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アジャイルチームが変化し続けるための組織文化とマネジメント・アプローチ / Agile man...

KAKEHASHI
January 08, 2025

アジャイルチームが変化し続けるための組織文化とマネジメント・アプローチ / Agile management that enables ever-changing teams

Regional Scrum Gathering Tokyo 2025
https://2025.scrumgatheringtokyo.org/
での登壇資料です

KAKEHASHI

January 08, 2025
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Transcript

  1. 小田中 育生(おだなか いくお) 株式会社ナビタイムジャパンでVP of Engineeringを務め、 2023年10月にエンジニアリングマネージャーとして株式会社カケハシに ジョイン。 新規事業のプロダクト開発チームyabusameと Musubi

    AI在庫管理の開発チームhakariのEMを兼任。 著書: • いちばんやさしいアジャイル開発の教本 • アジャイルチームによる目標づくりガイドブック ブログ: dora_e_m|note X: @dora_e_m
  2. 小田中 育生(おだなか いくお) 株式会社ナビタイムジャパンでVP of Engineeringを務め、 2023年10月にエンジニアリングマネージャーとして株式会社カケハシに ジョイン。 新規事業のプロダクト開発チームyabusameと Musubi

    AI在庫管理の開発チームhakariのEMを兼任。 著書: • いちばんやさしいアジャイル開発の教本 • アジャイルチームによる目標づくりガイドブック ブログ: dora_e_m|note X: @dora_e_m
  3. © KAKEHASHI Inc. 僕たちのジャーニー SPFフェーズ PoCフェーズ コラボフェーズ とにかく早くMVPを世に 出して仮説検証を始めたい 高速に仮説検証サイクルを

    まわしたい 大規模チームとコラボしながら開 発したい yabusame コラボ先 SPFするかMVPで仮説検証し、 PMFを追求、そして新たに浮上した仮説に基づいた 既存プロダクトの改善といった 2度のフェーズ変化を体験
  4. © KAKEHASHI Inc. しなやかな医療体験の実現を目指して SAM Serviceable Available Market SOM Serviceable

    Obtainable Market カケハシの既存プロダクトが獲得した市場 僕たちは、その外側にある新しい市場を めがけてプロダクトを作っていた 既存プロダクト yabusameが つくるプロダクト 新しい市場
  5. © KAKEHASHI Inc. 仮説検証を始めるため MVPをASAPで出したい PdM SAM Serviceable Available Market

    SOM Serviceable Obtainable Market 既存プロダクト yabusameが つくるプロダクト 新しい市場
  6. © KAKEHASHI Inc. インセプションデッキ(一部) われわれはなぜここにいるのか • XX事業の推進へ貢献するため • プロダクトやチームの枠を超えたプロフェッショナル集団であるため •

    上記のためには、手段を問わない エレベーターピッチ • 我々は、事業拡大に向けて患者さん/薬局/医薬品卸/製薬会社/国といった各ス テークホルダーへの提供価値を最大化します。 • 具体的には、不確実性が高い中で、テクノロジーとドメインに関する深い知識や経験を もって、チーム内でも高速に仮説検証のサイクルを回しながら、そこで得た学びを社内外 に還元していきます
  7. © KAKEHASHI Inc. インセプションデッキ(一部) われわれはなぜここにいるのか • XX事業の推進へ貢献するため • プロダクトやチームの枠を超えたプロフェッショナル集団であるため •

    上記のためには、手段を問わない エレベーターピッチ • 我々は、事業拡大に向けて患者さん/薬局/医薬品卸/製薬会社/国といった各ス テークホルダーへの提供価値を最大化します。 • 具体的には、不確実性が高い中で、テクノロジーとドメインに関する深い知識や経験を もって、チーム内でも高速に仮説検証のサイクルを回しながら、そこで得た学びを社内外 に還元していきます
  8. © KAKEHASHI Inc. スクラム Daily Scrum Sprint Review Sprint Retrospective

    1-week Sprint Product Backlog (PBL) Sprint Planning
  9. © KAKEHASHI Inc. 毎日、みんなで話し合う Product Backlog (PBL) PdMs 観点 エンジニア

    観点 PdMsもデザイナーもエンジニアも、毎日集まってちょっとずつリファインメントを 実施していきました
  10. © KAKEHASHI Inc. まいにちリファインメント Daily Scrum 1-week Sprint Product Backlog

    (PBL) Sprint Planning Refinement Sprint Retrospective Sprint Review
  11. © KAKEHASHI Inc. トランクベース開発 Image from https://trunkbaseddevelopment.com/ (Accessed on 2024-06-30)

    仮説を素早く検証するために、トランクベース開発を採用
  12. © KAKEHASHI Inc. スプリント中に何度もリリース Daily Scrum Sprint Review Sprint Retrospective

    1-week Sprint Product Backlog (PBL) Sprint Planning Deploy to production
  13. © KAKEHASHI Inc. スプリント中のリリースのデモを実施 Daily Scrum Sprint Review Sprint Retrospective

    1-week Sprint Product Backlog (PBL) Sprint Planning Deploy to production ほぼ毎回ステークホルダーが参加し、 動くソフトウェアに対してのフィードバックを実施
  14. © KAKEHASHI Inc. Daily Scrum Sprint Review Sprint Retrospective 1-week

    Sprint Product Backlog (PBL) Sprint Planning ふりかえり
  15. © KAKEHASHI Inc. 僕たちの戦略 SAM Serviceable Available Market SOM Serviceable

    Obtainable Market カケハシの既存プロダクトが獲得した市場 僕たちは、その外側にある新しい市場を めがけてプロダクトを作っていた 既存プロダクト yabusameが つくるプロダクト 新しい市場
  16. © KAKEHASHI Inc. 行動変容する顧客を増やす戦略へ SAM Serviceable Available Market SOM Serviceable

    Obtainable Market 新規プロダクトのフィーチャーを 既存プロダクトに取り込むことで 市場拡大、顧客の行動変容を目指す 既存プロダクト yabusameが つくるプロダクト 新しい市場 既存市場を 強化
  17. © KAKEHASHI Inc. ぼくたちのインセプションデッキ われわれはなぜここにいるのか • XX事業の推進へ貢献するため • プロダクトやチームの枠を超えたプロフェッショナル集団であるため •

    上記のためには、手段を問わない エレベーターピッチ • 我々は、事業拡大に向けて患者さん/薬局/医薬品卸/製薬会社/国といった各ス テークホルダーへの提供価値を最大化します。 • 具体的には、不確実性が高い中で、テクノロジーとドメインに関する深い知識や経験を もって、チーム内でも高速に仮説検証のサイクルを回しながら、そこで得た学びを社内外 に還元していきます
  18. © KAKEHASHI Inc. これ われわれはなぜここにいるのか • XX事業の推進へ貢献するため • プロダクトやチームの枠を超えたプロフェッショナル集団であるため •

    上記のためには、手段を問わない エレベーターピッチ • 我々は、事業拡大に向けて患者さん/薬局/医薬品卸/製薬会社/国といった各ス テークホルダーへの提供価値を最大化します。 • 具体的には、不確実性が高い中で、テクノロジーとドメインに関する深い知識や経験を もって、チーム内でも高速に仮説検証のサイクルを回しながら、そこで得た学びを社内外 に還元していきます
  19. 小田中 育生(おだなか いくお) 株式会社ナビタイムジャパンでVP of Engineeringを務め、 2023年10月にエンジニアリングマネージャーとして株式会社カケハシに ジョイン。 新規事業のプロダクト開発チームyabusameと Musubi

    AI在庫管理の開発チームhakariのEMを兼任。 著書: • いちばんやさしいアジャイル開発の教本 • アジャイルチームによる目標づくりガイドブック ブログ: dora_e_m|note X: @dora_e_m
  20. © KAKEHASHI Inc. 僕たちのジャーニー SPFフェーズ PoCフェーズ コラボフェーズ とにかく早くMVPを世に 出して仮説検証を始めたい 高速に仮説検証サイクルを

    まわしたい 大規模チームとコラボしながら開 発したい yabusame コラボ先 SPFするかMVPで仮説検証し、 PMFを追求、そして新たに浮上した仮説に基づいた 既存プロダクトの改善といった 2度のフェーズ変化を体験
  21. © KAKEHASHI Inc. つくりあげたインセプションデッキ われわれはなぜここにいるのか • XX事業の推進へ貢献するため • プロダクトやチームの枠を超えたプロフェッショナル集団であるため •

    上記のためには、手段を問わない エレベーターピッチ • 我々は、事業拡大に向けて患者さん/薬局/医薬品卸/製薬会社/国といった各ス テークホルダーへの提供価値を最大化します。 • 具体的には、不確実性が高い中で、テクノロジーとドメインに関する深い知識や経験を もって、チーム内でも高速に仮説検証のサイクルを回しながら、そこで得た学びを社内外 に還元していきます
  22. © KAKEHASHI Inc. マネージャーとしてやったこと • 目線をあわせた ◦ インセプションデッキの作成 ◦ ワーキングアグリーメントの作成

    ◦ オフサイトの実施(だいたい四半期に一回) • チームの課題・気になりを見える化した ◦ ふりかえり ◦ デイリー ◦ 1on1 • 変化に適応する体制を整えた ◦ 他チームとの連携の橋渡し ◦ 新メンバーの異動調整
  23. © KAKEHASHI Inc. 理想的な動きだったこともあれば Daily Scrum Sprint Review Sprint Retrospective

    1-week Sprint Product Backlog (PBL) Sprint Planning Deploy to production ほぼ毎回ステークホルダーが参加し、 動くソフトウェアに対してのフィードバックを実施