花は⾒えない
Helpfeel Tech Conf 2025へようこそ!
5 Helpfeel Tech Conf 2025へようこそ! 【シェア歓迎】ぜひ感想をリアルタイムにSNSにシェアしてください もしよければXにポストしてください 例1 Helpfeel Tech Confに参加しています
例2 Helpfeel社よさそう 例3 Helpfel Tech Confの配信⾒てるナウ #helpfeel_techつけてくださいね!
開発部紹介 プロダクト開発3本の⽮とハッカー集団 Helpfeel開発部の「未来」 6 アジェンダ
開発部紹介
8 Vision ⼈の好奇⼼は無限⼤であり、テクノロジーの可能性も無限に広がっています。 私たちは⼈にとってスムーズで頼もしい両者の関係を設計することで、 ⼈間の思考とコミュニケーションを加速します。 テクノロジーの発明により、⼈の可能性を拡張する Human Empowerment Technology
専⾨性に基づいて、プロダクトの開発‧運⽤と会社の成⻑に貢献する部署 9 Helpfeel 開発部 Gyazo Cosense Helpfeel デザイナー テクニカルサポート 事業開発
エンジニア エンジニア マネージャー CTO‧開発部⻑ テクニカルフェロー コーポレートエンジニア コーポレートIT アドバイザー エンジニア 53名(うちフルタイム37名) プロダクト別チーム コーポレートIT(情シス)も 開発部所属 プロダクトマネージャー プロダクトマネージャー プロダクトマネージャー
世界242の国と地域で活⽤される スクリーンショット共有ツール Gyazo 情報を知識にする メディアキャプチャー 世界中で利⽤されるSaaS 転送量500TB/⽉を超える⼤規模インフラ B2C B2B 2222万+ユーザー
30億+アップロード
組織が変わる ナレッジイネーブルメントツール チームのドキュメント⽂化が⾃然に育つナレッジベースです。何万ものページをリンク し、社内の知識をインターネットのように渡り歩けます。ページのネットワーク構造から 関連ページが推薦され、過去のアイディアと現在を接続し、未来の発想を⽣み出します。 2000万+ページ 50万+ユーザー 情報を軽快に整理する 画期的な知識共有サービス Cosense
B2C B2B ※ オレンジ⾊背景の数値は2025年3⽉末時点
カスタマーサポートの課題を解決する 検索型AI-FAQ ユーザーのあらゆる疑問をすぐに解決できるFAQ検索エンジン。 ユーザーが⾃⼒で問題を解決するのを⼿助けするだけでなく、 CS担当者やコールセンターの負担も削減します。 Helpfeel ※スマートキャンプ株式会社主催「BOXIL SaaS AWARD Autumn
2023」FAQシステム部⾨で受賞 Enterprise B2B 検索性能に特化した 新世代FAQ検索システム
13 Helpfeel 導⼊先⼀覧(⼀部) 各社の顧 向けFAQはhttps://www.helpfeel.com/showcaseにリンクがございますので実際にお試しいただけます (社内⽤や限定公開のFAQとしてご導⼊の企業様の場合は、⼀般公開されていないためご覧いただけません)
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Gyazo 新しい成⻑の兆し Helpfeel 成⻑の積み上げと拡張 Cosense 持続的な成⻑への転換 コーポレートIT ISMS取得など統制強化 15 プロダクトサイクル 3つのプロダクト‧1つの領域
導⼊期 Introduction 成⻑期 Growth 成熟期 Maturity 衰退期 Decline 拡張 Extension Cosense Gyazo Helpfeel 少⼈数‧統制無 ⼤⼈数‧統制有 コーポレートIT
プロダクト開発3本の⽮ ハッカー集団
プロダクト開発3本の⽮ 責任を果たすためのフレームワーク 17 プロダクトの 磨き上げ 顧客要望の 実現化 ソリューション 新規開発 経営視点 新プロダクト
新商材 営業材料 ロードマップ 開発視点 業務効率化 UI/UX向上 セキュリティ対策 バグ修正 顧客視点 課題‧問題の解決 要望の調査‧実現 プロダクト開発に必要な領域を分類 ベン図なので厳密な分類は不要 3領域のバランスを取るのが重要 3つの視点を開発者全員が持つ
プロダクト開発3本の⽮:ソリューション新規開発 18 ソリューション 新規開発 経営視点 新プロダクト 新商材 営業材料 ロードマップ 経営者の帽⼦を被る
組織としての意思に向き合う 組織として何に貢献したいか? 「⽣成AIスパムアフィリエイトに ⼈⽣を賭けていないのはなぜですか?」の回答 資産を作り売上に繋げる
顧客要望の 実現化 プロダクト開発3本の⽮:顧客要望の実現化 19 顧客‧ユーザーの帽⼦を被る 素⼈発想⽞⼈実⾏ 問題発⾒と課題解決を図る ビルドトラップを避ける 顧 ‧ユーザーにとっての価値の最⼤化を実現する
ドッグフーディングで⾒えない問題を解決 プロダクトのスティッキネスに寄与する 課⾦‧受注‧チャーン防⽌に繋がる 顧客視点 課題‧問題の解決 要望の調査‧実現
プロダクトの 磨き上げ プロダクト開発3本の⽮:プロダクトの磨き上げ 20 開発者の帽⼦を被る 専⾨性から⽣まれる気づきでプロダクトを改善する 利益率向上とリスク回避により事業継続性に貢献する 業務効率化 「AIを使える」「ワンクリック化できる」というカイゼン UI/UX向上
ほとんどのユーザーは指摘せずサイレントに離脱する セキュリティ対策 問題が起きるまでユーザーは気づけない バグ修正 にも時間をちゃんと割く 開発視点 業務効率化 UI/UX向上 セキュリティ対策 バグ修正
プロダクト開発3本の⽮と 事業のつながり
プロダクト開発3本の⽮ 22 検討 購⼊ 利⽤ アップセル クロスセル チャーン ソリューション新規開発 未来の新しいサイクルを増やす
顧客要望の実現化 プロダクトのライフサイクルを強化する プロダクトの磨き上げ サイクルの ⼟台を強くする
プロダクト開発3本の⽮ 23 検討 購⼊ 利⽤ アップセル クロスセル チャーン ソリューション新規開発 未来の新しいサイクルを増やす
顧客要望の実現化 プロダクトのライフサイクルを強化する プロダクトの磨き上げ サイクルの ⼟台を強くする 短中期の売上 CAC ARPA LTV 中長期の売上 将来価値 競争環境の変化 利益率 事業継続性 リスクコントロール
プロダクト開発3本の⽮を実現する ハッカー集団
25 ハッカー集団がプロダクト開発3本の⽮を実現する テクノロジー アート クラフト デザイン ハッカー ポール‧グレアム 『ハッカーと画家』2005 トム‧ケリーら
『発想する会社!』2002 ヴァルター‧グロピウス『バウハウス ⾔』1919 ハッカー = テクノロジー ∩ アート ∩ デザイン ∩ クラフト ※中央の図は本来は上図の形が望ましい ベン図. (2023, July 18). In Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/ベン図
26 ハッカー集団がプロダクト開発3本の⽮を実現する テクノロジー アート ‧知識を実⽤する ‧知っているだけではダメ ‧実際に世の中に作⽤する ‧⾔語化し、再現性を図る ‧美しさ ‧サーフェイスから実装まで
‧UIの審美性、コードの美しさ ‧情熱とひらめきと共感する⼒を⼤事にする ‧熱⼼に学ぶ ‧技術に誠実である ポール‧グレアム『ハッカーと画家』2005
デザイン ‧俺‧汎⽤デザイン思考 ‧デザイン思考の壁を壊す ‧IA/UI/UXの定⽯の守破離 ‧前提を疑い、俯瞰する 27 ハッカー集団がプロダクト開発3本の⽮を実現する クラフト ‧プロダクトを⾃ら作る ‧尊⼤な壁を作らず、ともに希求し、
考案し、創造する ‧⾼い職業倫理(クラフトマンシップ) 『発想する会社!』2002 ヴァルター‧グロピウス『バウハウス ⾔』1919 (前略) 建築家、彫刻家、画家、我々全員が、⼿⼯業に戻らねばならない!なぜ なら、「職業としての芸術」は存在しないからである。芸術家と⼿⼯業者の間 に本質的な差異はない。芸術家は、⾼められた⼿⼯業者である。天の恩寵は、 彼の意思の彼⽅で、希なる光に瞬き、芸術は無意識に彼の⼿仕事から花開く。 だからこそ、⼿⼯にかかる基礎は全ての芸術家にとって不可⽋なものなのだ。 そしてそこに創造的造形の源泉がある。 だから、⼿⼯業者と芸術家の間に尊⼤な壁を築いて、不当にも階級を区別する ようなことはせず、⼿⼯業者の新しいギルドを結成しよう!建築と彫刻そして 絵画のもつすべてがひとつの形となる未来の新建築を、ともに希求し、考案 し、創造しよう。⼿⼯業者のあまたの⼿によって⽣まれたその新建築は、天空 に向かってそびえることだろう。新たな来るべき信念が結晶した象徴として。 https://scrapbox.io/akiroom/バウハウス ⾔
プロダクト開発3本の⽮ ハッカー集団 どこへ⾏く?
Helpfeel開発部の未来
30 Vision ⼈の好奇⼼は無限⼤であり、テクノロジーの可能性も無限に広がっています。 私たちは⼈にとってスムーズで頼もしい両者の関係を設計することで、 ⼈間の思考とコミュニケーションを加速します。 テクノロジーの発明により、⼈の可能性を拡張する Human Empowerment Technology
31 Human Empowerment Technology テクノロジーの発明により、⼈の可能性を拡張する テクノロジーの発明 ⼈の可能性を拡張 ⽣成AIを中⼼に新しい技術が⽣まれる 新しい技術をより利⽤可能にする 技術と⼈間を接続する
最終的に⼈を変えていく できることを増やす 新しい未来を提供する Augmented Human 具体的な実現の話と未来像は この後のセッションをお楽しみください!
32 最近感じている宿題 できることがどんどん増えている v0.devやbolt.newでのモックアップ/プロダクト制作 CopilotやCursorやDevinによる開発 Stable DiffusionやMidjourneyの画像⽣成 SunoやUdioによる⾳楽⽣成 ChatGPTやClaudeやGeminiといった統合AI環境 進化の速度(できることの増える速度)も加速している
MCPやA2Aは進化を加速する シンギュラリティや寿命脱出速度の到達も近い? やりたいことは⾜りるか できることが加速し過ぎて やりたいことが不足する未来 ユーザーにやってみたい と思わせる 魅力的なインタラクションデザイン 透明なデザイン vs 体験指向ソフトウェア やり⽅に辿り付けるのか できることが多すぎて逆に迷子になる CLIやスマートスピーカーのように 事前知識を要求するインタフェース 適切に提案〜到達するインタフェース 懇親会でぜひ議論しましょう
33 Helpfeel開発部の「未来」 次の12ヶ⽉の⽬標 ハッカーマインドを持ち 困難な過程そのものを楽しむ 難しさを楽しめる時間は ⼈類にとって最後かもしれないので ハッカーを楽しむ
Join us ! Hackers! 我こそはと思う⽅は是⾮ご応募ください! 気になる点や相談したい⽅はカジュアル⾯談も歓迎! ⾯接合否と関係なく気軽に質問していただけます。 https://corp.helpfeel.com/ja/recruit Gyazo Cosense
Helpfeelの3つの旗のもと、 あなたの技術で⼈を助けて世直ししたい⼈はぜひご応募ください。